ランタンはキャンプに必要不可欠なアイテムです。しかし一口にランタンと言っても種類が多すぎて、どのランタンを購入すればいいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は初心者の方でも使いやすいおすすめのランタンを5選紹介します!ランタンの種類や選び方も解説しますので、ランタン選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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ランタンの種類は?
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ランタンには灯油ランタン、ガソリンランタン、ガスランタン、LEDランタンの4種類あります。それでは1つずつ解説していきます。
灯油ランタン
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灯油ランタンとは灯油を燃料として使用するランタンです。灯油はガスやガソリンなどに比べると燃費がよく、燃料コストが抑えられます。
灯油ランタンには圧力をかけて灯油をガス状にして灯す加圧式、毛細管現象を用いて芯に灯油を染み込ませるフェアーハンド式があります。加圧式は光量が多くメインランタン向きで、フェアーハンド式は優しい光で炎を見て楽しむサブランタン向きです。
初心者の方にはフェアーハンド式が扱いやすく、お手入れも簡単なのでおすすめです。
ガソリンランタン
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ガソリンを燃料として使用するランタンです。抜群の光量があり、ガソリンランタンだけでテントの周囲を明るく照らすことができます。ホワイトガソリンの引火点は-50℃ほどなので、気温が低いときでも安定した光を放つことが可能です。
ただ使用するパーツや点火までの工程が多いので、初心者の方には難しいかもしれません。また価格も高めなのでキャンプに慣れてからガソリンランタンを使い始める方が多いです。
ガスランタン
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ガスを燃料として使用するランタンです。ガソリンランタンには劣りますが、メインランタンとして使用できるほどの光量があるものから、キャンドルのように卓上で使うサブランタンも発売されています。特に難しい工程もなく、お手入れも簡単なので初心者の方でも扱いやすいランタンです。
ガスランタンに使用するガス缶には、アウトドア用に作られたOD缶と家庭用のCB缶があります。OD缶は優れた燃焼性能で寒い地域や冬の登山などでも使用可能ですが、販売店は限られており価格も高めです。CB缶は寒さには弱いですが、コンビニやスーパーなど身近な店舗で販売しており、OD缶よりも安価で購入することができます。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身に合うものを選びましょう。
LEDランタン
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LEDランタンはガスやガソリンなどの燃料は使わず、USBや乾電池から給電して使うランタンです。火を使わないため一酸化炭素中毒の危険性がなく、車内やテント内でも使用できます。ランタン本体は熱を持たず火傷の心配がないので、点灯中でも触って移動させることができます。テント内はもちろん、炊事場やお手洗いなど好きな場所へ持ち運んで使える点も魅力の1つです。
また他のランタンに比べると、虫が寄り付きにくいというメリットもあります。充電や給電するだけで簡単に使用できるので、初心者の方に最もおすすめのランタンです。
ランタンの選び方は?
- 使いたいシーンに合ったものを選ぶ
- 明るさで選ぶ
- 点灯可能時間で選ぶ
以上の3つがランタンを選ぶ際にチェックしたいポイントです。それでは1つずつ解説していきます!
使いたいシーンに合ったものを選ぶ
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キャンプで使うランタンには主に強い光でテント周辺を照らすメインランタン、テーブルなどに置いて見て雰囲気を楽しむサブランタンとがあります。
メインランタンにはガスランタンやガソリンランタンなど光量が多いものがおすすめです。最近ではLEDランタンでもメインランタンとして使えるほどの光量があるものも発売されています。
サブランタンとしておすすめしたいのは、小型のガスランタンや灯油ランタンです。生の炎を目で見て楽しむことができ、暖かい光が周囲を優しく照らしてくれます。雰囲気を重視する方はメインランタンと合わせて、サブランタンも持っていくとよりキャンプを楽しめますよ!
明るさで選ぶ
ランタンを選ぶ上で必ず確認したいのが明るさです。ランタンの明るさは lm(ルーメン)という単位で表され、この単位が大きくなればなるほど光量も多くなります。
メインランタンなら1000ルーメン以上、室内で使うサブランタンなら300ルーメンほどがおすすめです。複数人でグループキャンプをする場合は2000~3000ルーメンほどあればいいとされています。
ただ明るすぎても他のキャンパーの迷惑なったり、虫が寄ってきやすくなったりしますのでご注意ください。使用する際の人数や設置場所などを考え、適切な明るさのランタンを選びましょう。
点灯可能時間で選ぶ
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連続して点灯できる時間も予め確認しておきましょう。キャンプ場のほとんどは真っ暗になるので、夜間にランタンの燃料が切れしてしまったら不安な夜を過ごすことに・・・
1泊の場合、8時間ほど使用できるランタンなら安心です。長時間使えるランタンであれば、予備の燃料や電池を持って行かなくていいので荷物を減らすことができます。
点灯時間は光量の調節や使用環境、製品によって異なります。どれくらいの時間使用できるか確認して、必要であれば予備の燃料や電池を持っていきましょう。
これを買えば間違いなし!初心者におすすめのランタン5選
それでは初心者の方におすすめのランタン5選を紹介します。簡単に扱えるランタンを選びましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
【コールマン】クアッド(TM)マルチパネルランタン
出典:コールマン
サイズ | 約Φ14.5×23.5(h)㎝ |
重量 | 約1.2kg |
連続点灯時間 | 約3~400時間 |
明るさ | 〔乾電池8本〕High:約800lm、Medium:約200lm、Low:約100lm〔乾電池4本〕High:約500lm、Medium:約140lm、Low:約60lm〔1パネル〕High:約100lm、Low:約25lm、約100lm(スポット) |
コールマンから発売されている乾電池式のLEDランタンです。4面に付いているパネルは、1つずつ取り外して単体で使うことができます。
パネルのハンドルはスタンドにもなり、背面にはマグネットが入っているので車など金属にくっつけられるなど色んなシーンで活用可能。もちろんすべてを同時に点灯させることもでき、その明るさは約800ルーメン!
