過ごしやすい季節になれば屋外で活動をしたくなるものですが、春という季節をキッカケにキャンプデビューを考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
しかし、気持ちはあるけど、膨大なキャンプ場の情報が溢れる中で、何を基準にキャンプ場を選んだら良いのか迷っているという方も少なからずいらっしゃると思います。
そこで今回は、春のキャンプデビューで失敗しないおすすめのキャンプ場を九州限定でご紹介いたします。
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キャンプデビューで失敗しないためのポイント
自分が住んでいる都道府県内でキャンプ場を探してみよう!
全国的に有名なキャンプ場やキャンパー憧れの魅力的なキャンプ場は沢山あります。
自宅から近いキャンプ場だと行きやすくて良いですが、車で片道数時間とか気合いを入れれば行けなくもない距離の場合もあります。
しかし、キャンプデビューする場合には、自分が住んでいる都道府県内で探してみることをオススメいたします。
住んでいる都道府県内なら、行った事がない場所でも土地の名前を知っていたり、その隣の町なら遊びに行ったことがあるなどと土地勘があるからです。
土地勘があれば、初めていく場所であっても不安が解消されますよね。
キャンプデビューする時は、何事も無理をしない事が鉄則です。
物理的に、キャンプ場まで近ければ時間短縮になり、遠ければ移動時間だけで時間を要します。
数時間かけてやっと辿り着いたキャンプ場で、勝手も分からずチェックインの手続き。
その後に待っている設営タイムがメインなのですが、何故かチェックインを終えただけで大仕事を終えた気分になるでしょう。
キャンプデビューする時は慣れない事ばかりなので、移動時間はなるべく短くして、時間と心に余裕を持ちながらキャンプ場へ向かいましょう。
キャンパーさんからキャンプ場の情報収集をしよう!
SNSの躍進でネットには膨大なキャンプ場の情報があるのですが、その膨大な情報量の中から自分に合った情報をインプットするのは少し難しいですよね。
また、キャンプ場の公式サイトなども基本的な情報は得られるのですが、自分が欲しい細かな情報と言うものが意外と見つかりにくかったりもします。
そんな時に頼りになるのが、先輩キャンパーさんの生の声です。
周りにキャンパーさんがいない場合には、同じ都道府県在住でキャンプに特化したブログを発信されている方を見つけるのも良いでしょう。
同じ都道府県在住であれば、キャンプをする上での周辺環境が少なからず似ているので、自分が住んでいる地域にあるキャンプ場の情報やキャンプギア購入方法など、ブログの内容が身近で欲しい情報が得られやすいからです。
キャンプ場の検索と同時に、自分が情報収集しやすいと思える先輩キャンパーさんを検索することもお忘れずに。
施設が充実しているキャンプ場を選んでみよう!
キャンプ場の施設は様々です。
ブッシュクラフトのように、最低限の環境の中で極力自然の中にある素材を利用してキャンプを楽しむスタイルがあったり、手入れが行き届いて清潔感があり、お風呂や水洗トイレ、バンガローなどの設備が充実している、公園のように整備された高規格キャンプ場と言われるものまであります。
キャンプデビューをする時には、高規格キャンプ場のような施設が整ったキャンプ場の方がハードルが低くて良いでしょう。
先輩キャンパーさんがいるのであればブッシュクラフトスタイルでも構いませんが、自分達で一から始める場合にはハードルを低くしましょう。
キャンプデビューで大切なのは、楽しめたかどうかです。
一緒に行った家族や友人の中で1人でもネガティブな印象が残ってしまうと、次に繋がりません。初めは、施設が整い過ぎてキャンプらしくなくても良いのです。
楽しく過ごせたのなら、また次に行きたいと思います。回数を重ねることで慣れていきますし、経験でしか分からない事も体験できてくると、少し不便なキャンプ場にも興味を抱くようになります。
キャンプデビューの時は施設が整ったキャンプ場を選びましょう。
