キャンパーの皆さんはそれぞれお気に入りの焚火台があると思います。
サイズやコスト、デザインなど気に入るポイントは様々ですが、無骨でワイルドな焚火台は、アウトドアで使うもののわりに選択肢が少なくありませんでしたか?
そんな焚火台を探していた方におすすめの焚火台があります。
当記事のコンテンツ
信州発のメーカーFUTURE FOXの焚火台「Confire 櫓」
鉄のプレートを組み上げて作る焚火台、シンプルで洗練された構造は頑丈で、ちょっと目を引く存在です。
Confire 櫓は、作業台のようなスクエア形状が斬新で、どこか懐かしさも思わせる形状の焚火台、かといって使いにくい訳ではなく、設計には焚火を楽しめる工夫も織り込まれています。
Confire 櫓の基本情報
ブランド名 | FURE FOX |
商品名 | Confire 櫓 |
素材 | 焚火台・ゴトク:鉄(耐熱塗装) メッシュ網:ステンレス 収納袋:キャンバス生地(12オンス) |
重さ | 本体:1.75kg 収納時:約2.1kg |
サイズ | 使用時:36.5×30.5×26cm 収納時:45×8×8cm |
FUTURE FOXはどんなメーカー?
FUTUREFOXは長野県にあるアウトドアメーカー、キャンプ用品やアパレルを展開してます。
ソロキャンプ向けの製品も多く、無骨さと洗練さを備えたデザイン、使いやすい機能とナバホ柄を織り込んだ製品が特長です。
FUTUREFOXは「道具」といった印象が強く、製品を使っていると、秘密基地を作っているようなワクワク感がありますよ。
「Confire 櫓」の組立てのコツ
「Confire 櫓」はパーツを細かく分解することが出来るのでコンパクトに持ち運べる反面、組み立てに少し手間がかかります。
ちょっと手間はかかりますが、慣れれば5分とかかりません。
パーツ点数は多く、組立て式焚火台というよりも模型のようです。
支柱の下側の穴を短いほうのプレートでつなげる。メッシュをかけるフックの向きに注意。
ナバホ柄のプレートを上側の穴に入れて4本をつなげる。
ゴトクのベースになるプレートをトップにかける。
ナバホ柄のゴトクをかける。
メッシュを入れて完成です!
低床なので直火感があり、メッシュの下は空気の通り道になるので燃焼効率もいいですよ。
組立ての注意点
最初はパーツ同士が馴染んでいないので固い場合があり、私は軽くハンマーで叩いて抜き差しをしています。
また、上からの荷重には強くできていますが、焚き火台を持ち上げるとプレートが抜けてしまうことがあるので注意が必要です。
Confire 櫓(やぐら)の使用レビュー
「櫓(やぐら)」と聞いて思い出すのは城郭や火の見櫓、盆踊りなどだと思いますが、一段高い建造物を「櫓(やぐら)」と呼ぶことが多いようです。
「Confire 櫓」も、確かに櫓(やぐら)と言われれば納得のビジュアルです。
組立て式焚火台としては頑丈
素材は鉄で、デザインも太い4本の支柱がある耐久性のあるものです。初めて組んだ時も、ステンレスのソロ焚火台とは一線を画す頑丈さを感じました。
凝ったデザインとワイルドな風合い
構成パーツであるゴトクのプレートには「ナバホ柄」と呼ばれるFUTURE FOXこだわりのデザインが施されています。
火を入れると浮き出るデザインと、無骨なビジュアルはワイルドさを醸し出しますね。
灰が捨てやすい
焚火台の中には焚火台ごと灰捨て場まで持っていく必要があるものもありますが、「Confire 櫓」は灰受けの取り外しが出来るので楽に捨てることが出来ます。
収納時はコンパクト
パーツは4本の支柱と複数のプレートで構成され、専用の収納袋に入れると片手で掴めるほどコンパクトになります。
ソロキャンプで荷物を減らしたいとき、車やバイクでも隙間に入れられるサイズ感なので、持ち運びの大きさは気になりません。
こんな人に最適!
1シーズン使ってみて、こんな方には特におすすめしたいと思います!
ワイルドなギアを使いたい
軽くシンプルなギアも多くありますが、使い方を気にせず焚き火ができる、頑丈で重い、ワイルドなギアを選びたいという方はきっと満足するはずです!
組立てなどギミックが好き
はっきり言って組立ては他メーカーの焚火台より時間がかかり、パーツ点数も多く手間です。そんな手間のかかるギアをスムーズに組み上げて火を入れる、ただ火をつける以上に思いが強くなりますね。
壊れるのを気にしたくない
フレームの変形や、重いものを乗せるときに気を使ったり、収納時も曲げないように注意を、そんな必要なまったくないと感じました。
道具としてラフに扱っても大丈夫な焚火台です。
こんな人にはむかないかも
製品の性格的に、焚火台にこんな機能を求める方は使いにくいかもしれません。
ですが、それでもこの焚火台がいい、と言わせる魅力も持ち合わせています!
面倒なのは嫌
組立ては慣れていても3~5分、初めて組む時は説明書を見ながら10分ほどかかりました。
手間のかかる道具は愛着もわきますが、手間なくシンプルなキャンプをする方にはちょっと向かないかもしれません。
軽量ギアのほうが好き
軽量のソロ焚火台と比べて、かなり重量感があります。
それだけ丈夫ではありますが、ULギアを好むキャンパーの方にはおすすめできません。
少し手間はかかるけどソロキャンプの最高の相棒です!
便利さ、手軽さに向かった製品が多い中で、作業工程や手間を楽しむキャンプギアは多くありません。
ただ、愛着がわき道具を使いこなしているという満足感を得られるのは、手間のかかる道具の方ではないでしょうか。
手間をかけて自分で作った焚火台、自分で火を起こし調理をすると、愛着のあるギアとより楽しく過ごすことができると感じました。