日本でも余暇の楽しみ方として、キャンプというアクティビティがしっかりと根付きましたよね。スタイルもファミリーキャンプ・グループキャンプと様々ですが、最近ではソロキャンプの人気が高まっています。
ソロキャンプの魅力は、圧倒的な自由。誰にも気兼ねなく寄り道も出発時間も、全て自分自身で決められることではないでしょうか。
アニメゆるキャン△や芸能人の動画配信などで、ソロキャンプをやってみたいと感じた人も多いことでしょう。
今回は、筆者の経験を元に、ファミリーキャンプと比較しながら、キャンプスタイルの変化と共に、ギアの移り変わりを紹介します!
ギア購入の参考にして下さい。
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ファミリーキャンプとソロキャンプの違いとは?
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まずは、ファミリーキャンプやグループキャンプとソロキャンプでは、道具以外のところでも全く違います。
いざ、ソロキャンプをしようとした時に、不安を感じる最初のハードルではないでしょうか。
荷物の量の違い
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ファミリーキャンプの場合、人数分の寝袋や椅子などが必要です。自ずと荷物も多くなってしまいます。子供達が楽しめるような子供中心の遊び道具や、キャンプ道具選びが中心になります。
1人で楽しむソロキャンプは、全てを1人で行う必要があります。大型だったテントもコンパクトなテントが必要になり、調理器具もよりシンプルになることでしょう。
今まで大量に積み込んでいた道具を絞るのは、悩みどころの一つではないでしょうか。今まで使っていた道具も使うかもしれないから、持って行こうと思うのはよくある話です。
正に、キャンプスタイルで変わるギア選びの最初のターニングポイントです。
しっかりとした事前のスケジュールの違い
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子供がいるファミリーキャンプの場合、全員の日程調整や当日の天気予報など事前のプランを練なければなりません。
家族会議などを開き、当日何時に出発するか、現地に着いたら何して遊ぼうか、食事は何を作ろうかなどワクワクしながら会話していることでしょう。
初めてのソロキャンプは、全て自分で決めて行動するので、気持ちの上で心構えが必要です。1度経験すれば、感覚は掴めますが、初めての場合不安要素はあるでしょう。
キャンプ場の選び方の違い
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ファミリーキャンプとソロキャンプではキャンプ場の選び方にもいくつか違いがあります。
ファミリーキャンプでは、トイレ・シャワー・炊事場など施設が充実していることが重要です。子供達が安全に遊べるスペースや、目の届く範囲の環境が求められます。
アクティビティの有無も重要です。夏場であれば水遊びスペースがあると、子供達も1日中遊んでいられます。
一方、ソロキャンプの場合、施設の充実より静かで自然に囲まれた場所を好むのが一般的です。静かな環境を求めるため、アクティビティよりも自然との一体感を重視する傾向にあります。
ソロキャンプのメリット・デメリットとは?
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ソロキャンプを始める人は、いままでと違ったキャンプスタイル。ソロキャンプのメリット・デメリットを知っておくと、ギア選びにも役立ちますよ。
自分のタイミングでキャンプができる
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先述でも言いましたが、ソロキャンプの最大のメリットは、限りなく自由であること。焚き火がしたい・日常から離れたい・1人の時間を楽しみたいなど、思ったらすぐに行動に移せます。
キャンプ地・食事も自分次第。寄り道や昼寝といった時間の使い方も、気遣うことなくできるのは魅力ですよね。
読書や映画鑑賞もリラックスタイムとして、自分のペースで行動できるので、自分の興味や好みに合わせてキャンプを楽しむことができます。
炎のゆらめきは、心身を落ち着かせる効果があると言われています。焚き火と向き合うだけでも、非日常を堪能できますよ。
全てを1人でやらなければならない
