キャンプの時、あれこれ無いと不安で、色々と調理器具を持って行ってしまいがちですよね。いざ行ってみたら、使わなかった調理器具も多々あるのではないでしょうか。
できれば、荷物も軽減でき、何でも使える万能調理器具があればとても便利ですよね。
それが今回ご紹介する「マルチグリドル」です。
炒め、焼き、煮る、揚げると何でもでき、水も入るのでパスタや鍋もOK。フライパンと鉄板のいいとこ取りな究極の調理器具です。
きっと手にしたくなる逸品です。是非、参考にしてください。
当記事のコンテンツ
マルチグリドルってどういうもの
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「マルチグリドル」の原点は、韓国発祥のサムギョプサルなどを作る調理器具からヒントを得ています。
韓国は、鍋の蓋でお肉を焼く文化があり、下にカーブした鉄板プレートに余分な脂を落とし、その脂でキムチやチャーハンを作ります。
それを家庭でも使いやすいアルミ合金にしたものが、「マルチグリドル」です。
マルチグリドルのメリットと注意点を紹介
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キャンパーの間で人気沸騰のマルチグリドル。これ1台で色々な調理とアイデアが生まれます。
これから紹介するメリットで、他の調理器具にはない魅力を感じて頂けます。
油なしでも調理が可能
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最大の魅力は、特殊コーティングされたアルミプレート。
これにより油なしでも調理が可能。高い熱伝導率で食材の旨みを引き出せます。
こびりつかないプレートは、クレープやパンケーキなどのスイーツにもピッタリ。鉄製フライパンでは、難しい料理も可能です。
熱源を選ばない
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多くのマルチグリドルは、多種多様な熱源に対応。
ガス・IH・直火・炭火と家庭でもアウトドアでも調理できるので、場所を選ばず重宝します。
JHQのマルチグリドルは、更にセラミックヒーター・ハロゲンヒーターにも対応。
自宅で使うとその便利さが実感でき、ガス・IH・直火・炭火はマストで対応できるものをおすすめします。
軽量コンパクトで持ち運びに便利
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見た目は鉄板のようですが、素材がアルミニウムである為、軽々片手で持ち上げることが出来ます。
余分な取っ手が無く、薄いことでコンパクトな収納が可能。重量も33cmの大きさで、1kg以下という軽さにより持ち運びに便利です。
お皿型の形状により、吊るしても邪魔になりません。
そのまま出せて盛り付け不要
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焼き面が広いので、大皿としてそのまま出せるのが魅力です。フライパン調理だと、盛り付けなど洗い物も増えてしまいます。
その点、マルチグリドルならこれ1つで完結。洗い物を増やさずに料理を提供できます。
見栄えよく調理すれば、インスタ映えすること間違いなし!
中心の窪みでパスタを茹でて、周囲でお肉や野菜を焼くなど、2つ必要な調理器具も1つで済みます。
お手入れ簡単なメンテナンスフリー
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特殊コーティングにより、面倒なシーズニングが不要。汚れが落ちやすいので、軽く拭き取るだけで後片付けもラクラクです。
水洗いをすれば更に綺麗に。軽く洗剤で洗えば新品同様になります。
調理したものをそのまま出し、その後は軽く拭くだけ。ズボラな方にも、そうでない方にも嬉しいメンテナンスフリーな調理器具です。
料理の幅が広がる
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炒め・焼き・煮る・揚げるをこれ1枚で可能にしたマルチグリドル。手に入れて、一気に料理のレシピが広がるはずです。
アイデア次第で、レパートリーは無限大です。水も入るので鍋料理も可能。ピザトーストや朝食メニューも、これ1枚で人数分が完成します。
マルチグリルの注意点
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マルチグリドルは、鉄よりも高い熱伝導率があるアルミニウムです。取っ手まで一体化している調理ギアなので、取っ手も熱くなるので火傷に注意が必要です。
マルチグリドルで1番注意が必要なのが、カセットコンロへの輻射熱です。マルチグリドルは、皿型の形状のためボンベに熱が伝わりがちです。
