「撤収」とはキャンプ終了時にテントやギアを片付けて帰る作業のことで、設営以上に時間がかかることもあり、計画的な進行が重要な作業です。
撤収は単に道具を片付けるだけではなく、乾燥させる、汚れを落とす、ゴミを処理する、忘れ物をチェックする、サイトを原状回復するなど、複数の作業が並行して必要になります。
チェックアウト時間に間に合わせるため、効率的な手順を知っておくことが、撤収をスムーズに進めるコツです。ベテランキャンパーほど撤収が早いのは、長年の経験で培った効率的な動き方があるからです。
撤収の基本手順
効率的な撤収の流れを押さえておきましょう。
1. 朝食後すぐに開始
チェックアウト時間の2〜3時間前には撤収を開始するのが基本。朝食を済ませたら、できる物から順に片付け始めます。
2. 乾燥させながら並行作業
テントを畳む前にフライシートを広げて夜露や結露を乾燥させつつ、他の細かい片付けを進めます。並行作業が撤収の効率化のカギです。
3. 濡れ物と乾いた物を分ける
濡れているものと乾いているものを別の袋に分けて収納。帰宅後の乾燥作業も楽になります。
4. ゴミの処理
キャンプ場のルールに従ってゴミを分別・処理します。持ち帰りが必要な場合は専用の袋にまとめます。
5. 最終確認
サイトを一周して忘れ物やゴミがないかチェック。ペグやロープ、子どものおもちゃなど小物の見落としに注意しましょう。
効率的な撤収のコツ
撤収を早く終わらせるためのコツがいくつかあります。
前夜に片付けられるものは片付ける
使わない調理器具、余った食材、不要な衣類などは、前夜のうちに収納しておきます。朝の作業量を減らせます。
逆順に片付ける
設営と逆の順序で片付けるとスムーズ。小物から始めて大物(テントやタープ)を最後に片付けます。
家族で分担する
ファミリーキャンプなら、大人が大物、子どもが小物という具合に分担すると効率的。子どもも役割を与えることで、責任感を持って取り組めます。
撤収時の注意点
撤収にはいくつかの注意点があります。
濡れたテントは持ち帰る
雨や結露で濡れたテントは、その場で乾燥しきらない場合は、大型袋に入れて持ち帰り、自宅で広げてしっかり乾燥させましょう。
焚き火の残り火に注意
焚き火が完全に消えているか、最終確認を忘れずに。火消し壺があれば、残った炭を安全に持ち帰れます。
サイトの原状回復
「来た時よりも美しく」がキャンプの基本マナー。小さなゴミや灰、使った石なども元の状態に戻しましょう。
撤収の時間配分
ソロキャンプなら1〜1.5時間、2〜3人なら2時間、ファミリーキャンプなら2.5〜3時間が目安。慣れないうちは余裕を持って早めに始めるのがおすすめです。



