キャンプに行こうと思うと2日は休みが必要。
もっと気軽に、仕事帰りにも直行できるキャンプ場はないものかと考え探してみました。
夜からでも行けるキャンプ場の種類は2種類。
予約をした上でレイトチェックインのサービスを利用する場合と、24時間開放されている野営場を利用する場合があります。
レイトチェックインのサービスを取り入れているキャンプ場は数少なく、大体のキャンプ場は17時または日没までのチェックインが必要です。
勝手な判断で、遅いチェックインはできませんので、必ず事前に確認していきましょう。
予定外の事情で到着が遅れる場合は、キャンプ場に連絡を忘れずに。
今回は2種類のキャンプ場の特徴を踏まえ、おすすめのキャンプ場を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
当記事のコンテンツ
夜から行けるキャンプ場の特徴
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予約が必要なキャンプ場
通常のキャンプ場でも、レイトチェックインを取り入れている施設があります。
ただし、遅くても19時や20時までにはチェックインが必要な施設がほとんど。
設備や管理体制がしっかりしていることが多いので安心ではありますが、キャンプ場を利用している他の人への配慮をしなければ、トラブルにもつながります。
日没後の設営はできるだけ短時間で済ませられるよう工夫し、クワイエットタイムにはしっかりと片付けを済ませるよう計画的に進めましょう。
野営場
一般的に野営場と呼ばれるキャンプ場は、予約の必要がなく好きな時間に好きな場所にテントを張ることができます。
ただし、設備が整っていなかったり管理が行き届いていなかったりすることで、危険なトラブルに遭遇する確率も上がります。
最近では野生動物の被害も増えています。
野営場の利用には、ある程度の経験と知識、装備が必要になってきます。
夜から行けるキャンプ場のメリットとデメリット
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メリット
夜から行けるキャンプ場のメリットは、思い立ったらいつでも行けることです。
天気や予定を見て「キャンプに行きたい」その時に、叶えられるのは大きなメリット。
そして、夜から行けるキャンプ場は無料の場所も多くあります。
リーズナブルにキャンプを楽しめるのも嬉しいですね。
無料のキャンプ場は管理され過ぎておらず、多くの自然が残っているのも魅力。
自分の好きな場所にテントを張り、好みのスタイルで自然の中に身を置くことは、通常のキャンプとはまた違った自由さと心地よさを感じられます。
デメリット
何時でも行けるということは、何時でも来る人がいるということです。
野営場では、ファミリー向けのキャンプや高規格キャンプ場などのように、クワイエットタイムなどの決まりもないところがほとんど。
自分が寝ている間に、近くでテントの設営が始まって眠れないというエピソードもよくあります。
また、キャンプ場が24時間開放されているというのは、安全面でも不安が残ります。
小さなお子様連れのファミリーや、女性のソロキャンパーなどは、24時間開放されている完全に無人のキャンプ場は避けた方がいいかもしれません。
緊急の連絡先がなかったり、どこが管理している場所なのかわからない…などの不安も残りますね。
人々の善意で成り立っている場所が多いので、行ってみるまで状況がわからないこともあります。
日没後からキャンプをする際の注意点
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設営時間の短縮
日没後に設営する場合は、できるだけ短時間で設営できるテントを選びましょう。
ワンタッチテントや、ポップアップテントを選ぶのもいいですね。
また、ペグ打ちの音はまわりにかなり響きます。
ペグやペグハンマーの種類によっても違ってくるので、状況に合わせて使い分けられるといいですね。
明るさの確保
明るさの確保は身の安全にもつながります。
テントサイト全体を照らせるランタンや、手元を照らすヘッドライトなど、通常の設営時以上に光量のあるランタンがあると安心です。
テントサイト全体を照らすには1000ルーメンを目安に。
ヘッドライトは300ルーメンを目安に持っておくと安心です。
