「どうせキャンプに行くなら、やっぱり晴れた日がいい!」
そう思う方がほとんどだと思います。
確かに、雨が降る中のキャンプを想像すると、大変そうに思ってしまいますよね。
しかし、回数を重ねているキャンパーの中には、「雨キャンプこそキャンプの醍醐味を感じることができるよ」という方もいるのです。
この記事では、もしキャンプビギナーがキャンプ当日、雨に降られてしまっても、「雨キャンプもなかなかいいじゃん!」と思えてしまう楽しみ方について、詳しく伝授していきたいと思います。
大きく分けると、
- 雨キャンプを楽しむための準備
- 雨キャンプを楽しむためのテント設営方法
- 雨キャンプを楽しむためのゲーム
の3つについて、ご紹介していきますね。
当記事のコンテンツ
雨の日のキャンプを楽しむためには事前準備が必要!
雨キャンプを楽しむためには、やはり丸腰というわけにはいきません。
それなりの準備が必要になってきます。
雨キャンプを楽しむための必需品について、ご紹介していきたいと思います。
タープ
タープは、あるとかなり便利なキャンプグッズです。
雨の日は、写真のようにタープの下にテントをはると、大雨のなかでもテントの撤収作業を濡れずに行うことが出来ます。
晴れてきたときには、日よけスペースにもできますね。
公園に遊びに行くときなども、サッと立てられて、重宝しますよ。
レインスーツ
雨を防ぐものの筆頭に挙げられるのはレインコートですが、できればポンチョタイプではなく、上下に分かれたレインスーツを選んだ方が良いでしょう。
レインコートやポンチョタイプのものを選んでしまうと、下半身がドボドボに濡れてしまうことがあります。
レインコートやポンチョタイプのものはサッとは折れて便利なのですが、街中で雨に降られた時に使うものだ、と認識したほうがいいでしょう。
キャンプにおいては、上下に分かれたレインコートで完全防備したほうが無難です。
袖口をギュッと絞れるタイプだと、雨水が入って来にくいので、なお良いですね。
レインブーツ
レインブーツも雨キャンプの必須アイテムです。
雨キャンプを楽しむためには、よくある膝下丈のものではなく、膝上丈で、かつ履き口をひもでギュッと絞れるタイプのものが良いでしょう。
レインコートの袖口と同じく、雨水の侵入を防ぐためです。
通常のレインブーツをはいていると、大雨の中で外作業すればあっという間に水が入って来てしまいますよ。
バスタオル
バスタオルは、言うまでもなく濡れた体の部分を拭くために必要なのですが、それだけでなく、タオルケットにすることができたり丸めれば枕にすることも可能です。
数枚持っていけばキャンプ中活躍してくれますよ。
大型のゴミ袋
ゴミ袋は、もちろんゴミを入れて捨てるためのアイテムですが、実はいろんな使い方ができます。
地面に敷き詰めればレジャーシート代わりになるし、穴をあけて頭や腕を出せば簡易レインコートにもなります。
急な雨降りのときのために、多めに持っていくと安心ですね。
カードゲーム(トランプなど)
「え?なんでカードゲーム?」という声が聞こえてきそうですが、カードゲームは雨キャンプには必須アイテムです。
雨キャンプの時は、なかなか外で遊ぶことはできませんので、必然的にテント内に閉じこもることになります。
カードゲームは、格好の暇つぶしになるのです。
トランプ1つ持っていけば、ババ抜き、大富豪、七ならべ、スピードなどいろんな遊び方ができます。
もちろん、晴れの日でも空いた時間に遊ぶと楽しいですよ。
ぜひ1つ持っていきましょう。
ちなみにプラスチック製のトランプにしておくと雨の日に濡れても安心ですよ。
雨キャンプを楽しむためのテント設営法
雨キャンプを楽しむためには、まずテント設営の場所選びから始まります。
この章では、場所の選び方から順番にご説明していきますね。
1.テントの設営場所選び
まずは、テントを張る地面を見極めることが大切です。
もし、土や砂がたくさんあるような場所だと雨が降った時ぬかるんでしまい、テントシートがドロドロになります。
できるだけ土や砂が少ない場所を選ぶようにしましょう。
