冬ならではの特別なアウトドア体験を楽しむなら、雪中キャンプがおすすめ。静寂に包まれた雪景色のなか、焚き火の温もりに癒されながら過ごす時間は格別です。
しかし、冬キャンプはしっかりとした準備が必要です。防寒対策を怠ると寒さで快適に過ごせず、嫌な思い出になってしまう可能性があります。
そこで今回は、雪中キャンプの楽しみ方と、快適に過ごすための必須ギア7つ紹介します。充実したアウトドア時間を楽しむためのポイントを押さえ、心の底から雪景色のキャンプを満喫しましょう。
雪中キャンプの楽しみ方を紹介!

出典:o-dan
雪中キャンプの楽しみ方について紹介します。
- 雪景色を満喫するロケーション選び
- 焚き火で暖まる冬のキャンプの魅力
- 雪上で楽しむアクティビティとリラックス
上記の楽しみ方のポイントをわかりやすく解説します。雪中キャンプを始めてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
雪景色を満喫するロケーション選び
雪中キャンプを存分に楽しむには、ロケーション選びが重要です。美しい雪景色を眺めながら快適に過ごせる場所を選ぶことで、特別な体験ができます。
例えば、静寂に包まれた雪原や森林エリアは、雪中キャンプの魅力を最大限に引き出します。標高の高い場所や湖畔のキャンプ場は、雪景色が広がりやすく、幻想的な雰囲気を味わえるのが魅力です。
その幻想的な雪景色のなかで、リラックスしたり、ご飯を食べたりすれば、至高のひと時を味わえます。雪景色を満喫できる場所を選ぶのも、楽しみ方のひとつです。
また、安心して過ごせるロケーションを選ぶことで、雪中キャンプの魅力を最大限に味わえます。周囲に雪崩や水没などの危険がない場所を選び、特別な時間を過ごしましょう。
焚き火で暖まる冬のキャンプの魅力
冬のキャンプでの焚き火は、絶対に欠かせないものです。冷えた体を芯から温めるだけでなく、炎の揺らぎや薪が燃える音が心を落ち着かせ、贅沢な時間を演出してくれます。
そんな、焚き火の最大の魅力は「暖を取ること」です。寒い雪中キャンプでは、焚き火があるだけで快適さが大きく変わります。
体の冷えやすい手足を温めることで、夜間の冷え込みを防げられるのです。また、調理にも活用できるため、温かい食事や飲み物を楽しめます。
焚き火を安全に楽しむためには、適切な場所を選び、周囲の雪をしっかり踏み固めておくことが大切です。周囲のものから十分に距離をあけ、焚き火を楽しんでみてください。
また、薪の種類によって燃え方が異なるため、火持ちの良い広葉樹の薪を選ぶと良いです。火が安定して燃え続けるので、長時間暖が取れます。
焚き火を囲みながら、ゆったりとした時間を楽しむのが雪中キャンプの醍醐味です。炎の温もりを感じながら、贅沢なアウトドアのひとときを満喫しましょう。
雪上で楽しむアクティビティとリラックス
雪中キャンプでは、特別なアクティビティを楽しめるのも魅力のひとつです。雪ならではの遊びや、リラックスできる過ごし方を取り入れることで、キャンプの楽しみが広がります。
アクティブに楽しみたいなら「スノーハイク」や「雪遊び」がおすすめです。スノーシューを履いて雪山を散策すれば、普段とは違う冬の景色を楽しめます。
また、雪だるま作りやかまくら作りなど、シンプルな遊びもおすすめです。大人も子どもも夢中になって、時間を忘れて過ごせます。
場所によっては、スキー場が隣接されているキャンプ場もあります。スノーボードやスキーを楽しめば、空き時間も無駄なく過ごせるでしょう。
このように、雪中キャンプならではのアクティビティを取り入れれば、寒さのなかでも快適に楽しめます。特別な時間を満喫しながら、冬の自然を存分に味わってみてください。
雪中キャンプの防寒対策方法!

