静寂に包まれた雪景色のなかで楽しむ雪中ソロキャンプ。通常のキャンプとは違った雰囲気と共に、特別な非日常体験ができます。
しかし、寒さや雪などのリスクを伴うため、万全な準備が必要です。
本記事では、冬のキャンプを安全かつ快適に楽しむための装備リストや、防寒・雪対策のコツを徹底解説します。そして、静かな時間を過ごせるおすすめのキャンプ場も5選紹介します。
雪中キャンプの魅力を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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雪中ソロキャンプの装備リスト

出典:o-dan
雪中ソロキャンプの装備リストを7つ紹介します。
- 冬用シュラフ
- 冬用テント
- 手袋・靴下
- スコップ
- 長靴
- 焚き火台
- ストーブ
上記のアイテムの必要性についてそれぞれ解説します。しっかりと装備の準備をした上で、雪中キャンプを楽しんでみてください。
①冬用シュラフ
②冬用テント
雪中ソロキャンプでは、冬用テントが快適な生活の鍵です。寒冷地での使用を想定した冬用テントは、優れた断熱性と耐久性を備え、寒風や降雪から身体を守ってくれます。
冬用テントでは「ダブルウォール」を選ぶようにしましょう。ダブルウォールタイプは結露を防ぎ、テント内を快適に保つので、雪中キャンプで活躍します。
さらに、テントの耐風性能も重要です。フレーム素材にアルミ合金が使用されているテントは、強風や吹雪でも倒れにくくなっています。
また、スカート付きのモデルは、テント周囲の隙間を覆ってくれます。隙間風の侵入も防げるので、室内の温度を逃しません。
上記の条件を意識した正しいテント選びで、冬の大自然を安全かつ快適に楽しんでください。
③手袋・靴下
雪中ソロキャンプでは、手袋と靴下が快適さを左右します。手足は冷えやすい部位のため、適切な防寒対策を行わないと体温が奪われる原因になるのです。
手袋は防風性と防水性が高い素材を選びましょう。ゴアテックスやナイロン製のモデルは、冷気や水分の侵入を防ぎ、長時間の作業に適しています。
靴下は保温性と通気性のバランスが重要です。ウール素材は断熱効果が高いだけでなく、汗を吸湿発散して蒸れを防いでくれます。
適切な手袋と靴下を準備することで、寒さに負けず雪中キャンプを楽しめます。できれば予備を用意しておくと、濡れた場合でも安心です。
④スコップ
雪中ソロキャンプでは、スコップが必須のアイテムです。雪をスコップで掘れば、テントの設営場所を整えたり、風除けの壁を作ったりできます。
さらに、緊急時にはスコップで雪をどかして避難したり、シェルターを掘ったりすることも可能です。そのため、一個は準備しておいてください。
雪用スコップを選ぶ際は、軽量で耐久性があるモデルを選びましょう。アルミニウム素材が主流で、軽さと強度を兼ね備えています。
また、握りやすいグリップや広めのシャベル部分があると、作業効率を高めてくれます。コンパクトに収納できるモデルを選ぶと、持ち運びもしやすいのでおすすめです。
⑤長靴
長靴は足元を守るために欠かせない装備です。防寒性や防水性に優れた長靴は、雪の中でも快適に歩けるだけでなく、足の冷えや濡れを防いでくれます。
長靴を選ぶ際は、内側が断熱素材で覆われているものがおすすめです。ウールやフリースのライナー付きであれば、保温性が高く、長時間の活動でも冷えを感じにくくなります。
さらに、滑り止めのソールが採用されている長靴であれば、雪の上でも快適に移動ができます。雪中キャンプの移動や作業が快適になるので、必ず持っていきましょう。
⑥焚き火台
雪中ソロキャンプにおいて焚き火台は欠かせないアイテムです。焚き火は暖を取るだけでなく、調理にも使える万能なアイテムになります。
コンパクトで持ち運びやすく、安定性に優れた焚き火台を選ぶことが重要です。また、風防機能が付いたモデルであれば、風が強い雪中でも効率的に燃焼させられます。
五徳が付属しているモデルを選べば、そのまま調理にも使用できます。ポカポカと温まりながら調理ができるのでおすすめです。
使用する際は周囲との距離を十分に確保し、焚き火シートを使用してください。火事やマナーに気を付け、雪中キャンプでの焚き火タイムを楽しみましょう。
⑦ストーブ
ストーブも雪中キャンプを快適に過ごすための重要な装備です。ストーブはテント内であったり調理中だったりと、さまざまな場面で活躍してくれます。
選ぶ際は、ストーブの大きさや重量を意識して選びましょう。設置スペースや移動の負担を考慮して選ぶと、後々後悔しません。
また、安全性についても重視してみてください。安全装置付きのストーブを選ぶと、万が一の場合でも火事を防いでくれます。
しかし、テント内で使用する際は、一酸化炭素チェッカーを設置し、十分にスペースを確保して使いましょう。適度に換気をしておくことで、一酸化炭素中毒も防げます。
雪中ソロキャンプを楽しむためのコツ