雨が降る予報が出ていたり、すでに雨が降っている時は写真のように木の下にテントを張ってもいいでしょう。
いくらか、テントの屋根に降り注ぐ雨量が少なくなります。
しかし、ひとつ注意していただきたいことがあります。
それは、「雷が鳴ったらすぐに木の下から離れて、車の中や近くの頑丈な建物に避難すること!」。
雷は、高いところに落ちる傾向があります。
木のあるところは、比較的落雷しやすいのです。
雷が鳴りそうな天気であれば、逆に木の下にテントを張ることは避けた方がいいでしょう。
2.グランドシートを敷こう
テントを張る前に、まずはグランドシートを敷くようにしてください。
グランドシートを敷いておけば、雨が降ってもテント本体が濡れた土や砂、草などで汚れることがかなり少なくなります。
もしグランドシートがなければ大き目のブルーシートでもかまいません。
雨のキャンプの際には、必ず持っていくようにしましょう。
3.テントを設営する
グランドシートを敷いたら、いよいよテント設営です。
この時テントを設営したい場所に先にタープを張っておくと、その下で作業をしたりテントを張ったりすることができます。
また、車とテントのあいだを渡すようにタープを張ると、雨の中でも濡れずにテントから車へと荷物を移動させることが可能ですよ。
雨キャンプでもみんなで楽しめることってある?
天気がいい日のキャンプでは遊ぶのに困りませんが、雨キャンプの場合あまり外に出ることができないため、時間を持て余しがちですよね。
特に、小さい子どもを連れたファミリーキャンパーの方々は、どう過ごせばいいか迷われるのではないでしょうか。
この章では、雨キャンプでもみんなで大いに楽しめる遊びについてご紹介しましょう。
カードゲーム
大人になると、なかなか家族や仲間とカードゲームをしたりする機会も少なくなってきませんか?
久々にやると、ハマってしまうほど面白いですよ。
盛り上がること間違いなしのカードゲームを2つご紹介しましょう。
ナンジャモンジャ・ミドリ
『ナンジャモンジャ』は、頭と手足だけの謎生物ナンジャモンジャ族が描かれたカードが中央の場に次々とめくられるたびに、その人のセンスで特徴を捉えた名前を付け、それを全員で覚え、以降、めくられたらその名前をいち早く叫ぶことで溜まったカードを獲得し、集めた枚数を競うゲームです。
一種の記憶力を競うゲームですね。
対象は4歳からとなっていますが、大人も心から楽しむことが出来ます。
脳トレにもなるので、きっとはまること間違いなしです!
はぁっていうゲーム
各プレイヤーは共通の台詞を与えられたシチュエーションで演じ、
他のプレイヤーはそれぞれ何を演じているかを当てます。
身振り手振りは禁止、声と表情だけで表現しましょう。
大盛り上がりのコミュニケーションゲームです。お題は「はぁ」「えー」「なんで」「うん」といった一言の他に、
「寝顔」「振り向いて」「ウィンク」などの仕草や、
「早口言葉」「自己紹介」など30種を収録しています。
家族や仲間同士、お互いの演技力が試される新しいカードゲームです。
コロナ渦のなか、ハマった人も多いんだとか。
真実の告白ゲーム
このゲームも、家族や親しい仲間どうしでやると楽しいゲームですよ。
- 同じくらいの大きさの紙を10枚ほど用意する。
- その紙に、「誰にも言っていない大失敗は?」「今でも後悔していることは?」「今好きな人はいるか?」「将来やってみたいことは?」など、質問を書いていく。
- 順番に紙を引き、書いてあることを正直に告白する。
以上がルールです。
大人同士でお酒を入れながら遊ぶと、深い話に発展したりして仲間の意外な部分を発見したりと楽しい時間が過ごせますよ。
雨キャンプはまた違う面白さがある
以上、雨キャンプが好きになっちゃう3つの楽しみ方について、詳しくご紹介させていただきました。
これまで、キャンプの日に雨が降るとテンションが下がってしまった方もいらっしゃると思います。
でも、準備を万端にしていけば、雨キャンプも、晴れの日のキャンプとまた違った楽しさを味わえますよ。
ぜひ、雨キャンプを好きになってくださいね。