本州では春を迎える準備が始まる中で、南国沖縄では夏の陽気が輝きだす季節になってきました。
海沿いのキャンプ場が多く地面が砂場という条件が多い沖縄の中で、地面が芝一面になったオ-トフリーサイトはとても人気です。
芝は地面からの太陽の照り返しを少なくしてくれるので、夏の沖縄でキャンプをする際には、選ぶ基準の優先度が高くなります。海のレジャーも兼ねている事もあるので、オートフリーサイトのように、サイトに車を横付けすることが出来れば移動も少なくて済むので助かりますよね。
今回は、沖縄で車の横付けができるオートフリーサイトをご紹介いたします。
当記事のコンテンツ
沖縄で芝のキャンプ場が人気な理由
砂場だと非自立式テントの設営は難しい
想像がつきやすいと思いますが、サラサラしている砂場だとペグの刺さりも弱くなり、テントをしっかりと固定することが出来ませんよね。
海沿いで強風の可能性もあるので、必ず何らかの対策が必要になってきます。対策を考える事を考えると、芝のオートフリーサイトでストレス無しで設営したいものです。
また、雨天時などは、固定どころか地面がドロドロになりテントやキャンプギアが泥水で汚れたり、倒壊の可能性もあるので、砂場のサイトは不人気です。
芝には太陽の照り返しを軽減する役割がある
地面がむき出しの所は、夏の日差しが直接当たるので熱が溜まりやすくなっています。真夏の砂浜などは、ビーチサンダルを履いていないと足裏が熱いですよね。
逆に、芝で覆われている所は、芝が日差しを軽減してくれる役割をしてくれているので、熱を感じにくくなります。
暑さに慣れている沖縄の方でも、キャンプをするには過ごしやすいサイトの方が快適でしょう。
地面が芝・草原のオートフリーサイトの紹介
屋我地ビーチキャンプ場 (名護市)
沖縄県名護市にある屋我地ビーチキャンプ場は、屋我地島内にある海水浴場で、屋我地ビーチ内にあるキャンプ場になります。
離島ですが本島と橋で繋がっているので、アクセスはしやすいです。広大で美しい沖縄の海を眺めながらのドライブスポットとしても有名なので、キャンプに向かう車中でも沖縄の景色が、みなさんを飽きさせません。
キャンプ場は、目の前がすぐ海になっていて海水浴を楽しむ事も出来るので、早めのチェックインをして時間を有効に使うのも良いかもしれません。砂浜だとザラザラしますが、芝のオートフリーサイトであれば、そのような不快な思いからも解放されますよね。
また、オートフリーサイトなので、車の中での着替えや車のリアバックをバーンと開けて海風を感じるのも心地良いでしょう。
最後に、幸せスポットをご紹介いたします。
屋我地ビーチの目の前の海には、小さな離島があります。そこには、干潮時だけ現れる道が出来て離島に歩いて渡ることも出来ます。
通称「ピュアロード」と呼ばれおり、神秘的なこの道を渡ると幸せが訪れたり、縁結びのスポットとしても知られていますよ。
住所 | 沖縄県名護市字屋我143番地 |
料金 | 入場料:大人1000円 3歳以上600円(シャワー代込み)
フリーサイト利用料:2000円(5名まで) |
チェックイン | 11~17時(20~翌日8時まで閉門) |
チェックアウト | ~11時 |
特徴 | 海水浴場が目の前、周辺で買物可能、若干施設が古い |
URL | キャンプ場 沖縄屋我地ビーチ | 屋我地ビーチ公式ホームページ (yagaji-beach.com) |
伊野田オートキャンプ場(石垣島)
沖縄県石垣島にある伊野田オートキャンプ場は、海沿いに位置しながら南国の樹木たちが生い茂る森の中にあるキャンプ場になります。
森の中にいるようで、海まで10秒という近さ。
オートフリーサイトで汗だくになりながら設営を終えた後に、そのまま海へ向かってダイブすれば全身サッパリする事でしょう。
その後は、普段ならキャンプ用チェアに座ってマッタリとなる所ですが、こちらでは、美しくお手入れされた芝に寝転んでみましょう。
そんな自由さが似合うキャンプ場になっています。
また、伊野田オートキャンプ場は石垣島の東海岸にあたる海岸沿いなので、美しい朝日を望めることも出来ます。ちょっと寝坊しても海岸は直ぐそこです。利用する際には、覚えておきたいポイントですね。
オートフリーサイトは、一人520円という低料金になっているので、数泊して石垣島の魅力を思う存分に満喫することをおすすめいたします。
住所 | 沖縄県石垣市桃里201-1 |
料金 | 大人一人520円~ |
チェックイン | 明示なし |
チェックアウト | 明示なし |
特徴 | 海まで10秒、野営感ある大らかな環境、周辺で買物できない |
URL | | 石垣島 伊野田オートキャンプ場 (inodacamp.com) |
Y’sガーデン狩俣キャンプ場(宮古島)
宮古島唯一のキャンプ場になるY’sガーデン狩俣キャンプ場は、芝生サイトと海辺サイトを選べるキャンプ場になります。
どちらもオートフリーサイトなので、レンタカーでそのままチェックインという感じがピッタリな雰囲気です。
沖縄らしい景観を望むなら、海辺サイトがおすすめです。
東洋一美しいと名高いエメラルドグリーンの海が目の前に広がり、キレイに整備された芝と青空とのハーモニーに思わず溜息が出ることでしょう。
