キャンプブームが続いていますが、もっと自然に溶け込み自由に過ごしたいと感じる方々は、ソロキャンプというスタイルにチャレンジされています。
ソロキャンプと言うと、これまでは男性のイメージが強かったのですが、一昨年あたりから女性のソロキャンパーも急増中です。
たくましくカッコイイと思える一方で、女性ソロキャンパーならではのトラブル経験というものもチラホラあると見聞きします。
しかし、事前に十分な対策を行う事で、そのようなトラブルを避け女性でもソロキャンプを思う存分楽しむことが出来るのです。
女子がソロキャンプする時に注目したいキャンプ場のポイントと、九州沖縄でオススメのキャンプ場をご紹介しますね。
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女子がソロキャンプする時に注目したいポイント
管理人さんが昼夜問わず常駐
キャンプ場に管理人さんがいらっしゃる所は多いですが、昼夜問わず常駐されているキャンプ場となると少なくなります。
特に、キャンプ場でのトラブルと言うものは夜にかけて多くなるもの。 気持ち的にも何かと不安に感じる夜にかけて、管理人さんが夜も常駐してくれているのは、女子のソロキャンパーにとっては心強いのではないでしょうか。
出来たら、チェックイン時や昼間に管理人さんとコミュニケーションをとっておくのも良いでしょう。
トイレがキレイ
これは、王道の必須条件です。
特に、トイレはキレイで明るい印象だとキャンプ場自体の評価も上がりますよね。
同じように気になるのがシャワー室ですが、抵抗を感じる場合には、シャワーは浴びないという選択が出来ます。
しかし、トイレはそういう訳にはいきません。
他の施設がまぁまぁでも、トイレがキレイなら、そのキャンプ場は合格点がもらえる位に女子にとっては重要なポイントと言えます。
スマホの電波が入る
何か起こった時に、スマホの電波が完璧なら管理人さんがいる管理棟までいかなくても、取り合えずその場で直ぐに連絡が出来ます。
自分が動けない場合もあるので、スマホは身に着けていた方が安全だと言えるでしょう。
また、天候の変化など気象状況も直ぐに収集することが出来ます。
日常に限らず、キャンプ場でもスマホの電波状況の確認には必須です。
フリーサイトより区画サイト
伸び伸びしたくてソロキャンプしてるんだからフリーサイトで、という気持ちはあるのですが、女性のソロキャンプでは区画サイトの方が安全です。
フリーサイトは、様々なキャンパーさんがいる中で各自のエリアという境界がないため、自分のテント近くまで往来があったり声をかけられやすい状況にあります。
また、多くなったとは言え、女子のソロキャンパーは珍しいので、良い意味でも悪い意味でも注目されがちです。
その点、区画サイトであれば、区画内に断りなしに入ってくる方はいないですし、他のキャンパーさんと一定の距離をキープ出来ます。
女子ソロキャンパーにオススメのキャンプ場
いぶすき焚き火の森ソロキャンプ場（鹿児島県指宿市）
キャンプ場の名前通り、ソロキャンプするのにピッタリなキャンプ場です。
ソロまたはデュオ専用のキャンプ場で、周辺には静かな森と野鳥のさえずり、綺麗な星空しかありません。
ソロキャンパーさんなら誰でも思う静かに過ごしたいという希望が叶う、ソロとデュオのための大人のキャンプ場になっています。
また、いぶすき焚き火の森ソロキャンプ場では、女性ソロキャンパーのために状況を見ながら管理人さんが夜間も常駐してくださいます。管理人さんが御夫婦というのも安心材料になりますよね。
さらに、設営などの不安がある初心者の方でも、予約時に「初心者です」と伝えれば、管理人さんがテントの設営や焚き火の火おこしなどを手伝ってくれます。
あくまでもお手伝いなので、自分でも積極的にチャレンジして少しでも早く独り立ちできると良いですよね。
指宿市と言えば温泉。
いぶすき焚き火の森ソロキャンプ場周辺にも車で数分圏内に5ヶ所あり、そこから更に足を伸ばせば様々な特徴がある温泉を選び放題です。
忙しない日々から距離を置き、リフレッシュしましょう。
| 住所 | 鹿児島県指宿市東方５３２－２ |
| 料金 | 1650円～ |
| IN/OUT | 14～18時半/11時 |
| 管理人体制 | 女性キャンパー宿泊時は常駐あり |
| トイレのキレイさ | キレイ・男女別 |
| 売店 | なし、カフェあり |
| シャワー室 | なし、近隣に温泉が豊富にあり |
| ゴミ | 持ち帰り |
| ポイント | メインサイト → 管理棟とトイレに近く風の影響を受けないが、サイト内では一番下段になるので、上段サイトからの視線も気になる
天空サイト → サイト内で最上段になり展望が良いが、トイレから遠い 19時～翌朝7時までは閉門 ゆっくり化粧するスペースは無し |
| 公式サイト | 【公式HP 予約】いぶすき焚き火の森ソロキャンプ場 (synapse.ne.jp) |
求菩提（くぼて）キャンプ場（福岡県豊前市）
