マミー型のシュラフはなんだか窮屈で寝返りが打ちづらく、もっとゆったり眠りたいと思った経験はありませんか?
体にフィットして密閉度が高く頭周りまでスッポリ被れるので保温性に優れているのがマミー型シュラフのメリットですが、眠るときはストレスを感じることなく熟睡したいですよね。
そこで今回は、ゆったりした寝心地が特徴の「封筒型の冬用シュラフ」をご紹介!
封筒型シュラフの特徴や選び方、また冬用のおすすめシュラフを厳選して紹介していますので、冬キャンプでもお布団のような寝心地でゆったりポカポカ快眠したい方は要チェックです!
当記事のコンテンツ
封筒型シュラフは寝心地重視の方におすすめ!
出典:モンベル公式サイト
シュラフ(寝袋)には、「マミー型」と「封筒型」があり、それぞれ特徴が異なります。
頭までスッポリ被れて体の形にフィットしたマミー型(ミイラを意味するMummyが由来)に比べ、封筒型は文字通り封筒のような形をしており、お布団のような寝心地でゆったり眠れるのが最大の特徴です。
メリット | デメリット | |
マミー型 |
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封筒型 |
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封筒型は、マミー型に比べて重く嵩張りやすく、ゆとりがある分密閉度が低くなるのがデメリットですが、サイドファスナーが大きく開くので出入りしやすく、ファスナーを全開にすることで掛け布団として使用できるなどコストパフォーマンスに優れています。
そんな封筒型シュラフはこんな方におすすめです。
- キャンプでもお家のようにゆったり眠りたい
- 掛け布団やブランケット代わりにして気軽にお昼寝したい
- 車中泊でも快適に眠りたい
封筒型の冬用シュラフを選ぶときはココをチェック!
封筒型シュラフにもさまざまな種類があり、どれを選んでよいか分からず迷ってしまいますよね。
そこでここからは、冬用封筒型シュラフを選ぶときに注目したいポイントをご紹介していきます。
ポイント①シュラフの「中綿素材」に注目しよう!
出典:楽天市場
封筒型シュラフの中綿には、「ダウン(羽毛)」と「化繊中綿」の2種類があり、以下のような特徴があります。
メリット | デメリット | |
ダウン |
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化繊中綿 |
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天然の羽毛を使用したダウンは、軽くコンパクトに収納できるのが最大の特徴。
水濡れに弱くお手入れが大変ですが、嵩張らず持ち運びできるので携帯性を重視した方におすすめです。
一方化繊中綿は、重く嵩張るため持ち運びに不便ですが、ダウンの致命傷でもある水濡れに強くお手入れがしやすいので、安定した保温性や使い勝手を重視した方に最適です。
ポイント②季節に応じた「対応温度」に注目!
出典:コールマン公式サイト
シュラフには中綿の種類や品質により保温性が違ってくるので、季節に応じた「対応温度」を選ぶ必要があります。
大手キャンプ用品ブランド「コールマン」では、季節に応じて以下のような対応温度をおすすめしています。
- 夏シーズン(6月〜9月)・・・10〜15℃
- 春〜秋シーズン(4月〜10月)・・・0〜5℃
- 冬シーズン(11月〜3月)・・・−15〜−5℃
また対応温度には「快適温度」と「下限使用温度」があり、事前に利用するキャンプ場の最低気温をチェックしておくことでより最適な対応温度のシュラフを選ぶことが可能です。
- 快適温度・・・快適にポカポカ眠ることができる温度域
- 下限使用温度・・・背中を丸くして眠ることができるギリギリの温度域
たとえば、シュラフの対応温度が「快適温度:0℃、下限使用温度:−5℃」であれば、0℃までなら快適に眠ることができ、−5℃までギリギリ使用することができるという意味になります。
より快適に温かくシュラフで眠るためには、利用するキャンプ場の最低気温より−5℃余裕を持たせた「快適温度」を選ぶのがポイント。
快適温度に余裕を持たせることで多少の寒暖差に対応し、寒さを感じることなく快眠することができるでしょう。
ポイント③丸洗いできたり連結できたりすると使い勝手が◎!
