ノウハウ

キャンプ歴4年の私が実際にやっている炭の起こし方!キャンプやバーベキューで簡単火起こし!

キャンプの時に炭に火を付ける・火を起こすという作業を難しいと思っていませんか?

「いつまでも火がつかずその場から動けない」

「家族の視線が痛い」

「子供がお腹を空かしている」…など

キャンプ場で火起こしに手間取っているといいことがありません。特にキャンプ初心者の方にとって”火起こし”は難しいというイメージがあるとおもいます。なので今回は

  • 火がつかない原因
  • 火起こしに必要な物
  • 簡単に火を起こす方法

をメインに火起こしのノウハウを、キャンプ歴4年の筆者が詳しく解説していきます。

なぜ炭に火がつかないのか?その原因とは

出典:Pixabay

ものが燃えるためには、3つの必要な要素があるのはご存知でしょうか。それは「燃えるもの(燃料)」「酸素(空気)」「温度」です。

これを炭起こしに置き換えると、火がつかない原因がわかってきます。

  • 炭自体が古い・湿気ている(燃料)
  • 火を付ける際にすき間が空いていない・風の通りが悪い(酸素)
  • 炭は木よりも燃えにくく大きな熱量が必要・火種周辺の温度が低い(温度)

この3つが炭に火がつかない主な原因です。

この原因を解消すると簡単に火を起こすことができます。

また、一般的にキャンプで火を起こすのに必要な時間は20~30分といわれていて、炭は完全に火が付いた状態から30~60分が最高の火力です。

つまり食事する1時間前から火を起こす必要があります。

特に火起こしに慣れていない初心者の方は、もっと時間に余裕をもって火起こしの準備を始めましょう。

炭の種類によって火の付きやすさが変わる

一般的にキャンプやバーベキュー用として使われている炭は4種類あり、それぞれの特徴は次の通りです。

【名前】【特徴】
黒炭(こくたん)
  • ナラ・クヌギなどの木材で作られている
  • 着火しやすい
  • 火力のコントロールがしやすい
  • 灰が少なく煙やにおいがあまりない
  • 燃焼時間は短い(3~5時間程度)
  • 値段は若干高め(1kg:160円~700円)
白炭(はくたん)
  • ウバメガシ・カシなどの木材で作られている
  • 着火しにくい
  • 火力が安定している
  • 灰が少なく煙やにおいがほとんどない
  • 燃焼時間がながい(6~8時間程度)
  • 値段が高い(1kg:270円~1,000円)
  • プロの料理人に愛用者が多い
成型木炭(せいけいもくたん)
  • 木クズ・ヤシガラを接着剤で固めたもの
  • 形が整っていて使いやすい
  • 着火しやすい(着火加工されたものもある)
  • 火力は弱め
  • 灰が少なく煙やにおいがあまりない
  • 燃焼時間が短い(1~2時間程度)
  • 比較的に値段が安い(1kg:300円~400円)
木炭(マングローブ炭)
  • マングローブなどが原料
  • 着火しやすい
  • 火力のコントロールはいまいち
  • におい・煙が多い
  • 燃焼時間が短い(1~2時間程度)
  • 値段が安い(1kg:120円~150円)
  • 一般的なホームセンターでバーベキュー用として販売されている。

初心者の方におすすめなのは「黒炭」「形成木炭」です。

ホームセンターでよく見かける「木炭」は値段が安く火が付きやすいので、ついつい手に取りがちですが、バーベキューで使うことを考えると、灰やにおい・煙が少ない「黒炭」「成型木炭」の方が使い勝手はいいです。

