キャンプといえば春~秋に行うイメージがありますが、冬のキャンプも魅力たっぷりです。虫も少なく、隣のサイトとギリギリでテントを張るような人混みもありません。
のんびりゆったりとキャンプを楽しめます。
空気も澄んでいて晴れた夜の星空は格別。焚火やホットコーヒーで温まりながら星空を満喫するのも気分がいいですよ。
でも冬キャンプの装備は持っていないし、新しく買い揃える余裕がないこともありますよね。
今回の記事は冬キャンプ初心者の方へ向けて、寒さ対策をまとめました!
まずは冬キャンプの注意点をご覧ください。
当記事のコンテンツ
冬キャンプの注意点
年々キャンプを始める人の増加と共に冬キャンプをする人も増えていますが、冬キャンプには注意点がいくつかあります。
全くキャンプを楽しめなかったという経験にならないよう、気を付けるべきポイントをお伝えします。
寒さ対策を万全に
冬のキャンプの寒さには要注意です。日が落ちた後、夜から朝にかけて気温がぐっと下がります。0℃を下回ることも珍しくありません。
体が冷え切って夜全く眠れなかったり、時には低体温症になる危険性もあります。寒さ対策についてはノウハウの項目で紹介しています。
特に寒がりの人や冷え性の人は、一度体が冷えると再度温まるのに時間がかかります。十分すぎるほどの寒さ対策をおすすめします。
冬場の乾燥で火の元に注意
冬は空気が乾燥しているので焚火やストーブを使うときは、火事にならないよう十分注意しましょう。眠る前も火の処理が完全に終わっていることを確認してから、テントに入るようにしてください。
ですが冬の焚火はやはり格別なので、気をつけながら楽しみましょう!
一酸化炭素中毒に気を付けて
冬キャンプで暖をとる手段として石油ストーブや薪ストーブを使用しているキャンパーさんもいますよね。使用する際には換気が必ず必要です。一酸化炭素中毒になる危険性も忘れてはいけません。
ストーブは暖かくて心地がいいですがリスクもあるので、初めて冬キャンプをするときは安全に使用できる他のアイテムもチェックしてみてください。
冬キャンプのノウハウ5選
寒い時期に使いやすいテントや石油ストーブなどは少しお値段も張り、アイテムを全て揃えるべきか躊躇してしまうこともあると思います。
初心者でもすぐに試せる冬キャンプのノウハウと、買うべきアイテムを一緒にご紹介します。
電源付きサイトであったかキャンプ
初心者の冬キャンプにはAC付き電源サイトでのキャンプを強くおすすめします!
普段自宅で使用している暖房器具も使えて、火を扱わないので安心です。ポータブル電源を購入する手もありますが、電源付きサイトの方がお安く済みますね。
ホットカーペットがあれば足元はポカポカ、電気毛布で就寝時もあったかい、電気ヒーターをお持ちであればテント内の空間ごと温めることができます。
子どもがいて火の取り扱いに不安がある場合は、電源付きサイトで家の中と同じように過ごせると安心ですね。
シュラフ2重orプラス毛布で夜を乗り切る
気温が特に下がる夜は、寝る時の装備が重要です。
冬用のシュラフはマイナスの気温まで耐えられる作りになっているため、冬キャンプの寝具としてあると嬉しいですが、少しお値段が気になるところ。
比較的お手頃価格で購入できる春~秋にかけて使えるシュラフを2重にして使用すると、だいぶ温かさが変わってきます。
また、シュラフの中に自宅で使用している毛布を入れて寝ると、寒さを防ぐことができます。
現在持っているもので無理なく過ごすのも、冬キャンプを楽しむポイントです。
シートを重ねて底冷えを防ぐ
地面からの冷気を防ぐだけで、寒さがかなり軽減されます。
床部分にシートを重ねるだけで、冷気をシャットアウトできます!
