キャンプで使用する保温ジャグ、みなさんは満足されていますか。
沸騰させたお湯を入れてキャンプ場へ持ち込んだものの、いざ使用する時に温くなっていて、ブランドがアナウンスしている程の効果を実感できない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでオススメしたいのが、steltonのCRASSICバキュームジャグです。
アウトドアギアではありませんが、最強の保温性があり、わが家ではキャンプに限らず日常使いでも活躍してくれています。
CRASSICバキュームジャグの保温効果を知れば、みなさんのマストギアに仲間入りさせてあげたくなるはずです。
ぜひ、読み進めてくださいね!
当記事のコンテンツ
stelton CRASSICバキュームジャグについて
steltonとは
1960年のデンマーク、友人だったStellanとCartonのそれぞれの名前を取り「Stelton」として貿易会社を設立したのが、steltonの始まりになります。
コペンハーゲンの小さな工場Danish Stainlessと契約を結び、最初にソースポットを販売したところ、デンマーク内外で大変な人気を獲得しました。
その後、アルネ・ヤコブセンが手掛けた「シリンダー・ライン」で一躍世界にその名を広めていき、1977年に発表したエリック・マグヌッセンによる「バキュームジャグ」にいたっては、北欧を代表する普遍的なシンボルとなりました。
その美しい造形美は日常使いだけに終わらず、NY近代美術館をはじめ世界中の美術館や博物館にも収蔵されているのです。
stelton CRASSICバキュームジャグの特徴と機能
北欧デンマークのコペンハーゲン出身のデザイナーであるエリック・マグヌッセンにより発表された、stelton CRASSICバキュームジャグ。
機能性もデザインもいたってシンプルでありながら、計算しつくされた機能美は40年以上経った現代でも通用するという、時代を超えて愛されるジャグとなっています。
stelton CRASSICバキュームジャグはカラー展開が豊富
カラー展開も、筆者が購入した10年前までは北欧らしい白やグレイトーンが多く、 stelton CRASSICバキュームジャグがお家に来ただけで北欧らしい雰囲気が出せたことに感動しました。
キャンプで使用することを考えると、オフホワイト系のテント等との相性は抜群ですよね。
もちろん、男前系やポップな雰囲気のサイト作りをされている方も、あきらめないでください。
最近は、様々なニーズに答えるためなのかカラー展開が豊富になってきているのです。
ブラックやレッド、シルバーなどバラエティに富んでいるので、ご自身のサイトカラーと合わせれば統一感が出るでしょう。
2種類のストッパーで温度を外へ逃がさない
また、stelton CRASSICバキュームジャグには、2種類のストッパーがあり用途によって使い分けすることができます。
ジャグの傾き加減で自動的に開閉するロッカーストッパーは、パーティーなどで頻繁に使用するさいに便利ですよね。
しっかりと断熱するピクニックストッパーは、キャンプのような屋外での使用や保温保冷をキッチリと行いたい場合に使用すると良いでしょう。
筆者の場合、stelton CRASSICバキュームジャグを使用するのは自宅やキャンプでの保温保冷が目的になるので、ピクニックストッパー一択で使用しています。
そんなstelton CRASSICバキュームジャグの最大の機能が、保温保冷効果の高さです。
ボディは加工がしやすく最も汎用性の高いABS樹脂というプラスチック素材なので、強力と言われるまでの保温保冷効果はありません。
しかし、中に使われているグラスフィラーに秘密があります。
グラスフィラーにはソーダ石灰ガラスが使用され、さらに、それを二重構造にする事によって保温保冷機能を大きく高めているのです。
stelton CRASSICバキュームジャグ 基本情報
容量 | 1 L(最適容量850ml) |
商品サイズ(長さx幅x高さ) | 31.6 x 14.2 x 13.8 cm |
重量 | 910g |
材質 | ボディ:ABS樹脂
中瓶:ソーダ石灰ガラス その他:合成ゴム・ポリアセタール樹脂・ポリプロピレン樹脂 |
保温温度目安 | 約10時間後:60度以上
約24時間後:40度以上 |
steltonの日本での販売は在庫限り!
