キャンプ料理にも慣れてきたころ、チャレンジしたいのがダッチオーブンでの調理ではないでしょうか。
「お手入れが難しそう」
と躊躇してしまうダッチオーブンですが、ダッチオーブンでしか味わえない料理もメリットもたくさんあります。
お手入れの簡単なモデルも、多く販売されていますので参考にしてみてください。
当記事のコンテンツ
ダッチオーブンの特徴と注意点
出典：ユニフレーム
ダッチオーブンとは、厚さのある蓋付きの鍋の総称。
焼く、煮る、蒸す、揚げる、燻すなど、1台で幅広い調理に対応することができます。
蓋に重量があるので、蒸気を逃がさずに食材の旨味を引き出してくれます。
分厚い蓋がついている特徴を生かし、薪や炭を上に置いて調理することも可能です。
そのため、蓋には炭などが落ちないようヘリの付いている商品が多く、全方向から均等に火を通すことができます。
ダッチオーブン使用の注意点
使用前のシーズニングが必要か確認する
近年販売されているダッチオーブンは、シーズニング不要のものも多くなっています。
シーズニング不要のものは、錆止めが塗布されていることが多いので使用前や使用後の手入れ方法が異なってきます。
購入したメーカーの取り扱い説明書に従って、正しく使用しましょう。
鍋が熱いうちに水をかけない
鍋が高温の状態で水をかけるのは厳禁。
急激な温度差によって、ダッチオーブンが割れることがあります。
熱いうちに汚れを落としたい場合などは、お湯を注ぐなど工夫しましょう。
洗剤を使用しない
洗剤を使って洗ってしまうと、せっかくシーズニングした油膜が取れてしまいます。
使用後は、鍋にお湯を注ぎ沸騰させながら、木べらなどで優しく汚れを落としましょう。
錆びを防ぐために、使用後はシーズニングの要領で油を薄く塗って保管します。
定期的にメンテナンスする
長期間使用せずに保管していると、錆びてしまうことがあります。
時々様子を見て、家庭料理で使用するのもいいですね。
揚げ物料理で使用すると、油も馴染むのでおすすめです。
ダッチオーブンでできる調理方法
出典：CAPTAIN STAG
煮る
ダッチオーブンの特徴である重い蓋は、中の空気を逃さず圧力をかけてくれるので水蒸気が逃げにくい構造です。
そのため、具材の中まで柔らかくうまみの詰まった料理に仕上がります。
調理例としては、ラタトゥイユやカレー、野菜のクリーム煮などがあります。
燻す
ダッチオーブンなら燻製料理も可能。
ダッチオーブンの中にアルミホイルを敷き、その上にスモークチップ、さらに網を乗せて食材を乗せるだけです。
食材を変えることで、メインにもおつまみにもなる燻製料理は、アウトドア料理の醍醐味です。
焼く
ダッチオーブンには、均等に火が通りやすいという特徴があるので、焼き物の調理にもおすすめです。
蓋をして焼き料理をすることで、香ばしい焼き目がつきながらも蒸し料理のようなふっくらと火の通った料理に仕上がります。
ローストチキンや、焼き豚などが代表的なメニューです。
揚げる
揚げ物は、油が鍋に浸み込むのでダッチオーブンの保護にも役立ちます。
蓋をして揚げ物をすることで、外はパリッと中はフワッと仕上がります。
フライドポテトや唐揚げなどのメニューは、子どもも大喜びです。
薪ストーブでの調理にもおすすめのダッチオーブン
CAPTAIN STAG 角型ダッチオーブン18cm
出典：CAPTAIN STAG
キャプテンスタッグのダッチオーブンは珍しい角型。
角を効率よく使うことができ、隙間なく収納することができます。
18cmと25cmの2サイズ展開です。
出典：CAPTAIN STAG
蓋の裏面は焼肉グリルとしても使用可能です。
脚のついていないフラットな形状で、ガスコンロやIH調理器などの熱源でも使用できるので、家庭料理でも活躍します。