山岳宗教のメッカ求菩提山の麓に広がる「語らいの森」の中心にあるのが、求菩提キャンプ場になります。
四季折々の美しい自然を見せる園内には、キャンプ場のほか、コミュニティーギャラリーやツクシシャクナゲ展示圃などがあり、園内を流れる川は夏場の川遊びがファミリーに大人気となっています。
キャンプ場は斜面を利用したサイトになっていて、女性ソロキャンパーには管理棟や炊事棟が近いAサイトがオススメです。
サイトの広さが4×4mになるので、5～6人用テントだとギリギリ設営できるサイズ感になります。
逆に、ソロキャンプをするのにちょうど良い広さと言えるでしょう。
テーブルと椅子が設置され木陰が多いのでタープも不要な感じです。積載が少なくて済みそうですよね。
気になる点が、斜面を利用したサイトという事もあり、サイト内へ車を駐車することは不可能と言う事です。
車からサイトまでの荷物運びは大変ですが、前述したように、こちらのサイトは大がかりな荷物は不要みたいですので、そこまで気にならない気がします。
木陰が作る天然タープの下で、真夏のキャンプでも快適に過ごせるメリットは大きいですよね。
シャワー棟は1組貸し切りのシステムなので、鍵を借りて周りを気にせず使用できます。
お手洗いもキレイでお掃除が行き届き、入り口には虫よけカーテンが設置してあるのも嬉しいポイントです。
女子のソロキャンパーに優しいポイントが多いキャンプ場ですよね。
| 住所 | 福岡県豊前市鳥井畑247-3 |
| 料金 | 入場料250円、持ち込みテント1200円～ |
| IN/OUT | 13時/11時 |
| 管理人体制 | 常駐 |
| トイレのキレイさ | キレイ・男女別、鏡があるので化粧も出来る |
| 売店 | あり、ジビエ肉販売あり |
| シャワー室 | 貸切シャワー室（18～22時、30分300円） |
| ゴミ | 分別して破棄できる |
| ポイント | 駐車場からサイトまで遠くはないが、場内通路の勾配があるので、荷物は最低限で臨むのがベスト |
| 公式サイト | 豊前市公式ホームページ／求菩提キャンプ場 (buzen.lg.jp) |
ひなもりオートキャンプ場（宮崎県小林市）
キャンプデビューやキャンプをするのに何かしら不安を感じる方にオススメなキャンプ場が、ひなもりオートキャンプ場になります。
オートキャンプ協会公認・四ツ星キャンプ場にも選ばれており、高規格キャンプ場として、安心してゆったりのんびりとアウトドアを楽しめます。
ひなもりオートキャンプ場は、女子のソロキャンプにも優しく頼りになるキャンプで、管理人常駐はもちろんですが、夜間の見廻りもあります。
さらに、キャンプ場の手前約2kmに設置してある正門ゲートは、20～8時の間は安全のため閉門します。キャンプ場に車で侵入する際のゲートも、宿泊者専用のカードが無ければ侵入できないので防犯面でも安心です。
キャンプ場内には、木の遊具や室内プレイルームがあるほかに、定期的なイベントなどが充実しているので、小さなお子さんがいるファミリー層や初心者キャンパーさんなどにも人気です。
ファミリー層が多いことも、女子のソロキャンプには安心材料になるのかもしれません。
| 住所 | 宮崎県小林市細野字山中之前5739-14 |
| 料金 | フリーサイト（大人一人）1400円、区画サイト4700円 |
| IN/OUT | 14～17時/8時～13時 |
| 管理人常駐 | 常駐、夜間の見廻りもあり |
| トイレのキレイさ | キレイ・男女別 |
| 売店 | あり |
| シャワー室 | あり（5分100円、連続可動で停止不可）、洗面化粧スペースあり |
| ゴミ | 分別して破棄できる |
| ポイント | 高規格キャンプ場、近隣に温泉施設あり |
| 公式サイト | ひなもりオートキャンプ場 (hinamori.jp) |
久住高原オートビレッジ（大分県久住高原）
西日本最大級のサイト数を誇る久住高原オートビレッジは、目の前に広がる久住高原の大パノラマが最大の魅力になっています。
ホテル併設のキャンプ場になっているので、管理人さんやホテルスタッフがいるという安心感は大きいですよね。
サイト数が西日本最大数というだけあり、フリーサイトもかなり広く余裕をもってテントを張る事が出来るので、周囲に気を遣わず自由気ままにベストポジションを確保できそうです。
見晴らしが良い露天風呂や家族風呂もあるので、自分の好みでセレクトして入浴するのも良いでしょう。
また、トイレ自体は清掃されキレイなのですが、キャンプサイト内のトイレは和式のみになります。
洋式が良い場合には、受付横のトイレがウォシュレット付きの比較的新しい洋式トイレになっているので、そちらを利用しましょう。
| 住所 | 大分県久住高原820｢天空の丘」 |
| 料金 | フリーサイト3850円、区画サイト（20A電源）6600円 |
| IN/OUT | 13時/11時 |
| 管理人常駐 | 常駐（ホテル内） |
| トイレのキレイさ | キレイ・男女別（キャンプサイトは和式のみ、受付横が洋式） |