ファミリーの場合は、子どもから目が離れないように特に注意が必要です。
子ども自身を光らせておくのもいいですね。
調理時間の短縮
日没後に設営を始めると、あっという間に食事の時間。
レトルトなどを活用して、簡単に調理できるものを用意したり、事前に済ませてからキャンプ場に行くのもいいですね。
クワイエットタイムが設定されているキャンプ場を利用する場合は、片付けの時間まで考慮して計画を立てましょう。
焚き火時間を計算する
キャンプの中ですぐに終わることができないのが焚き火。
いざ寝ようと思っても、焚き火が片付いておらず眠れないということも。
遅くに到着すると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
慌てて火の始末をすると事故や怪我にもつながりますので、余裕をもって就寝できるよう注意が必要です。
火消し壺を用意するなど、時間短縮の工夫もあるといいですね。
騒音に注意
24時間出入りのできる野営場でも、マナーは守る必要があります。
必要以上に音を立てたり、大声で騒ぐようなことはことをしてはいけません。
管理人がいないため、他の人とのトラブルも起きやすくなります。
まわりに配慮して、みんなが気持ちよくキャンプできるよう心掛けましょう。
アクセスのいい場所を選ぶ
夜の山道ほど怖い道はありません。
ICから近いキャンプ場や、県道に近いキャンプ場を選ぶのがおすすめです。
明るい時間に下見に行ってみるのもいいですね。
思い立ったらすぐ行けるのは大きなメリットですが、強行は危険です。
いつものキャンプ以上に計画的に、安全に注意が必要です。
野営場は慣れてから
キャンプやアウトドアの経験や知識が浅いまま、野営場を利用するのは少し不安。
まずはキャンプ場での経験を積んだうえで、様々なトラブルに対応できるだけのスキルが必要です。
自分のレベルに合った場所を選ぶようにしましょう。
夜から行けるキャンプ場7選
(長野県)木曽駒冷水公園
出典:木曽駒冷水公園
木曽駒冷水公園は、365日24時間オープンしています。
キャンプは予約なしで、いつでも無料で利用することが可能。
24時間営業しているキャンプ場としては、かなり設備が整っているのでおすすめです。
トイレはLINEの友達登録で鍵のナンバーを知ることができるというユニークなシステム。
洗い場や売店などもあり、無料とは思えません。
30分圏内に、スーパーやコンビニ、飲食店もある便利な立地。
管理人は不在なので、それぞれマナーを守って綺麗に利用しましょう。
木曽駒冷水公園の基本情報
住所 | 〒397-0002 長野県木曽郡木曽町新開130 |
緊急連絡先 | 公式LINE |
利用時間 | 24時間 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://kisokomareisui.com/ |
木曽駒冷水公園へのアクセス
(茨城県)大洗キャンプ場
出典:大洗キャンプ場
19:30までの到着であれば、大洗キャンプ場のレイトチェックインサービスが利用できます。
ただし、条件として
- ソロキャンプ、または2名まで
- 1年以内に大洗キャンプ場の利用がある
- 利用方法や注意事項を十分に理解している
- テントの設営に時間がかからない
- 翌日9時以降に窓口清算が必須
という条件があります。
通常以上に周囲への配慮や場内への配慮が必要なサービスです。
これだけしっかりとした管理がされているキャンプ場は、ソロの女性キャンパーにも安心です。
通常予約に加え、事前に別途申し込みが必要なので忘れずに。
大洗キャンプ場の基本情報
住所 | 〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8231-4 |
電話番号 | 029-212-3121 |
利用料金 | 2,200円/人から |
レイトチェックイン可能時間 | 19:30まで |
予約 | 必要 |
公式サイト | https://www.oarai-camp.jp/page/page000005.html |
大洗キャンプ場へのアクセス
(千葉県)サニーサイドオートキャンプ
最大6名までの人数で、20:00までチェックインに対応しているのがサニーサイドオートキャンプです。
都心からおよそ1時間、小さい住宅街を抜けた場所にひっそりとある小さなキャンプ場。
