茨城県北部、常陸太田市にある「水府竜の里公園(すいふりゅうのさとこうえん)」でキャンプをしました。
近くに竜神大吊橋や御岩神社、袋田の滝の観光スポットがあるキャンプ場です。
5月の金曜日に利用したのですが、オートサイト・フリーサイト共に利用者がおらず貸し切りでした!
今回は、そんな「水府竜の里公園」でのキャンプについて茨城県在住の筆者が宿泊レビューします。
当記事のコンテンツ
水府竜の里公園とは?
基本情報
水府竜の里公園は、茨城県北部、常陸太田(ひたちおおた)市にあるキャンプ場です。
竜神大吊橋の近くにあり、サイトによっては区画から吊橋が見られます。
サイトはオートサイトとフリーサイトの2種類で、オートサイトの利用者には、1区画につき隣接する温泉(竜っちゃん乃湯)の入浴券が2枚配られます。
オートサイトの利用が断然お得なキャンプ場です!
キャンプ場名 | 水府竜の里公園(すいふりゅうのさとこうえん) |
住所 | 茨城県常陸太田市天下野町1629 |
営業期間 | 通年営業 |
定休日 | 火・水曜日 (祝日の場合は翌営業日) 12月29日~1月3日 |
チェックイン/アウト | 13:00/11:00 |
サイト | オートサイト フリーサイト |
予約方法 | オンライン |
電話番号 | 0294-87-0543 |
公式サイト | 水府竜の里公園 |
料金
オートサイト | 3,150円 |
フリーサイト | 2,100円 ※タープは別途1,050円 |
アクセス
水府竜の里公園のサイト
オートサイト
水府竜の里公園のオートサイトは、全て芝生のサイトで、車も芝生の上に乗り入れます。電源はありません。
料金は3,150円とフリーサイトに比べて1,050円高いのですが、温泉の入浴券(平日の場合1,260円相当)が2枚ついているので、実質フリーサイトよりも安く宿泊できます。
オートサイトは、画像の奥が山側、手前が谷側(竜神大吊橋側)で、トイレは左側に伸びた道の先にあります。
幅はどれも同じですが、区画によって長さが異なるので、テントやタープにあわせて選びましょう。
実際のサイトは上のような感じ。サイトとサイトの間には生垣があり、最低限のプライバシーは維持できます。
今回は利用客が私たちしかいなかったので、生垣の前にスペースに車を停めました。
公式サイトの写真を見ると、サイトの前に横向きで(目隠しのように)停める方も多いようです。
サイトの雰囲気はこのような感じ。G~Lの区画にはベンチや切り株などがあり、座って谷側を眺められます。
ファミリー用のワンポールテントとタープを建てましたが、多少スペースが残りましたよ。
フリーサイト
フリーサイトも全面芝生です。
料金は2,100円で、タープを張る場合は別途1,050円かかります。
オートサイトの先に駐車場があり、さらに階段を登ったところがフリーサイトです。
車の乗り入れはできませんが、駐車場の奥に道路があり、フリーサイトの近くまで車を寄せられます。
写真手前のコンクリート部分が車を寄せられる場所です。
トイレや炊事場が階段下にあることや、入浴券が付かないことを考えるとやや割高に感じますが、見晴らしがよく、サイトを自由に使えるのはメリットと言えるでしょう。
水府竜の里公園の施設情報
受付・温泉「竜っちゃん乃湯」
受付は、公園の下にある「竜っちゃん乃湯」で行っています。車では1分ほど、徒歩なら5~10分の距離です。
簡単な食材や薪、炭なども竜っちゃん乃湯で購入できます。
温泉は、内湯とサウナの「もみじの湯」と、内湯と露天風呂の「さくらの湯」の2種類で、1日おきに変わります(男性の場合、偶数日がさくらの湯)。
料金は以下の表を参考にしてください。
ちなみに、付近の温泉は土日1,000円前後のところが多いので、竜っちゃん乃湯は比較的安めです。
「竜っちゃん乃湯」の料金
平日 | 土日祝 | 16:00~ | |
大人 | 630円 | 840円 | 520円 |
子ども | 420円 | 520円 | 320円 |
トイレ
トイレはフリーサイトとオートサイトの間に1棟のみ。男性・女性・車いす用があります。
ウォシュレット付きのトイレで、きれいに清掃されていました。照明がセンサー式なので、虫も少ない印象でしたよ(季節にもよります)。
炊事場
炊事場はトイレの隣に1棟あり、流しが6つあります。
お湯は出ません。
夜になると照明が付いたままになり、多少虫が寄ってきている印象でした。が、清掃は行届いており、気持ちよく利用できます。
水道の様子です。どの水道も長い蛇口と短い蛇口が付いていました。
休憩所
フリーサイトに、大きな屋根付きの休憩所があります。
トレッキングの拠点としてキャンプ場を利用する方も多いらしく、グループで集まって計画を練ったりするのかな?と思いました。
ちなみに、オートサイトの横にもベンチがありますが、屋根はありません。
水府竜の里公園の注意点
ゴミは炭を含めて全て持ち帰り
残念ながら、ゴミの引き取りは行っていません。炭も含め、各自持ち帰りましょう。
動物の声が聞こえたので、就寝時にはゴミを車内などにしまってくださいね。
トイレの水が流れにくい
注意書きもされていましたが、トイレの水が流れにくくなっています(女性側のみの確認)。
壁と便器後ろにボタンがあるのですが、便器後ろのボタンを押すとしっかり流れましたよ。
21時完全消灯!その後は街灯なし
水府竜の里公園は21時に完全消灯です(私が訪れた日はなぜか22時でした)。
完全消灯後は、炊事場の電気を含めてすべて消灯します。
トイレもセンサー式なので、近くに行くまでは真っ暗です。
訪れる際は、足元が見やすいライトを持っていきましょう。
温泉までの階段が暗い
温泉には、森の中を抜ける近道を通ると5分ほどでたどり着けます。
昼間でも暗い道なので、夜は懐中電灯を持っていても危ないです。夜間は無理をせずに、車道を利用しましょう。
ただし、その車道も街灯が少なく、坂がきついので、できる限り日があるうちに温泉を済ませておくのがおすすめです。
竜神大橋にも近い水府竜の里公園でアウトドアを満喫!
フリーサイトは見晴らしがよく、オートサイトはコスパが良い「水府竜の里公園」。
ゴミが持ち帰りなのと、夜真っ暗になるのが気になりましたが、温泉の入浴券が2枚付いていることを考えると、利用する価値があるなと思いました。
常陸太田へ訪れる際は、ぜひ一度宿泊してみてください。