北海道伊達市大滝区にある「徳舜瞥（とくしゅんべつ）山麓キャンプ場」は、利用料がいらない無料のキャンプ場です。
廃校になった学校の空き地を利用してつくられており、芝生が広がる気持ちの良いサイトが魅力です。
今回は、徳舜瞥山麓キャンプ場を実際に利用してみた感想をレビューします。あわせて施設情報や注意点、周辺のおすすめスポットなどもまとめたので、ぜひ参考にしてください。
当記事のコンテンツ
徳舜瞥山麓キャンプ場とは？
一面が芝生のキャンプ場
徳舜瞥山麓キャンプ場は、北海道伊達市大滝区、徳舜瞥山登山口手前にあるキャンプ場です。標高約500mの地点に位置し、札幌からは車で約2時間、苫小牧港からは約1時間の場所にあります。
芝生が一面に広がった開放感のあるサイトが魅力です。
管理棟などはなく、朝晩自由に出入りができます。今回利用した時も夜間や早朝に来て設営されている方がいました。
無料で利用できる！
徳舜瞥山麓キャンプ場一番の魅力は、なんといっても無料で利用できるところです。
トイレや炊事場も完備されているので、普通にキャンプする分にはなにも問題ありません。
登山をする方にはもちろん、観光地も近くにあるので、旅の拠点にもおすすめです。
基本情報
| 住所 | 北海道伊達市大滝区上野町 |
| 営業期間 | 5月下旬～10月下旬 |
| チェックイン／アウト | なし |
| 料金 | 無料 |
| 予約 | 不要 |
アクセス
徳舜瞥山麓キャンプ場の施設情報
車の乗り入れができるフリーサイト
徳舜瞥山麓キャンプ場のサイトは、フリーサイトのみ。どこでも自由に車の乗り入れができます。
私が利用した10月平日の利用者は4組だったので、場所は選び放題でした。トイレや炊事場の近くを利用している方が多かったです。
キャンプ場の範囲は笹や樹木で区切られており、わかりやすくなっていました。
きれいで虫も少ない炊事場
炊事場はきれいに清掃されていました。虫も少なく利用しやすかったです。
ただし、夜間は電気がつかず真っ暗でした。電球自体はついていたので、もしかしたらつける方法があるのかもしれません。
今回は電気がつけられなかったため、夜の洗い物は諦めて、翌日朝に行いました。山の中のキャンプ場なので、同じようにする場合は食べ物の匂いがするものは車の中にしまうなどして対策してくださいね。
トイレは覚悟が必要
私は今回、女子トイレしか使用していませんが、女子トイレは和式の水洗で、虫が多く、原因のわからない獣臭が強くしました。
また、夜は電気がつきますが、昼間は電気がついておらず、少し暗かったです。私が入った個室は壊れていたのか、ハンドルを回すとホースから水が出るように改造されていました。
トイレットペーパーはありましたし、用を足す分には問題ありませんが、虫が苦手な方は覚悟が必要です。
徳舜瞥山麓キャンプ場の注意点
入り口が分かりにくい
徳舜瞥山麓キャンプ場の入り口は、写真の「登山道入口」の看板を曲がった場所にあります。キャンプ場の看板などは出ていません。
登山道入口の看板は各所に設置してあるので、見落とさないようにしてくださいね。
夜間は真っ暗
夜はとっても暗いです。ちなみに写真左側は焚き火の明かり、右側は車とトイレの明かりです。
正直、まわりはなにも見えません。
ちゃんと足元が照らせるライトを持って行くようにしましょう。
熊の出没注意
大滝区では、熊の目撃情報が多くよせられています。徳舜瞥山麓キャンプ場での目撃情報は確認したところありませんでしたが、絶対に出没しないとは言い切れません。
朝夕に山の中に入ったりする行為は控え、外に食べ物などを放置しないようにしましょう。
ルールは厳守
キャンプ場の入り口には、キャンプ場利用についてのルールが掲示されています。
直火での焚き火や、薪や枝の採取、ゴミの投棄などは禁止です。また、他の利用者に迷惑のかかるような行為はできません。
ルールを守って楽しむようにしましょう。
徳舜瞥山麓キャンプ場周辺のおすすめスポット
大滝ナイヤガラの滝
大滝ナイヤガラの滝はキャンプ場から車で5分ほどの場所にあります。
まさしく「ナイヤガラの滝」のように落ちる滝は圧巻です。秋に訪れれば、滝と紅葉の両方が楽しめますよ。
駐車場から大滝ナイヤガラの滝までは、徒歩で片道10分ほど。簡単なトレッキングも楽しむことができます。道にはウッドチップのようなものが敷き詰められていて、とても歩きやすかったです。
各所に写真のような樹木の名前が書かれており、植物の観察なども楽しめました。
朝のお散歩にもおすすめのスポットです。
大滝ナイヤガラの滝の基本情報
| 住所 | 北海道伊達市大滝区上野町 |
| 料金 | 無料 |
| 公式サイト | だて観光協会 |
大滝ナイヤガラの滝のアクセス
昭和新山と有珠山
昭和新山と有珠山は、徳舜瞥山麓キャンプ場から車で40分ほどの場所にあります。
昭和新山は国の特別天然記念物にも指定されている火山で、有珠山はロープウェイで登ることができる活火山です。
頂上では火口なども見ることができます。
簡単なカフェや展望テラスなどもあるので、食事を楽しみながら洞爺湖を眺めることもできますよ。
片道40分ほどの外輪山遊歩道では、写真のような美しい景色も楽しめます。
600段ほどの階段もあるので、トレッキングの準備をして訪れてくださいね。階段は行きが下り、帰りが上りです。
昭和新山と有珠山の基本情報
| 住所 | 北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山184-5 |
| 料金（ロープウェイ） | 1,800円 |
| 公式サイト | 有珠山ロープウェイ |
昭和新山と有珠山のアクセス
サイロ展望台（洞爺湖）
サイロ展望台はレストランや売店、カフェなどが一緒になった施設です。徳舜瞥山麓キャンプ場からは車で50分ほどの場所にあります。
展望台では、目の前に広がる洞爺湖が一望できます。
ヘリポートがあり、ヘリコプターでのクルージングが楽しめるのも魅力！コースは1名3,500円からあるので、少し変わったことを体験したい方はぜひチャレンジしてみてください。
サイロ展望台（洞爺湖）の基本情報
| 住所 | 北海道虻田郡洞爺湖町成香3-5 |
| 料金 | 無料 |
| 公式サイト | サイロ展望台 |
サイロ展望台（洞爺湖）のアクセス
徳舜瞥山麓キャンプ場に行ってみよう！
今回は徳舜瞥山麓キャンプ場を利用してみた感想をレビューしました。
標高が高かったためか、私が利用した日は車中泊でもかなり寒かったです。また、朝露や結露がすごく、水滴の対策には苦労しました。
トイレも虫が多いため、苦手な方は大変かもしれません。
しかし、サイトは開放的で紅葉も見られ、とても気持ちが良かったですよ。
今期の営業はまもなく終了となりますが、気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。