春のキャンプデビューで失敗しないおすすめのキャンプ場(九州)
岩屋公園キャンプ場(鹿児島県南九州市)
岩屋公園キャンプ場は、九州の南部、鹿児島県南九州市ある、清水摩崖仏という貴重な史跡が残る公園内にあるキャンプ場です。公園内には、自然流水プールやウォータースライダーがあり、BBQ専用スペースや和風カフェなどの施設も揃います。
春には千本を超える美しい桜、初夏はホタル、秋は紅葉と、自然と季節を活かしたレジャーを楽しめるキャンプ場になっています。
特に、施設を満喫するなら春~夏がオススメです。
公園内を流れる川で水遊びしたりウォータースライダーでアクティブ体験も良いでしょう。
川で遊ぶ際には、上流から順番に、自然観察エリア、遊泳可エリア、ペット可エリアと区分けされているのも面白い特徴です。
泳いだ後には、レンタルサイクルやカヌー体験をしても良し、施設内のカフェでフワフワのカキ氷を食べたりソーメン流しでお腹を満腹にするのも良しです。
キャンプデビューの方にオススメなサイトは、定員5名の常設レトロテントです。
Ogawaの懐かしいロッジ型テントオーナロッジミネルバⅡに大きなタープが付いています。
大きめのタープなので、ふいの雨も安心ですし夏は周辺の樹木とタープで日陰が多く快適に過ごせるでしょう。
木製テーブルセットもあり、春の桜の時期などは花見気分に浸れます。朝食用に家から持参したパンも、高級パンに早変わりする事でしょう。
レンタルも充実しているので、キャンプギアが全く揃っていないキャンプデビューの方でも大丈夫!BBQセットをレンタルして、近くの道の駅で購入してきた新鮮なお野菜や地元で有名なお肉を焼くのがオススメです。
「そんな時間も無くて・・・。」という方にも、強い味方がいます。
こちらの施設にはBBQ専用スペースがあり、BBQマイスターを持ったスタッフが火起こしから焼き方のアドバイスまでしてくれて、さらに、道具の後片付けまでしてくれるという神対応サービスがあります。
ゴミの分別だけ自分達で行えば良いので、本当に至れり尽くせりです。
事前連絡すれば食材の準備も可能なので、全てお願いしたいと思われる方にはピッタリかもしれません。
コールマンのサンシェードの下で、MASTERBUILD製ラウンドグリルから漂ってくるお肉の香りと味わいを思う存分味わって頂きたいです。
キャンプギアがなくても、楽しいキャンプデビューができる岩屋公園キャンプ場。春~夏にアクティブに活動したい方にオススメしたいです。
久住高原オートビレッジ(大分県久住高原)
大分県久住高原820「天空の空」。
久住高原オートビレッジは、住所に「天空の空」と付いてしまうほどの、どこまでも続く満天の空を昼夜問わず独り占めできるキャンプ場になります。
過ごしやすい春、草原がどこまでも続き、遮るものがない標高800mの高原に位置している久住高原オートビレッジならではの景色は、格別です。
そんな環境を生かして整備された久住高原オートビレッジは、西日本最大級のサイト数を誇ります。オートサイト1区画の広さも100㎡という広さがありますが、注意点として、サイト内がフラットではなく一部に盛土がしてあり段差があるので、大きなテントは立てられない可能性もあります。
その点、フリーサイトで自由に思いっきり立ててみるというのが久住高原オートビレッジでの醍醐味かもしれません。
九州のおへそと言われる阿蘇五岳をはじめとする阿蘇くじゅう国立公園の大自然が一望でき、春には色々な花が咲き誇るので最高の眺望を満喫して頂けるでしょう。
久住高原オートビレッジは、久住高原コテージという宿泊施設が併設しているので、露天風呂やレストラン、売店など設備面では充実しています。
キャンプ場内の3つのトイレ施設は全て和式になるので、洋式を希望される方は管理棟のトイレを使用しましょう。
サイトでの絶景展望も良いのですが、露天風呂からの展望はスペシャル感があり、普段ではなかなか出来ない体験なので、久住高原オートビレッジの露天風呂には是非入って頂きたいです。
大人料金600円で2回まで利用できるので、満天の夜空と美しい朝焼けを楽しめるでしょう。
スノーピーク奥日田(大分県日田市)