地面の上にグランドシートを敷き、テントを張ります。
テント内は銀マット→インナーマット→インフレータブルマット→シュラフの順でシートを重ねると冷気が伝わりにくくなります。
電源サイトであれば、ホットカーペットなどを活用してもいいですね。マットをお持ちでない方は、段ボールを敷くだけでも違うので、やってみてくださいね。
コットやエアベッドを使用して高さを出すのも寒さを防ぐ方法です。
とにかく地面から離れて、底冷え対策を取りましょう。
防寒具をバッチリ揃える
身に付けるもので自分自身の体温を保つことも重要です。
ダウンジャケットやダウンパンツは特に保温性に優れているので取り入れるといいでしょう。
肌が露出する部分がないように全身防寒しておきたいところ。
頭はニット帽、首はネックウォーマー、足元はレッグウォーマーや厚手の靴下、防寒ブーツなどで寒さ対策をばっちり行いましょう。
カイロや湯たんぽで温まる
しっかりと防寒着で対策をした上で、カイロや湯たんぽなど気軽に使えるものを使用して暖を取りましょう。
カイロは寒さが気になる部分に貼るだけで冷えを防ぎます。
足先用のカイロもあるので、冷え性の方にもおすすめです。
オイル式や充電式のカイロは何度も使用できてエコです。
充電式はカイロとしてだけではなくモバイルバッテリーやライトとしての機能も備えているため、非常時にも役立ちます。
湯たんぽはほんのり温かく、寝る前にシュラフの中に入れておけばホカホカ状態で眠りにつけます。
火を使わずに温まれるのが安心安全です。
初めての冬キャンプで買うべきアイテム
初めての冬キャンプに持っていきたい、買うべきアイテムを7つご紹介します。
なるべくローコストで冬キャンプの寒さ対策をするグッズです。
ぜひ参考にしてください。
アイリスオーヤマ ホットカーペット
サイズ | 幅約195×奥行約235㎝(3畳) |
表面材質 | ポリエステル100% |
電源 | AC100V、50/60Hz |
定格消費電力 | 740w |
シンプルな機能で使いやすいアイリスオーヤマのホットカーペット。
自宅とキャンプ場で併用できるので1枚は持っておいていいアイテム。使用前にダニ対策機能を使うことで、安心して気持ちよく使えます。
全面、右、左とスイッチ1つで温める面積を変えられて、温度調節も楽々です。
銀マット、ホットカーペット、ラグの順番で敷くと快適に過ごせます。
左右、全面に切替出来るしダニ抑制機能と長時間使用でオフになるタイマーも付いて、基本性能は押さえているので充分です。暖かく過ごせて良かった!
価格、サイズ、消費電力、操作盤(電源)の位置、シンプルな操作性、私の希望を全て満たしていて大満足です。自動電源オフ機能も、つけっぱなしで仕事に行ってしまう私には有難い機能です。他の方のレビューにあったカチカチ音は、わたしは特に気になりません。
山善 ふんわりやわらか電気掛・敷き毛布
サイズ | 縦188×横130㎝ |
重量 | 0.76㎏ |
材質 | ポリエステル |
消費電力 | 75w |
キャンプにぴったりの丸洗いOKな電気毛布です。
重量が0.76㎏というのも持ち運び安くて嬉しいですね。掛け布団にも敷布団にも使える大きめサイズで、好みに合わせて使用方法を変えられます。
ふわふわの肌触りで気持ちよく眠れますよ。
外でご飯を食べる時も、ブランケット代わりとなり、重宝すること間違いなしのアイテムです。
何度か洗っても、ゴアゴアにはなっていませんし、適当に畳んで一年しまっていてもなく断線もなく、快適です。
普通に毛布としても暖かく、触り心地が良いと思う。布団にこれ一枚追加しただけで、全く寒さを感じ無くなった
Hilander(ハイランダー)極厚20㎜アルミマット
サイズ | 約横180×縦100×厚さ2㎝ |
素材 | 発泡ポリエチレン・アルミ蒸着PETフィルム |
耐熱温度 | 約70℃ |
銀マットは様々な場所でよく見かけると思いますが、冬キャンプに持っていきたいのはなるべく厚みのあるタイプのマットです。
8㎜、10㎜、15㎜とマットの厚さも様々ですが、ハイランダーのアルミマットはなんと厚さが20㎜!
厚みがあるため他の銀マットよりも寒さを感じにくくなっています。
分厚い銀マットで底冷えを防ぎましょう。
近所のホームセンターは8mmくらいしか売ってなかったので、分厚いマットが買えて良かったです。
FIELDOOR (フィールドア)エアベッド
サイズ | 幅74×奥行185×厚さ23㎝(シングルサイズ) |
重量 | 約1.5㎏ |
耐荷重 | 約150㎏ |
材質 | PVC |
ファミリーキャンプをよくする人はエアベッドが大活躍です。
厚みがあるため地面からの冷気は伝わりませんし、シングルサイズからクイーンサイズまで選べて子どもと一緒に寝られます。
なによりふかふかベッドって子どもが喜びますよね!
