キャンプ場

2023年8月18日 /

【兵庫県南あわじ市】美しい松林と素朴な雰囲気が魅力の「吹上浜キャンプ場」をご紹介!

しま子

関西ではドライブや小旅行の目的地として人気の淡路島。

市街地から気軽に行ける距離ながら、自然がたっぷり残る島内には素晴らしいキャンプ場も多数存在しています。

そこで今回は、波音に包まれながらのんびりとした時間を過ごせる「吹上浜キャンプ場」をご紹介。

サイトの雰囲気や場内設備についてレポートするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

吹上浜キャンプ場とは?

吹上浜キャンプ場は、淡路島の中で最も四国寄りの「南あわじ市」にあります。

キャンプ場の前には「白砂青松100選」にも選ばれた吹上浜が広がっており、まさに白い砂浜と青々とした松林のコントラストが美しいオートキャンプ場です。

設備は最低限ですが、波音を聴きながら、どこか懐かしさを感じる雰囲気のなかで素朴なキャンプが楽しめます。

大人1泊1,200円、2泊目以降は半額という良心的な価格設定も魅力ですね。

ただし、キャンプ場前の吹上浜は遊泳禁止なのでご注意ください。

また、これは注意点でもありオススメポイントでもあるのですが、訪れる日によっては猫が現れることがあります。

かなり積極的に寄ってくる場合もあるので、猫の苦手な方や食べ物の管理には注意してくださいね。

吹上浜キャンプ場の基本情報

所在地 兵庫県南あわじ市阿万吹上町113番地1
チェックイン/アウト 予約時に確認
予約方法 電話予約
TEL(予約・問合せ) 0799‐55‐0948(9:00‐17:00)
開設期間 4月末~9月末
禁止事項 直火不可/吹上浜での遊泳不可
公式サイト  吹上浜キャンプ場

※キャンプ場の開設期間は4月末~9月末までなのでご注意ください。

利用料金

区分 料金 備考
大人(中学生以上) 1,200円 2泊目以降半額
小人(小学生以上) 400円 2泊目以降半額
デイキャンプ 500円     ー
駐車代(乗用車) 500円 2泊目以降半額
駐車代(二輪車) 200円 2泊目以降半額
レンタルテント(5人用) 2,400円 2泊目以降半額
AC電源(要コードリール 300円 2泊目以降半額

レンタル品は数に限りがあります。

基本的に、サイトはチェックインした順番に好きな場所を選べるシステムです。

チェックインは11:00~、チェックアウトは~11:00であることが多いですが、正確な時間については電話予約の際に確認してください。

キャンプ場までのアクセスは、神戸淡路鳴門自動車道「西淡三原IC」より車で約20分ほど。

食材の買い出しをする場合は、ICからキャンプ場に向かう途中にあるスーパーマーケットの「イオン」と「マルナカ」が便利です。

吹上浜キャンプ場の場内施設

キャンプ場にある施設をご紹介します。

管理棟

キャンプ場内に入ると、すぐ管理棟があります。

まずはこちらでチェックインを済ませましょう。

管理棟では炭や薪の販売のほか、日によっては淡路島名産の玉ねぎが売られていることもあります。

管理棟の横には自動販売機もありました。

トイレ

トイレは、管理棟の近くと炊事棟の近くにあります。

管理棟に近いトイレは建物が古いですが、中は洋式トイレです。

一方、炊事棟に近いトイレは和式です。

ただ、炊事棟側のトイレは設備が比較的新しいため、虫やにおいが気になる方でも安心して使用できると思います。

ゴミ捨て場

ゴミ捨て場は、管理棟の建物脇にあります。

燃えるゴミを始めビン、缶、スプレー管なども回収してくれますが、分類ルールはしっかり守りましょう。

また、炊事棟にも蓋つきの大きなポリバケツが置いてあり、生ゴミなどを捨てることができます。

炊事棟にゴミ箱があるキャンプ場って、意外と珍しくありませんか?

調理で出たゴミをすぐ捨てられるので、大変便利でした!