そこまでの光量を求めていない方には、メインランタンとして十分な光量がありあす。スマホの充電もできるので、災害時の備えとしてもおすすめのLEDランタンです。
【購入者のレビュー】
・キャンプでメインランタンとして使用しています。シーンによってパネルを外してテーブルやテント内で使ったり、お手洗いに行く際に持って行ったりしています。スマホの充電もできるので、別にモバイルバッテリーを持って行かなくてよくなりました!
・キャンプで使うランタンを複数持っていますが、乾電池式が欲しくて購入しました。キャンプはもちろん、災害時もパネルをバラバラにして色んな場所へ置くことができるので買ってよかったし、おすすめです。
【LUMENA】ルーメナー7
出典:Amazon
サイズ | 約9.2×9.2×2.8㎝ |
重量 | 約220g |
連続点灯時間 | 8~100時間 |
明るさ | High:1300lm、Low:260lm |
手のひらに乗るほどコンパクトなLEDランタンです。明るさは最大で1300ルーメンあり、連続点灯時間は約8時間とメインランタンとして使えます。
また昼光色・昼白色・電球色の3色に調光できるので、シーンに合わせて調節可能。特に電球色の暖かい光は、キャンプの雰囲気を損なわないのでおすすめです。
【購入者のレビュー】
・今までガスランタンなど複数のランタンを使っていましたが、最近はルーメナーだけ持っていけば十分です。かなり明るく、バッテリー持ちもいいので買ってよかったです。
・コンパクトなのにとても明るいので重宝しています。1泊で帰ってきても残バッテリーはほとんど減っていませんでした。普段はモバイルバッテリーとしても使えるので買って損はないです!
【ジェントス】EX-300H
出典:ジェントス
サイズ | 約Φ10.2×18.9㎝ |
重量 | 約680g |
連続点灯時間 | 約6~270時間 |
明るさ | 白色:1300lm、昼白色:820lm、暖色:490lm(すべて最大時) |
5000mAhの専用リチウムポリマー充電池または単1形アルカリ電池3本で使用可能なハイブリットタイプのLEDランタンです。白色、昼白色、昼光色の3色調色でき、明るさは無段階で調光可能。
ビルトインフック付きなので、逆さまに吊るして下方向へ光を広げることができます。耐塵・2m防水・落下耐久10mと耐久性もバッチリ!とにかく機能的なLEDランタンをお探しの方におすすめのランタンです。
【購入者のレビュー】
・キャンプで使用していますが、とても明るいです。長時間点灯するので、安心して使用できます。万が一の時の備えとしてもいいと思います。
・価格はそれなりにしますが、その分高性能です。最大の明るさは眩しくて見れないほどです。暖色モードもあるので、雰囲気に合わせて変えられます。充電も電池も使えるので買ってよかったです。
【キャプテンスタッグ】CS オイルランタン
出典:キャプテンスタッグ
サイズ | 約16×12×25㎝ |
重量 | 約370g |
燃焼時間 | 約14時間 |
白灯油またはランタン用パラフィンオイルを燃料として使うフェアーハンド式のランタンです。キャンドルほどの明るさなのでメインランタンとして使うには力不足ですが、温かみのある生の炎を見て楽しむことができます。
オイルランタンの中でも比較的安く購入でき、取り扱いも簡単なので初心者の方におすすめのランタンです。
【購入者のレビュー】
・初めてオイルランタンを購入しました。価格が安く、かなり軽いので気に入っています。
・明るさはありませんが、見ているだけで癒されます。テント内では使えませんが、ソロキャンプで明るさを求めない方なら十分かと思います。
【コールマン】2500ノーススターLPガスランタン
出典:コールマン
サイズ | 約Φ14.5×26㎝ |
重量 | 約1.3kg |
燃焼時間 | 約4~8時間(470g缶使用時) |
明るさ | 約1543lm |
コールマンから発売されている人気のガスランタンです。最大で1500ルーメンほどあり、ガソリンランタンに引けを取りません。
ガス缶をセットして着火するだけなので、初心者の方でも簡単に扱えます。LEDランタンを卒業して燃焼系のランタンにチャレンジしたい方におすすめのランタンです。
【購入者のレビュー】
・ガソリンランタンとそれほど明るさは変わりませんが、こちらの方が扱いやすいです。ガス缶を使用するので燃費は悪いですが、手軽に使えるので気に入っています。
・とても明るいです。ガス缶をセットして着火するだけなので簡単に使えます。ガスがあればどこでも点火できるので、防災用に1つ持っていると安心かと思います。
ランタンをゲットしてキャンプデビューしよう!
以上、初心者の方におすすめのランタン5選とその選び方を紹介しました。気になる商品はありましたか?
用途やシーンに合わせたランタンを選べば、キャンプをより快適にすることができます。手軽さを求めるならLEDランタン、雰囲気重視ならオイルランタン、光量を重視するならガスランタンがおすすめです。
ランタンの扱いに慣れてきたら、ガソリンランタンにもチャレンジしてみてくださいね!