キャンプも回数を重ねてくると、いつもと違ったキャンプをしてみたいと思うことはありませんか?
そんな時には離島キャンプがおすすめ。
離島ならではの海に囲まれたロケーションで、自然を満喫したキャンプをしてみてはいかがでしょうか。
日本には、キャンプのできる離島がいくつもあります。
今回はその中から厳選した関西地方の離島キャンプ場をお伝えしていきます。
当記事のコンテンツ
離島キャンプの魅力
出典:unsplash
離島キャンプの魅力は、大自然を満喫できること。
「魚を釣って火を起こし、調理をして食べる」
そんなワイルドなキャンプも実現可能です。
文明が発達し、すっかり便利になった現代ではなかなか経験する機会もありません。
自分の力で獲得した食料は達成感にあふれ、格別の美味しさです。
アウトドアの基本ともいうべきキャンプが経験できます。
さらに無人島であれば究極のプライベート空間を体感できます。
日常の喧騒から離れ、自然と向き合うことで人生のヒントや新しい発見があるかもしれません。
離島キャンプ場の選び方
出典:unsplash
離島と言っても、有人島や無人島、キャンプ場の設備などは様々です。
何を目的にしていくのかを明確にして、自分に合ったキャンプ場を選びましょう。
有人島か無人島か
有人島と無人島では、大きな違いがあります。
無人島であれば、入島許可が必要な島もありますので確認しましょう。
また無人島では、有人島に比べて高いアウトドアスキルが求められます。
アクセスで選ぶ
離島へのアクセス方法は様々。
本島から橋がつながっている島もあれば、船でしか行けない場合もあります。
車ごと乗れるフェリーもあれば、本数の少ない定期船ということもあります。
自身のキャンプスタイルや荷物の量を考えて、キャンプをする島を選びましょう。
島内での移動手段の確認も忘れずに。
設備で選ぶ
離島のキャンプ場では、トイレと水場のみといった最低限の設備の場所も多くあります。
無人島の場合トイレすらないことも。
キャンプ場によって、設備の豊富さや清潔さが大きく異なります。
自分たちに必要な設備は何なのか、事前にしっかりと確認しましょう。
宿泊施設で選ぶ
島内にどんな宿泊施設があるのか事前に調べておくといいですね。
ロッジがあるキャンプ場を利用すれば、初心者でも安全に楽しむことができますよ。
テント泊だけがキャンプとは限りませんので、安心して宿泊できる施設を選びましょう。
島の観光で選ぶ
離島には、それそれの見どころがあります。
観光に特化した施設の多い島もあれば、自然がそのまま残っているような島も。
アートや歴史など、嗜好にあわせて選んでみるのもいいですね。
離島キャンプで気を付ける事
出典:unsplash
ごみの管理の徹底
離島でのキャンプ場では、ごみ捨て場がないこともあります。
自分たちが出したごみは必ず持ち帰り、来た時以上に綺麗にして帰るのがキャンプのマナー。
燃やせるパッケージの商品を選ぶ、食べ切れる量の食料を持参するなどごみを減らす工夫も必要です。
利用許可を得る
人口の少ない離島でも、キャンプができる場所は限られていることがほとんどです。
通常の手続きと同じように、事前に問い合わせや申し込みを行いましょう。
事前準備はしっかりと
忘れ物に気づいても、簡単に戻ることができないのが離島。
店もなく購入することが難しい場合もありますので、事前準備はしっかりと。
地面が固い場合もあります。
非自立式のテントを使用する際は特に予備のペグもあると安心です。
レジャーは安全に
離島での楽しみでもある釣りや海水浴ですが、本島のように監視員がいるわけではありません。
特に水辺でのレジャーではライフジャケットを着用するなど、安全を第一に考え楽しみましょう。
野生動物や、虫対策も万全にしていく必要があります。
スケジュールには余裕を持つ
船で渡る離島の場合は、天候によって船が欠航になることもあります。
自然の力には逆らえませんので、スケジュールには余裕をもって行動しましょう。
島内に宿泊施設や案内所などがある場合は、場所を把握しておくことも重要です
おすすめの離島キャンプ場6選
淡路島マンモス
出典:淡路島マンモス
神戸から車で50分、梅田から80分とアクセス抜群でありながら大自然の中でキャンプを楽しめるキャンプ場「淡路島マンモス」です。
出典:淡路島マンモス
宿泊タイプは6種類のキャンプサイトと2棟のコテージ、個室6部屋とバリエーションも豊富。