マルチグリドルが大き過ぎると、輻射熱でボンベが熱せられ爆発する恐れもあるので、お持ちのコンロとサイズのチェックをし、遮熱対策をおすすめします。
本家本元JHQと類似品との比較
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JHQマルチグリドル
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家庭やアウトドアで使いやすく開発し、世に送り出したのが、福岡県太宰府に本社がある「JHQ」です。
つまり、本家本元はJHQの製品であり、数多く販売されている「マルチグリドル」は類似品になります。
平形33cmのスペックで比較してみると、厚さ・深さ・コーティングの違いがあります。
ブランド | JHQ |
重量 | 1kg |
サイズ(持ち手含む) | 40x33cm |
厚さ | 4mm |
深さ | 2cm |
素材 | アルミニウム合金 |
コーティング | イノーブルコーティング |
付属品 | シリコンミトン |
購入者レビュー
とても軽くて持ち運び安く、こびりつきがありません。
卵とベーコン、チーズを一緒に焼いたところ一切こびりつかず、するりと裏返しできました
HOME COCCI マルチグリドル
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JHQとそれ以外の1番大きな違いは価格です。
JHQは、専用ケースなしで9,000円以上。類似品は取っ手やケースも付いてJHQの半値で購入可能です。
JHQは、底面が五徳などにハマるよう設計され、安定性はピカイチです。1年保証も付き、類似品と異なり安心感があります。
しかし、マルチグリドルとしてのメリットそのものに、大差は無い検証結果が出ています。
本物は信頼性と安定性、類似品はコスパの良さと充実した付属品。キャンプスタイルと予算に合わせて、好みのものを選ぶといいでしょう。
ブランド | HOME COCCI |
重量 | 960g |
サイズ(持ち手含む) | 41x33cm |
厚さ | 2mm |
深さ | 3.5cm |
素材 | アルミニウム合金 |
コーティング | ノンスティックコーティング |
付属品 | 木製取っ手2個、専用ケース |
購入者レビュー
手入れも楽ちんで、具材を置く位置を変えれば火力も調整でき、家でも使っています。浅いので溢れやすいので気を付ければ問題ないです。
鉄製のフライパンとの比較
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同等サイズの鉄製フライパンと比較すると、フライパンの重さは1kgを超えてきます。1kgを超えてくると、女性や子供が持ち運びに不便を感じてきます。
そして、1番の違いは使用用途です。鉄製フライパンは、高い蓄熱性により1品料理の調理に向いていますが、異なる食材を一度に料理することは難しいでしょう。
例えば、鉄製フライパンでアヒージョをした場合、同時にバケットは焼けないですよね。
マルチグリドルならば、中心の窪みでアヒージョをしながら、周囲でバケットを焼くことが可能です。
ブランド | リバーライト |
サイズ | 28x48x13.7cm |
深さ | 5.5cm |
底面直径 | 18.5cm |
重さ | 1.3kg |
マルチグリドルの選び方
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まずは、熱源がどこまで対応可能か確認しておくといいでしょう。IH対応可であれば、家でも使えるのでおすすめです。
次に、大きさです。基準としては、
ソロ向け | 25cm~29cm |
2人~3人向け | 33cm |
ファミリー向け | 36cm~ |
但し、36以上になると、カセットコンロの副遮熱の危険性もあるので、直火に適しています。
キャンプのお供にこれ1枚!マルチグリドルで楽しさが広がる
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今回は、フライパン・鍋・お皿の役割を担ってくれるマルチグリドルをご紹介しました。
1つの熱源で鍋2つ分の働きも可能なプレート。調理器具を増やさず載せるだけの簡単調理で、バラエティ豊かにアレンジも広がります。
油要らずでお手入れも簡単なプレートにより、ゆとりの時間も増えて充実したひと時を過ごせます。
キャンプでどんな料理を作りたいか、目的・用途に応じてサイズや形状を選ぶのも楽しいものです。
もし、調理器具で迷っている方は、マルチグリドルを手にする事で、キャンプライフの楽しさが広がるので検討してみて下さい。