こんにちは、もめ(@momecamp0121)です!
夏キャンプの季節がやってきますね。夏のアウトドアでの悩みの種といえば、やっぱり虫。
夏キャンプにはもちろん、虫よけスプレーを使っているとは思いますが、虫よけスプレーを選ぶときに、スプレーに使われている成分は見たことありますか?
じつは、虫よけの成分によってその効果や使い方が異なります。もしかしたら、間違った使い方をしてしまっているかも!
そこで今回は、虫が嫌がる成分の解説と、おすすめの虫よけスプレーを紹介します。夏キャンプの準備をされている方必見です。
虫よけスプレーは大きく分けて2種類!虫から隠れる or 虫が嫌がる香り
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引用:photoAC
いわゆる「虫よけ」と呼ばれるものには、2種類の作用を持つものが主に挙げられます。
- 虫の感知能力を錯乱して「隠れる」もの
- 虫が嫌がる香りを発して「寄せ付けない」もの
虫から隠れる成分!「ディート」や「イカリジン」
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引用:photoAC
蚊などの虫は、温度や湿度、匂いなどを認識して吸血対象を探して血を吸いに来ます。そこで、それらの感知能力を錯乱できる「ディート」や「イカリジン」という成分により、あたかもそこに吸血対象がいないようにすることで虫よけの効果を発揮します。
つまり、虫よけのためにスプレーなどを選ぶときは成分に、ディートやイカリジンの表示があるものを選べばいいというわけです。
2つの成分の主な違いを簡単に紹介しますね。
ディートの特徴
- 世界的に最も多く使用されている虫よけ成分
- 日本で最初に承認された虫よけ成分で、50年以上使用されている
- 対象害虫が9種と多い
- 肌にムラなく塗ることで効果を発揮する
- 12歳未満の子供には使用制限がある
日本でずっと使われている虫よけ成分がディートです。肌に塗布することで、虫から感知されなくなり、吸血しに来なくなるという原理の虫よけです。対象害虫が9種と多いのが特徴です。
対象害虫:蚊・ブヨ・アブ・マダニ・イエダニ・ノミ・トコジラミ・ヤマビル・サシバエ
少しでも塗り忘れがあると虫は塗りムラの隙間を狙ってくるそうで、ムラなく塗ることが効果を十分に得るためには重要です。
12歳未満の子供には年齢によって使用制限があるので、事前にチェックしておくことも大切ですね。
イカリジンの特徴
- 2015年に日本で承認された虫よけ
- 対象はディートより少なく、4種
- ディートと異なり年齢による制限がない
- 肌にムラなく塗ることで効果を発揮する
2015年と比較的最近日本で承認されたのがイカリジンという虫よけ成分。年齢による使用制限がないため近年注目されているようです。
ディートとの違いは、年齢による使用制限がないことに加え、対象害虫が異なります。
対象害虫:蚊・ブヨ・アブ・マダニ
原理はディートと同様なので、塗りムラがあると効果を最大限発揮できないので注意が必要ですね。
虫が嫌がる香り!「ハッカ油」
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引用:photoAC
ディートやイカリジンは、寄せ付けないというよりも「虫がわからなくする」という感じでしたが、ハッカ油は「虫が嫌がる香り」を纏って、「虫を避ける」イメージです。
「虫が嫌がる香り」が重要なので、ハッカ以外にも柑橘系・ハーブ系のすっきりした香りが虫よけに良いと言われています。
虫が嫌がる香りの例
- シトロネラ
- レモンユーカリ
- レモングラス
- ゼラニウム
など。
こちらはディートなどと違い、「香り」なので、肌だけでなく服やテントに振りかけても効果があるというのが特徴です。(服などの素材によっては溶かしたり、劣化させてしまう可能性があるため、事前に調べておく必要があります)
ただ、香りが薄くなると効果がなくなってしまうため、持続時間は短くなってしまうデメリットがあります。頻繁にスプレーする必要がありますね。
キャンプでおすすめの虫よけスプレー7選
虫よけのための成分を簡単に見てきたところで、おすすめの虫よけスプレーを見ていきましょう!それぞれ異なる特徴があるので、自分にあったものを選び、適切に使うのが大切です。
アウトドア用、特にヒルのいる地域だと、やはり対象害虫が多いディートを使った虫よけスプレーがおすすめです。
サラテクト リッチリッチ30(ディート30%)
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出典:amazon
アース製薬の、ディートを30%使用した高濃度でしっかりと効く虫よけスプレーです。30%は2016年に国が新たに定めた現在のディートの最高濃度です。
高濃度のため12歳未満の子供には使用できないなど注意が必要ですが、正しく使えばアウトドアシーンでばっちり活躍してくれるはずです。
夏の夕暮れ時には今まで使っていたものだと虫がぶんぶんと寄ってきていたのですが、これを使ってみると近寄ってくる虫の数も激減、虫刺されもありませんでした。