また、1度開封した炭を保管する際には、炭の上に新聞紙などをいれて”湿気対策”をしておきましょう。

開封後の炭は使う前に、天日干しすると湿気がなくなるのでさらに良いです。湿気を含んでいる炭は爆ぜやすくなります。

キャンプに必要な炭の目安について

キャンプ初心者の時には、1回のキャンプにどれくらいの炭を持って行けばいいのかよく分からないと思います。

バーベキューの量や使用するコンロの大きさによって変化するのですが、一般的に「大人1人に炭1kg」・「バーベキュー1時間で炭1kg」といわれています。

例えば、家族4人でファミリーキャンプの場合だと炭は3~4kg。

10人以上で2台のコンロを使い5時間バーベキューする場合だと炭は10kg必要だということです。

キャンプの時に炭が足りなくなると不便なので、目安の量より少し多めに持って行くことをおすすめします。

簡単な火の起こし方・手順について

では、実際にやっている炭の起こし方を説明します。

上記で紹介した「成型木炭」には”着火加工”されているものもあり、それを使うとテクニックなどは一切必要なくライターで火を付けるだけで火が起ります。

今回は「黒炭」を使った火の起こし方・手順の紹介をします。

火起こしで必要な物

  • ライター(バーナー)
  • 黒炭(よく乾燥しているもの)
  • 小枝・小さめの木(よく乾燥しているもの)※自分はDIYの時に出た”端材”をよく使います
  • 着火剤(固形タイプ)
  • 炭ばさみ
  • 耐熱グローブ

着火剤には「固形タイプ」や「ゼリータイプ」などがありますが、初心者の方には使いやすい「固形タイプ」がおすすめです。

もし「ゼリータイプ」の着火剤を使用する際には、あらかじめ炭に塗った状態で使い、絶対に火の上から着火剤の追加をしないようにしましょう。

着火剤本体に引火して事故の原因になります。

「ゼリータイプ」の着火剤には、小分けのパックになっているものもあります。

また、着火剤として火が付きやすい「松ぼっくり」を使ったり「牛乳パック」を使うのもおすすめです。

火の起こし方の手順について

コンロの真ん中に着火剤(固形タイプ)を置く

着火剤の上に小枝や小さな木を”ティピーテント”のように並べる

小枝や小さな木に沿うように炭を並べる

着火剤に火を付ける

以上です。この後は特に何もせずに放置して火が起るまで待ちます。

炭が白っぽくなったら「炭ばさみ」を使い、裏と表を逆にします。

そして全体が白くなったらバーベキュー開始です。

火の起こし方【3つのコツ】をおさらい

火起こしのコツとしては記事の最初で説明した「燃料」「酸素」「温度」の3つを意識するだけです。

炭はよく乾燥したものを選ぼう

燃料となる「黒炭」「小枝・小さな木」はよく乾燥しているものを選びましょう。小枝は曲げてみて”パキッ”と折れるものはよく乾燥しています。”ぐにゃ”っと曲がる小枝は乾燥していないので使わないようにしましょう。

炭は通気性を考えて組もう

小枝や炭を”ティピーテント”のように組むことで風の通り道を確保することができ、酸素が下から上に向かって巡回するので、どんどん火が起ります。また、炭は叩くと簡単に割れるので、大きな炭は丁度いい大きさにしてから使うのもポイントです。火を起こすときには小さな炭を使うようにしましょう。

炭の量が少なく感じるかもしれませんが、最初は少ない炭に確実に火をつけ、その後で大き目の炭を足し量を増やします。

火種周辺の温度が高くなるように意識しよう

火を起こすときに団扇(うちわ)であおぐ方がいますが、団扇であおぐと灰が舞い上がり、火種周辺の温度が下がるので団扇は使わなくてオッケーです。

よく種火に新聞紙を使う方が多いと思いますが、新聞紙は燃える時間が短く、灰が多く出るので自分は使いません。その点、着火剤(固形タイプ)は燃えている時間が長く、灰も出ません。1度火を付けるだけで周りの小枝や小さな木にしっかり着火し、種火になってくれます。

