「マントル」とはガソリンランタンやガスランタンの発光部を担う袋状の繊維のことで、燃焼ガスを白熱させて強い光を放つ重要な消耗品です。
英語の「mantle(覆い・外套)」が語源で、シルクや人工繊維にレアアース(希土類)を含浸させた素材でできています。バーナーの炎で熱せられたマントルが白く強く光ることで、ランタン全体の明るさを生み出します。
非常にデリケートで衝撃で破れやすく、定期的な交換が必要な消耗品ですが、ガス・ガソリンランタンの明るさを支える重要なパーツです。
マントルの仕組み
マントルがランタンの明るさを生む仕組みは、知っておくと取り扱いがスムーズになります。
レアアースが光る
マントルに含浸されたレアアース(セリウムやトリウム)が高温で熱せられると、明るい白色光を放つ性質を利用しています。炎そのものではなく、マントルが発光しているのです。
初回は空焼きが必要
新品のマントルは繊維の状態のまま付属しているため、最初に「空焼き」と呼ばれる工程で焼き固める必要があります。マントルだけを着火して全体を灰のような状態にすることで、本来の発光性能を発揮します。
使用後はもろくなる
空焼き後のマントルは非常にもろく、軽い衝撃でも破れてしまいます。ランタンを移動させる際は注意が必要で、振動を避けて慎重に扱いましょう。
マントルの交換タイミング
マントルが破れたり、穴が開いたり、極端に黒くなってきたら交換のサインです。破れた状態で使い続けると、その部分から炎が漏れて危険なので、すぐに交換しましょう。常に予備のマントルを携帯しておくのが安心です。
マントルの取り付け方
古いマントルを取り外し、新しいマントルをバーナー部分に紐で固定します。空焼きをしてから本来の燃料で点火するという手順を必ず守りましょう。手順を守れば誰でも交換可能な作業です。


