直火可能なマグカップがあれば、クッカー要らずでお湯を沸かしたり簡単な調理をしたりすることが可能です。少しでも荷物を抑えたいソロキャンパーなら、ひとつで何役も熟せるギア選びが重要ポイント。
そこで今回は、ソロキャンパーにおすすめの「直火可能なマグカップ」についてご紹介します。キャンプの醍醐味を感じながら至福の珈琲タイムを過ごしてみたいソロキャンプ初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
直火可能なマグカップとは?
直火可能なマグカップの素材には、「ステンレス素材」と「チタン素材」があります。まずは各素材の特徴をご紹介していきます。
ステンレス素材の特徴とは?
ステンレス素材の特徴は以下のポイント。
- 強度が高く錆びにくい
- 加工しやすいため安価で生産可能
- 熱伝導率が高く熱くなりやすい
ステンレス素材は、鉄にクロムやニッケルを含む合金鋼。そのため強度が高く、表面に酸化被膜があるため錆びにくいのが特徴です。しかし熱伝導率が高い(熱が伝わりやすい)ため素材が熱くなりやすいのがデメリット。
チタン素材の特徴とは?
出典:Amazon
チタン素材の特徴が以下のポイント。
- 軽量で強度が高く、耐熱性に優れる
- 熱伝導率が低く火傷しにくい
- 加工しにくいため高価
チタン素材はとにかく軽いのが最大の特徴。また熱にも強く、その耐熱性は鉄の約2倍といわれています。また熱伝導率が低い(熱が伝わりにくい)ため直火で熱しても触れやすく火傷しにくいのがメリット。しかし強度が高く加工がしにくい難削材であるため高価となるのがデメリットです。
ダブルウォール構造のマグカップは直火NG!!
保温保冷効果の高い二重構造のマグカップは直火にかけると危険です。熱することで中の空気が膨張し破裂する危険があるため、直火にかけるときは必ずシングル構造のマグカップを使いましょう。
直火可能なステンレス製マグカップ【おすすめ3選】
それではここから、直火可能なシングル構造のおすすめマグカップを厳選してご紹介します。「ステンレス製」と「チタン製」それぞれピックアップしましたので、最適なマグカップを見つけてみてくださいね。
まずはステンレス製シングルウォール構造のマグカップからご紹介していきます。
おすすめ①キャプテンスタッグ:レジェルテ ステンレスマグカップ
出典:Amazon
「鹿番長」こと日本のアウトドア総合ブランド「キャプテンスタッグ」のステンレス製マグカップ。ぶら下げて持ち運べるカラビナが付属しています。珈琲タイムに丁度よい300mlサイズ。お財布に優しいお値段なので初めてのマグカップにおすすめです。
サイズ | (約)外径73×高さ77mm(本体のみ) |
重量 | ー |
容量 | 300ml |
口コミ・レビュー
熱湯を入れると当然底や側面は熱くなりますが薄いせいか口まで熱がきません。縁も丸く折り返されており飲みやすいです。
おすすめ②カリタ:コーヒーマグカップ ステンレス370ml
出典:Amazon
日本が誇る金属加工で有名な”Made in TSUBAME”ブランド「Kalita(カリタ)」のアウトドアでも美味しいコーヒーを楽しむために開発されたマグカップ。インテリアとしてもマッチするおしゃれなデザインにマットなつや消し仕上げが特徴です。
サイズ | 13×9×6.3cm |
重量 | ー |
容量 | 370ml |
口コミ・レビュー
キャンプで何回も使用しましたがとても丈夫。さすが安心の燕三条製ですね。
おすすめ③バンドック:ドラム缶マグ
出典:Amazon
新潟県三条市を拠点とする日本のアウトドアブランド「バンドック」のドラム缶型マグカップ。使い古し感をイメージさせるようなヘアラインつや消し加工が特徴です。ついつい自慢したくなるドラム缶デザインがおすすめポイント。
サイズ | (約)110×73×105mm |
重量 | 約135g |
容量 | 約400ml |
口コミ・レビュー
シングル構造なので夏に熱い飲み物を早く冷ます(常温)ために使用。ドラム缶デザインが無骨な感じでかなり気に入ってます。
直火可能なチタン製マグカップ【おすすめ7選】
ここからは、直火可能なシングルウォール構造のチタン製マグカップをご紹介します。
おすすめ①スノーピーク:チタンシングルマグ 300
出典:Amazon
「迷ったらコレ!」というほど大定番のスノーピーク製マグカップ。板厚0.4mmのチタニウム素材を採用し、重量約50gと超軽量なシングルウォール製です。ハンドルは折りたたむことができるので嵩張らず持ち運びできます。