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雪中キャンプの効果的な防寒対策方法はこちらです。
- 快適な夜を過ごすための防寒ウェア選び
- 寝袋とマットで作る暖かい就寝環境
- 焚き火・ストーブを活用した寒さ対策
上記の方法を活用すれば、冬でも安心して過ごせます。雪中キャンプで辛い思いをしないように、以下で紹介する内容を確認しておきましょう。
快適な夜を過ごすための防寒ウェア選び
雪中キャンプでは、慎重な防寒ウェア選びが重要です。適切なウェアを重ね着することで、体温をしっかりと保持し、寒さを気にせず過ごせます。
防寒の基本はレイヤリング(重ね着)です。ベースレイヤーには、吸湿速乾性の高いウールや化学繊維のインナーを選ぶと、汗冷えを防げます。
ミドルレイヤーには、保温性の高いフリースやダウンジャケットがおすすめです。撥水性のあるタイプを選ぶと、湿気にも対応できます。
アウターレイヤーには、防風・防水性のあるジャケットを着用すると良いです。冷たい風や雪の侵入を防ぎ、生活の快適度を保ってくれます。
また、ネックウォーマーや手袋、厚手の靴下も着用してください。体温を効率よく保てるので、凍える心配がなくなります。レイヤリングを意識し、暖かく過ごせる装備をしっかり整えましょう。
寝袋とマットで作る暖かい就寝環境
雪中キャンプで快適に眠るためには、寝袋とマットの選び方も重要です。適切な防寒対策を施せば、氷点下でも快適に眠りにつけます。
寝袋は限界使用温度を基準に選びましょう。冬のキャンプでは、限界温度が-10℃以下のものを選ぶと安心です。
とくに、ダウン素材の寝袋は軽量で保温性が高く、寒冷地に適しています。ただし、湿気には弱いため、使用時には防水対策が必要です。
そして、寝袋だけでなく、マットも重要です。地面からの冷気を遮断するために、断熱性の高いクローズドセルマットやエアーマットを併用すると効果的になります。
また、寝袋のなかにインナーシュラフや湯たんぽを入れると、より暖かく過ごせます。適切な寝具を揃えて、寒さを感じることなく快適な夜を迎えましょう。
焚き火・ストーブを活用した寒さ対策
焚き火やストーブも活用することで、寒さ対策を万全にできます。手軽に暖を取れるため、低体温症になる可能性を減らせるので、積極的に活用しましょう。
焚き火の活用方法としては、設営場所が重要です。風を防ぐために風下に壁を作るか、周囲に雪を積んで風よけを作ると、効率的に暖を取れます。
ストーブを使用する場合は、テント内での使用に適した薪ストーブや石油ストーブを選びましょう。薪ストーブは暖房としてだけでなく、調理にも使えるため便利です。
ただし、一酸化炭素中毒のリスクがあるため、一酸化炭素チェッカーを設置し、適切な換気を行うことが必須です。周囲との距離を十分に離して使う必要もあります。
焚き火やストーブを上手に活用すれば、雪中キャンプでも寒さを感じず快適に過ごせます。安全に暖を取るための工夫を取り入れ、雪景色のなかで冬キャンプを存分に楽しみましょう。
雪中キャンプの必須ギア7選!

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雪中キャンプの必須ギアは、以下の7つです。
- ヘリノックス(Helinox)グラウンドチェア
- スモア(S’more) Tippo300
- キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)スコップ
- CAMDOOR エアーマット
- ナンガ(NANGA) AURORA light 750
- コールマン(Coleman) 焚き火台
- コロンビア(Columbia)ウィメンズバーティカルグライドダウンジャケット
上記の雪中キャンプギアの特徴や魅力をまとめて解説します。雪中キャンプで失敗しないためにも、これらのアイテムの導入を検討してみてください。
①ヘリノックス(Helinox)グラウンドチェア

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ヘリノックスのグラウンドチェアは、安定した座り心地と快適性を兼ね備えたアイテムです。座面の高さが22cmと非常に低いため、地面に近い感覚でくつろげます。
こちらのチェアは、軽量ながら高い耐荷重を誇る「TH72M」オリジナル合金製ポールを採用しており、優れた強度と耐久性を持っています。重量はわずか615g(スタッフバッグ込みで640g)と軽量で、持ち運びも簡単です。
雪中キャンプでは、地面が雪で覆われているため、チェアの足が沈み込む場合があります。ヘリノックスの別売りグラウンドシートを使用すれば、砂地や雪上でも安定して使用可能です。
このようにヘリノックスのグラウンドチェアは、雪中キャンプでも快適に使用できます。持ち運びや収納のしやすさも魅力なので、雪中キャンプに導入してみましょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 52×44×50cm(幅×奥行き×高さ) |
収納サイズ | 11×11×30cm |
座面高 | 22cm |
重量 | 615g(スタッフバッグ込みで640g) |
②スモア(S’more) Tippo300

