キャンプを始めた時期というのは常にバタバタしているので気が付きにくいのですが、キャンプに慣れてくると最終日のチェックアウト時間が気になるようになりませんか。
チェックアウト時間が早いと、最終日は撤収片付けだけで終わり余韻も何もなく帰路につくことになります。チェックアウト時間が少しでも遅ければ、最終日もゆっくりと過ごしてアウトドア時間を満喫できますよね。
「チェックアウト時間が遅かったらなぁ~!」なんて思う事もあります。
チェックアウト時間がお昼以降というキャンプ場は少ないですが、少しづつ増えつつもあるんですよ。
そこで今回は、お昼以降の遅いチェックアウトが出来る福岡のキャンプ場をご紹介いたしますね。
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源じいの森(田川郡赤村村)
源じいの森は福岡県田川郡の赤村という村にあり、村の7割以上を森林が占めている山深い場所にある複合施設になります。
施設内には川が流れ、キャンプ場や宿泊施設、温泉施設などが併設されています。
施設周辺の環境は、人間が全く手を付けていない自然がそのまま残されているので、鹿や狸などの野生動物に出会えたり、初夏には蛍が乱舞する光景が観賞出来ます。
まさに、自然体験が思う存分味わえる美しい所です。
こちらのキャンプ場は、ファミリーキャンプからグループキャンプ、ソロキャンプの方にまで幅広く対応しているキャンプ場になります。
各サイトが3つのロケーション別に分かれていて、それぞれに特色がありますので、訪れるたびに目的を変えると一年を通して楽しめると思います。
リバーサイドエリアは、駐車場やトイレが近くて、明るく見通しもよい広々としたエリアになります。
キャンプ初心者の方やお子様連れの方は、このエリアから始めてみると良いでしょう。
川も流れているので、夏のキャンプ時などは家族連れなどで賑わっているようです。
グリーンシャワーガーデンは、同じ川沿いのエリアでも目の前の美しい清流の景観を楽しんでいただけるサイトとなっています。
川のせせらぎを聞きながら、静かにゆったりとした時間を過ごすというイメージでしょうか。
ブッシュクラフトサイトは、木々が追い茂る森の中にあります。
かなり自然に近いエリアなので、キャンプ上級者の方におすすめです。
ワイワイ賑やかなエリアから離れた林間で、アウトドア時間をゆったりとお楽しみいただけます。
温泉施設も充実していて、大浴場以外に家族風呂も備えています。小さなお子さん連れの方なら、家族風呂を利用する事で周りに気兼ねなくゆったりと入浴出来ますよね。
住所 | 福岡県田川郡赤村村6933-1 |
料金 | 入場料:大人200円 小学生100円
施設使用料:1000円、 テント750円、タープ300円 |
INOUT | 13-18時/12時 |
特徴 | バリエーション豊かなサイト、温泉 |
公式サイト | 源じいの森 |
大野城いこいの森キャンプ場(大野城市牛頸)
福岡市周辺地域の水瓶になっている牛頸ダムを中心として、その周辺に整備された大規模な施設が大野城いこいの森です。
ダムをぐるりと囲むような形で、中央公園、水辺公園、スポーツ公園、ダム記念公園と4つの公園があり、その中の一角に大野城いこいの森キャンプ場があります。
敷地内の公園は、ピクニックやプチ探検、夜景観賞、釣り、川遊び、草スキー、木製アスレチックなどと全てご紹介しきれないほどの施設が満載です。
4つもある公園の中でも、中央公園は日常の公園にはない遊具があるので、子供達にも大人気です。
そんな充実した施設に負けず劣らずキャンプ場も充実していて、敷地内が広く目的に応じて様々なサイトが選べ、レンタルも豊富です。
キャンプサイトは、デッキテントや常設テント、フリーサイトと様々ですが、テントを張る場所には全てにデッキがあり、雨天時などはテントが汚れる心配が少ないので有難いですよね。
ただし、テントを3.5×5m以内に納めなければいけないので、張るテントを事前に考えておく必要はあります。
初心者の方ならロッジサイトもおすすめです。
15棟あるロッジはバリエーションに富んでいて、湯船付きやバリアフリーなど家族構成や目的に合わせて選ぶことが出来ます。
さらに、チェックアウト後も施設内で楽しみたいという方のために、200円でゴミ処理を行ってくれるサービスがあります。
SDGSという時代の流れもあり、ゴミは持ち帰りのキャンプ場が多いのですが、チェックアウト後にも施設内の利用をしたい方にとっては、ゴミを車に置いておくのは地味に抵抗があるので有難いサービスです。
住所 | 福岡県大野城市牛頸667−58 |
料金 | 入場料:高校生以上440円 小中学生220円
駐車場:220円 利用料:1100円~ |
INOUT | 14時/12時 |
特徴 | 4つの公園、施設充実、ファミリーにおすすめ |
公式サイト | 大野城いこいの森 |
芥屋キャンプ場(糸島市志摩芥屋)
糸島市が管理する芥屋キャンプ場は、糸島市志摩の海岸沿いに広がる玄海国定公園内にあります。
県内有数の芥屋海水浴場のすぐそばというロケーションの良さもあり、海の見えるキャンプ場として人気を集めているのです。
山の斜面をそのまま活かした芥屋キャンプ場は、場内に大小36の広々としたテントサイトが設置され、キャンプサイトから海を眺められるようになっています。
