鈴鹿山麓の美しい自然に囲まれた「かもしかオートキャンプ場」。
忍者の里としても有名な甲賀市の山間部にあり、秘湯・大河原温泉「かもしか荘」が隣接しています。
そのロケーションの良さと設備の充実度で、ファミリーをはじめ多くのキャンパーが集まる人気のキャンプ場です。
そこで今回は、かもしかオートキャンプ場の魅力をたっぷりご紹介。
秋は紅葉、冬は雪中キャンプも楽しめるので、ぜひキャンプ場探しの参考にしてみてくださいね。
当記事のコンテンツ
かもしかオートキャンプ場の雰囲気とロケーション
大阪と名古屋のちょうど中間あたりに位置しているかもしかオートキャンプ場。
訪れている方の車を見ても関西圏と中部圏のナンバーが半々くらいといった印象でした。
高速道路のインターチェンジからも近く、多少くねくねした山道は通りますが道幅に余裕があるので問題なし。
ただし、キャンプ場の敷地に入ってからは未舗装の私道が続き、地面がかなり凸凹です。そのためローダウン車は入場できません。
また、橋の下をくぐる箇所もあるため、入場できる車両サイズには「高さ250cm以内、全幅200cm以内」と制限があるで注意してください。
かもしか荘とオートキャンプ場の間には野洲川の源流が流れており、キャンプ場からもすぐ川に降りられます。
川に近いサイトであれば、この距離感です。
川は流れが早い個所もあるので、お子さんを遊ばせる際は注意してくださいね。
この日の客層は年配のグループやファミリー、カップル、ソロなど様々でした。ペット同伴の方も多かったです。
平日でもほとんどのサイトが埋まるほど人気のキャンプ場なので、人の気配をあまり感じたくないというキャンパーには向かないかもしれません。
周囲をぐるりと山に囲まれていて自然は大いに感じられますが、近くを見渡すと人がたくさん…という印象でした。
とはいえうるさく騒ぐような人もおらず、22:00から翌朝7:00までのサイレントタイムは静かな時間が過ごせます。
ちなみに、かもしか荘にはスタッフが常駐しているため、非常時にはフロントにて24時間対応してくれるというのもうれしいポイントですね。
かもしかオートキャンプ場の施設紹介
かもしか荘 フロント
チェックイン&チェックアウトは、キャンプ場に隣接している温泉宿泊施設「かもしか荘」のフロントでおこないます。
直接キャンプ場には行かず、まずはかもしか荘の駐車場に車を停めてチェックインを済ませましょう。
寒い季節にうれしい、湯たんぽの貸し出しサービス(100円)もおこなっています。
フロント横には売店もありますが、旅館の宿泊者向けでキャンプ用品はほとんど置いていません。
炊事場
シンクの蛇口は6つ。
かなり清潔に保たれており、食器用洗剤とスポンジが常備されています。
お湯も使用できるので、寒い季節にはありがたいですね。
トイレ&コインシャワー
洗浄機能付きの洋式トイレが女性2室、男性1室。男性用の小便器が2つあります。
洋式トイレは土足厳禁なこともあり、中は感動レベルでキレイです。
コインシャワーもトイレと同じ棟にあります。
男女共用の2室で、利用料金は5分100円。
シャワー内もとてもキレイですが、お湯とお水の出し具合で水温を調整するタイプです。
歯磨きや洗顔の際に便利な洗面台(鏡あり)も、トイレ棟の中に3台設置されていました。
自動販売機
炊事場とトイレ棟の間に設置されています。
ソフトドリンクはコーヒーを中心に水やお茶、炭酸ジュースなど。
右側はアルコール専用の自販機で、撮影日にはビール、発泡酒、レモン酎ハイ、ハイボールがありました。
ジャグジー
かもしかオートキャンプ場には、なんと水着で入るタイプの屋外ジャグジーがあります。
炊事場横のスペースを利用して2021年の春に新設されたようで、無料で利用可能。
ただし基本的には「オンシーズン」「トップシーズン」「ハイトップシーズン」のみの運用なので、ジャグジーに入りたい!という方は予約の際にカレンダーで確認してくださいね。
ゴミステーション
ゴミは場内のゴミステーションに捨てて帰ることができます。
カセットボンベのガス抜き器も用意されていて、細やかな心遣いを感じました。
ゴミの種類ごとに表記されているので、分別はきちんとおこないましょう。
灰捨て場もゴミステーションに併設されています。
かもしか荘 温泉
フロントのある「かもしか荘」の温泉に、夜は22:00まで、朝は6:00~9:00まで入浴できます。
利用料金は、大人(12歳以上)500円、小人(3歳以上)250円。
営業カレンダーで「バリューシーズン」「レギュラー」となっている日は、キャンプ場利用者に無料入浴券を配布するキャンペーンも実施中です(2021年10月現在)。
かもしかオートキャンプ場のサイト紹介
かもしかオートキャンプ場のサイトは全31区画。
