「熾火(おきび)」とは薪が燃えて炎が落ち着き、赤く光る状態になった炭化した木のことで、安定した熱量を持つため調理に最適な焚き火の理想形と言われています。
炎が立ち上がっている状態の焚き火と違い、熾火は遠赤外線で食材を均一に加熱するため、焼き物や煮込み料理に最適。プロの料理人が炭火を好む理由と同じです。
焚き火を始めてから熾火の状態になるまでは30分〜1時間ほどかかりますが、その後は1〜2時間以上安定した熱を提供してくれます。
熾火のメリット
熾火には炎が立ち上がる焚き火にはない特別な魅力があります。
安定した熱量
炎のような揺らぎがないため、食材を均一に加熱できます。焼きムラができにくく、プロのような仕上がりが楽しめます。
遠赤外線効果
熾火が放つ遠赤外線は、食材の表面を一気に焼き上げながら内部までじっくり熱を通します。肉のうま味を閉じ込めるのに最適です。
煙が少ない
炎の出る焚き火と違い、熾火はほとんど煙が出ません。隣のサイトに迷惑をかけにくく、衣服に煙の匂いがつくことも少ないのが嬉しいポイントです。
熾火の作り方
針葉樹の細い薪で焚き火を始め、火が安定したら広葉樹の薪を追加します。広葉樹がしっかり燃えて炎が落ち着いたら、それが熾火の状態。色は赤からオレンジ色に光り、表面は灰で覆われた状態になります。
熾火を使った調理
熾火の上に網を置けば、ステーキやハンバーグ、焼き野菜が美味しく焼けます。アルミホイル包みにした食材を熾火の中に埋めれば、ホイル焼きも楽しめます。ダッチオーブンを熾火の上に置き、蓋の上にも熾火を乗せれば本格的な蒸し焼きも可能です。


