ノウハウ

雨の日キャンプの楽しみ方と魅力は?持参したい装備も紹介

tetsu

キャンプは開放的な自然の中で、非日常が味わえるアクティビティです。

事前に予約していた日が雨予報で、楽しさも半減してしまうとキャンセルした方も多いのではないでしょうか。

雨の日は、設営や撤収がいつもより大変かもしれませんが、雨の日ならではのメリットも多く、経験するだけでも自信につながります。

筆者も雨の日キャンプは幾度となく経験し、テントの耐久性を試すため、あえて雨の日を選んで行ったこともあります。

今回は、筆者の経験も踏まえつつ雨の日キャンプの魅力について紹介します。
是非、参考にしてください。

雨の日キャンプのメリットと魅力

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みなさんは、雨の日は大自然も見れなく、デメリットしかないだろうと思っていませんか。

確かに晴れている方が開放感がありますが、雨の日ならではのメリットもたくさんあります。ここでは、そのいくつかを紹介します。

予約が取りやすく人混みになりにくい

雨の日はキャンセルも出やすく、普段人気のキャンプ場も予約がしやすくなります。特に小さな子ども連れのファミリーキャンプは、キャンセルが出やすくなる傾向があります。

そのため人混みになりにくく、場所によっては数組しかいない場合もあり、悠々自適な過ごし方ができるのも雨の日キャンプの魅力です。

巣ごもりでじっくり会話ができる

雨の日キャンプでは、タープ下やテント内で過ごす時間が多くなります。それに合わせて仲間や家族との会話の時間も増えてきます。

たまには、巣ごもりでじっくりと会話をするのもいいでしょう。今まで話せなかったこと聞けなかったことができ、よりいっそう絆が深まりますよ。

ソロキャンプが多い筆者は、会話の代わりに道具の手入れなどをしています。何かじっくりとゆとりある時間が過ごせるのも、雨の日だからこそです。

虫も少なく雨音も心地よい

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雨の日は、晴れた暑い気候と比較し虫の活動も鈍くなります。夏キャンプでは、蚊やブヨなど虫対策が必要不可欠。雨の日は極端に少なくなり、快適に過ごせます。

しかし、全くいないわけではないので、虫除けスプレーやかゆみ止めなどは持参することをおすすめします。

テントにあたる雨音も、雑踏の日常と違い心地がいいものです。自然の中で、雨音を聞きながら心身を和らげてみてはいかがでしょうか。

たっぷりと時間を活用し料理にチャレンジできる

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普段、BBQなど焼き物が多い方も、雨の日キャンプを利用して、様々なキャンプ飯にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。じっくりと時間をかけたダッチオーブン料理などはおすすめです。

筆者の場合、雨の日キャンプでは、ローストビーフやローストポークをしながら、道具の手入れをするのが至福のひと時です。

ぜひ、タープの下で新たなレシピにチャレンジしてみてください。料理のスキルアップにもつながりますよ。

雨の日キャンプの楽しみ方

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雨の日の遊び方も晴れの日と比較すれば、限定されてしまうと思いがちですが、雨の日のメリットを利用して色々楽しめます。そのいくつかを紹介します。

ボードゲームやカードゲームを楽しむ

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ボードゲームやカードゲームを持っていくと、仲間や家族で結構盛り上がります。日常あまりやらなかったり、遊ぶ空間が非日常的なテントの中というのも後押ししてくれます。

ゴロゴロしながらゲーム大会をすれば、時間も忘れて楽しめますよ。

映画鑑賞を楽しむ

雨音の中での映画鑑賞は何とも不思議な感覚になります。キャンプは、非日常を味わうアクティビティ。雨音を聞きながらの映画鑑賞は、体験したことない感覚にさせてくれます。

プロジェクターがあると、野外映画館のように楽しさも倍増しますよ。

読書やクラフトなどを楽しむ

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通常のキャンプでは、野外で遊ぶことが多くじっくりした時間をなかなかもてません。読みかけの本を持って、雨音だけの静けさの中で読書をするのも心が落ち着きます。

家でなかなか時間がもてず、趣味のクラフトができないという方は、雨の日キャンプが狙い目です。

筆者は、趣味でレザークラフトもやっているため、貴重な時間を利用して持っていくこともあります。
黙々と趣味のクラフトに時間が作れ、頭の中のモヤモヤもスッキリしますよ。

雨の日ならではの景観を散策する

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レインコートを着て、雨の中を散策するのもいいものです。何度も訪れているキャンプ場も、違う景観を見せてくれます

葉にしたたり落ちる水の動線、カエルの鳴き声、歩く音さえいつもと違って聞こえます。カメラを片手に、素敵な写真を撮ることができますよ。

持参すべき装備品

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雨量によっては、長靴もあると水たまりを気にせず重宝します。ここでは雨の日のキャンプで、最低限持参すべき装備品を紹介します。

