キャンプや車中泊、災害時の緊急用やリモートワーク用電源としても注目されているポータブル電源。充電容量の小さいタイプから大きいタイプまで、様々な種類のポータブル電源が販売されています。
充電容量が大きいタイプは値段が高くて手が届かない、かと言って充電容量が小さいタイプは値段は安いけど少し不安。なんて悩む方も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するポータブルバッテリーは
SUAOKI製のS601
です。ポータブル電源入門機としてはかなりおすすめできる製品です。その理由を私物である実機をレビューしながら解説していきます。
当記事のコンテンツ
高評価の声多数!「SUAOKI」とは一体?
出典:楽天市場
近年ではSUAOKIのポータブル電源と言えば、誰もがどこかで聞いたことのある製品ではないでしょうか?車中泊系のYOUTUBEにも度々登場するポータブル電源のメーカーです。実は2015年に設立した中国のメーカーで、ソーラーパネルやポータブル電源の製造開発を中心に行っている会社です。
設立当初は製品のリコールに悩まされましたが、改善しながら良い製品を生み出し続けています。ポータブル電源の安全性や品質は今やユーザーに非常に良い評価を受けています。今年2020年に日本向けの公式サイトをオープンしました。
コスパ最強のポータブル電源「SUAOKI S601」
私が初めて購入したポータブル電源が「SUAOKI S601」です。ポータブル電源を購入するにあたって、色々悩みましたがこの製品に決めました。この製品に決めた理由や製品の魅力を紹介していきます。
基本情報
サイズ | 250(L)×86(W)×160(H) |
重量 | 2.52kg |
電池容量 | 222wh/20000mAh |
入力 | ACアダプタ:15V/4.5A、カーチャージャー:12V、ソーラーチャージャー:12.6V-22V |
出力 | ACコンセント:AC100V/60Hz×2(定格200W、最大250W)、DC:12V/5A×2、USB:5V/1Aと5V/2.1A |
内蔵バッテリー | リチウムイオン電池20000mAh |
フル充電時間 | 7~8時間(アダプタ充電) |
サイクル回数 | 500回以上 |
製品仕様
[box04 title=”製品及び付属品”]- ポータブル電源本体
- ACアダプター(充電器)とケーブル
- シガーソケット:車での充電時に使用する。
- シガーソケット(メス):ソケット型のコンセントが付いている電気製品(主に車載用)の出力時に使用する。
各部詳細
- ①パワーボタン:電源のON、OFFのスイッチ、充電時はOFFにする。
- ②と③AC出力コンセント:家庭用コンセントが使用できます。
- ④DC出力ポート:DC12Vの電気製品(車載冷蔵庫、カメラ、照明など)
- ⑤USB出力ポート:USB機器を充電することができます。
- ⑥DC入力ポート:外部からの充電時に接続します。別売りのソーラーパネルからの入力もこの部分に接続します。
- ⑦冷却ファン:ポータブル電源使用時に発生する熱を冷却するファン。
「SUAOKI S601」の魅力と購入した理由
①コストパフォーマンス性が高い
他の同スペックのポータブル電源は3万円代からの製品が多いですが、SUAOKI S601は2万円程で購入でき、セール時なら1万5000円程で手に入れられます。
注目すべきは正弦波モデルであるということです。この価格帯には擬似正弦波を使用しているモデルが多いのです。擬似正弦波は電気毛布などにあるマイコン制御などの電気製品が使えない場合があります。正弦波ならこの心配がありません。
他社の同価格帯の製品と比べても、出力コンセントの数の多さや別売りのソーラーパネルにも対応できるなど、コストパフォーマンス性が高く、購入する理由の一つになりました。
②ポータブル電源入門用にちょうどいい性能
高消費電力の家電を使用できる上位モデルは4万円~と、高値のためなかなか手が出ないですよね。S601は定格出力が200Wあり、デジタル機器の充電や扇風機、ポータブルテレビや冬の車中泊やキャンプで使う電気毛布も使用でき、消費電力の低めのアウトドアに必要な最低限の電気製品ならほぼカバーできます。
電気ポットや炊飯器など消費電力の高い電気製品を使う目的ではない場合は、S601は上位モデルと下位モデルのちょうど中間のスペックであるため、ポータブル電源の入門用としては最適だと考えられます。
