キャンプ用のケトルを探している人なら一度は聞いたことのある、イーグルプロダクツの「キャンプファイヤーケトル」。
キャンプファイヤーケトルは、ブッシュクラフトで使用されていることも多く、YouTubeの動画などでご覧になったことがある方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、イーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」の魅力について細かくレビューしていきたいと思います。
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イーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」の特徴
イーグルプロダクツは、1946年に創立されたノルウェーのアウトドアブランドで、ケトル以外にもクッカーなどを販売しているメーカーです。
イーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」にはサイズが3つあり、それぞれ0.7L、1.5L、4.0Lとなっています。
今回ご紹介するサイズは0.7Lのもので、ソロキャンプにちょうどいいサイズになっています。
イーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」0.7Lモデルの仕様は以下の通りです。
サイズ | (約)直径14.5×高さ7.4cm |
重量 | 約236g |
材質 | ステンレス(底部:銅メッキ) |
容量 | 約0.7L |
イーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」の外観
ここからは実際に、イーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」を写真で見ていきましょう。
筆者はAmazonで購入しましたが、外箱に日本語記載はなく、ノルウェーで販売されているものの並行輸入品でした。しかし外箱に傷や凹みはなく、きれいな状態だったので安心して購入できます。
中には、ロゴ入りの専用ケースに入ったファイヤーケトルが入っていました。
ケースの中には、キャンプファイヤーケトル本体が入っていました。
取手がバタつかないように、フックが用意されているあたりの細かい配慮が嬉しいポイントです。
また、蓋のフックはロックして立てて置けるので、火にかけた後も外しやすくなっています。
底面は銅メッキ加工がされており、見た目のアクセントになっていますが、熱伝導率を向上させることが1番の目的となっています。
アルミニウムに比べて熱伝導率の低いステンレスですが、熱伝導率の高い銅メッキ加工によって、寒冷地や焚き火の炎でも、より早く湯を沸かせるようになっています。
ノルウェーという寒冷地にあるメーカーだからこその工夫ですね。
イーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」の使用感
ここからは、実際にイーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」をキャンプで使用した様子と、使用感についてレビューしていきます。
作りがしっかりしている
236gと軽量ながらステンレス製でしっかりした作りのため、他のキャンプ道具と一緒に持ち運んでも凹んだりする心配がありませんでした。
注ぎ口が短く、取手も畳んで固定できるので、省スペースに持ち運べるのがメリットに感じました。
お湯が沸くまでにかかる時間が早い
今回は、焚き火に直火で使用したため火力に大きく左右されますが、底の銅メッキがあるおかげでお湯が沸くまでにかかる時間は早いと感じました。
取手部分も熱くなるので注意が必要
お湯が沸いた後は取手を使って移動させるのですが、取手部分もステンレス製のため、革手袋やトング等で移動させる必要があります。
ただし、取手に凹みがあるのでトングなどでもつかみやすく、ハンガーや木の枝にも安定して引っ掛けておくことができるのは便利です。
出てくる湯量は多い
注ぎ口が小さく、注ぐときにこぼれるというレビューも見かけましたが、私の場合は全くこぼれることなく使いやすい印象でした。
ただし出てくる湯量は多いため、コーヒーのドリップなどには他社製の注ぎ口を付けるとよいでしょう。
煤がついた時の対処法
もちろん焚き火で使用すると煤がつきますが、付属のケースに入れれば他の道具を汚す心配はありませんでした。
煤を落とすにはメラミンスポンジなどの柔らかいスポンジを使用しましょう。
目の粗いスポンジで洗ったところ、表面に細かな傷がつき、ロゴも薄くなってしまったので、注意してください。
イーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」のメリット・デメリット
最後に、実際に使用してみて感じたイーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」のメリットとデメリットをまとめてお伝えしていきたいと思います。
まずはメリットからまとめていきます。
- 頑丈な作り
- 取手固定用フックなど細かな工夫
- 熱伝導率の高さ
- 無骨な見た目
頑丈な作りながらも、銅メッキを使用して熱伝導率は犠牲にしていないため、寒冷地のブッシュクラフトでもガシガシ使用できます。
取手を固定できたり、取手に凹みがあったりといった細かな工夫もキャンプでは非常にありがたい仕様でした。
そして何より、金属感あふれる無骨な見た目が所有感を満たしてくれるので、道具にこだわるキャンパーにおすすめです。
- 値段が高い
- 取手が上で固定できない
- コーヒードリップには向かない
デメリットとしては、0.7LモデルでもAmazonで7,990円とやや高めの値段がネックです。
また、取手が上部で固定できない、注ぎ口からの湯量が多くコーヒードリップには向かないなどのデメリットがありました。
まとめ
今回は、イーグルプロダクツ「キャンプファイヤーケトル」をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
頑丈で無骨な見た目のため、多くのブッシュクラフターが愛用しているイーグルプロダクツの「キャンプファイヤーケトル」。
長く使える道具なので、ぜひ検討してみてください。