くれぐれもカセットコンロなどで着火しないようにしましょう。ボンベが爆発する危険があります。

焚火の時も同じ要領です。小枝や小さな木を種火にし、少しずつ大きな木を入れていき火を育てていきます。

火起こしの際にあると便利なグッズ紹介

先ほど紹介した火の起こし方よりも”簡単に火を起こしたい”という方のために便利グッズをいくつか紹介しておきます。

10分で火起こし完了!ユニフレーム「チャコスタⅡ」

出典:Amazon

炭をチャコスタに入れて、着火剤の上に置くだけで誰でも簡単に火を起こすことができます。

薪が入る大きさなので、焚火の際にも大活躍します。

湿っている薪でも完全に燃やしてしまうほど燃焼効率がよく、折りたたむと厚さ約3cmなので持ち運びにも優れています。

一般的に火が起るまでに”約20~30分”かかりますが、この「チャコスタⅡ」を使うと”約10分”で火が起るので、3分の1の短時間で火を起こすことができます。

【口コミ】

耐久力が違う!100回使いましたが何の問題もありません!真っ赤になるまで熱しても歪みもありません。

コンパクトになるのですが、部品を分解する必要が無く紛失の心配もありません

1,300℃の威力!ソト(SOTO)スライドガストーチ

出典:Amazon

コンパクトなバーナーで火口が最大75mmも伸びるので、火を付けるのが楽になります。炎の温度が1,300℃と強力で風にも強いのでアウトドアにピッタリです。

燃料も充填式なので繰り返し使うことができるのおすすめのポイントです。

【口コミ】

非常に使い勝手が良く、キャンプの時に大活躍しています。

先端が伸ばせるので、焚火の時にとても便利です。1度このガストーチを使ってしまうと他のライターには戻れません!

 

誰でも簡単にできる”炭の後始末”の方法

最後に炭の後始末の方法を簡単にご紹介しておきます。

炭は自然には還らないので絶対に土に埋めないようにしましょう。

その1~火消壺を使う

出典:Pixabay

使い終わった炭を入れて、フタを閉めておけば壺内の酸素がなくなり、火が勝手に消えます。

しかし、炭をいれた壺は非常に高温になるので注意しましょう。

アウトドアメーカーからも「火消壺」は販売されています。知り合いのキャンプ仲間は火消壺の代わりに「土鍋」を使っていました。

その2~炭を水に付ける

出典:Pixabay

バケツに水をはり、使い終わった炭を1本ずつ水に付けて消化していきます。

炭を一気に水の中に入れると灰が舞い上がるのでやめましょう。

その3~ボールに入れ、濡れタオルをかぶせ水をかける

出典:Pixabay

大き目のボールに炭や灰を全部入れ、濡らしたタオルをかけ、その上から水をゆっくりかけて消火していきます。

この時も一気に水をかけると灰が舞い上がるので水はゆっくりかけましょう。

きちんと炭を消火し、キャンプ場内の”炭捨て場”へ捨てましょう。炭捨て場がない場合は、燃えるゴミとして出しましょう。

ちなみに、1度使った炭は繰り返し使うことができます。

水などで消火した炭をしっかり乾かすと「消し炭」と呼ばれる炭になり、未使用の炭よりも着火しやすくなります。また、灰は植物の肥料として再利用が可能です。

火の起こし方のコツをつかんでキャンプを楽しもう!

今回は実際にやっている火の起こし方をご紹介しました。火がつかない原因を理解するとキャンプでの火おこしは簡単です。今回の記事のまとめを最後にしておきます。

  • 固形の着火剤を使う
  • 風の通り道を確保する
  • 湿気ていないものを使う
  • いきなり太い薪や炭には火はつかない
  • 団扇(うちわ)であおがない

火起こしに使う時間を減らして、キャンプを楽しみましょう!

ABOUT ME
マーボ
マーボ
福岡在住のアラフォーおじさん。主に格安(無料)キャンプ場をメインに家族3人でファミリーキャンプをしています。料理が得意な妻と、アニメONE PICEが大好きな4歳の息子と一緒に過ごすのが何よりも幸せな時間です。「必要な物はなるべく自分で作る」がモットーなので、最近は築100年以上の古民家を自分で改装中