ペグが打てない場所でタープテントを設営したとき、風に煽られズレたり転倒したり危険な目に遭った経験はありませんか?
そんなときの安全対策におすすめしたいのが「タープテント用の重り(ウエイト)」。
タープテント用の重りがあれば、ペグが打てないアスファルトや砂浜でも支柱に取り付けることで安定感が大幅にアップし、風の強い日でも安心して使用することが可能です。
そこで今回は、安定感を劇的アップさせる「タープテント用重り(ウエイト)」の選び方やおすすめ商品、また100均やホームセンターで買える代用アイテムまで網羅してご紹介していきます!
当記事のコンテンツ
タープテント用重り(ウエイト)の選び方
出典:フィールドア公式サイト
タープテント用の重り(ウエイト)には、「種類」や「重量」などさまざまなタイプがあり、それぞれ特徴が異なるため自身の用途に合った重りを選ぶ必要があります。
そこで注目したいのが以下の3つのポイント。
- タープテント用重りの「種類」
- 安定感を左右する重りの「重量」
- 使い勝手がよくなる「便利な機能や装備品」
それぞれ詳しく解説していきます。
ポイント①タープテント用重りの「種類」をチェックしよう!
タープテント用の重りには、おもに「金属製ウエイト」と「注入式ウエイト」の2種類があります。
種類 | メリット & デメリット |
金属製ウエイト | ◎ 丈夫で重量があり安定感に優れる ○ 積み重ねて重量の調整ができる △ 重くかさばり持ち運びが大変 |
注入式ウエイト | ◎ 水や砂などを重りとして使用できる ○ 未使用時は水や砂を抜くことで軽く持ち運びできる △ 金属製に比べ破損しやすい |
鉄やセメントなどを重りとした金属製ウエイトは、丈夫で重量があるため「安定感を重視したい方」におすすめ。
持ち運びには不向きとなりますが、積み重ねても安定するよう加工が施されているので、タープテントのサイズや風の状況に応じて重りを調整できるのがポイントです。
出典:Amazon
また注入式ウエイトは、現地で調達できる水や砂を利用し重りとするので使い勝手がよく、未使用時は軽く持ち運び出来るのが大きなメリット。
そのなかで注入式には「タンク型」と「バッグ型」があり、特にバッグ型は薄くコンパクトに折りたたんで収納できるので「携帯性を重視したい方」におすすめです。
ポイント②何キロが最適?安定感を左右する重りの「重量」に注目!
出典:フィールドア公式サイト
タープテントの安定感を高めるには、重りの重量選びも重要なチェックポイントとなります。
一般的に、「支柱一本につき約10kg前後」が目安とされており、タープテントのサイズや設営場所、また風の状況などに合わせて最適な重量に調整する必要があります。
重量が重いほど安定感に優れますが、重くなるほど持ち運びが大変となるため、5kg程度の重りを積み重ねて調整したり注入式の重りにすることで持ち運びしやすくしたり、取り扱いに負担の少ない重りの重量を選ぶとよいでしょう。
ポイント③使い勝手が良くなる「便利な機能や装備品」をチェックしよう!
出典:Amazon
タープテント用の重りを選ぶときは、使い勝手が良くなる「便利な機能や装備品」もチェックするとよいでしょう。
- ベルクロテープ(マジックテープ)付きだと支柱にしっかり固定できる
- ハンドル付き(取っ手)だと持ち運びしやすい
- 錆びやすい金属製でもポリエチレンなどの外枠があれば水に濡れても安心
- 固定用のヒモ通し穴があれば、よりしっかり支柱に固定できる
- ガイロープ(張り綱)も固定できれば幅広いテントやタープに対応できる
上記のような機能や装備品があればより快適性が向上するので、種類や重量を選ぶのと同時にぜひチェックしてみてくださいね。
簡単に組み立てできるタープテント(ワンタッチタープ)については、こちらの記事をご参考に!