サイズ | Φ76.2×高さ82mm |
重量 | 50g |
容量 | 300ml |
口コミ・レビュー
チタンならではの口にしたときの金属臭さを感じないところが良いですね。サビや傷の心配もないですし永く使える品だと思います。
おすすめ②EPI:シングルチタンマグ カバーセット
出典:Amazon
アウトドア用燃焼器具で有名な「EPI(イーピーアイ)」のチタン製マグカップ。カバー(蓋)がセットになっているので、保温効果や砂埃の混入を防ぐなどさまざまな用途で使用できます。折りたたみ可能なハンドルにメッシュケースが付属しているのがポイント。
サイズ | 本体:外径87×高さ76mm(内径Φ78mm) カバー:Φ86mm |
重量 | 本体:56g/カバー:14g |
容量 | 330ml |
口コミ・レビュー
チタンなのでとても軽くて丈夫。蓋をしていればしばらくコーヒーが冷めずに便利。アルミと違って口を付けても熱くなかった。
おすすめ③エバニュー:Ti400 FH Mug
出典:Amazon
世界初チタン製コッヘルを開発したことで有名な「エバニュー」のチタンマグカップ。ちょっと大きめの400mlであり、ハンドルにシリコンチューブが付いているのが特徴です。直火での使用に最適な使い心地が得られるよう細部まで見直したアップデートモデル。
サイズ | 径79×高さ86mm |
重量 | 67g |
容量 | 400ml |
口コミ・レビュー
なんといっても直火ができるのがよい。チタン製なので熱すぎず猫舌な私にとってはピッタリ
おすすめ④ベルモント:BMチタンシングルマグlogo
出典:Amazon
新潟県三条市を拠点に釣具・キャンプ用品を製造販売している「ベルモント」のチタンシングルマグ。重量52gと超軽量なのでソロキャンプや登山におすすめです。折りたたみ式のハンドル(取っ手)が多い中、固定ハンドルを採用しているので安定して握れます。
サイズ | Φ74×高さ79mm |
重量 | 52g |
容量 | 300ml |
口コミ・レビュー
何より固定のハンドルが最高!しっかり指を通してマグを持てるのでフラつきません。
おすすめ⑤YAEI Enthusiast:チタンシングルマグ 蓋付き
出典:Amazon
「野営」「ソロキャンプ」をテーマにした九州発アウトドアブランド「YAEI Enthusiast」のチタンマグ。直火可能な単層構造のチタン製で、300・450・750mlの3サイズを展開しています。蓋付きなので保温維持に効果的です。
サイズ | Φ82×高さ78mm |
重量 | 72g |
容量 | 300・450・750ml |
口コミ・レビュー
サーモス真空断熱カップ280mlがシンデレラフィット。コンパクトで登山にも使えそうです。
おすすめ⑥ユニフレーム:スタッキングマグ350
出典:Amazon
金物職人のまちとして有名な新潟県燕市を拠点とするアウトドアブランド「ユニフレーム」のマグカップ。積み重ねてスタッキング可能な形状をしているので、嵩張らず持ち運びに便利です。片手でしっかり握れるハンドルが特徴。
サイズ | 約Φ9.4×11.6×高さ8.3cm |
重量 | 約65g |
容量 | 約350ml |
口コミ・レビュー
金属の味が苦手という人でも気にならないと不思議がってました。とにかく軽いしキャンプの必須道具となりました。もう少し安いといいのですが・・・
おすすめ⑦WAQ:チタンマグカップ 450ml
出典:Amazon
大阪発の新鋭アウトドアブランド「WAQ(ワック)」のチタン製マグカップ。シングルウォール構造のチタン素材を採用しており少し大きめの450mlサイズなので、リフィルタイプのヌードルやフリーズドライ調理が可能です。クッカーを兼ねたマグカップをお探しの方におすすめ。
サイズ | 幅8.5×奥行8.5×高さ9cm |
重量 | 90g |
容量 | 450ml |
口コミ・レビュー
初チタン製品でしたが意外と固くて少々のことでは凹まなそう。計量カップとしても使える目盛り付きですがかなりの正確性に衝撃!
まとめ
今回は、直火可能なマグカップをご紹介してみました。飲み物を飲むだけでなく、直火可能なマグカップはお湯を沸かしたり簡単な調理ができたり、ひとつで何役も熟せるため少しでも荷物を抑えたいソロキャンパーのキャンプギアとしておすすめです。
今回ご紹介した「直火可能なマグカップ」を参考に、快適なソロキャンプを楽しんでみてくださいね。