焚き火セットやバーベキューセット、朝食オプションを付けることもでき、初心者にもおすすめのキャンプ場です。
出典:淡路島マンモス
キャンプ場内には、子どもの冒険心を掻き立てる2種類の森のトレイルがあります。
木の下をくぐったり、落ち葉の斜面を滑り降りたり、全身を使って遊ぶことができます。
都会ではなかなか経験できない森遊びは、まさに「こんな遊びをさせたかった!」と親も大満足の経験になります。
出典:淡路島マンモス
受付を備える共同設備でもあるホテルのには、キャンプ場宿泊者も利用できるダイニングスペースや貸切風呂があります。
大人も子どもも大満足のおすすめのキャンプ場です。
淡路島マンモスの基本情報
住所 | 〒656-2154 兵庫県淡路市木曽下1267 |
電話番号 | 0799-62-1383 |
利用時間 | チェックイン:13:00〜18:00 チェックアウト:10:00 |
公式サイト | https://awajimammoth.com/ |
淡路島マンモスへのアクセス
前島海水キャンプ場
出典:前島海水キャンプ場
前島は、牛窓からフェリーで6分の美しい島です。
島全体が国立公園に指定されていて、緑豊かな島内には遊歩道やサイクリングコースが整備されています。
車を持ちこむことができるのでオートキャンプが叶うのも嬉しいポイントです。
南風荘が管理している前島海水キャンプ場は、目の前が砂浜と海の景観の綺麗なキャンプ場です。
海沿いの草地に車を停めて、そのすぐ横にテントを張ることができます。
区画のサイズは10×15メートルとゆったりとしたサイズです。
設備は水道・トイレ・温水シャワー(別料金)と最低限。
無人営業となるのでやや上級者向けかもしれません。
レンタル品もなく、島の中には店もないので事前の準備は万端にして行きましょう。
前島海水キャンプ場の基本情報
住所 | 〒701-4302 岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓6090-1 |
電話番号 | 0869-34-3381 |
予約方法 | 電話にて問い合わせ |
利用時間 | チェックイン12:00 チェックアウト:12:00 |
営業期間 | 年中無休 |
公式サイト | http://ww7.enjoy.ne.jp/~bochibochi/kyannpu.html |
前島海水キャンプ場へのアクセス
女木島(松原)キャンプ場
出典:うどん県旅ネット
女木島(めぎじま)は、高松市の北約4㎞に浮かぶ島です。
アクセスは高松港からフェリーで20分、鬼が住んでいたという言い伝えから別名「鬼ヶ島」とも呼ばれています。
島内には約3,000本もの桜が植えられ、春には島全体が綺麗な桜色に染まります。
そんな女木島の港から徒歩5分の場所にあるのが、女木島(松原)キャンプ場です。
海水浴場の目の前に位置し、シャワー、炊事場、トイレの設備があります。
利用するには事前申し込みが必要になります。
女木島(松原)キャンプ場の基本情報
住所 | 高松市女木町236-2 |
問い合わせ | 090-3152-2447(女木老人クラブ)又は鬼ヶ島おにの館 087-873-0728 |
営業期間 | 年中無休 |
利用料金 | サイト利用料:1日大人200円、小人100円、幼児無料 シャワー利用料:100円 |
公式サイト | https://www.art-takamatsu.com/jp/spot/entry-656.html |
女木島(松原)キャンプ場へのアクセス
女木海浜公園
出典:おにの館
同じく女木島のキャンプ場「女木海浜公園」
おにの館から歩いて15分の場所にあります。
海だけでなく、男木島、五剣山などが見える穴場的キャンプ場です。
トイレ、洗い場、シャワーが完備されていて、なんと無料で利用することができます。
女木海浜公園の基本情報
住所 | 〒760-0092 香川県高松市女木町728 |
問い合わせ | おにの館:087-873-0728 |
利用料金 | 無料 |
女木海浜公園へのアクセス
男木島灯台キャンプ場
出典:うどん県旅ネット
高松港から女木島を経由して約40分の場所には男木島があります。
年中無休、無料で利用できますが、事前に予約フォームからの予約が必要です。
平地が少ない男木島の島内は、徒歩での移動が基本。
テントや寝袋のレンタルや食材サービスも行っているので、身軽にキャンプが楽しめます。