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スモアのTippo300は、ポリコットン素材(TC生地)を採用したティピーテントです。耐寒性・耐水性・難燃性を兼ね備えた高機能テントです。
最大の特徴は、優れた耐寒性と通気性になります。ポリコットン素材は断熱性が高く、冷気を遮断しながら暖かさをキープできるのです。
また、テント上部には通気口が設けられており、内部の湿気や結露を防ぎ、快適な環境を維持できます。ストーブとの相性も良く、煙突ポートを取り付ければ、テント内で薪ストーブを使用することも可能です。
耐水性と防カビ性も備えており、雪や雨に強くなっています。撥水加工が施された生地が雨や雪を弾き、湿気によるカビの発生を防いでくれるのです。
収納時にはコンパクトに折りたたむことができ、専用の収納バッグ付きで持ち運びも容易になっています。ぜひ冬のアウトドアを快適にするために、スモアのTippo300をお買い求めください。
項目 | 詳細 |
---|---|
素材 | コットン35%、ポリエステル65%(ポリコットン) |
重量 | 約17kg |
展開サイズ | 約300×300×250cm |
収納サイズ | 90×28×25cm |
③キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)スコップ

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キャプテンスタッグのフォールディングスコップは、雪中キャンプの必須アイテムです。サイトの整地、雪かき、ペグの打ち込みなど、多目的に活躍します。
フォールディングスコップは、スコップとクワの2WAY仕様で、用途に応じて使い分けることができる便利なアイテムです。コンパクトに折りたたむことができ、専用の収納バッグが付属しているため、持ち運びや車載もしやすくなっています
また、耐久性に優れたハイカーボンスチール鋼を採用しており、雪や土をしっかり掘れます。多少力強く使用しても、破損する可能性が低いです。
また、スコップをクワの形状にして使えば、凍った地面や固まった雪を砕くのにも便利です。周囲の環境を整地するのに向いています。
このようにフォールディングスコップは、テントの設営準備、雪かき、焚き火スペースの整地など、多用途に活躍します。冬のキャンプを快適にする便利ツールとして用意しておきましょう。
項目 | 詳細 |
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使用サイズ | 約150×110×全長550mm |
収納サイズ | 約190×260×厚さ58mm |
重量 | 約1.1kg |
材質 | 本体:ハイカーボンスチール鋼(アクリル樹脂塗装)、バッグ:ポリエステル |
④CAMDOOR エアーマット

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CAMDOORのエアーマットは、断熱性とクッション性に優れたエアーマットです。10cmの極厚設計により、地面の冷気を遮断しながら、快適な寝心地を提供します。
こちらのエアーマットは、特大バルブを搭載し、自動膨張機能を備えているため、バルブを開くだけで空気が入ります。従来のマットに比べて空気の逆流を防ぐ構造になっているため、効率的に膨らませることが可能です。
また、R値6.8の断熱性能を持ち、地面からの冷気を遮断してくれます。これにより、冬のキャンプや雪上での使用でも体温が奪われにくく、快適な睡眠をサポートしてくれる設計です。
表面の素材には、耐久性の高いポリエステルとポリウレタンフォームを使用しており、クッション性と耐衝撃性を両立。傷や摩耗に強く、長期間の使用にも適しています。
折りたたみ時にはコンパクトに収納可能で、専用の収納バッグ付きです。寒冷地でのキャンプをより快適にするために、ぜひ活用してみてください。
項目 | 詳細 |
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素材 | メモリーフォーム、ポリエステル |
厚さ | 8~10cm |
展開サイズ | 約75×200cm |
重量 | 約3.7kg |
⑤ナンガ(NANGA) AURORA light 750

