キャンプブームの影響で、これまで地元人だけに愛されてきた穴場のキャンプ場が注目を浴びるようになっています。
鹿児島県霧島市にある「国分キャンプ海水浴場」も海水浴で賑わう夏休み期間がメインだったのですが、目の前に見える桜島と夕日の美しさがキャンパーの間で話題となり瞬く間に予約が取りにくいキャンプ場となりました。
そこで、様々な複合施設になっている国分キャンプ海水浴場の魅力や情報をお伝えしますね。
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国分キャンプ海水浴場の基本情報
住所 | 鹿児島県霧島市国分下井下井2512 |
料金 | バンガロー 2200円 230円/1人
フリーサイト 550円 デイキャンプ 無料 |
予約方法 | 電話予約(状況によっては当日可) デイキャンは当日 |
予約時期 | 6月~8月‥国分キャンプ場管理事務所にて受付(0995-45-1550)
9月~5月‥国分海浜公園管理事務所にて受付(0995-47-1232) |
利用時間 | バンガロー 17:00 ~9:00
フリーサイト12:00~12:00 デイキャン9:00~16:30 |
設備 | バンガロー6棟(エアコン付き)
テントサイト/フリーサイト50 トイレ・シャワー |
ペット | バンガロー・貸出テントへの(犬などの)入室は不可
リードを付けて海や砂浜で遊ぶのは可。(糞等の始末は必須) |
国分キャンプ海水浴場の特徴
目の前にドーン!と桜島
国分キャンプ海水浴場の大きな特徴は、何と言っても目の前に錦江湾が広がるなかで大きな桜島がドーンと鎮座していることでしょう。
海水浴場からの眺めは地元では有名でしたが、その横にあるキャンプサイトからも同じような桜島を望むことができます。
フリーサイトのキャンプサイトは松林エリアと海沿いエリアに分かれるのですが、桜島を望みながらキャンプをしたい方は海沿いエリアに陣取りましょう。
そのまま波打ち際まで行っても良し、タープ内から眺めるのも良しです。
鹿児島県内のキャンパーさんなら、いつも眺めている桜島がさらに身近に感じられます。
県外のキャンパーさんであれば、鹿児島のシンボルである桜島の迫力と大らかさを肌で感じることができるでしょう。
キャンプだけじゃない!様々な施設が充実
国分キャンプ海水浴場は、ビーチサイドにバンガロー含めたキャンプ場、シャワー室、売店があり、他にもテニスコートや体育館などが備わる総合施設です。
園内の地図を見ると、防波堤外側にキャンプ場や海水浴場があり内側にスポーツなどに関連した施設があるという感じでしょうか。
お子さん用の公園もアスレチック的な要素がある遊具になっているので、大人も一緒に楽しむことができるようになっていますよ。
国分キャンプ海水浴場でキャンプをする魅力ポイント
低価格すぎる利用料金
国分キャンプ海水浴場は、テント持ち込みの宿泊が550円という破格のキャンプ利用料金です。
キャンプに行く時って意外とお金がかかるものですよね。
食料や飲み物をついつい奮発して購入し散財することもしばしばです。
そんなキャンパーにとっては有難い価格設定になっています。
さらに、デイキャンにいたっては「無料」という懐の深さ!
利用時間も9~16時半とかなりゆっくりできますよね。
16時半には撤収していることが条件ですが、無料で利用させてもらっているのでお手本キャンパーとしてしっかり守りましょうね。
雰囲気が違う2つのフリーサイトを気分で選べる
国分キャンプ海水浴場は電源なしのフリーサイトです。
サイト近くの駐車場に停めて、気分や目的に合わせて松林エリアか海沿いエリアを選んでテントを張っていきます。
松林エリアは、直射日光を避けられるので日差しの強い夏キャンプに向いていますね。
日陰で冷やされた風が心地良く感じられるでしょう。
また、松林エリアにはトイレやシャワー室、炊事棟が揃っているので便利なエリアでもあります。
海沿いエリアは、目の前の錦江湾と桜島の眺めを楽しみたいキャンパーさん向けでしょう。
釣りキャンプ以外に、夏になると海で遊ぶお子さん達をキャンプサイトから様子が見られるように選ぶキャンパーさんが多いようです。
注意点として、海からの風が強い時期もあるので風向きをしっかり見極めてテントやタープをたてることがポイントです。
釣りや海水浴ができる
国分キャンプ海水浴場は、名前の通り海のレジャーを楽しめます。
防波堤で釣りをしている方は年間を通していらっしゃいましたが、キャンプ場が賑わうようになってからは「釣りキャンプ」を楽しむキャンパーさんの姿をチラホラ見かけます。
また、夏休み期間になると併設のバンガローに宿泊しながら海水浴を楽しむ家族連れで賑わうのは、毎年恒例のようですよ。
少し施設が古いバンガローですが夏休み期間は予約で直ぐに埋まってしまうので、気になる方はHPで予約開始日をチェックしてくださいね。
24時間大型スーパーがキャンパーを救う
キャンプ場から車で30秒の場所にコンビニがあります。
さらに、車で15分走ると全国放送のTVで何度も紹介されている「A-Zはやと」という24時間オープンしている巨大スーパーがあるので、一度は訪れてみるのも良いでしょう。
とにかく何でも売っています。
食料品日用品はもちろん、アウトドア商品や衣類に仏壇、自転車、車まで!