出典:DOD公式サイト
シュラフが丸洗いできると、常に清潔な状態で眠ることができるので洗濯に対応しているかもチェックポイント。
また生地に撥水加工が施されていると汚れや結露からシュラフを守ることができ、お手入れも楽々です。
さらにシュラフをファスナーで全開にすることができれば掛け布団として使用することができ、幅広い季節に対応することが可能。
シュラフ同士を連結できる機能があれば、子供と一緒に添い寝できるなど使い勝手がアップするのでおすすめです。
封筒型の冬用シュラフ【おすすめ5選】
それではここから、冬キャンプにおすすめの「封筒型シュラフ」を厳選して5つご紹介していきます。
おすすめ①コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ
出典:コールマン公式サイト
1900年に設立以来、120年もの歴史を誇るキャンプ用品総合ブランド「コールマン」が展開する人気の封筒型シュラフ。
3層のレイヤー構造になっており、組み合わせたり分割したりできるので4シーズンに対応します。
出典:コールマン公式サイト
幅90cmのゆったりサイズで快適に眠ることができ、汚れたら洗濯機で丸洗いが可能。
3層を組み合わせることでマイナス5度まで対応しています。
サイズ | 使用時:約90×200cm 収納時:約52×29×38cm |
重量 | 4.9kg |
快適温度 | アウトレイヤー+ミッドレイヤー+フリース:−5℃ アウトレイヤー+フリース:5℃ ミッドレイヤー+フリース:12℃ |
マルチレイヤースリーピングバッグの口コミ・レビュー
寝袋はもうこれだけでよいと思った。フカフカで冬キャンプも温かく眠れた。収納が大変との口コミがあったが2人で行えば大変ではないと感じた。
おすすめ②スノーピーク セパレートオフトンワイド 1400
出典:スノーピーク公式サイト
「掛け+敷き」にセパレートするお布団をコンセプトに開発されたスノーピークの封筒型シュラフ。
掛け・敷きを一体化することができ、寒い冬は気密性を高めて温かく、また足元を開放することで暑い季節は涼しく使用することができます。
出典:スノーピーク公式サイト
ダウン自体に防水加工を施した”ウォッシャブルダウン”を中綿に採用し、快適温度でマイナス2度、また下限温度ではマイナス8度まで対応。
抗菌消臭加工が施されているので生地を清潔に保つことが可能です。
サイズ | 敷き:105×210cm 掛け:110×200cm |
重量 | 3.1kg |
対応温度 | 快適温度:−2℃ 下限温度:−8℃ |
セパレートオフトンワイド1400の口コミ・レビュー
0℃くらいならへっちゃら。名前の通り普段のフトンのように足を動かせて尚且あったか。冬キャンプにもってこいの最高シュラフです。
おすすめ③モンベル ファミリーバッグ♯1
出典:モンベル公式サイト
高機能でコスパに優れたアウトドア用品を数多く展開している「モンベル」が展開する封筒型シュラフ。
速乾性に優れ、自宅で簡単に洗濯することができる”ホロファイバー(中綿)”を使用しています。
出典:モンベル公式サイト
モンベルが展開する温度域のなかでも冬季に使用できる最も保温性に優れた快適睡眠温度域マイナス1度を確保。
L字型ジッパーを採用しているので開放してブランケットにしたり、同モデルを2つ接続して2倍の大きさにすることができます。
サイズ | 使用時:最大長190×最大幅75cm 収納時:45×28×28cm(35.3L) |
重量 | 1,560g |
快適睡眠温度域 | −1℃〜 |
ファミリーバッグ#1の口コミ・レビュー
3年使ってのレビューです。親子3人で二つを連結してテントで寝ています。真冬でも中に毛布をプラスするくらい。年間10泊以上使いますが全くほつれもなくさすがの品質です。
おすすめ④DOD わがやのシュラフ
出典:DOD公式サイト
家族4人で一緒に眠ることができるDODの「わがやのシュラフ」。
幅230cmの特大サイズで子供と一緒に添い寝することができ、ファスナーで切り離すこともでき2人用シュラフを2つにすることも可能です。
出典:DOD公式サイト
表地に汚れや結露からシュラフを守ることができるポリエステル生地を、また裏地には肌触りのよいコットン生地をさいようしているので快適に眠ることが可能。
特大サイズながら約1分以内に収納することができるバッグ構造となっています。
サイズ | 使用時:W230×D200cm 収納時:W36×D36×H66cm |
重量 | 約4.8kg |
推奨使用温度 | 5℃〜 |
わがやのシュラフの口コミ・レビュー
薄い割に温かいし大人1人子供3人で入っても余裕があってよかったです。収納もクルクルするだけなのでとっても楽ちんでした。
おすすめ⑤ロゴス 丸洗いスランバーシュラフ・−2
出典:ロゴス公式サイト
大型洗濯機で丸洗いすることができるロゴスの封筒型シュラフ。
同モデルをファスナーで連結することができ、2人用シュラフとしても使用することができます。
出典:ロゴス公式サイト
マカロニのような中空構造の中綿繊維を使用しているので軽さと保温性を兼ね備えているのが特徴。
可愛いチェック柄の収納袋に入れ持ち運ぶことができます。
サイズ | 使用時:長さ190×幅80cm 収納時:直径30×長さ40.5cm |
重量 | 約2.3kg |
適正温度 | −2℃まで |
丸洗いスランバーシュラフ・−2の口コミ・レビュー
車中泊用に購入しました。チェック柄が可愛く気に入ってます。11月に上下スエットを着た状態で使用しましたが温かく寝ることができ、寒くて眠れなかったということはなかったです。
まとめ
今回は、封筒型の冬用シュラフをご紹介してみました。
封筒型シュラフは、マミー型に比べお布団のようにゆったり眠ることができるので寝心地重視の方におすすめです。
選ぶときは、ダウンや化繊など「中綿の種類」や、利用するキャンプ場の最低気温に対応した「快適温度」に注目することでゆったりポカポカ快眠することができます。
今回紹介したおすすめ商品を参考に、封筒型シュラフでゆったり快適な冬キャンプを楽しんでみてくださいね!