ノウハウ

2023年9月2日 /

5円玉で火おこし出来る?!ライター要らずで火をおこすサバイバル術7選!

ZEEN

出典: O-DAN

キャンプやバーベキューで火おこしする際、ライターを忘れて途方に暮れた経験はありませんか?

周囲に管理棟やコンビニがあれば事なきを得ますが、それがもし山奥や無人島などサバイバル的状況なら致命傷になっちゃいますよね。

そこで今回は、ライターがなくても火おこし出来るサバイバル術をご紹介!

「5円玉で火おこし出来る?!」
「ライターやマッチがなくても火がおこせる方法って?」
「着火剤代わりになるお助けアイテムは?」

などなど、キャンパーなら知っておくべき役立つ情報をお届けしていきます!

ライターがなくても火おこし出来るサバイバル術を極めよう!

出典:O-DAN

バーナーやガストーチなどキャンプギアの進歩により、今では誰でも簡単に火をおこして焚き火やバーベキューを楽しめる時代になりましたが、そもそもライターなどの着火道具が無ければ火がおこせず困りもの・・・。

しかし、そんな時でも「身の回りにあるもの」や「現地で調達できる自然のもの」で火おこし出来れば便利ですし、もしものときでも心強いですよね。

そこでこの記事では、「太陽光」と「摩擦熱」の2つに注目し、ライターがなくても火おこし出来るサバイバル術をご紹介していきます。

5円玉で火おこし出来る?!

出典:写真AC

例えば、お財布に入っている「5円玉」を使って火おこし出来ればライター要らずで手軽に火おこしでき、アウトドアや非常時に大活躍すること間違いなし!

しかし、実際ホントに火おこし出来るか気になりますよね。

出典:O-DAN

これは、虫眼鏡を使って太陽光を集中させると火がおこせるという方法を応用したものであり、「5円玉」と「水」があれば誰でも試すことが可能です。

その方法が以下のとおり。

  1. 5円玉の中央の穴にスポイトなどで水を垂らす
  2. 太陽の方向に5円玉の向きを合わせる
  3. レンズ効果で太陽光を火口に集中させ、煙がたつまでしばらく待機

しかし5円玉では、レンズ代わりとなる水滴が小さすぎるので火をおこすほどの光を集めることが出来ず、また5円玉自体を太陽の角度に合わせて傾けないといけないので水滴が垂れるなど非常に困難で非現実的・・・

そこで次から、「太陽光」や「摩擦熱」を使った実用的な「サバイバル的火おこし術」をご紹介していきます。

ライターがなくても大丈夫!サバイバル的火おこし術7選

ここからは、「太陽光」や「摩擦熱」を利用した「サバイバル的火おこし術」をご紹介していきます。

どれも実用的な方法となりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

火おこし術その①「ジップロック」で太陽光を集める

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食品保存袋としてお馴染みの「ジップロック」に水を入れ、クルクル絞ってレンズ球体を作り出すことで太陽光を集めることができ、火をおこすことが可能です。

ジップロックならクーラーボックスに入れた食材で使われていることが多く、火口に光の焦点を当て続けると火種が発生し、虫眼鏡と同様のレンズ効果を得ることができます。

また、クーラーボックスに入っている確率の多い「ペットボトル」でも同様の効果が得られるので、ぜひ試してみてくださいね。

火おこし術その②「氷」を使って太陽光を集める

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クーラーボックスに氷(ブロックアイス)があれば、太陽光を集めて火をおこすことが可能です。

氷の表面を凸レンズ状に削ることで虫眼鏡のレンズ効果を果たし太陽光を集めることができます。

その際は、透明度の高い氷を選び、極限までツルツルに磨くと効果的です。

火おこし術その③「懐中電灯」で太陽光を集める

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懐中電灯に備わっているレンズを利用するのも効果的です。

レンズだけを取り外し太陽光を集めることで虫眼鏡のような非常に高いレンズ効果を発揮することができます。

火おこし術その④「火おこし棒」で原始的に摩擦熱を起こす

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現地で調達できる木を使えば、原始的に摩擦熱を発生させて火種を作り火をおこすことが出来ます。

板状の木にナイフなどで穴や溝を作り、木の棒をクルクル回転させたり前後にこすり続けたりすることで強い摩擦熱が発生し火種を作り出すことが可能です。

しかし、経験やコツを必要とするので初心者にはハードルが高く、上級者向けの火おこし方法といえます。

火おこし術その⑤「ファイヤースターター」や「火打ち石」で火花を散らす

出典:写真AC

ファイヤースターターや火打ち石があれば、火花を散らして火種を作り火をおこすことが可能です。

ファイヤースターターとは、マグネシウムやフェロセリウムで作られた「ロッド(棒)」と「ストライカー」と呼ばれる金属を勢いよく擦ることで火花を発生させる道具であり、コツを掴めば火おこし棒より簡単に火種を作ることができます。

サバイバルギアとして効果が高いので、もしものときに備えて常備しておくとアウトドアで心強い味方となってくれるでしょう。

おすすめのファイヤースターターについては、こちらの記事をご参考に!

