スカート付きテントがあることで寒い冬キャンプを快適に過ごすことができるというのをご存知でしょうか。
スカートとは、フライシートの裾に付いているヒラヒラした生地のこと。
そこで今回は、テントの裾に付いているスカートの効果やメリット・デメリット、またおすすめのスカート付きテントを厳選してご紹介!
スカートの「有り」か「無し」かでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
当記事のコンテンツ
そもそもスカートとは?どんな効果があるの?
出典:スノーピーク公式サイト
そもそもスカートとは、フライシートの裾に付いているヒラヒラした生地のこと。
スカートの生地があることでフライシートと地面との隙間をふさぐことができ、外部からの雨や冷気・虫の侵入を遮断することで快適にテント内で過ごせるという効果があります。
そんなスカートにはメリットだらけと思いきや、実はデメリットも。
まずはスカート付きテントの「メリット」と「デメリット」をチェックしていきましょう。
スカートがあれば雨や冷気・虫の侵入を防いでくれる
出典:小川キャンパル公式サイト
テントにスカートが付いているメリットが以下の通りです。
- 雨の跳ね上がりによる水の侵入を防ぐ
- 冷たい冷気の侵入を防ぐ
- 虫の侵入を防ぐ
- テント内で暖まった暖気を逃さない
主なメリットが上記の4つ。
スカートがなければ、いくらピンとフライシートを張っても地面と隙間ができてしまい、その隙間から雨や冷気・虫などが侵入してしまいます。
特に気温が低く風が冷たい秋冬キャンプなら、テント内の防寒対策を万全に整えたとしてもどんどん冷たい冷気が入ってきてせっかくの防寒対策も水の泡・・・なんてことも。
しかしスカートがあることで、外部からの冷たい冷気の侵入を遮断すると同時に暖房器具で暖めた暖気を逃がすことなく冬でも快適にテント内で過ごすことが可能です。
汚れやすく熱がこもって結露しやすいのがデメリット
出典:写真AC
その一方、スカートのデメリットが以下の通りです。
- 地面に接するので汚れやすい
- 密閉状態になるので熱がこもりやすい
- スカートの生地が増える分重くなる
寒い冬でも冷気の侵入を遮断してテント内の暖気を逃さないのがスカート付きの最大のメリットですが、その反面、スカートが汚れやすく熱がこもってしまうのがデメリット。
隙間を作らないようスカートを地面にベタ付けして設営するので泥汚れが付きやすくなり、帰宅後のお手入れを怠るとカビが生えたり生地を痛めて寿命を縮めてしまったりする原因に。
また隙間を遮断することでテント内が密閉状態となり、熱がこもって結露が発生しやすくなります。
スカート付きテントは冬キャンプに効果を発揮!
出典:写真AC
テントを選ぶときにスカートが「有り」か「無し」かで迷ったなら、メインで使用する季節を考慮して判断するとよいでしょう。
夏のキャンプシーズンがメインで冬はキャンプしないというならスカートが無くても大丈夫。
しかし冬キャンプを含めオールシーズン使用する予定があるならスカート付きテントを選ぶことで快適にキャンプを楽しむことができます。
【ワンポール型】スカート付きテントおすすめ2選
それではここから、おすすめのスカート付きテントをご紹介していきます。
「ワンポール型」や「2ルーム型」など種類別におすすめテントをピックアップしていますので、用途に合ったお気に入りを見つけてみてくださいね。
テンマクデザイン サーカスTCDX+
出典:Amazon
アウトドアショップ”WILD1”が展開するオリジナルブランド「テンマクデザイン」の人気ワンポールテント。
綿混紡のポリコットン素材を採用しているので結露に強いのがです。
五角形の居住空間が特徴的で1人でも2人でも快適に過ごせる絶妙なサイズ感を確保。
2箇所に出入り口を設けているので風通しがよく、片方入り口にサイドフラップを装備しタープのように張り出すことができます。
サイズ | 設営時:約4,200×4,420×2,800mm 収納時:約630×270×270mm |
素材 | フライ:コットン混紡(ポリエステル65%・コットン35%) スカート:ポリエステルリップストップ150D(PUコーティング) |
重量 | 総重量:約12.3kg |
サーカスTCDX+の口コミ・レビュー
快適でした。夜露でびっしょりでしたが、朝日を浴びたら乾きは早かったです。
DOD ワンポールテントRX(M)
出典:Amazon
ウサギのモチーフで有名なキャンプ用品ブランド「DOD(ディーオーディー)」から発売されている、設営のシンプルさを追求した究極のワンポールテント。
左右対称の正方形ピラミッド型で初心者でもわかりやすく、シンプルな構造が特徴です。
出典:DOD公式サイト
両サイドの大型ベンチレーターが結露を抑制し、フライシートにスカートが付いているのでオールシーズン対応可能。
別売のインナーテントを取り付けることでダブルウォールテントとしても使用することができます。
サイズ | 設営時:300×300×210cm 収納時:60×22×22cm |
素材 | フライ:150Dポリエステル(PUコーティング) ポール:スチール ペグ:スチール |
重量 | 約6.5kg |
ワンポールテントRX(M)の口コミ・レビュー
設営しやすく横のロープを張ったら独特な形状でかっこいい。インナーがあるだけでぬくぬく眠れる。控えめに言って最高!