男木島灯台キャンプ場の基本情報
住所 | 〒760-0091 香川県高松市男木町1062−3 |
電話番号 | 0878730001 |
キャンプ場予約フォーム | https://ogijima.site/camp-reservation/ |
男木島灯台キャンプ場へのアクセス
いえしま自然体験センター
出典:いえしま自然体験センター
いえしま自然体験センターのある家島諸島へは姫路港からの定期船に乗って向かいます。
播磨灘の沖合に大小44の島々から構成されており、その中で有人島は家島、坊勢島、男鹿島、西島の4島です。
その中でも最大の島である西島にあるのが、いえしま自然体験センターです。
自然学校や校外学習などでの団体利用も多い施設ですが、個人で利用することもできます。
ロッジ地区では目の前に広く白い砂浜が広がり、小豆島を望む絶好のロケーション。
常設のテント地区では本格的なアウトドア体験をすることができます。
瀬戸内の大自然を楽しむことのできるキャンプ場です。
いえしま自然体験センターの基本情報
住所 | 〒672-0103 兵庫県姫路市家島町 |
電話番号 | 0793271508 |
宿泊施設 | ロッジ、常設テント |
公式サイト | https://www.shizen-ieshima.com/ |
いえしま自然体験センターへのアクセス
それぞれの離島の見どころ
淡路島
出典:淡路島観光ガイド
淡路島は瀬戸内海に浮かぶ島です。
淡路島は神戸市と明石海峡大橋でつながっており、車でのアクセスも抜群。
多くのキャンプ場があり、初心者から上級者まで様々なスタイルで楽しむことができます。
潮の満ち引きが作り出す大渦は世界最大級。
道の駅「うずしお」では陸上から観測することもできます。
歴史的な建物をはじめ、2000年にオープンした安藤忠雄建築の複合施設など見所満載。
島全体での体験プランも多く用意されており、観光地としても大人気です。
前島
出典:岡山観光WEB
日本のエーゲ海ともいわれる瀬戸内市牛窓の前島。
牛窓港と前島の間を運行する前島フェリーには車も乗せることができるので、島での観光やキャンプなどのアウトドアにも便利です。
前島フェリーは午前6時から午後9時の間に1時間に1~2回運航しています。
大阪城石垣用の石を切り出した「大坂城築城残石群」や天文館を備える「カリヨンハウス」など見所もたくさん。
シーカヤックやスメナリ(瀬戸内海に住むイルカ)の鑑賞会などの水辺のアクティビティも豊富です。
島内にある3か所のキャンプ場では、余計な人工物のない自然豊かなキャンプを楽しむことができます。
女木島・男木島
出典:おにの館
女木島は高松の沖合約4㎞に浮かぶ島です。
香川の桃太郎のモデルであるといわれている、吉備の国の稚武彦命(わかたけひこのみこと)が鬼退治に出かけたのが、この女木島と言われています。
そのことから別名鬼ヶ島とも呼ばれる女木島には、鬼にちなんだ名所がたくさん。
フェリーが発着する女木港のすぐそばには「おにの館」があります。
資料館や食堂だけではなく、レンタサイクルの貸し出しや洞窟行きの切符販売など、女木島の総合案内所として営業しています。
女木島の島内には2か所のキャンプ場があります。
出典:うどん県旅ネット
さらに女木島の近くには男木島もあります。
男木港にある交流館は、瀬戸内国際芸術祭2010で制作されたスペインの現代芸術家、ジャウメ・プレンサの作品。
美術館だけでなく瀬戸内海の島々や町中にも点在するアート作品があふれるのも香川県の魅力です。
家島
出典:家島環境事業組合
姫路港から定期船で向かう家島の魅力は、美味しい海の幸といくつもの和歌として詠まれてきた風光明媚な景観にあります。
44ある島々へは、船を乗り継いでいくアイランド・ホッピング。
菅原道真ゆかりの家島神社のある「家島」と、弁天島のある「坊勢島」に旅館や民家が集中しており、「西島」ではキャンプやアウトドアを楽しむことができます。
離島で特別なキャンプ体験をしよう!
出典:うどん県旅ネット
離島といっても、その特色は様々です。
海に囲まれている離島でのキャンプは、壮大な自然の力を感じることができます。
離島での景色は、本島では味わえない感動を与えてくれるでしょう。
また、船に乗ることで旅情も掻き立てられ、特別なキャンプ体験になりますね。
いつもと違う、離島キャンプを計画してみてはいかがですか?