夏キャンプでネックに感じることといえば、やはり「うだるような暑さ」ではないでしょうか。
テントで寝苦しい夜を過ごすのが苦痛…という方も少なくないはず。
そんな方におすすめなのが、標高の高い場所で快適にアウトドアを楽しめる「山キャンプ」です。
兵庫県は県土の6割を山地が占めており、山間部にキャンプ場が多いことをご存じですか?
今回はその中から、おすすめのキャンプ場を6つご紹介します!
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夏でも快適に過ごせるキャンプ場の選び方とは
涼しいキャンプ場を選ぶポイントはいくつかあります。
兵庫県内に限らず、夏キャンプの場所を選ぶ際には下記の3つの条件に注目してみてください。
標高が高い
標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がると言われています。
真夏以外は想像以上に冷え込むこともあるので、服装などで対策できるようにしておきましょう。
冬場はスキー場になるというキャンプ場は、だいたいこの条件にあてはまります。
木が多い
日差しを遮ってくれる木は、サイト内に1本あるだけでも暑さ対策として有効です。
特に一帯が木に囲まれた林間サイトであれば、太陽に温められた地面からの熱気を感じることも少ないため、より体感温度が下がります。
水辺にある
川沿いにあるキャンプ場では、気化熱による気温の低下が期待できます。
気化熱とは、水が気体になるときに周囲の熱を吸収する現象のことで、打ち水で涼をとるのと同じ原理です。
また、地面からの照り返しが少なくなるため体感温度も低くなります。
この記事では「標高が高い」にあてはまることを基本として、「木が多い」「水辺にある」という条件を兼ね備えているキャンプ場もピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
涼しく過ごせる兵庫県のキャンプ場6選
【豊岡市】神鍋高原キャンプ場
かつて活火山だった神鍋山の、標高300m超の場所にある「神鍋高原キャンプ場」。
冬にはスキー場としても人気のスポットで、敷地面積33,000平方メートルもの広大な敷地を誇ります。
開放感のある広々としたサイトが魅力ですが、松林が点在しているため日陰を確保することも可能。
高規格キャンプ場には珍しい直火OKエリアも多数設置されていて、神鍋山の溶岩石を使ってワイルドな焚き火を楽しむこともできます。
周辺には広いゲレンデを活用したアクティビティも充実しているので、訪れた際には是非挑戦してみてくださいね。
神鍋高原キャンプ場の基本情報
住所 | 兵庫県豊岡市日高町栗栖野59-78 |
TEL | 0796-45-1520 |
チェックイン | 13:00 |
チェックアウト | 12:00 |
URL | http://www.kannabe.co.jp/camp |
【養父市】若杉高原おおやキャンプ場
標高670mほどの場所にある「おおやスキー場」が、夏場に開設しているキャンプ場。
標高を生かした「絶景区画サイト」では、まさに息を呑むようなロケーションでキャンプを楽しむことができます。
ウッドデッキが設置されているのでテントが汚れる心配もなく、デッキ用のペグもプランに含まれているので安心です。
ゲレンデの中腹には「星空デッキサイト」があり、広々としたウッドデッキは自分たち専用の展望台のよう。
また、開放感よりもプライベート感を重視したいという方には「こもれびの森サイト」がおすすめです。
木々に囲まれてゆったりとした時間をすごせるだけでなく、木陰のおかげで夏でも快適に過ごせますよ。
若杉高原おおやキャンプ場の基本情報
住所 | 兵庫県養父市大屋町若杉99-2 |
TEL | 079-669-1576 |
チェックイン | 13:00~17:00 |
チェックアウト | 12:00 |
URL | https://ooyaski.com/camp/ |
【養父市】天滝公園キャンプ場
標高270mほどの場所にある、「静かな秘密基地」がテーマの老舗キャンプ場。