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NANGA(ナンガ)AURORA light 750は、保温性の高い寝袋です。快適使用温度-8℃、下限温度-16℃と、国内のほとんどの厳冬期環境で使用できます
こちらのシュラフには、高品質なスパニッシュダックダウン(760FP)が750g封入されており、優れた保温性を発揮。ボックスキルト構造を採用しているため、ダウンの片寄りを防ぎ、体全体を均一に温められます。
さらに、表地にはナンガ独自の防水透湿素材「オーロラテックス」を使用。テント内の結露や湿気からダウンを守り、蒸れにくい快適な寝心地を提供してくれます。
軽量性にも優れており、収納時はコンパクトにまとめられ、持ち運びがしやすいです。信頼の国産メーカーが誇る高品質シュラフで、寒冷地キャンプを安心して楽しみましょう。
項目 | 詳細 |
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収納サイズ | φ19×31cm |
総重量 | 1,280g |
快適使用温度 / 下限温度 | -8℃ / -16℃ |
サイズ展開 | ショート、レギュラー、ロング |
⑥コールマン(Coleman) 焚き火台

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コールマンの焚き火台は、雪中キャンプの焚き火で欠かせないギアです。設営がわずか3秒で完了する手軽さと、頑丈なステンレス製の耐久性を兼ね備えています。
最大の特徴は、シンプルなディスク型のデザインです。直径30cmのサイズながら、大きめの薪もそのまま載せられる構造になっており、自由な焚き火が楽しめます。
また、重心が低く安定感があり、耐荷重25kgでしっかりとした強度を持っています。そのため、10インチのダッチオーブンを乗せても問題なく使用可能です。
また、本体はサビに強いステンレス製で、長期間使用しても劣化しにくいのが特徴です。春夏秋冬使い倒しても、劣化する心配が少なくなっています。
コールマンの焚き火台を使って、焚き火の暖かさを存分に楽しみながら、快適な雪中キャンプを満喫しましょう。
項目 | 詳細 |
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使用サイズ | 約30×16cm |
収納サイズ | 約32×10cm |
重量 | 約620g(網込み:約900g) |
材質 | ステンレス鋼 |
⑦コロンビア(Columbia)ウィメンズバーティカルグライドダウンジャケット

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雪中キャンプでは、軽量で保温性の高いダウンジャケットが必須アイテムです。コロンビアのダウンジャケットは、コンパクトに収納できる携行性と、高品質ダウンを封入し、保温性も兼ね備えています。
軽量かつコンパクトな設計で、Mサイズでもわずか213gと、バッグに入れてもかさばりません。さらに、付属のスタッフサックに収納可能なため、持ち運びも便利です。
また、コロンビア独自の撥水加工「オムニシールド」を施しているため、多少の雨や雪をしっかり弾いてくれます。これにより、冬の急な天候の変化にも対応できるのです。
デザインもシンプルなため、キャンプ以外でも使用できます。冬キャンプはもちろん、アウトドア、旅行など、さまざまなシーンで着用してみてください。
項目 | 詳細 |
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素材 | 表地:10Dナイロンリップストップ(ナイロン100%) 裏地:30Dナイロンリップストップ(ナイロン100%) 中綿:700FPダウン(ダウン90%、フェザー10%) |
重量 | 約213g(Mサイズ) |
撥水性能 | オムニシールド(撥水加工) |
サイズ詳細(cm) | S: 着丈58.5 / 胸囲95 / 肩幅35 / ゆき丈77.5 M: 着丈61 / 胸囲99 / 肩幅36.5 / ゆき丈79.5 L: 着丈63.5 / 胸囲104 / 肩幅38.5 / ゆき丈81.5 XL: 着丈66 / 胸囲109 / 肩幅40.5 / ゆき丈83.5 |
雪景色と焚き火で雪中キャンプを満喫しよう

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冬ならではの特別なキャンプ体験を楽しむなら、雪景色と焚き火が織りなす雪中キャンプが最適です。寒さのなかで大自然を満喫しながら、焚き火の温もりに包まれる贅沢な時間を過ごせます。
しかし、快適に過ごすためには防寒対策が欠かせません。暖かいウェアや高性能なシュラフを用意し、断熱性の高いエアーマットを活用することで、夜間の冷え込みにも対応できます。
今回紹介した雪中キャンプの必須ギアを使用すれば、快適に過ごせること間違いなしです。しっかりと準備を整え、思い出に残る時間を過ごしましょう。