はじめてのサラテクト Premium 0 やさしいミスト(ディート10%)
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出典:amazon
2020年2月にアース製薬が発売した、ディートを10%配合している虫よけスプレー。香料、着色料、パラベン (防腐剤)、界面活性剤が無添加で、子供の敏感の肌のことが考えられています。
肌の水分を奪い、敏感肌になりやすくなってしまうアルコール(エタノール)も入っていません。
肌が弱いので、毎年ウェットティッシュタイプで自然が多い所に行く時だけ使用していました。今年は蚊が特に不安で、薬液を直に着けるタイプにしました。ウェットティッシュタイプで効果は感じていましたので安心です。
スキンベープミスト(ディート10%)
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出典:amazon
フマキラーから発売されているディート10%配合の虫よけスプレー。潤水成分ヒアルロン酸Naを配合している肌に優しいタイプです。
夏から秋まで虫に刺されやすいのでこれを使っていましたが、刺されても塗ってない部分だったので効果ありだと思います。子供にも使えるので安心です。虫除け色々使っていましたが、これが一番値段的にも良いのでおすすめです。
天使のスキンベープミスト プレミアム(イカリジン15%)
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出典:amazon
フマキラーから発売のこちらは、イカリジンを15%と高濃度で配合した虫よけです。対象害虫はディートよりも少ないですが、年齢制限も特になく、うるおい成分も含まれているためお肌にも優しいです。
肌が弱い一歳児にも使いましたが、かぶれたりなどはありませんでした。
こちらの効果で、蚊にも刺されませんでした。また買いたいと思います。
虫よけキンチョール パウダーイン シトラスミントの香り(ディート5%)
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出典:amazon
ディートが5%配合されたキンチョーから出ている虫よけスプレーです。パウダーインで使った後もサラサラしているのが特徴。
シトラスミントの香りが好みの方にはおすすめです。
夏のお出掛け時の必需品です、4歳と2歳の孫に使用しています、此のくらいの年齢には、虫除け薬の匂いを嫌がりますので、香り付きは孫も嫌がらずに使用出来ます。効き目も良いです。
パーフェクトポーション アウトドアボディスプレー【ハッカ】
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出典:amazon

虫が嫌がるハッカの香りのボディスプレーです。ハッカ以外にもユーカリなど虫の嫌がる成分が含まれていて、虫よけとしての効果を発揮します。
清涼感のあるハッカの香りは、夏のアウトドアにもぴったり。効果が少し短いのがデメリットですね。(体感大体1~2時間程度)
虫除けスプレーとしてはこれを使うと日本のよくある虫除けスプレーの匂いのものは使えなくなります。新緑の季節で登山する時にも使用しましたが羽虫があまり寄って来ませんでした。オススメです。
天然精油で自作「虫よけスプレー」
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引用:photoAC
ハッカなどの天然精油で虫よけスプレーを自作することもできます。
意外と簡単にできますので、頻繁に使う方は自作してもいいかもしれませんね。
用意するもの(50mlスプレーボトル用)
- 精製水・・・45ml
- 無水エタノール・・・5ml
- ハッカ油・・・10滴程度(好みや肌によって調整。肌が弱い人は少なめに)
- スプレーボトル・・・1本(アルコール・精油対応のもの)
作り方
- スプレーボトルにエタノール5mlを入れる
- そこにハッカ油を加え、軽く振って混ぜる
- 精製水を加える
- ふたを閉め、よく振って混ぜたら完成
簡単ですが、注意点がいくつかあります。
自作するときの注意点
- 容器は必ずアルコール・精油対応のものを選びます。アルコールやハッカ油はプラスチックを溶かしたり劣化させたりすることがあります。
- 使用期限は冷暗所保管で1週間~2週間ほど。
- ハッカは天然由来の成分ですが、香りや刺激が強いです。妊娠中の方や乳幼児、肌が弱い方への使用は避けましょう。敏感肌の方はまずは少量から試してみるのがおすすめです。
- 猫などの肉食性の強い動物は、ハッカの成分で中毒を起こしてします可能性があります。動物に使う際などは専門家によく相談してから判断しましょう。
正しい虫よけスプレーの使い方で、夏もキャンプを楽しもう!
虫よけスプレーには様々な成分を使うものがあります。
ディートやイカリジンは虫の感知能力を錯乱して虫よけをする為、塗り残しがあると100%の効果を発揮できません。
天然由来のハッカなどは香りで虫を忌避するため、香りが弱くなると効果が薄くなります。そのため頻繁にスプレーする必要があります。
このようにそれぞれの成分の特性をしっかりと理解して、効果的に虫よけスプレーを使いましょう!