「ダッチオーブン」とは鋳鉄製の厚手で蓋付きの鍋のことで、キャンプ料理の代表的なギアとして多くのキャンパーに愛用されています。
分厚い鉄の本体と重い蓋が特徴で、熱を均一に伝える「無水調理」や「圧力鍋に近い効果」を発揮し、煮込み・焼き・蒸し・燻しなど多彩な調理を1台でこなせます。
焚き火や炭火の上に置いたり、蓋の上にも炭を乗せたりして上下から加熱できるのが最大の魅力で、丸鶏のローストや骨付き肉の煮込みなど豪快な料理が楽しめます。
ダッチオーブンの種類
ダッチオーブンは素材によって扱いやすさやメンテナンス性が大きく異なります。
鋳鉄(キャストアイアン)製
最も一般的で、蓄熱性と保温性に優れる伝統的なタイプ。使い込むほど油が馴染んで風味が深まりますが、シーズニングという手入れが必須です。
ステンレス製
錆びにくくシーズニング不要で、メンテナンスが楽なタイプ。家庭でも気軽に使えますが、鋳鉄に比べると蓄熱性は劣ります。
黒皮鉄板製
鋳鉄より軽量で、シーズニングを行えば鋳鉄に近い性能を発揮します。ユニフレームの「ダッチオーブン」が代表的。
サイズの選び方
2〜3人なら8インチ、4人家族なら10インチ、大人数なら12インチが目安。深型タイプを選ぶと丸鶏や大きな塊肉も調理しやすくなります。重量が数キロあるため、持ち運び可能な範囲で選びましょう。
シーズニングとお手入れ
鋳鉄製は購入後すぐに「シーズニング」と呼ばれる油慣らしが必要です。使用後は洗剤を使わず湯洗いし、乾燥させてから油を薄く塗って保管するのが基本。これを続けることで黒く育ち、こびりつきにくい鍋に仕上がります。


