紅葉や積雪の便りが耳に届く季節になり、いよいよ冬キャンプを楽しめるシーズンがやって来ました。
そんな冬キャンプに欠かせない焚火を、天候に左右されず楽しむためのギアとして欠かせないのが「tent-Mark DESIGNS ムササビウイング13ft.TC焚き火バージョン」です。
商品名に「焚き火」と付いているだけあって、舞った火の粉から幕体の穴あきを減らす工夫が施してあり、まさに焚火専用タープとなっています。
早速、ムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンの良いところと気を付けたいところを併せてご紹介しますね。
当記事のコンテンツ
「ムササビウイング13ft.TC焚火バージョン」は伝説のタープの復刻!?
カビ対策も兼ねているメッシュになった収納袋。
収納棚から取る時や持ち運ぶ時に、地味だけどとっても有難い取っ手。
この「TULSATIME(タルサタイム)」と書かれた何やら気になるタグですが、由来をご存知でしょうか。
約27年前、世界を旅されている堀田貴之氏プロデュースでわずか数十張りのみしか制作されなかったウイングタープ “TULSATIME ムササビウイング”。
このタープの再販を願うキャンパー達の熱い声を受けて、 tent-Mark DESIGNSとのコラボレーションで待望の復刻を果たしたのがムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンなのです。
伝承していくという意味でも TULSATIMEというタグが付けられているのでしょうね。
出典:photoAC
堀田貴之氏曰く、
「大好きな女の子とこのタープの下にもぐり込み、ペンドルトンのヴァージンウール・ブランケットにふたりでくるまり夜露に濡れゆく森を静かに眺める。すぐそばには、焚火の小さな炎が揺らめいている」
というのがムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンの正しい使い方らしいです。
女の子じゃなくても、あなたの大切なパートナーやお子様、友人を誘って、この素敵なシチュエーションの主人公になってみたいものですね。
「ムササビウイング13ft.TC焚火バージョン」の良いところ
天候を気にせず焚火ができる
出典:photoAC
雨が降っても焚火を諦めたくないキャンパーの願いを叶えてくれるムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンは、防水性と難燃性が高い焚火専用タープになっています。
ムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンのシームを貼るような部分(タープの真ん中の縫い目など)の縫い糸には、水に濡れると膨らんで目止め作用がでる特殊な糸を使用しているのです。
また、コットン混紡生地自体が水を含むと糸が膨張し防水性能が上がる仕組みになっているので、一日ぐらいの雨であれば生地裏はドライのままという実験結果も公式サイトに記されています。
また、一般的なタープは軽量の化学繊維で出来ていてビニール製であるがゆえに火に燃えやすいという弱点があります。
それゆえ、タープの下や近くで焚火を行う事はできません。
しかし、ムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンの生地素材にはコットンとポリエステルの混紡素材が採用されており、焚火の火の粉による穴あきリスクが少なくなっているのです。
注意点として「穴あきリスクが少ない」だけであって「防炎加工はない」ので、焚火の扱いには十分に気を付ける事が大切です。
とにかく美しいシルエット!
機能面ではなく見た目からムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンに興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。
わが家もタープを探している時に公式サイトで見て、この美しいシルエットに一目惚れでした。
他のメーカーにはない独特の五角形が、まさに夜空を飛んでいるムササビを思わせる張り姿で、焚火の灯が反射して浮かび上がる姿は本当にスタイリッシュです。
焚火とのセットで魅力が最大に引き出されるムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンは、まさに焚火専用タープと言えるでしょう。
出典:photoAC
張り方のバリエーションが多いので、ついつい色々な角度から見入ってしまい愛用者の満足度が高いのも頷けます。
張り方を変えればコナレ感も出て、本当は初心者キャンパーでもサイトの見た目は確実に上級者になれることでしょう。
長く愛用できる
ムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンの生地には、一般的なタープなどでみられる防水性を高めるPU(ポリウレタン)コーティングが施されていません。
PUコーティングをする事で防水性は高まりますが、ポリウレタンと水が反応しておこる加水分解が原因で経年劣化が起こり、生地の表面がポロポロと剥がれたりベトつきが生じます。
この劣化を確実に防ぐ方法は今の所無いので、PUコーティングを施しているものは使用未使用に限らず約10年で確実に劣化してしまうという事実があるのです。
しかし、PUコーティングされていないムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンは寿命が長くお手入れ次第では親から子供へ受け継ぐことができるのです。
お手入れ方法として、十分に乾燥させてから高温多湿を避けた場所へ収納することです。
しっかり乾燥させることでカビや悪臭を発生させることがないでしょう。
使用頻度にもよりますが、当初の撥水加工が弱くなって来たと感じたり汚れてきたら丸洗いを行います。
そして、丸洗い後に汚れを綺麗に落とし撥水スプレーを十分に(防水スプレー3~4本)使用すれば撥水がよみがえるのです。
気分を上げてくれるお気に入りのキャンプギアとの出逢いは、そうありません。
保管方法に気を付けてお手入れを行えば、ムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンはあなたのキャンプライフを一緒に歩んでくれる永遠の友になってくれるでしょう。
「ムササビウイング13ft.TC焚火バージョン」の気を付けたいところ
キレイに張れないと残念感が増す
張った姿が美しすぎて見入ってしまうムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンですが、生地がピンと張れずシワなどがあると途端に残念感が増します。
張り慣れない五角形で当初は悪戦苦闘しましたが、張り慣れれば女性1人でも張れるようになりますよ。
ムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンは、綺麗に張る事で成立するのです。
少人数用
幕の大きさが390×380cmなので数字だけ見ると大きく感じますが、変形の五角形で後方の幅が240cmという事もあり2~3人用になります。
3人家族のわが家では冬のデイキャンプやキャンプ、夫のソロキャンプで大活躍しています。
出会ったら即ゲットしよう!
数年ごとにアップデートされており、パイピングやロープ、自在などの色が変更されています。
色が変わるとイメージもそれなりに変わりますので、良いなと思ったら即決して購入する事をおすすめします。
ムササビウイング13ft.TC焚火バージョンで冬キャンプを楽しもう!
ムササビウイング13ft.TC焚き火バージョンは、冬キャンプで大活躍するという機能面と美しさを兼ね備えた焚火専用タープになります。
冬キャンプのタープとしてはパーフェクトです!
大切な人と焚火を囲みながら、長い年月を経て復刻されたムササビウイング13ft.焚き火バージョンの歴史を感じてみませんか。