キャンプでは1年中使えて、自宅でもお客様用のベッドにできるので、何かと利用しやすいのがエアベッドです。
厚みは充分です。小型のポンプでも、すぐに空気を入れる事ができました。寝心地は満足です。良い買い物でした。
空気漏れも気にせず使えて快眠できました。使用後は畳んで片付けられ、とても便利でした。
ARONA(アローナ)ダウンパンツ
メイン素材 | ポリエステル |
XS | 渡り幅31 ウエスト66-74 総丈95 股下70 股上34.5 裾幅13 |
S | 渡り幅33.5 ウエスト72-80 総丈98 股下71 股上37 裾幅13.5 |
M | 渡り幅34 ウエスト76-84 総丈102 股下73 股上38 裾幅13.5 |
L | 渡り幅34.5 ウエスト84-94 総丈103 股下75.5 股上38.5 裾幅13.5 |
LL | 渡り幅35 ウエスト94-104 総丈106.5 股下76 股上39 裾幅14 |
冬のキャンプにダウンパンツは1着持っておきたいアイテムですが、ブランド品だと1万円以上中には3万円以上の物があり、冬キャンプのためだけに購入するのは少し迷ってしまいませんか?
アローナのダウンパンツは手に取りやすい価格帯で、キャンプや釣りなどアウトドアで使用している人も多数なので、品質には信頼があります。
一度ダウンパンツを試してみたい方はぜひ検討してみてください。
真冬のキャンプでシュラフで寝るときに着用。下にアンダー下着、スウェットで、快適に眠れました。外気温はー3°。
冬本番。で、ようやくダウンパンツを使う機会がやってきました。使ってみて感動しました。インナーとしてもアウターとしても優れていると思います。常に「快適」なんです。
ALBATRE(アルバトール)スノーブーツ
メイン素材 | ポリエステル |
表地 | 合繊 |
ソール素材または裏地 | 合成ゴム(EVA・TPR) |
ヒールの高さ | 4.5㎝ |
寒さの中足元を温めるのは大事です。
また、雪が積もっている時などは、靴が濡れて足が冷えると体温低下の原因になってしまいます。
そのため靴は防水防寒タイプのスノーブーツがおすすめです。
アルバトールのスノーブーツは、履き心地が軽く、水深6㎝まで完全防水機能が備えられています。
足の甲の部分は撥水加工が施されているので、雨や雪の日のキャンプでも活躍します。
履きごごちも良く、雪道でも滑りにくく気に入りました。値段のわりにお買得だと思います。
見た目はやはりレディースのものよりは少しゴツイかな?と思いましたが履くとそんなに気になりません。軽いです。暖かさに優るものなし・・・水が染み込んでこない安心感がありがたいです。
ハクキンカイロ
サイズ | 幅80×奥行22×高さ150㎜ |
材質 | カイロ本体:真鍮
火口:プラチナ・ガラス繊維 中綿:脱脂綿 |
専用のベンジンを注油し火口に熱を加えることで、温かさを感じられるカイロです。
本体は繰り返し使えてとてもエコで、温かさが24時間続くため、低燃費でハイパワーなカイロとして知られています。
50度近くなるので付属の袋に入れて使用しますが、使い捨てカイロとは比べられないほどの温かさで冬の寒いキャンプに持っていくと安心のアイテムです。
くれぐれもずっと肌に密着させての低温やけどには注意してください!
24時間使用してかかる費用が燃料代25ccの約45円のみでかなりコスパがいい。見た目もオシャレでアウトドアに合う。
ハクキンカイロを握るだけで手がすぐに温まる。寒い冬にはなくてはならない存在。
まとめ
新しいものを沢山購入する必要はなく、あるもので代用できるケースが多いのです。
買うべきアイテムもコスパがいいものを選ぶと、冬キャンプのハードルも下がりますよね。持っているアイテムを見直してちょっとした工夫を重ねれば、初めての冬キャンプも十分過ごせますよ!
今年の冬はキャンプに挑戦して、冬キャンプならではの醍醐味を味わってみてください。