ここまで絶賛しておいてなんですが、2020年12月に日本の輸入代理店がsteltonの日本での取り扱いを中止してしまいました。
ここまでの機能美を備えたジャグは滅多にお目にかからないのに、非常に残念です。
それに伴い、日本では在庫限りの販売になっています。
今のところ、在庫がある限りは様々なネット通販で購入可能なので、気になる方はお早めにチェックされてくださいね。
stelton CRASSICバキュームジャグの保温性最強説を検証してみた
検証内容
stelton CRASSICバキュームジャグの保温性が良いって・・・本当なの?
確かに、「なんか、(保温)キープされてるんだよねー!」という筆者の個人的な感覚だけでは、stelton CRASSICバキュームジャグの保温性が優れている事は伝わりませんよね。
本当に保温性が良いの、悪いの?
そこで、わが家にある他のブランドのジャグと比べた検証結果を数値でお見せいたしますね。
沸騰させたお湯を投入したところから、時間を追って温度変化がどのような経過をたどったのか御覧ください。
2022年2月10日12時 曇り時々雨 外気温11℃ 海抜11m
キャンプ場は午後からのチェックインが多いので、お昼12時に沸騰したお湯を入れてキャンプ場へ向かうという想定にしました。
両方のジャグに、同時に沸騰したお湯を入れています。
思いっきり外気温に触れるというよりは、テント内やタープ下に置いていることが多いのではないか、という事で、筆者宅の1階デッキの軒下に並べてみましたよ。
車内やテント、タープ内に比べると外気温の影響は受けやすそうな環境です。
検証結果
1時間経過:13時 曇り 外気温11℃
stelton CRASSICバキュームジャグ(左):93℃
他ブランドジャグ(右):89℃
小さな差でありますが、stelton CRASSICバキュームジャグの方が90℃台をキープしています。
珈琲をドリップするのに最適な湯温は90~95℃と言われているので、飲むなら今です!笑
4時間経過:16時 曇り 外気温10℃
冬キャンプなら、暗くなる前に夕食の準備を始めようとする時間でしょうか。
stelton CRASSICバキュームジャグ:82℃
他ブランドジャグ:77℃
6時間経過:18時 曇り 外気温9℃
stelton CRASSICバキュームジャグ:76℃
他ブランドジャグ:66℃
10時間経過:22時 曇り 外気温6℃
stelton CRASSICバキュームジャグ:67℃
他ブランドジャグ:61℃
19時間経過:2月11日7時 曇り 外気温6℃
stelton CRASSICバキュームジャグ:50℃
他ブランドジャグ:42℃
曇りで放射冷却も無かったため、冷え切った外気温ではありませんでした。
キャンプの際には翌朝にお湯を沸かす事も多いので、この時間帯の湯温を気にする事はないと思われますが、この温くなったお湯を再利用すればエコには繋がりますね。
24時間経過:12時 曇り 外気温 10℃
stelton CRASSICバキュームジャグ:46℃
他ブランドジャグ:37℃
stelton CRASSICバキュームジャグは、日本代理店の公式HPで表記されている通りの経過をたどりました。
キャンプの途中でお湯を沸かすことはあるので、24時間後までの湯温に期待する方は少ないと思いますが、今回の検証では全ての計測時間において、stelton CRASSICバキュームジャグが真空断熱ステンレスボトルで有名なブランドよりも常に湯温が上回りました。
キャンプで保温性を求めるならstelton CRASSICバキュームジャグしかない!
最も北極圏に近いデンマークで約40年前に誕生したstelton CRASSICバキュームジャグの保温性、いかがでしたか。
他ブランドジャグとの比較では、どの時間帯も常に湯温の高さはリードしていました。
stelton CRASSICバキュームジャグはキャンプに限らず日常使いにも馴染みやすいので、使用する場所を選ばず活躍してくれるはずです。
在庫があるうちに、ぜひゲットしましょう!