ホテルや旅館に泊まる旅行よりも、低予算で楽しめるキャンプ場での宿泊。
とはいえ、繰り返し行くとなるとキャンプ場代もばかになりません。
「お金は美味しい食材代に使いたい!」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、無用で利用できる関東のキャンプ場を6箇所ご紹介します。
デイキャンプだけでなく宿泊も可能なキャンプ場のみをピックアップしているので、ぜひお泊りキャンプの際の参考にしてみてくださいね。
※新型コロナウイルスの影響により休業や入場制限をしている場合があります。ご利用の際は必ずホームページまたはお電話で最新情報をお確かめください。
当記事のコンテンツ
無料で宿泊可能な関東のキャンプ場6選
【東京都八王子市】高尾森林ふれあい推進センター 日影沢キャンプ場
日影沢キャンプ場は、高尾山の北側にある森林の中に位置するキャンプ場です。
近くには小川が流れており、豊かな自然の中で季節ごとに変わる森林の様子を楽しむことができます。
近くの「いろはの森の歩道」からは、高尾山登山も可能です。
テント3張り、収容人数15名という小さなキャンプ場ですが、炊事場やカマドはしっかりとした数が用意されています。
ただし、水道は沢の水が利用されているので飲用には向きません。
また、水道で利用された水は沢に戻されるため、食器用洗剤や料理に使った油などをそのまま流さないようにしましょう。
基本的に管理人は常駐していませんが、場内には監視カメラが設置されています。
ただし、スマートフォンの電波は圏外になるので注意してください。
なお、利用の際には前々月末までに往復はがきでの申し込みが必要です。
高尾森林ふれあい推進センター 日影沢キャンプ場の基本情報
住所 | 東京都八王子市高尾町高尾山国有林内(八王子市高尾町2181-1) |
TEL | 042-663-6689 |
チェックイン | 13:00 |
チェックアウト | 11:00 |
URL | https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/campzyo/campzyo.html |
【栃木県宇都宮市】宇都宮市森林公園
宇都宮森林公園は、赤川ダム湖畔に広がるアウトドアの総合レジャースポットです。
キャンプ場は湖畔の針葉樹に囲まれたエリアに設置されており、静かな環境の中で自然を満喫できます。
公園内にはサイクリングコースや登山ロードも完備されているため、様々なアウトドアを複合的に楽しみたいという方にもおすすめです。
また、公園内のレストランでは古賀志町地粉を使用したそば、うどんの他、赤川ダムカレーやオリジナル餃子などを味わうことができます。
無料キャンプ場ながら、公園内の充実した施設を気軽に利用できるのがうれしいですね。
利用期間は春から秋までとなっていますが、春の桜や秋の紅葉なども楽しめるキャンプ場です。
宇都宮市森林公園の基本情報
住所 | 栃木県宇都宮市福岡町1074‐1 |
TEL | 028‐652‐3450 |
チェックイン | 11:00 |
チェックアウト | 10:00 |
利用期間 | 4月1日~10月31日 |
URL | http://www.forestpark-utsunomiya.jp |
【千葉県睦沢町】睦沢町緑地休養施設やすらぎの森キャンプ場
やすらぎの森キャンプ場は、九十九里浜を臨む展望台や、釣りを楽しめる夫婦堰などが併設された睦沢町営の緑地休養施設です。
キャンプエリアはシンプルな構造ながらきれいに整地されており、炊事場やカマドといった最低限の設備はきちんと用意されています。
また、駐車場には温水洗浄タイプのトイレが設置されている点もうれしいポイントです。
広場の外周には桜の木が植えられおり、桜の季節には夜桜のライトアップを間近に眺めながらキャンプを楽しめます。
灯りの少ないこのエリアでは、晴れた日の満天の星空も見事ですよ。
睦沢町緑地休養施設やすらぎの森キャンプ場の基本情報
住所 | 千葉県長生郡睦沢町寺崎 |
TEL | 0475‐44‐2505(平日8:30~17:15/役場産業建設課産業振興班) |
チェックイン | 9:00 |
チェックアウト | 9:00 |
URL | https://www.town.mutsuzawa.chiba.jp/kankou/osirase/yasuraginomori.html |
【群馬県前橋市】県立赤城公園キャンプ場
赤城公園キャンプ場は、赤城山の標高1,300mに位置する無料キャンプ場です。
天空サイトならではの美しい星空と、大沼湖を臨む爽快な景色を満喫することができます。
キャンプサイトは木々の中に点在しており、ソロキャンプ向けのサイトが多く用意されている点も特徴です。
ソロサイト以外にも、面積の異なる「デュオキャンプ向け」「ファミリーキャンプ向け」「グループキャンプ向け」のサイトがあります。
ちなみにこちらが「デュオ向けサイト」です。
そしてこちらが「グループキャンプ向けサイト」となっています。