| 売店 | あり |
| シャワー室 | 展望露天風呂（大人600円） |
| ゴミ | 持ち帰り |
| ポイント | ホテル併設でスタッフが必ずいる
サイト内は（フリーサイト）広いのでトイレからの距離も考えた方が良い |
| 公式サイト | 久住高原コテージ【公式ホームページ】 (kujukogen.com) |
長崎県民の森（長崎県長崎市）
長崎県民の森は、西日本有数の規模である382haを誇る森林公園になります。
広大な森を舞台にして、森林資料館や天文台やアスレチック、川遊びが楽しめます。
そして、快適なアウトドアライフが楽しめるオートキャンプ場や一般キャンプ場などの施設が整備されています。
キャンプ場はオートキャンプ場と一般キャンプ場に分かれていますが、女子のソロキャンプであれば、オートキャンプ場の方が荷物運びの手間がなく楽ですよね。
各サイトには、電源や水道に加え備え付けのテーブルとイスがあるので、こちらも最低限の荷物で済みそうです。テーブルとイスは移動できるので、不要な時は隅っこに移動もありです。
また、大型テントを張るのは難しいくらいの広さなので、逆にソロキャンプの方にとっては快適な広さと言えるかもしれません。
防犯面でも、管理人さんが常駐な上に、正面ゲートが夜間20～翌朝8時までは閉門されるので安心です。
| 住所 | 長崎県長崎市神浦北大中尾町693-2 |
| 料金 | オート区画サイト（20A電源、水道、テーブル椅子）3130円 |
| IN/OUT | 14～17時/8～11時 |
| 管理人常駐 | 常駐 |
| トイレのキレイさ | 男女別でキレイだが和式のみ |
| 売店 | あり |
| シャワー室 | 4分100円（使用中に一時停止もできる） |
| ゴミ | 分別して破棄できるが（100円）出来るだけ持ち帰ってほしいという趣旨 |
| ポイント | 管理棟横の駐車場に天文台あり
オートサイトは土なのでテントが汚れる可能性大 |
| 公式サイト | ながさき県民の森 (n-kenmori.jp) |
沖縄県総合運動公園オートキャンプ場（沖縄県沖縄市）
沖縄県総合運動公園オートキャンプ場は、沖縄市内にありながら、公園面積70.4haを誇る沖縄県内最大級の総合運動公園内にあるオートキャンプ場になります。
遊具やレクリエーションドーム、ボートやレンタサイクルもあり、緑や水辺といった豊かな自然を楽しむことができます。市街地からも近く利便性にも優れているので、人気が高いオートキャンプ場です。
サイトはフリーサイトになっていますが、車の乗り入れが可能で駐車スペースが決まっているので、その周辺にテントを設営していくスタイルです。
園内の施設が充実している事もあり、ファミリーや団体の方の利用が多い上に予約が取りにくいほど人気があるので、静かに過ごしたいソロキャンパーさん向きではないかもしれません。
しかし、女子のソロキャンパーさんなら注目したいポイントがあるのです。
こちらは管理人さんの常駐は勿論なのですが、キャンプ場入り口にガードマンさんがいらっしゃいます。さらに、夜間21時半から翌朝6時まではゲートも閉まります。
防犯面は完璧なキャンプ場です。
広大な敷地なので、遊具周辺を避けてテント設営をすれば自分時間を作る事も可能でしょう。
青い空とコバルトブルーの海に癒されながら過ごせば、ワイワイとした子供達の声も心地良く感じるのかもしれません。
ファミリーキャンプが多いというのは、女子のソロキャンパーにとっても安心材料ではありますよね。
| 住所 | 沖縄県沖縄市比屋根5-3-1 |
| 料金 | 2760円 |
| IN/OUT | 9～20時/9～21時 |
| 管理人常駐 | 常駐、キャンプ場入口にガードマン |
| トイレのキレイさ | キレイ・男女別 |
| 売店 | あり |
| シャワー室 | 3分100円（9時～20時半） |
| ゴミ | 持ち帰り |
| ポイント | 最長36時間滞在できる
人気があるキャンプ場なので週末予約の計画は早めに |
| 公式サイト | 沖縄県総合運動公園 | Okinawa Comprehensive Athletic Park (okinawa-kenso.com) |
事前対策で、安全で充実した女子ソロキャンプを！
キャンプ雑誌などを見ると女子のソロキャンプが増えてきたとは言え、なかなかハードルが高いのも事実です。
しかし、事前の確認と対策を行えば、女性のソロキャンパーにも優しいキャンプ場は見つかります。
最近では、ソロキャンプ場と言うのもチラホラ聞かれるようになってきたので、ここから数年後のキャンプ場の形態も細分化され変化しているのかもしれません。
対策をガッツリ行うだけではアウトドアならではの自由さが半減してしまうかもしれないので、キャンプ場の管理人さんや他のキャンパーさんとの良い距離のコミュニケーションをとる術も大切になってくるでしょう。
キャンプ場だけに頼らず、自分自身の守り方や楽しみ方を学びながらソロキャンプにチャレンジしていきましょう。