【2ルーム型】スカート付きテントおすすめ5選
コールマン タフスクリーン2ルームハウス/MDX
出典:コールマン公式サイト
クロスフレームで設営しやすく広い居住スペースを確保したコールマンの大人気2ルームテント。
寝室・リビングスペースともにクロスフレームを採用することで、快適なワイドスペースを確保しています。
出典:コールマン公式サイト
リビング側に冷気や虫の侵入を防止するスカートを装備し、空気の循環を行うことができるベンチレーションを設けているのでオールシーズン使用することが可能。
就寝人数4〜5人に対応し、家族で通年キャンプを楽しむテントとしておすすめです。
サイズ | 設営時:約560×340×215(h)cm 収納時:約Φ32×74cm |
素材 | フライ:75Dポリエステルタフタ インナー:68Dポリエステルタフタ フロア:210Dポリエステルオックスフォード ポール:アルミ合金・スチール |
重量 | 約17kg |
タフスクリーン2ルームハウス/MDXの口コミ・レビュー
大きい割に1人でも簡単に設営できるので重宝してます。広さに満足!
オガワ ティエラ エルゴ
出典:小川キャンパル公式サイト
最高クラスの通気性と快適性を兼ね備えたオガワのファミリーキャンプに最適な2ルームテント。
開閉可能な大型メッシュパネルと、夏は涼しく冬は暖かいT/Cポリコットン素材をインナーに使用しています。
出典:小川キャンパル公式サイト
吊り下げ式のインナーを採用することで設営や撤収がしやすく、ボトムには耐水圧10,000mm以上を誇る完全防水のPVCグランドシートを使用しているので雨の日も安心。
家族4〜5人で快適にキャンプを楽しむことができます。
サイズ | 設営時:310×620×210(h)cm 収納時:80×45×40cm |
素材 | フライ:ポリエステル210D(耐水圧1,800mm) インナー:T/Cポリコットン グランドシート:PVC(耐水圧10,000mm以上) ポール:アルミΦ16mm |
重量 | 総重量:22kg |
オガワ ティエラ ラルゴの口コミ・レビュー
念願のティエラエルゴを購入!さすが老舗の小川テント。重量はありますが安定感があってとても気に入りました。
ロゴス neos PANEL スクリーンドゥーブルXL
出典:ロゴス公式サイト
1996年に登場して以来、ロゴスを代表する王道にして最強の2ルームテント。
ロゴス独自のパネルシステムにより、テント前面のパネルを付属のポールで立ち上げ、タープとして広い前室スペースを確保することができます。
出典:ロゴス公式サイト
独自開発の高機能メッシュ「デビルブロックST」を採用し、通常比の約1.5倍ものUVカット率や遮光率を実現。
大型メッシュ窓で夏は涼しく、スカートを装備しているので冬は暖かくオールシーズン快適に使用することができます。
サイズ | 設営時:300×630×205cm 収納時:54×63×23cm |
素材 | フライ:難燃性ポリタフタ インナー:ポリタフタ フロアシート:バルキーポリ フレーム:グラスファイバー |
重量 | 約16.6kg |
neos PANELスクリーンドゥーブルXLの口コミ・レビュー
コスパ抜群!使いやすく使い手のことを考えている。組み立てに苦戦しましたがとても広く快適でした。
キャプテンスタッグ モンテ スクリーンツールームドームテント
鹿番長こと”キャプテンスタッグ”が展開する前面に広いリビングスペースを確保した2ルームドームテント。
左右2箇所に張り出し庇(ひさし)を装備しているのでさらにリビングスペースを拡張することができます。
通気性に優れた1mmメッシュを全面に装備し、冷たい冷気や虫の侵入を防止するスカートが付いているので通年快適に使用することが可能。
5〜6人が就寝できる広い寝室スペースを確保しています。
サイズ | 設営時:280×620×190cm 収納時:70×20×20cm |
素材 | フライ:ポリエステル70D(PU1,000mm) インナー:ポリエステル70D(通気性撥水加工) グランドシート:ポリエステル150D(PU1,000mm) メッシュ:ポリエステル1mmメッシュ ポール:Φ11.2mmグラスファイバー・Φ12.7mmグラスファイバー |
重量 | 約16kg |
モンテ スクリーンツールームドームテントの口コミ・レビュー
モンテシリーズということもあり、カラーも可愛くテントの設営も思ったより簡単にできました。前室は各出入り口が網戸になっており、その網戸にスカートが付いています。
スノーピーク エントリー2ルーム エルフィールド
出典:スノーピーク公式サイト
シンプル構造で設営しやすく、エントリーキャンパーに最適なスノーピークの2ルームシェルター。
就寝スペースとリビングスペースをひとつにレイアウトしたオールインワンスタイルで、初心者でも手軽に設営することができます。
出典:スノーピーク公式サイト
家族でキャンプを楽しむのにちょうどよい4人サイズで、インナールームを取り外し大型シェルターとして使用することが可能。
大型メッシュパネルにより優れた通気性を確保し、雨や虫の侵入を防止するスカートを装備しているので季節を問わず使用することができます。
サイズ | 設営時:380×600×210cm 収納時:83×30×34cm |
素材 | 本体:75Dポリエステルタフタ(PUコーティング1,800mmミニマム) ルーフシート:75Dポリエステルタフタ マッドスカート:210Dポリエステルオックス インナー:68Dポリエステルタフタ ボトム:210Dポリエステルオックス(PUコーティング1,800mmミニマム) |
重量 | 15.5kg |
エントリー2ルーム エルフィールドの口コミ・レビュー
設営が簡単です。スカートが半分しか付いてないのが気になるポイントですが、シェルターとしても使え、雨の日は前室で過ごせるのでとても気に入りました。
まとめ
今回は、スカート付きテントをピックアップしてご紹介してみました。
テントにスカートがあることで、冷気の侵入を防ぎテント内の暖気を逃さない効果があるので冬キャンプを快適に過ごすことが可能です。
今回紹介したスカート付きのメリット・デメリットやおすすめのスカート付きテントを参考に、快適な冬キャンプを楽しんでみてくださいね!