【金属製】おすすめのタープテント用重り(ウエイト)
それではここから、おすすめのタープテント用重り(ウエイト)を「種類別」にご紹介していきます。
まずは安定感に優れた「金属製」からチェックしていきましょう。
おすすめ①クイックキャンプ テント・タープ用マルチウエイト 6kg
水や砂の充填要らずですぐに固定できるクイックキャンプのマルチウエイト。
ひとつで6kgの重量があり、積み重ねてもズレない形状をしているので好みの重量に調整して使用することができます。
支柱をしっかり固定するほか、ガイロープ(張り綱)やゴールフレームも固定できるので幅広い用途に使用可能。
持ち運びに便利なハンドル付きなので移動時も楽々です。
サイズ | 直径24×高さ10.5cm |
重量 | 約5.7〜6.0kg(1個) |
材質 | 外枠:ポリエチレン、充填物:セメント及び鉄 |
クイックキャンプ テント・タープ用マルチウエイト6kgの購入者レビュー
・重ねて使う時でも凹凸があるのでズレなくて良い。2枚を180度反転させて重ねると全方向に対して抜けなくなるので安心感がある。
・持ち運びしやすく安定感があり使いやすい。
おすすめ②フィールドア タープテント用ウエイト 5kg×4セット
出典:Amazon
ペグが打てない場所でもしっかり固定することができるフィールドアのタープテント用ウエイト。
アスファルトや砂浜などに設置したときの風対策に大活躍します。
出典:Amazon
積み重ねてもズレない形状をしており、互い違いに挟み込むよう重ねることで支柱が抜けることなくしっかり固定することが可能。
ポリエチレン製の外装で雨に濡れても錆びることなくお手入れも簡単です。
サイズ | (約)φ24.5×7.5cm |
重量 | 約5kg(1個あたり) |
材質 | ポリエチレン(内容物/セメント化合物) |
フィールドア タープテント用ウエイト5kg×4セットの購入者レビュー
・ひとつが5kgなので移動が楽で、重ね置きができ風の強さに応じて調整ができて便利です。
・コンパクトなのに適度な重量があり、外側がプラスチックで覆われているので見た目もよく汚れてもひと拭きでキレイになります。
おすすめ③シナノテント 鋳鉄製おもり STウエイト20kg×4セット
出典:Amazon
重量20kgでガッチリ支柱を固定することができるシナノテントの鋳鉄製ウエイト。
レッグキャッチ(支柱を挟む間口)が50mmと広く径の太い支柱でも使用でき、固定用のヒモが付属しているので安定感に優れます。
出典:Amazon
左右2箇所にハンドルを設けているので両手でしっかり握ることができ、安全に移動することが可能。
上下を凹凸構造にすることで重ね置きがしやすく、タープテントをしっかり固定したいときに最適です。
サイズ | (約)直径250×高さ90mm |
重量 | 約20kg |
材質 | 鋳鉄製/シルバー3重塗装 |
シナノテント 鋳鉄製おもり STウエイト20kg×4セットの購入者レビュー
・ロープでの結束がしやすく、20kgの重さが安定感抜群!
