風や小鳥のさえずりなどの環境音だけで過ごすキャンプも良いですが、そこに、お気に入りの音楽が流れるとドラマティックなキャンプシーンに変化します。
しかし、アウトドアでスピーカーを使用する際には色々と気を遣いますよね。
そんな時に、防水加工されたシャワースピーカーはいかがですか。
様々な使い方が出来て安価であることから、プレッシャーもなく伸び伸びと使えますよ。
筆者が約5年に渡って愛用しているシャワースピーカーのレビューと合わせて、オススメのシャワースピーカーをご紹介します。
当記事のコンテンツ
シャワースピーカーの特徴
筆者が愛用中のシャワースピーカーでお話ししますね。
シャワースピーカーは、iPhoneなどのBluetooth設定から簡単に接続できる防水防塵機能搭載のスピーカーになります。
「音を聴く」
たったこれだけの事ですが、シャワースピーカーを含めた「スピーカーを通した音」は、不思議とグレードアップして耳に入ってくるように感じますよね。
接続が簡単な上に、本体には電源や音量調整と分かるボタンがあるので操作もスムーズです。
ボタンの部分はゴム製になっているので、固いボタンのように「押してる!」という強い感覚はありませんが、アウトドアで使用することを考えると破損防止にもなり安心です。
ここで、筆者の日常の使い方をご紹介。
朝は、起床時の気分や天候などで曲選びをしてシャワースピーカーに繋げることから始まります。
メインの家事であるキッチンと仕事をするワークスペースが近いので、日常では冷蔵庫扉に吸盤付きのシャワースピーカーを付けたままで試聴していることが多いです。
そして、庭でBBQをしたりキャンプに行く際には、冷蔵庫扉からシャワースピーカーをグワッと外してアウトドアへ持ち出しています。
コンパクトでシーンを選ばないシャワースピーカーですが、使用する中でメリットデメリットも見えてきたので、この後にご紹介しましょう。
シャワースピーカーのメリットとデメリット
シャワースピーカーのメリット
いつでもどこでも音楽が聴ける
どのようなシーンにも対応できるのが、シャワースピーカーの最大のメリットでしょう。
筆者のように、シャワースピーカー背面の大きな吸盤を利用して冷蔵庫に付けたり、防水機能があるのでお風呂の壁やガラス窓にも吸着可能です。
吸盤があっても吸着させる所がないようなアウトドアシーンであれば、付属しているカラビナを本体のフックに付けて掛けることも可能です。
お庭でのランチやBBQ時などにも、掛ける所さえあれば手軽に移動できます。
最終的には、吸盤もフックも使わない「直置き」というパターンもあります。
防水防塵機能があり安価なため、良い意味で小さな事は気にせず使用できますよ。
軽量でコンパクトなので手軽に持ち出せる
筆者のシャワースピーカーは145gで直径が約9㎝という円形をしており、アウトドアジャケットやパーカーのポケットにもすんなりと収まってくれるコンパクト性があります。
ハイク時にザックに付けるのも良いでしょう。
大きくて重量があるスピーカーであれば、日常でいくら音質が良い状態で聴いていたとしてもキャンプ場に持参しようとまでは思いません。
積載やキャンプ場に着いてからの事を考えたとき、やはり、シャワースピーカーのようなコンパクトなギアは手軽に持ち出せるメリットが大きいのです。
このコンパクトで手軽ということが使いやすさに繋がり、気が付いたら愛用していたと言うことに繋がるのでしょう。
公園やキャンプ場では周囲の迷惑にならないように、音もコンパクトにして楽しんでくださいね。
防水防塵機能
筆者のシャワースピーカーの防水機能は、IP65に準拠しています。
IP65の基準は「多少の水がかかったりしても問題なく使うことができるが、水没すると使用不可」と定められているようです。
IP65の場合、アウトドアシーンで不意な雨に遭遇した場合には、直ぐに非難させてあげれば大丈夫でしょう。
しかし、掛けていたシャワースピーカーが落ちてしまい、真下に水が入ったバケツがあった場合は、残念ながら復活は難しいかもしれません。
ただ、キャンプではほぼ見受けられないシーンであり、突然の豪雨など余程のことがない限り水没する確率は少ないですね。
防水機能は商品によって様々なので、気になる方は各商品の防水機能の数値をチェックすることをお忘れなく!
