アウトドアや災害時など、いざというときに綺麗な水を確保することができる「携帯浄水器」。
川の水や湧き水をろ過することでカラダに有害や不純物を取り除き、緊急時でも安全に水を飲むことができます。
そこで今回は、アウトドアや防災用におすすめの携帯浄水器をご紹介!
選び方とともに、コンパクトで携帯しやすい浄水器をピックアップしましたので、これまでキャンプや登山でうっかり飲み水を切らして困ってしまった経験がある方や、防災用として備えておきたい方はぜひ参考にしてみてください。
当記事のコンテンツ
携帯浄水器とは?
出典:MSR公式サイト
携帯浄水器とは、川の水や湧き水をろ過して浄水し、飲料水を確保することができるコンパクトな浄水器のこと。
持ち運びに便利なため、キャンプや登山などのアウトドアで携帯しやすく、災害時の緊急用としても大活躍します。
一見澄んで綺麗に見える川の水でも病原菌や不純物が含まれており、生水で飲むのは非常に危険。
そのため安全な水を容易に確保することができないアウトドアや災害時では、ぜひとも装備しておきたい必須アイテムです。
携帯浄水器を選ぶときにチェックしたい3つのポイント
出典:MSR公式サイト
一概に携帯浄水器といってもその種類はさまざまあり、どれを選んでよいか分からなくて困ってしまいますよね。
そこでここからは、携帯浄水器を選ぶときにチェックしたい3つのポイントをご紹介していきます。
ポイント①用途やシーンに合った「種類」をチェック!
携帯浄水器には、おもに「ボトル型」や「ストロー型」「ポンプ型」「自動落下型」の4種類があり、最適な種類を選ぶことで用途やシーンに合った使い方が可能です。
それぞれの特徴をひとつひとつ解説していきます。
ボトル型
出典:Amazon
ボトル型は、原水をろ過すると同時に安全な水を水筒代わりに持ち運びできるのが特徴。
一度ろ過した浄水をボトル容量いっぱいに溜め込むことで、水源から離れても飲み水を携帯しながら移動することができます。
ストロー型
出典:MSR公式サイト
ストロー型は、原水に直接浄水器を浸し、ストローのように吸い込むことでろ過された浄水を飲めるのが特徴。
シンプルな構造でもっとも携帯性に優れる反面、浄水をストックして持ち運ぶことができないため、川や湧き水など水源のある場所でしか安全な飲み水を確保することができません。
ポンプ型
出典:Amazon
ポンプ型は、一度に多くの飲み水を確保できるのが特徴。
水源からポンピングで汲み上げた浄水を接続したボトルやウォータータンクにストックすることができます。
商品にもよりますが、おおよそ1分間で1Lほどの浄水を確保することができるため、アウトドアはもちろん、災害時の飲み水や生活用水を確保する用途に大活躍します。
浄水能力が高く安心して使用することができますが、他の種類と比較すると比較的サイズが大きく高額となるのがデメリットです。
自動落下型
出典:MSR公式サイト
自動落下型は、原水を入れた容器を木の枝などに吊り下げ、重力によってろ過した浄水をボトルやタンクにストックできるのが特徴。
ポンプ型のように労力を必要とせず多くの飲み水を確保することが可能です。
しかしろ過した浄水をストックするまで時間が掛かるので、常に移動を伴う登山での用途では不向きといえます。
ポイント②除去率に優れた「フィルター」をチェック!
携帯浄水器は、除去率に優れたフィルターを使用することでより安心安全に原水をろ過することができます。
フィルターの種類によっては除去できる物質が異なるため、事前に細菌や微生物・化学物質などどんな物質を除去できるかをチェックしておくのがおすすめです。
フィルターの除去率が高く高性能になるほど高額となりますが、より安全にろ過させた水を確保したいなら活性炭や中空糸膜・イオン交換樹脂・不織布などフィルターの性能に注目して選ぶようにしましょう。
ポイント③メンテナンスのしやすさをチェック!