さらに、海辺サイトからは「神様の島」と言われている大神島が遠くに見渡せます。
朝日が上ってくる方向でもあるので、夏の早朝などに早起きをすると目の前には素晴らしい景観が望めますよ。
小さなお子さんがいらっしゃるようなら、芝生サイトがおすすめです。一面に広がる芝と芝生サイト内に屋根付きウッドデッキがあるので暑い日や雨天などでも安心できます。
宮古島でキャンプとなると、かなりの気合いを入れない限り自分のキャンプギアを全て持ち込むことが難しいかもしれません。
そんなキャンパーさんや初心者の方に向けての、キャンプ道具一式レンタル+食材込みの手ぶらプランなどもあります。たまには、このような気軽に利用できるプランも良いんではないでしょうか。
また、何となくアウトドア感が感じられれば良いという方には、バストイレ完備のゲストルームなども用意されています。
さらに、Y’sガーデン狩俣キャンプ場では、宮古島を満喫できるようにという事で、海水浴以外にシーカヤックやお子さんでも乗れるバギー、貝殻クラフトのワークショックなどもあり、思い出作りは完璧です。
住所 | 沖縄県宮古島市平良狩俣1713-1 |
料金 | 3000円 |
チェックイン | 11~15時 |
チェックアウト | ~11時 |
特徴 | 宮古島唯一のキャンプ場、施設充実、手ぶらキャンプあり |
URL | Y’s Garden 宮古島[キャンプ ワイズガーデン] – ホーム | Facebook |
新川ダム湖畔公園かながな~広場(国頭郡)
沖縄の北部に位置する国頭郡。山々が連なる中に現れる新川ダムは、高さ44.5mの重力式コンクリートダムになります。
そのダムを見渡せる高台に新川ダム湖畔公園かながな~広場があり、敷地内の一角がオートキャンプ場になっています。
周辺には、うっそうとした山々と手付かずの豊かな自然が広がっていて、野鳥の観察スポットにもなっています。
4つのオートフリーサイトは緩く仕切りがあり、宿泊するサイト専用の駐車スペースがあります。利用料無料なので施設は簡素ですが、芝の管理が行き届いているキレイなサイトになります。
園内にはダム湖を見渡す展望所があり、ドライブの休憩がてらに立ち寄る方もいらっしゃるようです。
注意点として、この施設を管理している内閣府沖縄総合事務局北部ダム統合管理事務所への事前予約が必要です。
管理事務所は、土日祝はお休みになり対応されていないので、平日に予約することを忘れないようにしましょう。
住所 | 沖縄県国頭郡東村高江高江原466-1 |
料金 | 無料 |
チェックイン | 明示なし |
チェックアウト | 明示なし |
特徴 | 無料だが事前に申請が必要 |
URL | 新川ダム湖畔公園(基本情報) – 沖縄総合情報サイト 沖縄タウンネット (town-nets.jp) |
沖縄県総合運動公園オートキャンプ場(沖縄市)
こちらのサイトは芝の個別サイトになっていて、表記だけで見ると今回のテーマである「オートフリーサイト」ではありません。
ただ、駐車スペースは決まっているものの、サイト一区画毎の仕切りがなくフリーサイト状態なのです。
施設の充実ぶりと口コミの良さもあり、紹介しない訳にはいかないと思いました。最後に、おまけで紹介させてください。
沖縄市の東海岸に位置する沖縄県総合運動公園オートキャンプ場は、緑と海と太陽をテーマにスポーツゾーン・森と水のゾーン・海浜ゾーンにエリアが分かれた広域公園の一角にあります。
公園自体が施設の充実と老若男女が利用しやすくなっている事もあり、それに連動して大人気のキャンプ場になっています。
週末の予約を始め、大型連休時になると抽選になるほどの予約状況になっているみたいですので、人気ぶりが分かります。
その人気ぶりの一因となっているのが、チェックインチェックアウト時間かもしれません。一泊の場合、チェックインが一日目の朝9時でチェックアウトが翌日の夜9時となっています。
36時間滞在出来るわけです。
余裕を持ったプランが組めそうで羨ましい限りです。
運動公園の中でもキャンプ場自体は海に面しているのですが、樹木等が計算されたかのように植栽されているお陰で、海からの風をまともに受けることもなくテントが張りやすくなっています。
キャンプ場側に遊具なども設置され夏には有料大型プールも営業されているので、ファミリーキャンパーなら利用しない手はないかと思います。
住所 | 沖縄県沖縄市比屋根5-3-1 |
料金 | 2760円~ |
チェックイン | 9~15時 |
チェックアウト | ~21時 |
特徴 | 最大滞在時間が36時間、大人気なので予約は早めに、施設充実 |
URL | オートキャンプ場 | 沖縄県総合運動公園 (okinawa-kenso.com) |
ダイナミックな沖縄のオートフリーサイトで解放されよう!
沖縄にある地面が芝のオートフリーサイトのご紹介、いかがだったでしょうか。
南国沖縄の解放感と陽気な雰囲気は、オートフリーサイトで自由に過ごすキャンパーとも相性が抜群です。
青い空、青い海、一面に広がる芝の緑の中に、みなさんの体をあずけてみませんか。