驚きの値引額
ネット検索すると、シャワースピーカーはショップによって定価の幅が大きい上に定価からの割引率の差も様々です。
正直、元々の定価がいくらだったのか気になる所です。
筆者が様々なショップの定価と販売価格を調べて見たところ、定価7800±1000円に対して実際の購入価格は980~2000円前後でした。
筆者は、某激安通販ショップで980円で購入しています。
比較的前向きなレビューが多い中でも安価過ぎるので、逆に怪しさも感じ(笑)購入するのに勇気がいる方は多いようですが、わが家のシャワースピーカーは5年目の今でも仕事がはかどる曲をスムーズに流してくれていますよ。
シャワースピーカーのデメリット
高い音質を求める人には向かないかも
シャワースピーカーの音質は、サイズや購入金額から考えれば特に問題ないレベルだと思います。
音が籠る感じもなく、音楽を楽しみたい方がふつうに聴く分には何も問題はないでしょう。
筆者が購入した当時と比べると、高音質に拘ったシャワースピーカーも多くなっているようです。
個人的な感想としても、かなりお得な買い物をしたと満足していますが、ちょっと音質にまで拘りたいという方であれば、気になる方もいるかもしれません。
このコンパクトなシャワースピーカーにどこまで求めるか、どこで妥協するのかを考えてから購入されるほうが良いでしょう。
5年も働いている筆者のシャワースピーカーに関しては、「当たり」だったと言うより取説通りに使用しているから長年に渡って愛用できているのでは、と感じます。
雨のアウトドアシーンや入浴中に無理に使用してストレスを与えることはしていません。
低価格なので雑に扱ってしまう場合もありますが、大切に使用していけば、長期間に渡って愛用できるかもしれません。
レビューが良いBluetooth対応のシャワースピーカー3選
LENRUE F4ミニワイヤレススピーカー
iPhoneはもちろん、iPad、 iMac、CDプレーヤーなどほぼ全てのBluetooth機器に対応する互換性の高さを誇るのが、LENRUEのF4ミニワイヤレススピーカーです。
ハイク時に、友人のスマホと繋げて友人セレクトの音楽を流すことも出来ますよ。
また、コンパクトで持ちやすいのは勿論ですが、IP45という防塵防水機能を備えているのでシャワー時にも問題なく使用できるでしょう。
IP45は、直径1mm以上の固形物に対しての粉塵保護と噴流に対する保護機能があるので、アウトドアシーンでの突然の雨でも慌てる必要はありません。
小雨程度であれば、そのまま気にせず使用可能です。
さらに、F4ミニワイヤレススピーカーにはAUXケーブルが付属しているので、ラジオやCDプレーヤーなど、いわゆるイヤフォン端子が付いているものなら何でも使えます。
また、microSDカードを挿入すれば音楽再生も可能です。
microSDカードが入ったままで電源を入れると、自動的にカードの中の曲を再生してくれますよ。
キャンプ等のアウトドアで使っています。
音量も問題なく、荷物にもなりません。
スマフォで直接音楽を聴くより格段に良いです。
また、円形の外縁がゴムでしっかりガードされている為、頑丈な造りになっています。
防水機能 | IP45 |
通信距離 | 10m |
音楽再生可能時間 | 5時間 |
附属品 | MicroUSB充電ケーブル、3.5mm Aux-inオーディオケーブル、金属製フック、8カ国語の取扱説明書、6ヶ月保証 |
EBODA Bluetoothシャワースピーカー
EBODAのbluetoothシャワースピーカーの最大のオススメポイントは、IP67という高い防水保護機能があることです。
最大1mの水中に最大30分間浸水しても耐えられる性能があるので、シャワー時はもちろんですが、お庭の水撒き時に仮に水がかかったとしても全く問題ありません。
キャンプと言うと山のシーンが多いですが、EBODAのbluetoothシャワースピーカーであれば川や海などのアウトドアシーンでも積極的に取り入れたくなりますよね。
誤って水に落としても浮かんでくれるので、潜って探す手間もなく気楽に使用できるでしょう。
EBODAのbluetoothシャワースピーカーには、ちょっと楽しい仕掛けもあります。
5つのLEDパターンで、視覚でも私達を楽しませてくれるのです。
薄暗くなってきたキャンプ場で、自分のサイトの目印になって一石二鳥かもしれません。