普段使わない人もタープは持っていくべし

筆者は、ソロが多いのでタープは気分で決めていますが、雨の日は必ず持っていきます。

まずはタープを設営することで、極力雨に濡れずにタープの下へ搬入できます。

あとは、個々のタイミングでセッティングを行えば、雨の日キャンプは快適に過ごせます。野外でくつろぐスペースとして利用可能ですが、タープは雨対策でも重要な装備品です。

したがって、撤収もタープが1番最後になります。

インナー下のグランドシートは必須

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グランドシートは必須で持っていった方がいいでしょう。インナーテントの下に敷くことで、流れてくる泥水侵入を防いでくれます。

敷く際は、フライシートから雨水が落ちてくるので、テントからはみ出さず内側に折り返すのがポイントです。

レインコートと傘は使い分けると便利

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レインコートと傘は両方持っていきましょう。設営や撤収時は両手がふさがらないようレインコートを着用し、トイレなどにいく時は傘を使うなど、使い分けすると手間なく便利です。

大きめなビニール袋を用意

濡れた状態でのテントやタープは、まずは収納袋にしまえません。持ち帰ったあと、しっかりと乾かす必要があります。これを怠ると、加水分解の劣化を早めたり、ポリコットン系の生地だとカビの原因にもなります。

撤収の際は、大きめのビニール袋に詰めて持ち帰りメンテナンスしましょう。車内を汚さずに済むためにも、多めに持っていくことをおすすめします。

着替えやタオルも多めに

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着替えやタオルもいつもより多めに持っていくといいでしょう。撤収時は気持ちよく帰りたいですよね。風邪などひかないためにも、多めにあると心強いです。

雑巾も多めにあると便利

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タープの下に置いていても、吹き込みや雫の跳ね返りで、道具も濡れているものです。テントやタープも多少は拭いて、持ち帰りたいので雑巾も多めにあると便利です。

雨の日キャンプの注意点

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雨の日キャンプは、メリットや魅力はありますが、当然注意しておく点やノウハウとして知っておいた点があります。

川の近くにテントを張らない

キャンプ場の状況によりますが、基本川の近くにテントを張らない方が無難です。キャンプサイトと上流側では、天候が異なっていることが多々あります。

キャンプ場は小雨でも、上流では大雨。急激な水位上昇の危険もあり、就寝時間帯にそのような事態になり、中洲に取り残されたニュースも耳にします。

キャンプ場によっては、注意警報で離れるようアナウンスをしてくれる場所もあります。目の前が川が浅くても、アナウンスの指示に従った行動をとりましょう。

小砂利のサイトが好ましい

張るサイトとしては、小砂利のサイトが好ましいです。芝生もおすすめですが、たまにヒルの仲間のヤマビルがいます。雨の日に活発に活動するため、気づいたら肌にくっついていたとならないためにも、小砂利のサイトをおすすめします。

小砂利のサイトの方が、ペグもしっかり刺さりやすいメリットもあります。テントを張る際は、傾斜や水の流れに注意を払って設営するのがポイントです。

サイトには必要最低限の荷物にしておく

キャンプに来たからには、めいいっぱい道具類を広げたいものです。ここは少し我慢しましょう。何が起こるかわからないのが、雨の日キャンプ。突然吹き込んでくることもあります。

広げる荷物は最低限の荷物にし、残りは車に積んでおくなど工夫が必要です。ポータブル電源なども耐水加工が施されていても、感電する可能性もあるので、車やテント内で使用することをおすすめします。

キャンセルせずに雨の日キャンプを楽しもう!

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今回は、雨の日キャンプの魅力について紹介しました。キャンプは雨の日でも十分堪能できます。むしろ、あまり経験しないのでスキルアップのためにも楽しいものです。

どういう状況になったらキャンセルするの?と聞かれることがあります。雷雨や局地的大雨の時は、迷うことなくキャンセルします。

川の心配だけでなく、倒木や土砂崩れの懸念もあるからです。それ以外であれば、通常と全く同じ気持ちで、雨の日キャンプに出かけます。

やってみるとわかるのですが、普段よりもゆっくり時間を楽しんでる感じがします。

是非、皆さんも雨の日キャンプを体験して、ゆったりした時間を実感してみてください。

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tetsu

ファミキャン、グルキャン、ソロキャンを経て、最近では車中泊仕様のDIYにハマってます。これらを第3の居場所としてYoutubeでも配信。興味があればやらずにはいられ ない性格なので、失敗ネタも多くそれがまた楽しい。そんな経験も踏まえて丁寧にわかりやすく欲しい情報を発信します!