画像のように、醤油だけでも種類がこんなにあります。
忘れ物が多いキャンパーさんには心強い見方になると思いますが、あまりの商品の豊富さとお店の巨大さにキャンプに来ていることを忘れて夢中になる可能性があるのでお気を付けください。
やっぱり桜島と夕日でしょ!
国分キャンプ海水浴場は錦江湾の一番奥に位置しており、東に大隅半島、目の前に錦江湾と桜島、西には薩摩半島を眺めることができます。
国分キャンプ海水浴場から眺める桜島の姿は、ポスターなどでよく見かける鹿児島市から見たメジャーな桜島と比べても引けを取らない美しさがあります。
噴火した後の降灰が押し寄せる確率も少ないので、ぜひキャンプ中に拝んでみたいものですよね。
映えること間違いないので、スマホの充電とSNSへの投稿も忘れずに。
晴れた日のキレイな桜島を眺めた日の夕方、西に視線をやるとオレンジ色の美しいグラデーションが空全体を染めてくれるはずです。
また、オレンジ色に染まった空の色が錦江湾に反映する景色は、夕食作りの手を休めて見入ってしまうような美しさがあります。
時期が良ければ、車を少し走らせて山の中腹に上がると桜島に夕陽が沈んでいく「ダイヤモンド桜島」を拝むこともできますよ。
国分キャンプ海水浴場の残念ポイント
受付やキャンプ場までのルートが分かりにくい
国分キャンプ海水浴場に行くまでは分かりやすいのですが、駐車場に車を停めた後にどこに受付があるのかが分かりにくいです。
分かりやすい看板もないので初めての方は戸惑ってしまうでしょう。
目印として、駐車場の東側に体育館が見えるのでそれを目印に向かって歩きましょう。
体育館の前に来て左に視線をやると、コンクリート作りの建物があり1階が受付になります。
受付の方も親切に対応してくださいますよ。
その際に、キャンプ場までの行き方までたずねてください。
初めての方は、駐車場に戻ってからキャンプ場に向かおうとする際に「で、どこから?」ってなると思うくらいルートが分からないと思います。
キャンプ場までのルートをご説明します。
駐車場を出て左折します。
すると、道路が二股に分かれているのですが「手前の道路」へ進みましょう。
少し走ると防波堤の上を走る道路が出てくるので、そこを左折して防波堤の上を走り進めます。
防波堤の上を車で走るという体験って少ないと思うので「本当に良いの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、大丈夫です。
走り始めれば右側にチラホラとテントが見えると思うので「キャンプ場に近づいている!」と安心できると思います。
そして、ユックリ走っていると車で侵入できそうな入口があるので、そこから海岸へ入っていけばキャンプ場に到着します。
初めての方は本当に分からないと思うので、必ず事前にチェックしてくださいね。
施設がやや古い
バンガローやキャンプ場内施設の古さは否めません。
バンガローにはトイレやシャワーはなく共同になります。
トイレは和式のみで障害者用トイレのみが洋式なので、和式が使えない最近のお子さんが障害者用トイレ前で並んでいる光景も。
キャンパー以外の人もいる
国分キャンプ海水浴場はキャンプサイトが以前からありながらも、どちらかと言うと「夏休み期間に海水浴客やバンガロー宿泊者で賑わう」エリアでした。
キャンプサイトと海水浴場の仕切りもないので、気候の良い時期や夏休み期間になるとキャンプサイトの横や目の前に海水浴に来た一般の方もいます。
特に、夏になるとアルコールが入って盛り上がってしまい大音量で音楽を流しているグループが多いようです。
目の前に錦江湾と桜島があり気持ちも大きくなってしまうのかもしれません。
先日のデイキャンの際も、海水浴場側でレゲエ調の曲が永遠と流れていました。
雰囲気に合っているとはいえ、マナー違反にならないように利用者みんなで気をつけたいですね
国分キャンプ海水浴場でオレンジ色に染まる桜島を眺めよう!
鹿児島県霧島市にある国分キャンプ海水浴場、いかがでしたか。
利用料金が安くて目の前が海と桜島という眺めは、ここでしか味わえない魅力的です。
この夏、家族や仲間と一緒に防波堤に座りながら桜島と夕陽の競演をながめてみませんか。