アクセスもいいので、仕事帰りにキャンプを楽しむこともできます。
ファミリー用などの大きいテントの設営には時間がかかりますので、設営の簡単なテントを利用するのがいいでしょう。
22:00以降はクワイエットタイムが設定されています。
遅いチェックインだとしても、ルールや時間を守って過ごしましょう。
サニーサイドオートキャンプの基本情報
住所 | 千葉県山武市横田976-1 |
営業期間 | 通年 |
利用料金 | 5,500円から |
公式サイト | https://hopedigitalsolutions.co.jp/outdoor-sunnyside-autocamp/info/ |
サニーサイドオートキャンプへのアクセス
(群馬県)自然の森野営場
出典:ぐんまdeキャンプ
自然の森野営場は、水源の森百選にも選ばれた奥利根水源の森にある無料の町営キャンプ場。
電気も水道もなく、あるのはトイレだけです。
携帯の電波も届きません。
予約不要で、空いているスペースに自由にテントを張ることができます。
かなりワイルドな環境ではありますが、野営場までは道路も整備されているので比較的行きやすい場所にあります。
ただし近くにスーパーなどはありませんので、万全の準備をしていきましょう。
自然の森野営場の基本情報
住所 | 〒379-1721 群馬県利根郡みなかみ町藤原 |
管理 | 町営 |
予約 | 不要 |
利用時間 | 24時間 |
利用期間 | 6月~11月(冬季閉鎖) |
自然の森野営場へのアクセス
(神奈川)和田長浜海岸
出典:YMCA
和田長浜海岸は、夏季期間(7.8月)は海水浴場としてオープンしています。
海水浴場としてオープンしている間は、駐車場の利用も18時までになりますので注意が必要です。
18時以降は車両を残しておくこともできず、運転代行サービスを利用してでも移動しなければなりません。
海水浴場が閉鎖したオフシーズンのみ、浜辺でキャンプすることができる穴場的スポットです。
オフシーズンは駐車場も無料。
駐車場には簡易トイレがありますが、水場はありません。
さらに、砂浜にはペグが刺さらずサンドペグや砂でのテント設営が必要になります。
上級者向けのスポットとなりますが、海の目の前で開放的なキャンプをすることができます。
和田長浜海岸の基本情報
住所 | 横須賀市長井2-3872-61 |
駐車台数 | 150台 |
和田長浜海岸へのアクセス
(神奈川)田代運動公園河川敷
出典:YAHOOMAP
田代運動公園に隣接した中津川の河川敷では、24時間出入り自由でキャンプすることができます。
キャンパーの間でも知名度の高く、人気のキャンプ場なのでハイシーズンは空きスペースがないことも考えられます。
河川敷には直接車で乗り入れることができ、多くのキャンパーで賑わっています。
利用料金は無料。
アクセスもよく初心者にも優しい、思い立ったらすぐいけるキャンプ場として最適です。
田代運動公園河川敷の基本情報
住所 | 神奈川県愛甲郡愛川町田代1700 |
電話番号 | 046-285-6948 (愛川町役場 商工観光課 観光振興班) |
料金 | 無料 |
利用時間 | 24時間 |
設備 | トイレのみ |
田代運動公園河川敷へのアクセス
(神奈川)角田大橋河川敷(青少年広場)
出典:日本単独野営協会
田代運動公園より認知度が低いので、空きがない場合はこちらにまわってみるのもいいかもしれません。
中津川を少し下った位置にあります。
24時間好きな時間に無料で利用できますが、設備は最低限。
トイレは簡易トイレが3つ、うちふたつは和式となっています。
京王相模原線「橋本駅」からバスも出ていますので、徒歩キャンパーにもおすすめです。
角田大橋河川敷(青少年広場)の基本情報
住所 | 〒243-0301 神奈川県愛甲郡愛川町角田 |
料金 | 無料 |
利用時間 | 24時間 |
設備 | トイレのみ |
角田大橋河川敷(青少年広場)へのアクセス
仕事終わりにキャンプに直行!
出典:unsplash
遅くからキャンプができるキャンプ場は、少ない時間を有効的に活用することができます。
野営場の利用は、キャンパーのマナーで成り立っています。
「来た時よりきれいに」を基本に、まわりの人や次の人が気持ちよくキャンプできるよう心掛けましょう。
ひとりひとりの意識によって利用できていることを忘れずに。