冬に寒い時期においてのキャンプで、画期的かつ効果的なアイテムが薪ストーブです。
ここでは、冬のソロキャンプにおすすめの薪ストーブの注意点や選び方、薪ストーブのおすすめ品などを紹介していきます。
当記事のコンテンツ
薪ストーブとは?
出典:ホンマ製作所公式サイト
薪ストーブとはその名の通り、薪を燃料にしたストーブです。
薪を始め、枯葉や小枝などの自然物を燃料にしているため、ガスや電気などを必要とせず、効果的に暖を取ることができます。
多目的に活躍できる
出典:Amazon
薪ストーブは何も暖を取るだけのアイテムではありません。
シンプルに効果的な暖をとる薪ストーブもありますが、販売されている多くのものは、基本となる暖房機能に加え、調理用のコンロや釜戸としても使うことができます。
もちろん、暖を取ることは冬場のキャンプにおいて大きなテーマではありますが、調理用のコンロや釜戸としても使える多機能性は、薪ストーブの大きな魅力といえるでしょう。
テント内でも比較的安全に使用できる
出典:Amazon
薪ストーブをテント内で使用するためには、薪ストーブを正しくインストールする必要があります。
インストールとは、薪ストーブを「テント内で正しい位置に設置すること」であり、これを正しく行うことで、テント内で効果的かつ安心して薪ストーブを使うことができます。
薪ストーブをインストールする際の注意事項
出典:Amazon
薪ストーブは電気とは異なり、自然物を燃焼して使用するため注意が必要です。
一酸化炭素中毒
テント内で使用する際に最も注意しなければいけないことが「一酸化炭素中毒」です。
テント内が密閉空間であることに加え、煙突内にススが詰まってしまうこともあるため、テント内に一酸化炭素が充満してしまうおそれがあります。
そのため、テント内で薪ストーブをインストールする際は、常に換気を意識すること、煙突のメンテを定期的に行うこと、これらのことを意識するようにしましょう。
テントへの引火
薪ストーブは何度もいうように自然物を燃焼して火を起こします。
そのため、仮に火がテントに引火してしまうと、テントの素材によっては火が瞬時に広がってしまうため、薪ストーブをインストールする際は、テントからある程度距離をおいて設置することが大事です。
また、強風などに見舞われた場合はテントが風にあおられてしまうこともあるので、薪ストーブとテントとの距離を十分にとったとしても注意が必要です。
冬のソロキャンプにおすすめの薪ストーブの選び方
出典:新保製作所公式サイト
ここからは、冬のソロキャンプにおすすめの薪ストーブの選び方を項目別に解説していきます。
サイズの確認
出典:新保製作所公式サイト
薪ストーブは使用する人数に応じてサイズを選びます。
使用する人数が多ければ多いほどサイズは大きくなるので、ソロキャンプの場合は小さいサイズで運用しやすいのを選ぶのがおすすめです。
持ち運びのしやすさや収納のしやすさなどに注目し、小さいサイズであっても使いやすさとのバランスを考えて薪ストーブのサイズを選びましょう。
素材の確認
出典:Amazon
薪ストーブは主に、鉄製、ステンレス製、チタン製などに大きく分類されます。
素材それぞれに特徴があるので、自分のスタイルに適した素材の薪ストーブを選びましょう。
鉄製
鉄製は冷めにくく頑丈であることが大きな特徴で、また価格帯も他の素材のものと比べ比較的安いです。
ですが、錆びに弱い、重量がある、暖まるのに時間がかかるなどのデメリットがあるので、使用する際にはこれらのデメリットを踏まえることが大事です。
ステンレス製
ステンレス製の特徴は、錆びにくいことにあり、これはキャンプで使用する上で大きなメリットでもあるといえます。錆びにくいということはお手入れが簡単ということになります。
チタン製
チタンは耐久・耐食性に優れ、また軽い金属であることから、チタンを使用した薪ストーブは多くのキャンパーからも支持されています。
丈夫で長持ちし、また軽くて運用しやすいことから、初心者キャンパーにもおすすめです。
チタン製の薪ストーブはキャンパーにとってメリットが多いですが、他の素材に比べ価格帯が高いことにデメリットがあるため、購入の際には予算とメリットとのバランスを考えた上で判断しましょう。
冬のソロキャンプにおすすめの薪ストーブ4選
ここからは、これまでの情報を踏まえて、冬のソロキャンプにおすすめの薪ストーブをいくつか紹介していきます。
アネヴェイ フロンティア ストーブ プラス
出典:Amazon
メーカー | アネヴェイ |
サイズ | 280×490×230mm 重量約16.5Kg |
素材 | スチール |
備考 | 調理対応 |
味わい深いカラーリングと3本の脚が特徴的なスチール製の薪ストーブです。
煙突の径が大きくすることで燃焼率を上昇させ、スチール製の弱点を最大限に解消しています。
スチール製で重量は重たいですが、シンプルな構造とスリムなデザインなど、運用がしやすい設計が施されています。
スタイリッシュでおしゃれなデザイン
のぞき窓があるので火の管理がしやすい
ジーストーブ Heat View
出典:Amazon
メーカー | ジーストーブ |
サイズ | 480×350×280mm 重量約10 Kg |
素材 | ステンレス |
備考 | 煙突付きで高さ2m、空気調整口 |
多くのキャンパーから支持されているジーストーブのステンレス製薪ストーブです。
ストーブそのもの拡張性が高く、サイドに関連品を収納できるなど、運用性が高く使いやすい仕様になっています。
「高火力とシンプル」をコンセプトにした、バランスのいい薪ストーブです。
火力調整がしやすい
オールステンなので運用が楽
ogawa(オガワ) ちびストーブ3
メーカー | ogawa |
サイズ | 280×400×330mm 重量約5.2kg |
素材 | ステンレス |
備考 | 煙突付き小型ストーブ |
付属されているキャリーバックにすっぽりと収まる小型薪ストーブです。
本体から煙突までの組み立ても簡単で、全てのパーツがバックに収まるほどのコンパクトサイズなので、ソロキャンプにおすすめのモデルです。
分解できる煙突なので長さを調節できる
専用バックが付いているので持ち運びがしやすい
MOKI製作所 俺のかまど MK6K
出典:MOKI製作所公式サイト
メーカー | MOKI製作所 |
サイズ | 190×328×267mm 重量約6.6kg |
素材 | ステンレス |
備考 | 卓上でも使える超小型モデル |
インパクトの強いネーミングでありながらも、サイズ、機能共に使いやすさに優れた、超小型サイズの薪ストーブです。
その名の通りかまどとしても使えるので、暖房器具としてはもちろん、卓上調理器具として活躍できます。
ストーブとしてもかまどとしても優秀
サイズが小さいのにパワフル
まとめ
ここまで、冬のソロキャンプにおすすめの薪ストーブの選び方やおすすめ品、使用上の注意点などを紹介していきました。
冬キャンプでは「いかにして効率的に暖をとるか」も大きなテーマであり、そのことからも薪ストーブは効果的で便利なアイテムといえます。
ソロキャンプで薪ストーブを選ぶ際は、サイズがコンパクトであることを前提に、自分のスタイルやキャンプに対しての経験値などを踏まえて、自分にとって一番使いやすいと思う薪ストーブを選択しましょう。