薪ストーブの熱源を利用して、調理をする際に必要になるのが鍋やフライパンです。
薪ストーブの上部は高温になるため、適した素材や加工の鍋を選ぶ必要があります。
今回は、素材ごとの特徴やおすすめの調理器具を厳選しました。
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薪ストーブに適した鍋の素材とNG素材
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薪ストーブの上で使用する鍋を選ぶ際に、最も注意が必要なのがフッ素加工の鍋を使用しないことです。
充分に加熱された薪ストーブの上は、250℃以上にのぼります。
フッ素加工は260℃を超えると劣化し、有毒ガスとなって分離することもありますので、薪ストーブでのフッ素加工の鍋は使用できません。
以上の点に注意し、その他の素材ごとの特徴を紹介します。
銅
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薪ストーブの上に置く鍋の素材として向いているのが銅素材の鍋です。
銅の鍋は、加熱のスピードが早く全体が均一の温まるので、まろやかな味がスピーディーに仕上がります。
デメリットは、焼きものの料理には向いていないこと。
加熱された鍋底に、冷たい食材を接触させると焦げ付きの原因となります。
また他の素材の商品に比べて、価格が高いのがデメリットです。
アルミ
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アルミの鍋は、熱伝導率が高くリーズナブルな商品が多いので日常遣いに向いています。
板厚の薄い鍋は、薪ストーブの上でお湯を沸かすのに最適で、野菜やパスタをゆでる際にも大活躍。
ただし、板厚が薄いと側面の熱を保つことができないので、煮込み料理には向いていません。
焦げ付きやすい素材なので焼き物にも不向きですが、最近ではコーティングの優れた商品も多く販売されています。
軽量で扱いやすく、気軽に日常的に使用できる素材です。
鉄
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鉄鍋の特徴は、熱がゆっくりと伝わる点にあります。
耐久性に優れているので、直接炉の中に入れて調理をしたり、蓋の上に炭を置くなどの調理法も可能です。
スキレットなどの鉄板は、焼き物でも活躍します。
デメリットは重量があり手入れをしっかりしないと錆びやすいということ。
毎日洗って使うとなると少し手間に感じる部分が大きいかもしれませんが、キャンプや特別な料理の時にはおすすめの素材です。
その他の鋳物
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土鍋や琺瑯などの鋳物の鍋は、熱伝導率が低いので、たっぷりと時間をかけて調理したい料理に向いています。
一度全体が蓄熱すると、そこからはゆっくりと放出してくれるので煮込み料理にも最適です。
匂い移りがしにくく、カレーやスパイス料理にも適しています。
またデザイン性に優れているので、部屋の薪ストーブや、キャンプサイトをおしゃれに見せることのできる商品が多いのもメリットです。
デメリットは急激な温度変化に弱く、割れやすいので慎重な扱いが必要です。
薪ストーブで使用するおすすめの鍋5選
ユニフレーム ダッチオーブン8インチ
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蒸し焼きやローストに最適なユニフレームのダッチオーブンは、黒皮鉄板製です。
業務用の中華鍋やフライパンにも使われる黒皮鉄板の特徴は、錆びに強く家庭用洗剤で洗えるので、通常の鉄製のものより手入れが簡単なこと。
温度変化に強く、強い衝撃でも割れにくいので薪ストーブの上での使用にも適しています。
ユニフレームのダッチオーブンのフラットな底面は、薪ストーブだけでなくキッチンでも大活躍。
簡単な手入れで長く使えるので愛着のわく一品となるでしょう。
6インチ、8インチ、10インチとサイズ展開があるので、容量によって選ぶことができます。
サイズ | 約Φ20.5(鍋径)×9.5(深さ)cm (底径:約Φ16cm) |
重量 | 約4.2kg |
材質 | 本体・フタ:黒皮鉄板4.5mm厚を加工・クリアラッカー焼付塗装 ツル:ステンレス鋼 |
満水容量 | 約2.9ℓ |