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雪中ソロキャンプを楽しむためのコツを紹介します。
- 天候と積雪状況の確認
- 防寒と暖房の工夫
- 火器の使用に注意
それぞれのポイントについて詳しく解説します。初めて雪中キャンプに挑まれる方は、絶対に確認しておきましょう。
天候と積雪状況の確認
雪中ソロキャンプを安全に楽しむためには、事前の天候と積雪状況の確認が必須です。天候や積雪が予想外に変化すると、装備の準備不足につながる可能性があります。
特に積雪量が多い地域では、注意が必要です。足元が埋もれる深さの雪や、吹雪による視界不良は移動や設営の妨げとなります。
寒波や強風の予報が出ている場合は、無理に出発せず、計画を変更することも視野に入れておくと良いです。キャンプを中止することも、自分の身を守るために大切な行動になります。
そのため、最新の天気予報とキャンプ地の積雪情報を確認し、状況に応じた計画を立てることが重要です。天候や積雪状況をリアルタイムで確認できるアプリやウェブサイトを活用するようにしましょう。
防寒と暖房の工夫
雪中ソロキャンプを快適に楽しむためには、防寒と暖房の工夫が欠かせません。寒さは体力を奪い、集中力を低下させるだけでなく、低体温症などのリスクも高めます。そのため、効果的な防寒対策と適切な暖房器具の使用が重要です。
雪中キャンプの防寒の基本は、レイヤリングです。重ね着をすることで、空気の層が断熱材となり、体温を効率よく保てます。
吸湿性・保温性に優れたインナーウェア、中間着にはフリースやダウン、アウターには防風・防水性のあるジャケットを選びましょう。首元や手足の冷えを防ぐために、ネックウォーマーや手袋、靴下も忘れずに準備してください。
また、暖房器具の選択も快適なキャンプの鍵です。ストーブや湯たんぽなどの暖房器具を活用することで、テント内や就寝時の暖かさを確保できます。
テント内には断熱シートやマットを敷いて、地面からの冷気を遮断するのも効果的です。これらの工夫で、寒さも楽しみながら快適に雪中キャンプを満喫できます。
火器の使用に注意
雪中ソロキャンプで火器を使用する際には、十分な注意が必要です。火器は調理や暖房で重要な役割を果たしますが、取り扱いを誤ると事故やケガにつながるリスクがあります。
特に雪中キャンプでは、低温や湿気の影響で着火や燃焼に支障が出ます。少しの不注意で火が燃え移り、火事を引き起こしてしまう可能性があるのです。
先ほども紹介したように、周囲のアイテムとの距離を十分に話すようにしてください。そして、必ず平坦で安定した場所に設置しましょう。
火器が転倒することを防ぎ、周囲のものに燃え移らせないために重要なポイントです。
また。テント内で火器を使用する際は、一酸化炭素中毒を防ぐ必要があります。十分な換気を確保し、専用の警報器を併用すると安心です。
火器は便利な反面リスクも伴うため、慎重に取り扱いましょう。
雪中ソロキャンプができる静かなキャンプ場5選!

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雪中ソロキャンプができる静かなキャンプ場を5つ紹介します。
- 層雲峡オートキャンプ場
- おおぐて湖キャンプ場
- 当麻山キャンプ場
- ふくしま県民の森フォレストパークあだたら
- 北軽井沢スウィートグラス
上記のキャンプ場であれば、美しい景色のなかでアウトドアを満喫できます。雪中キャンプに挑戦したい方は、これらの場所に訪れてみてはいかがでしょうか。
①層雲峡オートキャンプ場

出典:層雲峡オートキャンプ場
層雲峡オートキャンプ場は、北海道の大自然を満喫できる貴重なスポットです。大雪山系黒岳の麓に位置し、静寂と自然美が広がっています。
そして、近隣には石狩川が流れ、川のせせらぎをBGMに過ごす贅沢なひと時を楽しめるのも魅力です。静寂のなかで美しい自然音を感じられれば、日常の疲れも緩和されます。
また、野生動物と出会える点も魅力的なポイントです。シカやウサギといった動物が生息しており、非日常的な体験ができます。
国道39号沿いにあるためアクセスが良好で、買い出しなどにも便利です。自然豊かな環境で心休まる雪中ソロキャンプを楽しんでみてください。
項目 | 詳細 |
---|---|
住所 | 〒078-1711 北海道上川郡上川町清川 |
電話番号 | 01658-5-3368 |
チェックイン | 13:00~21:00 |
チェックアウト | ~10:00 |
URL | 層雲峡オートキャンプ場 |
駐車場 | 有り |
②おおぐて湖キャンプ場