携帯浄水器のフィルターは定期的にメンテナンスが必要です。
特に使用頻度の多い場合は浄水率の低下も早くなり、メンテナンスしないと本来の効果を発揮できなくなります。
そのため、使い始めてからどれくらいの水の量を浄水できるか把握しておくのが重要。
カートリッジタイプのフィルターなら交換するだけで本来の100%の浄水性能を取り戻すことができ、面倒なメンテナンス要らずでおすすめです。
アウトドアや防災用におすすめの携帯浄水器5選
それではここから、アウトドアや防災用におすすめの携帯浄水器を厳選して5つご紹介します。
選ぶポイントを踏まえたうえで、用途に合った最適な携帯浄水器を見つけてみてくださいね。
おすすめ①MSR ミニワークスEX
出典:MSR公式サイト
国際救助隊やアメリカ軍で採用されるほどの実績をもつ浄水器を展開する「MSR」の軽量コンパクト浄水器。
耐久性のあるセラミックフィルターで浄水し、アウトドアや災害時に安全な水を確保することができます。
出典:MSR公式サイト
工具無しで分解できるので、手軽にフィルターカートリッジをクリーニングしその場で浄水能力を回復させることが可能。
総重量480gと軽くコンパクトな設計なので手軽に携帯して持ち運ぶことができます。
サイズ | 22×12cm |
重量 | 480g |
材質 | フィルター:セラミック(0.2ミクロン) |
口コミ・レビュー
災害時の飲料水の確保のために購入。軽量コンパクトで非常時の荷物にも邪魔にならずリュックサックに入れられます。
おすすめ②グレイル ジオプレスピュリファイヤー
出典:モンベル公式サイト
アウトドア総合ブランド”モンベル”が代理店となる「グレイル」のボトル型携帯浄水器。
わずか8秒で安全な水へと浄化することができ、ウイルスや細菌・エキノコックスなどの寄生虫も99.9%除去することができます。
出典:モンベル公式サイト
浄水した水をそのまま持ち運ぶことができるので携帯性に優れ、小さな飲み口が付いているのでペットボトルのように飲むことが可能。
取り替え式の浄水カートリッジを採用しており、繰り返し使用することができます。
サイズ | 直径8.6×高さ26.5cm |
重量 | 450g |
材質 | アウターボトル・インナープレス・キャップ:ポリプロピレン・熱可塑性エラストマー、 カートリッジ:ABS樹脂、パッキン:シリコンゴム |
口コミ・レビュー
いくつか使用したけど、他とくらべてまとまった浄水を得られる。実際の原水と浄水を比較すると、やはり味が違います。
おすすめ③セイシェル サバイバルプラス
出典:Amazon
芸人ヒロシが愛用していることで有名な「セイシェル」の携帯浄水器。
持ち運びに便利なボトル型で、ボトルに原水を入れ蓋を閉めるだけでそのままろ過された安全な水を飲むことができます。
出典:Amazon
交換用カートリッジを採用しており、1日1リットル(約2回満水)を毎日連続使用で約1年間使用することが可能。
標準で2個の交換用カートリッジが付属しているので約2年間連続して使用することができます。
サイズ | 直径80×228mm |
重量 | 約128.5g |
容量 | 約600ml |
口コミ・レビュー
携帯性がよくてすぐ使えるので多用してます。これがあれば万が一のときも安心です。
おすすめ④ブリタ フィル&ゴー アクティブ
出典:Amazon
重量わずか146gと非常に軽く持ち運びできる「ブリタ」の浄水フィルター付きボトル。
本体を空のまま持っていき、水道水を現地調達して飲みながら水をろ過することができます。
出典:Amazon
カートリッジひとつで約150Lの水をろ過することができ、味やニオイに影響する9項目を除去することが可能。
サバイバル用途より旅行やオフィスで美味しい水を飲みたいという方におすすめです。
サイズ | 7.4×7.4×23cm |
重量 | 146g |
材質 | ポリプロピレン・シリコンゴム・ポリエチレン |
口コミ・レビュー
職場が熱くて相当量の水を飲むので、水道水を注ぐだけですぐ飲めるのはホント助かります!しかもコップが付いているので口を付けず清潔に飲めるので最高!
おすすめ⑤ソーヤー ミニ浄水器
出典:UPI公式サイト
アメリカで爆発的な人気を誇る「ソーヤー」の携帯浄水器。
重量わずか約41gと非常に軽く手の平サイズのフィルターを、付属のパウチやストロー、またペットボトルやハイドレーションに取り付け原水をろ過することができます。
出典:UPI公式サイト
0.1ミクロンの穴でろ過することができる中空糸膜のフィルターがバクテリアや微生物などの有害や病原菌を除去することが可能。
また付属の注射器を使って吐水口側から逆方向に水を流すことで簡単にフィルターの清掃をすることができます。
サイズ | ミニフィルター:直径約3.5cm×全長13.5cm |
重量 | 約41g |
材質 | フィルター:Hollow Fiber |
口コミ・レビュー
キャンプで川の水を使いこちらを使用しています。携帯しやすいし今まで使ってても体調面は問題ないです。
まとめ
今回は、アウトドアや災害時に大活躍する携帯浄水器をご紹介してみました。
携帯浄水器があれば、アウトドアで飲み水に困ったときでも川の水をろ過することでカラダに有害な不純物を除去することができ、安全に飲むことが可能。
一見澄んで綺麗な川の水でも、病原菌や不純物を多く含んでいるので生水として飲むのは危険であり、キャンプや登山に常備しておくことで万が一のときでも安心です。
今回紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、携帯浄水器を備えて安心安全なアウトドアライフを楽しんでみてくださいね!