みなさんはキャンプで調理する際に、どのようなバーナーを使っていますか?
ガスバーナー・アルコールストーブ・炭・焚き火など、さまざまな方法で調理を楽しめるのがキャンプの醍醐味ですよね。
私は、グループキャンプでは、2つ同時に調理ができるガスのツーバーナーを使っています。
しかし、ソロキャンプとなるとコンパクトで気軽に使えるアルコールバーナーが便利です。市販のアルコールストーブもコンパクトなのですが、もっとコンパクトなアルコールストーブがあれば、スッキリとスタッキングできるのに・・・。と、思ったことはありませんか?
今回は、コンパクトにスタッキングできる、ミニアルコールストーブを作っていきます!燃焼実験も行いましたので、参考にしてみてくださいね。
当記事のコンテンツ
コンパクトで手軽に使えるアルコールストーブ
アルコールストーブを作る前に、軽くアルコールストーブの説明をしていきます。
アルコールストーブとは?
アルコールストーブとは、燃焼用アルコールを使用して燃焼するストーブのこと。
燃料用アルコールは「エチルアルコール」と「メチルアルコール」で出来ていて、出力が高いのが特徴。寒さに強く氷点下でも着火するのもポイントです。
ただし、風には弱いので、風が強い時は風防が必要。
燃焼用アルコールは、ホームセンターやドラッグストア、Amazonや楽天市場などでも購入できます。
フェールボトルがあると、アルコールをストーブに補充しやすく、使う分だけ小分けに持ち運べるのも便利ですよね。
ポケットにも収納できる「超小型」アルコールバーナー9選!身軽にソロキャンプをするならやっぱりコレも、参考にしてくださいね。
ミニアルコールストーブを作っていく!
それでは、さっそくミニアルコールストーブを作っていきましょう!
使う材料
- クリームケース(セリア)
- ヘアースタイリングセット(DAISO)
- 携帯灰皿(DAISO)
- スチールウールたわし(セリア)
- 調味料ボトル(セリア)
材料は全部100均で揃っちゃいます!
ちなみに3年ほど前に、ビールの空き缶を使って自作アルコールストーブを作りましたが、2つ重ねたり穴を空けたり・・・。とっても苦労した記憶があります。
でも、今回作るアルコールストーブは、驚く程簡単です!
作り方
まず、セリアのクリームケースを使って作っていきます。
フタに白いクッションのようなものがついてるので剥がします。
スチールウールたわしの登場です。
スチールウールたわし1個をほぐしていく・・・。
クリームケースに入れたら完成です!
驚くほど簡単ですよね。
ヘアースタイリングセットのケースと携帯灰皿も同様に、スチールウールたわしを詰めていきます。
携帯用の灰皿には、火消しがついてますので外します。(簡単に外れます)
スチールウールたわしは、キツキツに詰めるのがポイント。
びっくりするぐらい簡単ですが、果たしてちゃんと燃焼するのでしょうか?検証していきましょう!
ミニアルコールストーブの燃焼実験
ちょっと疑問に思ったのですが、スチールウールは入れる必要があるのでしょうか?
スチールウールを入れた物と入れてない物を、同条件で燃焼して検証してみましょう。
スチールウールは必要なのか?
ここで、登場するのがセリアの調味料入れ。
15ml入るので、こちらにアルコールを入れて計量していきたいと思います。
液体調味料を入れてももれないと記載がありますので、アルコールの持ち運びにも使えて便利ですね。
nalgene(ナルゲン)のボトルみたい・・・。最近の100均商品は、クオリティが高いです。
セリアのクリームケースで検証していきます。スチールウールあり・なし、どちらも15mlのアルコールを入れました。
スチールウールなしの方は、約8分で燃焼終了。
スチールウール入りの方は、約9分18秒で燃焼終了。スチールウールなしと比べて、約1分17秒ぐらい燃焼時間が長かったことになります。
やはりスチールウールは必要だということがわかりました。
3つのミニアルコールストーブの燃焼実験
次に、3つのミニアルコールストーブに、15mlのアルコールを入れて検証してみました。果たしてどうなるでしょうか?
最初に力尽きたのは・・・。
最初に燃焼が終わったのはクリームケースで、約8分の燃焼時間でした。最初の検証より燃焼時間が短いのは、野外なので風の影響でしょうか。
次に燃焼が終わったのは、携帯灰皿です。約10分燃焼しました。クリームケースと比べて間口が狭いのが理由でしょうか?
そして、最後はヘアースタイリングセットのケース。と言っても、携帯灰皿と大差なく、約10分の燃焼時間でした。
自作ミニアルコールストーブで調理してみた!
次に、実際に調理で使えるのかを検証してみました。
またまた登場!セリアの調味料ボトル。こちら30mlの容量のボトルでアルコールを計量したいと思います。このボトル、色々なサイズが売っていたので、用途に合わせて使えそうですね。
Esbit(エスビット)のポケットストーブと、クリームケースを使って、ほったらかしメスティン炊飯をしていきます。
果たして、ちゃんと炊けるのか?ワクワクしますね。
30mlのアルコールで、16分46秒燃焼しました。メスティンのほったらかし炊飯にはちょうど良い時間ですよね。
焦げ付かず、美味しく炊けました!
自作ミニアルコールストーブのスタッキング
私がミニアルコールストーブを作りたかったのには理由があって、エスビットのポケットストーブに、スタッキングしたかったからなんです。私の持っている、アルコールストーブは、もちろんポケットストーブにはスタッキングできません・・・。
固形燃料の種類によってはスタッキングできますが、アルコールストーブは燃料の量が調節できて便利なので捨てがたいのです・・・。
というわけで、今回作ったミニストーブをスタッキングしてみました。
セリアのクリームケースと、DAISOのヘアスタイリングセットのケースは、ピッタリとスタッキングが可能!DAISOの携帯灰皿は残念ながら、スタッキングできませんでした。
まとめ
100均で購入できる材料で、ミニアルコールストーブを作ってみました。ちゃんと調理することもでき、エスビットのポケットストーブにスタッキングできたので、とても満足です!
作り方がとてもシンプルなので、今回使ったケース以外でも色々挑戦してみようと思います!みなさんも、ぜひ自作のミニアルコールストーブ作りに挑戦してみてくださいね!