ユニフレーム ダッチオーブン8インチの口コミ・レビュー
メンテナンスの大変なダッチオーブンのデメリットが解消されていてとても使いやすいです。
多少シーズニングが雑でも、ガンガン使えます。
和平フレイズ 純銅ガラス蓋付き両手鍋20cm
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多くの調理器具を扱う和平フレイズから販売されている純銅の両手鍋は、熱伝導率の高さが特徴。
あっという間にお湯が沸くので驚くほどです。
具材を投入しても温度が下がりにくいので、揚げ物にも活躍します。
銅鍋で揚げるてんぷらはカラッと仕上がり絶品です。
銅の鍋は薪ストーブとも相性が良く、素早く調理をしたい時に活躍します。
サイズ | 36.2×20×10.8cm |
重量 | 約1230g |
満水容量 | 約2.7L |
材質 | 本体:純銅 内面:錫メッキ 蓋:強化ガラス |
和平フレイズ 純銅ガラス蓋付き両手鍋20cmの口コミ・レビュー
銅の熱伝導率の良さを実感しています。
お湯を沸かすのも短時間で済むので経済的です。
北陸アルミ プロマイスターBCフライパン24cm
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国産のアルミメーカーである北陸アルミから販売されていいるフライパンは、ソテー料理や炒め物に最適です。
熱をたっぷりと蓄えられる厚手の底で、熱ムラなく全体に均一に火を通すことができます。
サイズ展開が豊富で、購入しやすい価格も魅力です。
ストーブトップにさっと置いて、パスタの仕上げなどに使用するのもいいですね。
サイズ | 内寸240x深さ54mm |
重量 | 0.79kg |
材質 | アルミニウム |
北陸アルミ プロマイスターBCフライパンの口コミ・レビュー
熱伝導率がよく取っ手まであっという間に熱くなるので注意が必要です。
そのおかげでフライパンの中央も端も同様に均一に火が通ります。
銀峯陶器 菊花土鍋9号
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土鍋は熱効率は悪いですが、一度温まると保温力が高いので、じっくりと食材に火が通ります。
肉などもふっくらと仕上がり、まさに鍋料理や炊飯に最適な鍋です。
1932年創業の銀峯陶器は、伝統を大切にしながらも新しいデザインや機能に挑戦し続ける質の高い土鍋が自慢のメーカーです。
9号の土鍋は家族で楽しめるサイズ。
薪ストーブの上から、そのまま食卓に運んでも様になるデザインも魅力です。
サイズ | 直径28.5cm × 高さ15.5cm(取手を含む直径31.5cm) |
重量 | 2.3kg |
材質 | オリジナルの土と釉薬(人体に悪影響を及ぼす鉛・カドミウムは、一切不使用) |
銀峯陶器 菊花9号の口コミ・レビュー
軽くて扱いやすく気に入っています。
目止め処理が必要なくすぐに使えるのもよかったです。
ストウブ ピコココットラウンド24cm
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ストウブの琺瑯鍋は、じっくりと時間をかけて火を通す煮込み料理に最適です。
薪ストーブに置いて調理しても生活感が出ずに、部屋の雰囲気も損ないません。
デザインだけでなく機能性も抜群。
ココット内部は細かな凹凸が焦げ付きを防ぎ、食材本来の旨味をぎゅっと濃縮させます。
カラー展開も豊富なので、好みのカラーを楽しむことができるのでおすすめです。
サイズ | (幅×奥行×高さ)300×240×153mm(フタを除く高さ:105mm) |
重量 | 4.6kg |
満水容量 | 3.8L |
材質 | 本体=鋳鉄(ほうろう加工)、ツマミ=真鍮 |
ストウブ ピコココットラウンド24cmの口コミ・レビュー
分厚い鋳鉄の琺瑯鍋で、熱が均一に伝わるうえ蒸気が逃げないので、野菜がとても甘く美味しく仕上がります。
お気に入りの鍋を見つけよう!
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薪ストーブの上で使用する鍋のおすすめは、どれも耐久性の高い素材や商品ばかりです。
部屋の薪ストーブで毎日使用するなら、手入れしやすく扱いやすいものをおすすめします。
パーティーやキャンプの時などのみ、特別な時に使用する鍋は、多少お値段が張っても長く使える愛着のある一品を選びたいですね。