冬キャンプにあると便利な薪ストーブ。アウトドア空間で薪を燃やすと、手軽に暖が取れて快適にキャンプを楽しめます。
しかし、冬キャンプ初心者の方の中には「薪ストーブの使い方は?」「効率の良い使い方はあるの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、薪ストーブの使い方を徹底解説します。冬キャンプを快適に過ごしたい方は、ぜひ以下の内容を参考にしてみてください。
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冬キャンプは薪ストーブを使おう
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冬キャンプには、薪ストーブがおすすめです。自分で薪を割って着火し、順番炎を育てていく楽しみもありつつ、火で暖が取れます。
メラメラと燃えながら揺れる炎が極上の雰囲気を演出してくれるので、より一層キャンプを楽しい思い出にしてくれるでしょう。冬キャンプをさらに快適に、素晴らしい1日にするためにも、薪ストーブを持って行ってください。
薪ストーブをキャンプで使用するメリット!
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冬キャンプで薪ストーブを使用するメリットは、以下の通りです。
薪ストーブを使用するメリット
- 費用がかからない
- 料理ができる
- 焚き火も同時に楽しめる
上記のメリットについて、以下で詳しく解説します。薪ストーブを導入しようか検討している方は、目を通してみてください。
①費用がかからない
薪ストーブのメリットは、費用がかからない点です。通常の石油ストーブを使用した場合、燃料代はもちろん、電気代もかかってしまいます。キャンプサイトには、電源が確保されていない場所もあるので、使用の難易度もあるでしょう。
しかし、薪ストーブの場合は、使用する薪代しか費用がかかりません。そのため、コストを削減しつつ、快適に暖が取れます。節約をする必要がないので、思い切って薪を追加して、ポカポカになれますよ。
②料理ができる
2つ目の薪ストーブのメリットは、上部に調理器具を置いて調理できるポイントです。薪の炎が強くなるほど、天板が温まっていき、調理に適した温度になります。
つまり、薪ストーブを使えば、暖を取りつつ料理もできるのです。ガスコンロなどを用いる必要がないので、ガス代をカットできるのも魅力的なポイントになっています。
③焚き火も同時に楽しめる
焚き火を同時に楽しめるのも、薪ストーブの魅力です。焚き火のメラメラと燃え、パチッとはじける薪の音が幻想的な雰囲気を生み出してくれます。
特に焚き火には「1/fゆらぎ」という効果があり、心臓の鼓動と同じリズムを持っているのです。ゆらゆらと揺れるリズムに人間は心地良さを感じ、日々の疲れをリフレッシュできます。
冬キャンプでの生活の質を上げつつ、リラックスするためにも、薪ストーブを使用してみましょう。
効率の良い薪ストーブの使い方!【冬キャンプ】
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効率の良い薪ストーブの使い方を紹介します。
薪ストーブの使い方!
- 小さな薪をセットする
- 薪に着火する
- 順番に薪を大きくしていく
これらの情報を参考にすることで、スムーズに焚き火ができます。ぜひ冬キャンプをされる方は、目を通してみてください。
①小さな薪をセットする
一番最初に小さな薪をストーブの中央にセットしましょう。小さい薪は焚き付けに良く、発火しやすいので焚き火を効率的にしてくれます。
最初から大きな薪も一緒に組んでしまう方がいますが、これはNG行為です。完全に小さい薪に着火する前に、崩れてしまい、鎮火する恐れがあります。
せっかくの火を大切に扱うためにも、小さめの薪だけをセットしてください。
②薪に着火する
薪ストーブに薪がセットできたら、空気口を開けて着火します。その際に、中央に着火剤をセットして火をつけると良いです。メチルアルコール系の素材を用いているので、着火の補助をしてくれます。
この時には、うちわや送風機を使用しない方が良いです。メチルアルコール系が使用されている着火剤は、送風すると火が弱まる恐れがあります。着火効率が落ちてしまうので、着火剤が切れるまでは、そのまま放置するようにしましょう。
③順番に薪を大きくしていく
完全に火がついたら、順番に使用する薪を大きくします。小サイズの薪→中サイズの薪→大サイズの薪の順番が理想です。
小さい薪の次に大きい薪をセットしてしまうと、火力が弱くて火がつかない可能性があります。必ず中サイズの薪を使用して、確実に火を育てるようにしましょう。
最後、焚き火を終える際には、薪を散らして空気口を閉めてください。燃焼に必要な材料と酸素がなくなり、効率的に鎮火できますよ。
薪ストーブを使う際の注意点
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薪ストーブを使う際の注意点は、以下の通りです。
薪ストーブを使う際の注意点!
- 温度を上げすぎない
- 一酸化炭素中毒に注意する
- 近くにガス管を置かない
上記の内容は、薪ストーブを使う際に知っておいて欲しい内容です。冬キャンプをされる方は、必ず目を通してみてください。
温度を上げすぎない
薪ストーブを使う際は、温度を上げすぎないように注意しましょう。テントや服には、発火してしまう温度が存在します。
その発火温度を超えてしまった瞬間に、火事に繋がってしまう恐れがあるのです。むやみやたらに薪を追加しないよう、炎の大きさや温度をチェックしながら、慎重に薪を投入していきましょう。
一酸化炭素中毒にセットする
一酸化炭素中毒に気をつけないといけません。酸素を燃焼しながら燃え続けているので、換気をしていないと一酸化炭素が発生してしまいます。
一酸化炭素は毒性が強く、吐き気や頭痛、最悪の場合、死に至る可能性があるのです。
対応策としては煙突を取り付けたり、窓を開けたりして十分な換気をしてください。
そして、一酸化炭素チェッカーを設置して、一酸化炭素濃度を確認すると良いです。こまめにチェックしておくと、最悪の事態を免れますよ。
近くにガス管などを置かない
薪ストーブの近くにガス管を置かないようにしてください。ガス管が薪ストーブの熱によって膨張し、爆発してしまうからです。
実際にキャンプ場で、ガス管の隣でストーブを使ってしまい、爆発した事例もありました。ですので、薪ストーブを使う際は、ガス管や周りのものを十分に離して使用しましょう。
冬キャンプは薪ストーブで暖まろう!
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凍えるような寒さの冬キャンプには、薪ストーブが効果的です。着火の手間はかかりますが、コストをカットしながら暖が取れます。
さらに、キャンプの醍醐味でもある焚き火も同時に楽しめるのでおすすめです。一酸化炭素中毒や周囲のものとの距離、温度に注意しながら使うようにしてください。
今回紹介した内容を参考にして、安全に薪ストーブを使用してみてはいかがでしょうか。