個性的な趣向が凝らされたサイトもあるので、行くたびに違うサイトを選んでみても楽しそうです。
各サイトは駐車台数に制限がありますが、サイトに停めきれなかった車はかもしか荘の駐車場に無料で停めておくことができます。
ちなみに、サイトの地面は石が多めの土という感じ。
ペグを打つとたまに地中で大きな石にあたりますが、それを避けて打ち込めばしっかりと固定される印象でした。
それなりに強度のあるペグを用意しておくと安心です。
Aサイト
キャンプ場の後ろに広がる山に沿って並んでおり、比較的木陰が多く、山陰に入っている時間も長いサイト。
SAサイト
テントサイト2区画分に、東屋が隣接している広々としたサイト。1区画限定です。
Bサイト
キャンプ場の一番拓けた場所に位置しているため、日当たり良好。川に近い区画も多いです。
SBサイト
広々としたウッドデッキ付きサイト。テント設営の際にはデッキ用のフックも借りられます。1区画限定です。
Dごろ寝サイト
通常のテントサイトに、人工芝を敷いた「ごろ寝スペース」が付いた斬新なサイト。
夜にはごろ寝をしながら星空観察なんていかがでしょう。
Cサイト
最大4名まで宿泊可能なキャビン。
寝具付きの2段ベッドのほか、エアコンや小型の冷蔵庫が完備されています。
SCサイト
Cサイトと同じキャビンに、テントを張れるスペースがプラスされたサイト。
キャビンの目の前にテントを設営できるので、テントで眠りたい派と室内で寝たい派に分かれていても一緒にキャンプが楽しめます。
特にSC1~3は川までも近くておすすめです。
かもしかオートキャンプ場の周辺施設
フレンドマート土山店
甲賀名産「土山茶」の茶畑に囲まれた、のどかな場所にあるスーパーマーケット。
かもしかオートキャンプ場の最寄りIC「甲賀土山」の近くにあるので、買い出しに最適です。
大型スーパーというわけではありませんが、店内は清潔で生鮮食品やお惣菜の種類も豊富。
滋賀県の地酒や地ソーダなども販売されていましたよ。
すぐ隣にはホームセンターの「ナフコ」があるので、食料品以外の買い出しがあればそちらへどうぞ。
フレンドマート土山店の基本情報
住所 | 滋賀県甲賀市土山町頓宮175 |
TEL | 0748-67-8071 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
URL | https://www.heiwado.jp/shop/shiga |
道の駅 あいの土山
国道1号線沿いにある道の駅。
滋賀県が誇るお茶の名産地として、特産品コーナーには数々の土山茶が並んでいます。
小さなレストランや休憩所も併設されており、おすすめは盛り放題の「抹茶ソフトクリーム」。
400円でコーンに好きなだけソフトクリームを盛ることができるので、ぜひ挑戦してみてください。
道の駅 あいの土山の基本情報
住所 | 滋賀県甲賀市土山町北土山2900 |
TEL | 0748-66-1244 |
営業時間 | 9:00~17:30 |
URL | https://www.ainotutiyama.co.jp/ |
大津サービスエリア(上り線)
大阪、京都方面からキャンプ場に向かう方には、休憩がてら立ち寄れる大津サービスエリアもおすすめです。
素晴らしい琵琶湖の眺めを眼下に望みながら、ランチやコーヒー、軽食などを楽しむことができます。
また、専門店コーナーには大阪名物「551」も出店しているので、豚まんをテイクアウトして「メスティン蒸し」や「ホットサンド焼き」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
大津サービスエリア(上り線)の基本情報
住所 | 滋賀県大津市朝日が丘2-8-1 |
TEL | 077-527-0781 |
営業時間 | レストラン:11:00~21:00(その他は店舗により異なる) |
URL | https://www.w-holdings.co.jp/sapa/2011.html? |
豊かな自然に囲まれて快適キャンプを楽しもう
お湯が出る炊事場にキレイなトイレ、さらには無料ジャグジーまで登場したかもしかオートキャンプ場。
進化を続ける人気キャンプ場には、「快適にキャンプを楽しんでもらいたい」というホスピタリティ精神があふれていました。
四季ごとに姿を変える山々の景色を楽しみながら、のんびりとした時間を堪能してくださいね。
かもしかオートキャンプ場の基本情報
住所 | 滋賀県甲賀市土山町大河原1104 |
TEL | 0748-69-0352 |
チェックイン | 13:00~20:00 |
チェックアウト | 7:00~11:00 |
URL | http://kamoshika-resort.com/ |