出典:なっぷ
おおぐて湖キャンプ場は、冬キャンプ愛好家に人気のスポットです。標高730mの湖畔に位置し、幻想的な雪景色と静寂のなかで特別なキャンプが楽しめます。
湖畔サイトにはAC電源が備え付けられ、電気ストーブやホットカーペットの使用も可能です。そのため、極寒のなかでも快適に過ごせます。
また、林間サイトや湖畔サイトなど、選べるロケーションが多彩な点も特徴です。ソロからグループまで幅広いスタイルのキャンプに対応しています。
キャンプのほか、バンガローや貸別荘の利用も可能です。自分のスタイルに合わせてスタイルを変えられるので、長く通い続けられるキャンプ場でしょう。
項目 | 詳細 |
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住所 | 〒399-2201 長野県下伊那郡下條村睦沢7144 |
電話番号 | Tel: 0260-27-2265 Mobile: 080-7558-3772 |
チェックイン | 14:00~(アーリーチェックインプランあり) |
チェックアウト | ~11:00(レイトチェックアウトプランあり) |
URL | おおぐて湖キャンプ場 |
駐車場 | 車乗り入れ可能なサイトを含む駐車場有り |
③当麻山キャンプ場

出典:当麻山キャンプ場
④ふくしま県民の森フォレストパークあだたら

出典:フォレストパークあだたら
フォレストパークあだたらは、初心者から上級者まで楽しめる高規格キャンプ場です。福島駅から車で約50分とアクセスしやすく、設備が充実しています。
キャンプ場の敷地内には天然温泉があり、何度でも無料で利用可能です。肌がすべすべになると評判の湯で、心も体もポカポカになります。
そして、タープやグリル、焚き火台などの充実したレンタル用品も利用できます。そのため、初めて雪中キャンプをされる方にもぴったりです。
また、夜間は星空観賞が楽しめるように、照明が控えめに設計されています。満点の星空が眺められるフォレストパークあだたらで、幻想的な体験をしてみてはいかがでしょうか。
項目 | 詳細 |
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住所 | 〒969-1302 福島県安達郡大玉村玉井字長久保68 |
電話番号 | 0243-48-2040 |
チェックイン | 13:00~18:00 |
チェックアウト | 8:00~11:00 |
URL | フォレストパークあだたら |
駐車場 | 乗用車、トレーラー、キャンピングカー、バイクが乗り入れ可能 |
⑤北軽井沢スウィートグラス

出典:北軽井沢スウィートグラス
北軽井沢スウィートグラスは、冬でも快適に過ごせるキャンプ場です。広々としたサイトや可愛らしいコテージ、薪使い放題、すのこの無料貸し出しなど、サービスが充実しています。
温水が使える炊事場や暖房付きトイレも完備されています。テントやタープ、チェアなど、必要なキャンプ道具もレンタルできるので、初心者キャンパーでも心配いりません。
また、予約制の貸切風呂が利用できるのもおすすめポイントです。薪で焚いたお湯を楽しめるので、日常の疲れを癒せます。
このように北軽井沢スウィートグラスは、自然のなかで快適に過ごすための工夫が詰まったキャンプ場です。一度訪れればきっとリピーターになるでしょう。
項目 | 詳細 |
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住所 | 〒377-1412 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-4448 |
電話番号 | 0279-84-2512 |
チェックイン | 13:00 |
チェックアウト | 〜12:00 |
URL | 北軽井沢スウィートグラス |
駐車場 | 乗用車対応(サイトごとに乗り入れ可能な場所あり) |
冬は雪中ソロキャンプで静かに過ごそう

出典:o-dan
雪中ソロキャンプは、厳しい寒さのなかで大自然と向き合う特別な体験です。防寒対策を徹底した装備と慎重な計画が、快適で安全なキャンプの鍵となります。
本記事で紹介した冬用装備リストを活用し、体温管理や安全性を確保しながらキャンプに挑むと良いです。キャンプ中の不安や事故を減らすことができます。
上記で取り上げたキャンプ場では、雪景色のなかでアウトドア体験が可能です。冬ならではの幻想的な景色とともに特別な体験を楽しんでください。