棚田(たなだ)を利用した高低差のあるサイトが特徴的で、場所によって景色が大きく異なります。
木々に囲まれていて涼やかな「ゆったり林間サイト」や、「絶景」と「林間」の両方の良さを堪能できる「秘密・絶景サイト」なども新設されました。
棚田エリアは車の進入禁止ですが、名物「たなだ号」がサイト横まで荷物を運んでくれます。
たなだ号の真横までは車をつけることができるので、積み換えの際も安心ですよ。
すぐ近くにはキャンプ場の名前にもなっている「天滝」の登山道があり、約40分ほど歩けば「日本の滝100選」にも選定されている名瀑を拝むことができます。
兵庫県下一を誇る落差98mの滝は一見の価値ありなので、川のせせらぎに癒されながら登山を楽しんでみてはいかがでしょうか。
天滝公園キャンプ場の基本情報
住所 | 兵庫県養父市大家町筏822 |
TEL | 079-669-1584 ※電話での予約不可 |
チェックイン | 14:00~16:00 |
チェックアウト | 12:00 |
URL | https://tendaki.jp/ |
【美方郡香美町】森とぼくの休日 HACHIKITA CAMP FIELD
関西を代表するゲレンデ「ハチ北高原」にある、標高700mほどのキャンプ場。
ゲレンデを利用した「草のひろばのサイト」のほか、池のせせらぎを感じられる「池のほとりのサイト」や、ツリーイングを楽しめる「森のすきまのサイト」など、木陰に恵まれた林間サイトも豊富です。
併設されている「MORIBOKUカフェ」には、思わず写真を撮りたくなるようなおしゃれなメニューがたくさん。
夏には冷たいデザートやドリンクをテイクアウトして、サイトでゆっくり味わうのもおすすめですよ。
冬期は「雪中キャンプ」にも挑戦できるという、関西では珍しいキャンプ場です。
森とぼくの休日 HACHIKITA CAMP FIELDの基本情報
住所 | 兵庫県美方郡香美町村岡区大笹535-1 |
TEL | 0796-96-0757 |
チェックイン | 13:00~17:00 |
チェックアウト | 12:00 |
URL | https://www.moritobokunokyujitsu.com/ |
【宍粟市】ちくさマウンテンビレッジ
標高860mの場所に位置し、高地ならではの快適さをしっかりと感じられるキャンプ場。
林間サイトが多く木陰もばっちりです。
「名水百選」に選ばれた千種川のほとりにもフリーサイトがあるので、どのサイトでどのように涼をとるのかはお好み次第ですね。
高原ならではの白樺が自生しているなど、避暑地ムードをたっぷりと味わうことができます。
おしゃれなグランピングで優雅に過ごすのもおすすめですよ。
ちくさマウンテンビレッジの基本情報
住所 | 兵庫県宍粟市千種町西河内1047-218 |
TEL | 0790-76-3555 |
チェックイン | 13:00~17:00 |
チェックアウト | 11:00 |
URL | https://www.chikusakogen.com/camp/ |
【宍粟市】山崎アウトドアランド
標高約650mの、深い森のなかにあるキャンプ場。
自然味あふれるロケーションですが、敷地内はきちんと整備されているので初心者の方でも安心して利用できます。
AC電源付きのサイトが多く、オートキャンプサイトの一部には専用の流し台も付いていますよ。
夏にはクワガタの姿を見ることもできるので、お子さんと昆虫採集を楽しみたいという方にもおすすめです。
山崎アウトドアランドの基本情報
住所 | 兵庫県宍粟市山崎町小茅野字白口538-37 |
TEL | 0790-65-0666 |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 14:00 |
URL | https://yamasakioutdoorland.com/ |
暑さを回避して夏キャンプを楽しもう
夏キャンプの定番といえば海水浴という方も多いですが、山間部のキャンプ場にも夏ならではの醍醐味があります。
暑さが苦手で夏キャンプを敬遠しているという方は、夏にこそ魅力を実感できる「山キャンプ」を試してみてくださいね。