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ソロキャンプのデメリットとしては、設営から撤収まで全て1人で行わなければなりません。初めての方には、不安と負担を感じるかもしれません。
又、怪我や体調不良なども自己処理をする必要があります。何かあった時も一人で行うリスクがあるのもデメリットです。ソロキャンプに行く際は、応急セットを常備した方がいいでしょう。
ソロキャンプをするギア選びのコツ
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ソロキャンプは、全てが自由である反面、全てを1人で行うためギア選びも重要になります。
いかに自分1人で必要なギアを持参できるかが、ファミリーキャンプと大きく異なってきます。軽量かつコンパクトなギアを選ぶことをおすすめします。
コンパクトに携行性あるバーナーがお勧め
シングルバーナーと予備でアルコールストーブを持ち歩く
バーナーの熱源は様々ですが、大きく変わるのがサイズと使いやすさです。携行性を考えれば折りたためるガスボンベタイプをおすすめします。
以前使用していたバーナー類
ファミリーキャンプで使用していたツーバーナーは、ソロキャンプではかさばるのでシングルバーナーに変わっていくことでしょう。
使用しているメインバーナー
雰囲気あるランタンはソロキャンプにぴったり
以前は、照度を中心としてためサイズも大きい
ファミリーキャンプでは、子供もいるため広範囲に照らせる大きめのランタンが便利ですが、ソロキャンプではテーブル周り程度の照度で十分です。
ファミリーキャンプで見かけるコールマンランタンは、ソロキャンプでは持て余してしまいます。
自然の中に溶け込むランタンへシフト
テーブル周りが照らせる程度でいいので、自ずと持ち運びや設置が簡単なコンパクトなランタンが便利です。LEDランタンもあると、コンパクトで照度も変えられるので便利です。
ソロキャンプを続けていくと、明るさより雰囲気を求めます。キャンプの雰囲気が出るオイルランタンは、ソロキャンプのおすすめギアです。
オイルランタンと焚き火の炎で、日常の喧騒を忘れるキャンプができますよ。
使用しているメインランタン
設営・撤収が楽な2人用テントを選ぼう
ファミリーキャンプ時代、テント相応の大量の荷物で移動
テントは人数プラス1人が丁度いいと言われています。荷物などを置くためのスペースとして、2人〜3人程度のテントを選ぶといいでしょう。
ファミリーキャンプでは、4人〜6人の2ルームテントなどが重宝しますが、ソロキャンプの場合、サイズ的にも大きいばかりか1人の設営も困難になります。
設営と撤収が簡単にでき、使い勝手の良いテントを選ぶとストレスなくキャンプを楽しめます。
ワンポールで設営可能なサーカスTCは、ソロでも十分なスペース
サイズと重量を考えた際、種類も豊富なドーム型テントやワンポールテントは、ソロキャンプを始めるギアとして丁度いいテントです。
使用しているメインテント
どれだけ絞れるかがコッヘル選びの鍵
4人〜6人の調理が可能なかつての調理器具たち
ファミリーキャンプでは、人数分のお皿・フライパン・大きめの鍋など、家庭で使う調理道具のサイズになってしまいます。
後列スタッキングした状態だが、ここまでのサイズは持て余す
コッヘルの選び方は十人十色ですが、一人分の調理ができればいいので、どこまでコッヘル類を絞れて荷物を軽減できるかが鍵となります。
又、何を作りたいかにもよってきます。焚き火料理にチャレンジするのであれば、焚き火台と鉄板のみなど、よりシンプルに道具選びができます。
ソロならばこれだけあれば十分
筆者の場合、お米も炊ける万能調理器具のメスティンと、円盤のようなマルチグリドルとヤカンぐらいです。
ソロキャンプに行くとお酒に合うおつまみ料理が多いので、大体それで事足りてしまいます。お皿は特になく、調理道具とシェラカップがお皿代わりです。
使用しているメイン調理器具
無駄なく購入し、ソロキャンプを楽しもう!
ファミリーキャンプからソロキャンプに切り替える際は、相応の道具の入れ替えが必要です。
スタイルの変化でキャンプ道具が増えてしまうのは、悩ましい限りではありますが、楽しむためにはキャンプスタイルやニーズに合ったギア選びが必要になります。
筆者は、今でもいかにミニマムに道具を軽減できるか悩んでいます。どうやってスタッキングすれば無駄なく積載できるかも、未だ試行錯誤しています。
かつての使わなくなった道具たち。売ってしまえばいいのですが、なぜか踏み切れないのは、また使うかも・・・という事と、思い出があるからかもしれません。
これからソロキャンプを始める方は、自分のソロキャンプのイメージを持って、無駄なく購入し、ソロキャンプの楽しさを味わってくださいね。