令和4年度の利用期間は11月5日までとなっていますが、降雪状況によっては変更になる可能性があるので注意してください。
県立赤城公園キャンプ場の基本情報
住所 | 群馬県前橋市富士見町赤城山 |
TEL | 027‐287‐8402(9:00~15:45/月曜休み) |
チェックイン | 12:00~17:00 |
チェックアウト | 10:00 |
利用期間 | 7月16日~11月5日(令和4年度) |
URL | https://www.pref.gunma.jp/04/e23g_00061.html |
【茨木県高萩市】小滝沢キャンプ場
小滝沢キャンプ場は、花貫渓谷の上流に位置するキャンプ場です。
予約が必要なく、利用期間にも制限がないため一年を通して利用することができます(紅葉まつりの期間を除く)。
広葉樹に囲まれ、良い意味で手入れされ過ぎていない場内は野営地のような趣きも。
すぐそばを流れる花貫川は、透明度が高く幻想的な雰囲気です。
秘境感を味わえながらも、夏には川遊びをするファミリーでにぎわい、一年を通して様々なキャンパーが訪れる、茨木県では人気の無料キャンプ場となっています。
小滝沢キャンプ場の基本情報
住所 | 茨木県高萩市大能地内 |
TEL | 0293‐23‐7316 |
チェックイン | 特になし |
チェックアウト | 特になし |
利用期間 | 紅葉まつり期間中のみ利用不可 |
URL | http://www.takahagi-kanko.jp/page/page000032.html |
【東京都大島町】トウシキキャンプ場
最後にご紹介するのは、東京の離島・伊豆大島にある無料キャンプ場です。
場内には炊事場やカマドだけでなく、シャワーやゴミ収集所まで完備されています。
たどり着くまでに時間のかかる島キャンプでは、ゴミを持ち帰らなくて済むととても助かりますよね。
また、トウシキキャンプ場は大島の南端部に位置しているため、朝日と夕日の両方を楽しむことができます。
さらにキャンプ場の近くには、グランブルーの美しさに息を呑む天然のプール、トウシキ遊泳場も。
離島ならではのダイナミックな自然を全身で感じられるのが、島キャンプの醍醐味ではないでしょうか。
トウシキキャンプ場の基本情報
住所 | 東京都大島町差木地字クダッチ |
TEL | 04992‐2‐1446(9:00~17:00/大島町役場観光課) |
チェックイン | 特になし |
チェックアウト | 特になし |
URL | http://www.takahagi-kanko.jp/page/page000032.html |
無料キャンプ場を利用する際の注意点
キャンプ場をご紹介する前に、無料のキャンプ場を利用する際の注意点について解説します。
1 無料キャンプ場だからこそマナーが大切
近年のキャンプブームから、気軽に利用できる無料キャンプ場の利用者は増加傾向にあります。
それに伴い問題となっているのが、ゴミの放置や直火禁止エリアでの直火などです。
ルール違反が続いたことが原因で、ここ数年で数多くの無料キャンプ場が有料化されました。
当然ながら、無料で宿泊できるキャンプ場だからといってルールがないわけではありません。
むしろ、無料のキャンプ場は利用者のマナーやモラルによって運営が成り立っていると考えておきましょう。
2 女性のソロキャンプには危険が伴う可能性も
無料で利用できるキャンプ場では、管理人が常駐していないケースがほとんどです。
また、予約不要の無料キャンプ場の場合、不特定多数の人が自由に出入りできてしまいます。
これらのことを踏まえると、無料キャンプ場は有料の場所よりも防犯面のリスクが高いと言わざるを得ません。
女性がソロキャンプをするのであれば、有料キャンプ場のほうが安心だといえるでしょう。
もしくは「デイキャンプのみの利用にする」、「車中泊にする」などの対策を検討しましょう。
3 キャンプ場の設備を確認しよう
無料で利用できるキャンプ場では、設備が十分に揃っていない場合があります。
有料のキャンプ場ではあって当たり前と思うような、炊事場や水道が設置されていないことも珍しくありません。
「トイレットペーパーが設置されていない」、「夜間の街灯がない」、「スマートフォンの電波が入らない」といったケースも考えられます。
ゴミステーションや灰捨て場がないキャンプ場も多いです。
また、管理棟はあっても売店やレンタル品が用意されている無料キャンプ場は少ないので、忘れ物をしないように気をつけましょう。
無料のキャンプ場に宿泊する際には、事前の設備確認と、キャンプ場の環境にしっかり対応できる準備が不可欠です。
あなたは無料のキャンプ場をどう楽しむ?
ご紹介した通り、関東には魅力的な無料キャンプ場が点在しています。
キャンプ場代がかからない分、キャンプに訪れた先でお土産を買ってみたり、高速道路代やガソリン代を気にせずいつもより遠いキャンプ場に行ってみたりという選択肢が増えますよね。
もちろん、キャンプの回数を増やすという楽しみ方も素敵です。
ぜひ、あなたなりの「無料キャンプ場の活用術」を見つけてみてくださいね。