キャンプデビューされる方がアウトドア専門店などでよく目にするのが、スノーピークではないでしょうか。
スノーピーク奥日田は、キャンプのノウハウを知り尽くしたスノーピークが手がける、九州ではここにしかないキャンプ場になります。
山深い標高950mの場所に位置しており、季節が良い春や秋はもちろんですが、九州では珍しい雪中キャンプをする事もできます。
初心者にとって嬉しいのは、施設とサービスの充実ぶりです。トイレなどの施設がキレイな上に、初心者にうってつけの「手ぶらCAMP」というプランがあります。
キャンプギアを全てレンタル出来て、食材や着替えなど最低限の物だけで準備するだけで良いプランです。
キャンプ場でのマナーや過ごし方、設営から撤収までのアドバイスまでして頂けるので快適なキャンプデビューが出来ると思います。
また、施設内のショップにはスノーピークのギアやアパレルが販売されているので、気に入れば購入も出来ますし、色々なギアを見る良い経験にもなるでしょう。
キャンプに精通したブランドならではの、徹底したサポートが嬉しいスノーピーク奥日田キャンプ場です。
バルンバルンの森(大分県中津市)
廃園寸前だった施設を御夫婦でリノベーションして作られた、九州の大分県の森の中にある宿泊施設とキャンプ場になります。
森の中には、手作り感がありながらどこか懐かしくてセンスが良いツリーハウスやTiny house、テントエリアなどがあり、園内に無造作に置かれている雑貨などにも目を奪われてしまいます。
童話に出てきそうな可愛らしくてセンスが光る宿泊施設などは、お子様たちも歓声を上げられるのではないでしょうか。
春にはナチュラルガーデンのような雰囲気で、園内のあちらこちらにさり気なく咲くお花達を見かけることも出来るでしょう。
園内の雰囲気から、小さなお子様がいらっしゃるご家族や女子などにオススメです。
園内にはカフェや読書室があり、ゆったりと過ごせるように作られています。
この森の中にあるバルンバルンの森は、グランピング施設やウェディングなどのイベントも受け付けていて、モノ作りが好きな御夫婦が自分達が形にしたいものをコツコツと作り上げていらっしゃいます。
今が完成形ではなく、時間をかけて優しさや温もりが感じられるような森を作られているので、訪れるたびに新しい発見ができるキャンプ場になっているのです。
服掛松キャンプ場(熊本県上益城郡)
服掛松キャンプ場は九州の真ん中に位置し、九州山地の高い山が連なる山深い場所にある、2万坪の敷地を有する広大なキャンプ場です。
オートサイト、フリーサイト、ログハウスなど多様な宿泊施設が余裕をもって点在していて、フリーサイトに限っては予約無しなので、思い立った時にフラッと行ける気軽さがあります。
また、阿蘇五岳を望むことが出来る絶景サイトや遊具や施設に近いサイトなどがあり、目的別でサイトを選んでみるのも楽しいと思います。
施設もキレイに管理されているのでストレスがなく、管理棟にはスマホの充電が無料で行えるコーナーもあります。
また、お湯が出る洗い場があるのもキャンパーには嬉しいポイントです。
油物などは、時間をかけずにお湯でサクッと洗いたいですよね。
山深い場所にありながら、周辺には車で15分も走ればスーパーや温泉なども点在しています。
東西南北には観光地もあるので、春のキャンプデビューの前後で観光を取り入れるのも良いでしょう。
服掛松キャンプ場のチェックインチェックアウトは12時になっていて、他のキャンプ場に比べて早く入れて翌日もゆっくりと過ごせます。
キャンプデビューの時は、慣れない作業に時間を要しがちなので嬉しいポイントでもあります。
また、スノーピーク、コールマン、モンベルの会員証提示で利用料が10%引きになるので、会員証をお持ちの方は忘れずに持参しましょう。
楽しい思い出が残るキャンプデビューを!
さぁ、春はもうそこまで来ています!
キャンプ場によって様々な特徴とサービスがありますが、ご紹介した5つのキャンプ場はキャンプデビューする方を優しく受け入れてくれるキャンプ場です。
キャンプギアが揃っていなくても大丈夫!
楽しい思い出が残るキャンプデビューが待っていますよ。