火起こし術を完全マスター!【ファイヤースターターおすすめ5選】使い方や選び方をご紹介!

火おこし術その⑥「サバイバルナイフ」で火花を散らす

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ファイヤースターター機能を搭載したサバイバルナイフがあれば、ブレード(刃)の背にロッドを勢いよく擦ることで火花を散らし、火種を作って火をおこすことも可能です。

また、サバイバルナイフがあれば「薪割り」や「フェザースティック作り」もでき、火をおこしたあとも薪に着火しやすいなど火おこし作業を快適にするアイテムとして常備しておくのをおすすめします。

サバイバルナイフについては、こちらの記事をご参考に!

サバイバルナイフはこれ一本?「モーラナイフコンパニオンヘビーデューティー(ステンレス)」をキャンプで120%活用する5つの使い方

火おこし術その⑦「重曹」で摩擦熱をおこす

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「重曹」と「コットン」があれば、摩擦熱を発生させ火をおこすことが可能です。

「ファイヤーロール法」と呼ばれるこの方法は至って簡単であり、重曹を包み込んだコットンを木の板2枚で挟み込み、そのあとひたすら擦り続けるだけ。

重曹の細かな粒子により摩擦熱が発生し火種を作ることができます。

乾電池を使って電気的に火おこしする方法も!

出典:Amazon/Amazon

これまで「太陽光」や「摩擦熱」を利用したサバイバル的火おこし術をご紹介してきましたが、「乾電池」を使って電気的に火をおこす方法もあります。

乾電池の端子をスチールウールでこすると電気が流れ、極細な鉄が加熱されることで火花が発生し発火させることが可能です。

その際は、「9ボルトの乾電池」に「目が細かいスチールウール」を使用することで火花を最速で発生させることができるでしょう。

「天然の着火剤」を使えば最速で火おこし可能!

出典:O-DAN

これまで紹介した「サバイバル的火おこし術」は、あくまでも火種を作りだす方法であり、火口についた火種からドンドン火を育てて大きくする必要があります。

そのときは、「天然の着火剤」を使うことで火力が強くなり、最速で火おこしが可能です。

現地で調達できる「天然の着火剤」

現地で調達できる自然のものを使った天然の着火剤には、以下がおすすめです。

  1. 枯れ葉
  2. 松ぼっくり
  3. 杉の葉

上記はいずれも油分を多く含んでいたり燃えやすかったりするため、火種を育てる着火剤として効果的です。

「身の回りのもの」を使った天然の着火剤

枯れ葉や松ぼっくりなど自然のもの以外でも、身の回りにあるものを着火剤として使用することができます。

  1. 麻紐
  2. ガムテープ
  3. 新聞紙
  4. 割り箸
  5. 牛乳パック
  6. ポテトチップス
  7. リップクリーム

着火剤代わりとして代表的な「麻紐」は、十分ほぐしくフンワリした状態にすることで一瞬にして火種が燃え移り、最速で火をおこす着火剤として非常に効果的。

リップクリームにはワセリンのような燃料成分が含まれているので、紙やダンボールに塗ることで着火剤代わりにもなります。

まずは、サバイバル術でおこした火種を現地や身の回りで調達した天然の着火剤に引火させたあと、「小枝や乾いた樹皮」から「細い枝や薪」など順々に移して大きくしていくのが最速で火おこしを成功させるポイントとなります。

まとめ

今回は、ライターがなくても火おこしできるサバイバル術をご紹介してみました。

「太陽光」や「摩擦熱」を有効利用することで着火道具がなくても火をおこすことができ、サバイバル的火おこし術を知ることでキャンプなどのアウトドアはもちろん、無人島など過酷な状況で役立てることが可能です。

今回紹介した「火おこし方法」や「天然の着火剤」を参考に、キャンパーとしての知識を高めアウトドアライフを楽しんでみてくださいね!

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ZEEN

元アウトドアショップスタッフのZEENです。人類が月面着陸した時代に大阪の橋の麓で生まれました。山の魅力にどっぷりハマって早15年。山頂キャンプをこよなく愛し、浅く・広く・ゆる〜く♬アウトドア活動に励んでいます。接客経験や実体験を元に、役立つアウトドア情報を発信していきます!