ただし、自然を愛する他のキャンパーさんの迷惑にならないよう、悪目立ち過ぎない心遣いができると良いですね。
また、TWS対応しているEBODAのbluetoothシャワースピーカーは、Bluetooth接続を通じて2つのスピーカーで音楽を同期させて再生することが可能となっています。
ワイヤレスでありながら左右チャンネルのシステムが完成するので、日常生活などでも積極的に取り入れて音を楽しんでいただきたいです。
アウトドアのハイクシーンであれば、自分のザックと前を歩く友人のザックから同じ音楽が流れるので、これまで体験したことがない音を楽しめるでしょう。
2つ購入してBluetoothで接続しましたが、素晴らしい音を楽しむことができました。
防水機能 | IP67 |
通信距離 | 10m |
音楽再生可能時間 | LEDオン時:8時間 LEDオフ時:38時間 |
附属品 | 取扱説明書、マイクロUSBケーブル、マイクロ-3.5 AUXケーブル カラビナ |
KIYEDAM Bluetoothスピーカー
これまでの丸形Bluetoothスピーカーと違って、KIYEDAMのBluetoothスピーカーの形状は四角になります。
丸形のみで紹介しようと考えていたのですが、KIYEDAMのBluetoothスピーカーには様々な魅力が詰まっており、みなさんに紹介せずにはいられなくなりました。
アウトドアシーンでの最強Bluetoothスピーカーを探している方には、ぜひ読んで頂きたいです。
まずは、なんと言っても「IPX7」という最強の防水機能でしょう。
IPX7は水に沈めても音楽再生が可能であり、雨やほこり、泥、雪等を全く気にすることなくアウトドアや入浴時に使用できるのです。
もちろん、アウトドアでちょっと汚れてしまった時は水洗いも可能となっています。
と言われても、機器に水をかけることに抵抗がある方が殆どだと思いますので、実際に水洗いする時はドキドキすると思いますが、IPX7の性能を信じてトライしてみて下さいね。
また、KIYEDAMのBluetoothスピーカーはBluetooth 5.0を搭載しており、通信速度が650kbpsと速く通信エラーの発生頻度が少ないので、安定的な接続も期待できる仕様になっています。
見た目のコンパクトさからは想像も出来ないような重低音がクリアなので、聴き疲れすることが無いようですよ。
さらに、全方位に音を響き渡らせることが可能なので、KIYEDAMのBluetoothスピーカーから流れてくる音に包み込まれるような特別な空間を作り出してくれるでしょう。
KIYEDAMのBluetoothスピーカーの用途は、アウトドアシーンに限りません。
FMラジオも搭載されているので、災害時にも心強い味方になってくれます。
KIYEDAMのBluetoothスピーカーには、独立したFMチップとFM信号増幅器を内蔵することで電波の感度が高められ、日本の76のラジオ局をサポートしているようです。
KIYEDAMのBluetoothスピーカーのFMラジオ局周波数は87.5-108ヘルツとなっているので、緊急時や災害時に慌てないようにするためにも、平常時から周波数の確認をされておかれるのが良いでしょう。
また、前述2つのBluetoothスピーカーより群を抜いているのが、音楽再生可能時間の長さです。
12時間という圧倒的な長さなので、しっかりと充電を行ってキャンプ場に向かえば1泊のキャンプは余裕ですよね!
音楽でも話し声でも、このお値段とサイズ、さらにBluetooth接続でありながらこの音質ははっきり言ってすごいです。
低音もきちんと効いているけれどもこもっている感じはなく、話し声などもはっきり聞こえます。
いい意味で完全に裏切られました。
浴室でも使ってみましたが、スイッチ部分は全部シリコンで覆われていますので、水が入ることはないです。
防水機能 | IPX7 |
通信距離 | 10m |
音楽再生可能時間 | 12時間 |
附属品 | USB充電ケーブル、日本語取扱説明書、カラビナ、12ヶ月保証 |
シャワースピーカーでキャンプをドラマティックに演出しよう!
シャワースピーカーは、おうちでも様々なアウトドアシーンでも大活躍してくれる防水Bluetoothスピーカーです。
周囲の方への配慮を忘れずに、みなさんのあらゆるアウトドアシーンをドラマティックに変身させましょう。