なお、灰捨て場も炊事棟の隣りにあります。

ちなみに、灰捨て場の奥に写っているのは場内でおそらく一番古いタイプのトイレです。

現在はあまり利用者はいないようでした。

シャワー棟

シャワー棟は、なんと24時間無料で利用できます。

なかなかワイルドな雰囲気ではありますが、しっかりお湯も出ますし、シャワー自体は設備も新しそうです。

コインシャワーのような個室タイプではないので、お友だちと利用したい方やお子様連れの方にはむしろ使い勝手がいいかもしれません。

カーテンで仕切れる個室の更衣スペースも用意されているのがうれしいですね。

炊事棟

野外炉併設の炊事棟は、中央に作業台が配置され、シンクも広々としています。

こまめに清掃されていることが伝わるキレイな炊事棟です。

ただし、夏場は炊事場付近に蚊が多いようなので気を付けてくださいね。

吹上浜キャンプ場のサイト紹介

吹上浜キャンプ場には、いろいろなロケーションのサイトがあります。

どのサイトでも利用料金は同じですが、場所によっては四駆以外での進入が難しい場所もあるので注意が必要です。

ここではサイトの特徴ごとに「平地エリア」「高台エリア」「堤防横エリア」に分類してご紹介します。

なお、吹上浜キャンプ場では、管理棟を始めトイレ、シャワー、炊事棟などの設備すべてが場内の北側に集まっています。

南側に位置する「高台エリア」「堤防横エリア」に設営すると、それらの設備から遠くなるのでご注意ください。

平地エリア

場内の北側に広がる、起伏の少ないエリアです。

少しわかりづらいですが、ロープで区切られた区画サイトになっています。

炊事棟やトイレなどの設備が近いため、利便性を重視する方におすすめのエリアですね。

ただし、平地エリアからは海を眺めることができず、海岸へは高台を超えていく必要があります。

とはいえ歩いて2、3分ほどですし、波の音が聞こえてくる程度の距離です。

個人的には、平地エリア内に点在する石のベンチが味があっていいなと思います(ちなみ「都美人」は淡路島の地酒です)。

高台エリア

海岸沿いの高台から海が臨めるエリアです。

ほとんどが松林の中に点在していて、野営のような趣きがあります。

木が多い上に全体的に起伏があるので、大きなテントを張るスペースは限られている印象です。

その分、木陰が多いので暑い季節はありがたいですね。

海までは少し距離がありますが、木陰に座ってのんびり海を眺めていると本当に癒されます。

そんな高台エリアのなかで、特に人気のサイトがこちら。

木陰はありませんが、特別感があり見晴らしの良いサイトです。

このサイトに限らず高台エリアは吹上浜キャンプ場のなかでも人気の高いエリアですが、利用する際には注意点がいくつかあります。

まず、タイヤが砂にとられてスタックしやすいこと。

対策として板を敷いてくれている道もありますが、四駆でなければ進入が難しい場所もあります。

同様に、歩いて移動する際も足場が悪いため、夜間にトイレに行く際などは注意が必要です。

また、季節によっては松ヤニがテントや車に垂れることがあります。

堤防横エリア

高台エリアと砂浜の間にあるこじんまりとしたエリアです。

地面がフラットなので設営がしやすそうですね。

トイレや炊事棟からは最も離れたエリアですが、海岸へのアクセスが良いため釣りキャンプを楽しみたい方にもオススメです。

吹上浜の楽しみ方

キャンプ場に面する吹上浜は遊泳禁止ですが、海水浴以外の楽しみ方がたくさんあります。

「白砂青松100選」に選ばれた美しい景色を堪能するだけでも満足できますし、刻々と表情を変えるマジックアワーの海や、夜になると対岸に見える徳島の街の灯りも魅力的です。

波打ち際に転がる色とりどりの石たちを観察するのも楽しいですよ。

また、吹上浜は釣りのメッカでもあります。

夏から秋にかけてキスやアオリイカなどが狙えるようなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

周辺のオススメ施設

キャンプの前後に立ち寄りたいオススメスポットをご紹介します。

南あわじリフレッシュ交流ハウスゆーぷる

キャンプ場から車で12分ほどの場所にある温泉施設。

男女の浴室が毎日入れ替わるシステムで、「A浴室」は岩風呂などがある温泉情緒がたっぷりの雰囲気、「B浴室」は温泉を利用したスライダーがあるなど遊び心たっぷりの造りになっています。

自然光が差し込む開放的なロビーには飲食コーナーもありますよ。

所在地 兵庫県南あわじ市北阿万筒井1509‐1
TEL 0799‐50‐5126
営業時間 10:00‐22:30(受付終了22:00)
休館日 毎月第3木曜(8月は除く)
料金 大人630円/子ども310円
公式サイト 南あわじリフレッシュ交流ハウスゆーぷる

福良港エリア

出典:道の駅福良公式サイト

キャンプ場から車で12分ほどの福良港には、うずしおクルーズが体験できる「道の駅福良」や、淡路島の食材を集めた「福良マルシェ」など、徒歩圏内に多くの観光スポットが集まっています。

出典:道の駅福良公式サイト

キャンプ用の食材調達や、お土産探しにぴったりのエリアです。

海鮮丼やジェラートの人気店などもあるので、ランチやスイーツを目的に訪れても楽しいですよ。

道の駅福良公式サイト

福良マルシェ公式サイト

まとめ

特筆するような設備やアクティビティがあるわけではないのですが、なぜか何度も足を運びたくなる吹上浜キャンプ場。

高規格キャンプ場とも野営地とも違う、どこか懐かしさを覚えるような居心地の良さがあります。

淡路島でキャンプ場をお探しの方は、ぜひ訪れてみてくださいね。

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しま子

キャンプとお酒と離島旅を愛する兵庫県民。お酒にあう料理・景色・シチュエーションを日々探求している。主なフィールドは関西一円と瀬戸内海沿岸エリア。