キャンプ場を囲むように木々が生い茂り、海と山という大自然とふれあう醍醐味を思う存分楽しめるようになっています。
また、山の斜面をそのまま生かしている事から、場内の通路は傾斜のきつい坂道となっているようで、駐車場から一番上のバンガローまでは歩いて10分程度要するとのことです。
キャンプギアをガッツリ持参すると移動だけでバテてしまうかもしれません。
軽量化を図るのか、体力作りと思うのかは、あなた次第です。
問い合わせをする場合、キャンプ場開設期間外はキャンプ場の電話は留守番電話になるようです。
問い合わせがある場合は、商工観光課観光振興係になるようですが、土日祝はお休みなのでお忘れなく。
住所 | 糸島市志摩芥屋2589 |
料金 | 大人1030円 小人780円 |
INOUT | 16-18時/14時 |
特徴 | 夏季限定、場内が坂道、シャワー施設無し |
公式サイト | 糸島市 |
一本松公園(糟屋郡宇美町 )
糟屋郡宇美町にある一本松公園は、広大な山の中にキャンプ場が点在している公園になります。
他のキャンプ場と大きく異なる特徴が、通路(駐車場)や立入禁止区域を除く公園敷地内であれば、どこでもキャンプが可能だという事です。
ブッシュクラフトが流行り始めているので、そのような方にはワクワクするキャンプ場かもしれません。
広大な敷地名の中で幾つかのエリア紹介をします。
一本松池エリアはデイキャンプや川遊びをされる方が多く、キャンプと言うより、お弁当持参で川遊びしたり、花の咲く春や紅葉がキレイな秋にのんびりと過ごしたい方に向いています。
もちろん、キャンプも可能ですが、炊事場が無かったりエリア内にある滝の音が大きかったりするので、夜になると更に音が気になりゆっくりと過ごすには向かないかもしれません。デイキャンプ向きなのかもしれませんね。
猫石側バンガローエリアは、広めの平地が点在しているのでテントを張りやすいエリアになります。
広大な敷地を散策出来たり高台にあるアスレチック広場で遊ぶ事が出来るので、夏休みになるとバンガロー泊・テント泊ともにファミリーやグループキャンプで賑わっています。
また、小規模ではありますが、このエリアにも川があるので川遊びも楽しめます。
こちらは、高台からの眺望を楽しめる休憩スポットです。
公園内キャンプサイトで最も整地されているのでキャンプをするには最適なのですが、駐車場や炊事場から遠いので、そこは悩ましい所です。
一本松側バンガローエリアは、炊事場付近にあるテントサイトが段々畑のように整地されています。
場所によっては勾配がきつくて障害物も多いので、テントを張る際には工夫が必要になってきます。
小さなお子さま連れのキャンパーさんには、あまりオススメ出来ないエリアかもしれません。
また、この一本松公園内のトイレは汲み取り式で古いトイレばかりだったので、これがネックだった方も多いと思いますが、最近になりバンガロー風のオシャレなトイレが出来上がりました。
汲み取り式を知らない子供達やトイレの設備やキレイさが気になる女子にとっては朗報です。
住所 | 福岡県糟屋郡宇美町宇美1271 |
料金 | フリー(バンガロー利用は別) |
INOUT | フリー |
特徴 | 車の乗り入れ禁止、洗剤使用禁止、7-9月のみ届け出必要 |
公式サイト | 一本松公園 |
伊都乃国白糸ファミリーオートキャンプ場(糸島市白糸)
伊都乃国白糸ファミリーオートキャンプ場は、福岡市の都心から約1時間の場所にあります。
羽金山の中腹500mに位置し、眼下に見下ろす町並みと、遠くには能古島や志賀島、玄海灘を望むことが出来ます。
夜景も美しく、タイミングが良いと漁火の点滅と電照栽培の眺望は心をなごませてくれるでしょう。
こちらのキャンプ場は、おじいちゃんとおばあちゃんが経営されているこじんまりとしたキャンプ場で、14区画のみになります。
オートキャンプ場なので自動車を区画の入り口に横付けすることが出来て、区画内には水道と流し台が付いているので、キャンプ場内を移動する回数も少なくて済みます。
また、各サイトには電源が付いており、使用希望時はプラス千円になります。宿泊してみると意外と寒かったという時やポータブル電源がない方などには良いでしょう。
また、キャンパーさんの雨の日も気にせずキャンプをしたいという要望に応え、キャンプハウスという建物を作られているようです。
手作りで1軒づつ作られているので徐々に増えていくのでしょう。
近隣には白糸の滝という観光名所があり、季節の良い時期になると、ヤマメ釣りやソーメン流し目的の方で賑わいを見せるようです。
住所 | 福岡県糸島市白糸257番地113 |
料金 | 6000円 |
INOUT | 16時/14時 |
特徴 | 人気があるので予約は早めに、風光明媚 |
公式サイト | 伊都乃国白糸ファミリーオートキャンプ場 |
まとめ
福岡のお昼以降の遅いチェックアウトが出来るキャンプ場、いかがだったでしょうか。
どちらも、キャンプ場施設の充実や周辺に観光名所があったりと、キャンプ場内外で満喫できる環境でした。
新年度を迎え、キャンプをするには絶好の気候は整いました。
さぁ、後は予約ボタンを押してキャンプ場へ突撃するのみです!