・大型テントに使用。台風でもびくともしませんでした。
【注入式】おすすめのタープテント用重り(ウエイト)
ここからは、持ち運びに便利な「注入式」のおすすめをご紹介していきます。
おすすめ①バンドック タープウエイト 8kg
出典:バンドック公式サイト
水を入れ支柱に挟み込むように取り付けるバンドックのタンク型タープウエイト。
満水にすることで8kgの重りとなり、ペグの打てない場所でもしっかり固定することができます。
出典:バンドック公式サイト
ポリエチレン製のタンク型で未使用時は約760gと非常に軽く、手軽に持ち運ぶことが可能。
携帯性を重視したタープウエイトをお探しの方におすすめです。
サイズ | (約)235×235×250mm |
重量 | 約760g |
材質 | ポリエチレン |
バンドック タープウエイト 8kgの購入者レビュー
・コスパもよくて、水が入っていないときはとても軽い素材です。
・キャンピングカーのサイトオーニングにも使えるサイズなのでこの夏活躍しそう。
おすすめ②daim タープテント用マルチウエイト バンドテープ付き 10L×4個入り
出典:Amazon
レジャーやガーデニング用品を手掛ける「daim」の注水式タープテント用重り。
満水にすることで10kgの重りとなり、バンドテープでしっかり支柱に固定することができます。
出典:Amazon
取っ手が付いているので持ち運びしやすく、未使用時はコンパクトに折り畳めるのが嬉しいポイント。
10L×4個セットでありながら手軽な価格で購入でき、携帯性やお値段重視のタープウエイトをお探しの方におすすめです。
サイズ | (約)直径20×高さ32cm |
重量 | ー |
材質 | PVC、AAS、エラストマー、PP |
daim タープテント用マルチウエイト バンドテープ付き 10L×4個入りの購入者レビュー
・低価格でしっかりと重りになるので良かったです。デザインもシンプルで満足しています。
・そこそこ強い風が吹いても安心して使えます。保険としての必要出費だと思います。
おすすめ③キャプテンスタッグ タープ&パラソル用ウォーターウエイト10kg
タープテントやパラソルの重りとして使用できるキャプテンスタッグの注水式タンク型ウォーターウエイト。
積み重ねができるので、タープテントの大きさや風の強さに応じて重りを調整することができます。
ハンドルが付いているので持ち運びしやすく、持ち手にロープを固定して使用することも可能。
40mm径までの支柱フレームに取り付けることができ、最大3段まで積み重ねることができます。
サイズ | 使用時:(約)幅400×奥行400×高さ270mm 収納時:(約)400×400×140mm |
重量 | 約900g |
材質 | 本体:ポリエチレン(耐熱温度80度) パラソルネジキャップ:ポリプロピレン(耐熱温度120度) |
キャンプテンスタッグ タープ&パラソル用ウォーターウエイト10kgの購入者レビュー
・普段は水や砂を抜いておけるので非常に軽量で便利です。
・樹脂製で水を入れたら思いのほか重くて地面に落としてしまいましたが、割れたりせず丈夫に出来ています。
おすすめ④ロゴス テントウエイトバッグ(4pcs)
出典:ロゴス公式サイト
水や砂を入れることで重りになるロゴスの注入式バッグ型テントウエイト。
現地で調達した砂や石、水を注入したウォーターコンテナ(別売り)を入れ固定することができます。
出典:ロゴス公式サイト
付属のベルクロテープで支柱にしっかり固定できるほか、リングも付いているのでロープやループに繋げることも可能。
バッグ型なので未使用時は軽量コンパクトに収納でき持ち運びが便利です。
サイズ | (約)直径30×高さ30cm |
重量 | (約)190g×4pcs |
材質 | ポリエステル |
ロゴス テントウエイトバッグ (4pcs)の購入者レビュー
・思っていたより大きいので砂をいっぱいにすると持つのが大変ですが造りはしっかりしてます。
・とても使いやすくて便利です。買ってよかった!
100均やホームセンターで入手できる重りの代用アイテム
タープテントの重りは、100均ショップやホームセンターで入手できる「折りたたみタンク」で代用することが可能です。
タープテント専用の重りに比べ支柱に取り付ける工夫が必要となりますが、注水バッグ型に起こりやすくデメリットでもある使用途中に重りが破損したときでも一時的な代用として使うことができます。
公式通販ダイソーネットストア 折りたたみウォータータンク(10L)はこちらから!
また、もっと手軽に代用するならペットボトルも効果的です。
2Lサイズのペットボトルに砂を容量いっぱいまで詰め込むと約3〜5kgほどの重量となり、荷造り用のベルクロテープなどで固定すれば緊急時の代用アイテムとして使用することができます。
まとめ
今回は、ペグが打てない場所でもタープテントをしっかり固定することができる「重り(ウエイト)」についてご紹介してみました。
アスファルトや砂浜などペグが打てない場所にタープテントを設営したときでも、支柱に重りを取り付けることで安定感が増し強い風が吹いてもズレや転倒を防ぎ安心して使用することができます。
今回紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、タープテント用重りを取り入れ安全なアウトドアライフを楽しんでみてくださいね!