③コンパクトサイズで場所を取らない
本体サイズがコンパクトであることも理由の一つです。車のコンソールBOXの上に置いてシガーソケットから充電しても邪魔になりません。重量も軽いので持ち運びも楽にできます。車中泊時に枕の横に置いても気になりません。電源の作動音も比較的静かな方です。
「SUAOKI S601」で使える電気製品
製品の説明に記載の数字を見ても、どんな電気製品がどのくらい使えるのか分かりません。SUAOKI S601での容量で使える電気製品の例を表にしてみました。S601の容量は222Whです。
Wh(ワットアワー)とは:消費電力(W)に使用時間(h)を掛けて計算される消費電力量。例えば100Whなら100Wの消費電力の電気製品を1時間使えるということになります。
電気毛布 | 弱(10Wh):約15時間、中(25Wh):約6時間、強(50Wh):約3時間 |
扇風機 | 弱(15W):約10時間、中(30W):約5時間、強(45W):約3時間 |
ポータブル冷蔵庫 | 弱(10Wh):約15時間、中(25Wh):約6時間、強(50Wh):約3時間 |
LEDライト | 5W:約30時間、50W:約3時間 |
ポータブルDVDプレーヤー | 30W:約5時間 |
あくまで目安ですが、このポータブル電源のスペックでもアウトドアで使うような電気製品をある程度は使えることが分かりますね。私も電気毛布は冬場のキャンプや車中泊で使用しますが、弱の強さなら一晩は持ちます。
ポータブル電源の使用する環境によって性能に多少の誤差が生じます。特に気温が高い夏や気温が低い冬には顕著にあらわれます。
電気機器などを充電できる回数
S601の電池容量は20000mAhです。iPhoneなら約5回、任天堂スイッチなら約3回、充電式の扇風機も約5回と十分なスペックです。
SUAOKI S601は1泊のキャンプや車中泊ならちょうどいいスペックです。車で走行中に充電もできるので、2泊目でキャンプ場を変える場合にも使用することができます。さらにソーラーパネルがあれば、晴れていればキャンプ場現地で充電することもできます。
この価格帯なら十分すぎるスペックですね。入門用のポータブル電源として自信をもっておすすめできます。
注目の「SUAOKI製」ポータブル電源【2選】
ここまではコスパの良いポータブル電源の入門機S601を紹介してきましたが、SUAOKI製のポータブル電源にはまだまだ魅力的な商品がたくさんあります!
SUAOKI G500
出典:SUAOKI
価格 | 59880円(税込) |
サイズ | 280(L)×190(W)×210(H)mm |
重量 | 6.8kg |
容量 | 500Wh/137700mAh |
定格出力 | 300W/最大600W |
40Wの冷蔵庫は9時間、55インチの家庭用テレビも2.5時間動き、iPhoneが42回充電できてしまう驚きの高スペックを持つポータブル電源です。もちろんソーラーパネルにも対応できます。
電池残量や充電状況も液晶画面でとても見やすく、ポータブル電源にめずらしいUSBのType-Cにも対応。1台持っていれば災害などの緊急時にも安心です。
SUAOKI S670
出典:SUAOKI
価格 | 81957円(税込) |
サイズ | 400(L)×229(W)×H318mm |
重量 | 7.85kg |
容量 | 720Wh/200000mAh |
定格出力 | 500W/最大1000W |
USB扇風機(10W)が約57時間、炊飯器(110W)が約5時間、iPhoneが46回充電できてしまうかなりの高スペック。電池残量や充電状況も液晶画面でとても見やすく、さらにコンセントやUSBポートの数が合計12口もあります。
ソーラーパネルにも対応し、USBの急速充電ポートも装備。ここまでのスペックなら車中泊やキャンプで消費電力の高い電気製品を使っても2泊以上できてしまいます。もちろん災害時などの緊急時にも活躍すること間違いなしです。
まとめ
高スペックのポータブル電源も魅力的ですが、価格が高く、簡単に購入することは難しいです。その点SUAOKI S601は価格もリーズナブルでコストパフォーマンス性が高く、ポータブル電源の入門用としては、とてもおすすめの製品ですよ。ぜひ参考にしてみて下さい。