鋳鉄製でありながら、あらかじめ油焼き加工されているので、使用前のシーズニングが不要なのも嬉しいポイントです。
使用前は洗剤で洗い、自然乾燥させたら、食用油などの純粋油を塗るだけです。
| 製品サイズ | 幅220×奥行185×高さ90mm |
| 容量 | 1.4L |
| 重量 | 3.5kg |
| 材質 | 本体・ふた：鉄鋳物（表面加工：油焼き＝焼付塗装） つる：ステンレス鋼 |
CAPTAIN STAG 角型ダッチオーブン18cmの口コミ・レビュー
角型のダッチオーブンは、大きなサツマイモも切らずに入れることができるので重宝しています。
プロの石焼きいものように、甘くておいしく仕上がります。
ユニフレーム UFダッチオーブン10インチ
出典：ユニフレーム
ユニフレームのダッチオーブンの特徴は、黒皮鉄板製の素材にあります。
黒皮鉄板には、手入れが簡単で錆びにくく、衝撃や温度変化に強いといったメリットがあります。
使用前のシーズニングは必要ですが、使用後は洗剤で洗っても酸化皮膜が落ちることがないので清潔に保つことができます。
機能的でシンプルなデザインは、薪ストーブに置いても主張しすぎずに馴染むのでおすすめです。
出典：ユニフレーム
別売りのダッチトートを使えば、持ち運びも楽々です。
10インチはファミリーにおすすめの1番人気のサイズ。
他にひと回り小さい8インチサイズの展開もしています。
| サイズ | 約Φ26（鍋径）×11（深さ）cm （底径：約Φ20cm） |
| 材質 | 本体・フタ：黒皮鉄板4.5mm厚を加工・クリアラッカー焼付塗装 ツル：ステンレス鋼 |
| 重量 | 約5.8kg |
| 満水容量 | 約5ℓ |
| セット内容 | レシピブック |
ユニフレーム UFダッチオーブン10インチの口コミ・レビュー
洗剤で洗えるので手入れが楽で、思い切り使えます。
自宅のコンロで無水カレーも簡単にできました。
soto ステンレスダッチオーブン8インチ
出典：amazon
sotoのダッチオーブンは、使い勝手のいいオールステンレス製です。
シーズニングは不要で、家庭の鍋と同様の手入れで使用できます。
錆び防止用に油を塗る必要もないので、炊飯や汁物も油分を気にせず美味しく調理することができます。
もちろんオーブンでも使用可能、通常のダッチオーブン同様、蓋の上に炭を乗せて加熱することもできます。
衝撃や急激な温度変化にも強く、驚くほど丈夫なのが特徴です。
収納ケースや底網などのオプションも豊富なので、スタイルに合わせて活用できます。
サイズ展開は8インチ、10インチ、12インチ、10インチ（浅型）と豊富に販売されています。
その中でも8インチサイズは、家庭のキッチンでも使いやすくカップルにもおすすめです。
| 製品サイズ | 直径206×深さ90mm（内寸）、幅310×奥行226×高さ125mm（外形） |
| 重量 | 約3.5kg |
| 満水容量 | 約2.6L |
| 材質 | ステンレス（底網：ステンレス） |
| 付属品 | 底網 |
soto ステンレスダッチオーブン8インチの口コミ・レビュー
ステンレスのダッチオーブンというと、首を傾げる人がいるもの事実ですが、使い勝手の良さにはかないません。愛用しています。
お気に入りのダッチオーブンを見つけよう！
出典：unsplash
薪ストーブの上にダッチオーブンを置いて、コトコトと調理するシーンには憧れがあります。
アウトドアだけでなく、家庭でも目に付くところで使用するギアは、デザイン性にもこだわりたいところです。
お手入れをしながら、長く使っていくダッチオーブンは、シンプルで飽きの来ないデザインがおすすめです。
