焚火好きキャンパーの皆様はなかなかキャンプに出かけられない今、焚火の揺らめく炎や暖かさに飢えてはいませんか?最近ではおうちキャンプが流行っていますが、火を扱う「焚火」はよほど広い庭がないとできませんよね。
どうにかして「焚火」ができないかと思っていたところ、SNS上で「焚火ロウソク」なるものを発見しました!みなさんご存じでしたか?
焚火ロウソクとはその名の通り、焚火気分が味わえるロウソクです。
実際に作ってみたのですが、身近にある材料で簡単に作れて焚火のパチパチする音や大きな炎まで再現できたんです!これには非常に感動しました。「お部屋で焚火」の夢が叶います。
今回は「焚火ロウソク」の材料・作り方・実際の様子・注意点などを記事にしました。
おうちで焚火気分を味わいたい焚火好きの皆さん、ぜひこちらの記事を参考に「焚火ロウソク」を作ってみてくださいね。
当記事のコンテンツ
用意する物
- ロウソク:ロウソクは太めのものを用意しました。100円ショップでも手に入ります。
- 耐熱容器:耐熱容器は家にあったガラス容器を使用。プリンが入っていた容器でした。ガラス容器を使用する際は必ず耐熱のものを選んでくださいね。割れてガラスが飛び散る危険性があります。
- 木材:木材は薪が手元になかったので割りばしを使用しましたが、十分力を発揮してくれます。
- ロウソクを溶かすための耐熱ボウル:こちらは大失敗です。ロウソクを溶かす容器は「ロウソク専用」や「もう使わないもの」を使用するようにしてください!私は我が家の1軍の耐熱ボウルを使ってしまい大後悔しました。
- 鍋:湯専用の鍋なので、家にあるものでOKです。
こちらの5点を用意しました。
焚火ロウソクの作り方
焚火ロウソクに決まった作り方はないようなのですが、今回私が作った方法をご紹介します。
木材を切る
割りばしにキッチンバサミで切れ目を入れ、手でぽきぽきと折っていきます。4等分くらいです。
なんとなくナイフで削ってみたりもしましたが、元の割りばしの太さですぐに火がつくので大丈夫です。この耐熱容器1つに割りばし5膳使いました。
ロウソクを溶かす
ロウソクも手でぽきぽき折れます。今回は5本使いました。
ロウソクの芯は取り除いてくださいね。
ロウソクを湯煎して溶かしていくのですが、ポイントは「使わない容器」に入れて溶かすこと。そうしないと冷えるとすぐに蝋が固まって容器から取れなくなります。
正確にいうと、お湯を使って必死でこすると取れるのですが、かなりの労力がいるのでおすすめしません。
「使わない容器なんてない!」という方は、安いものでもいいのでロウソク専用の容器を準備することをおすすめします。
ロウソクが完全に溶けて透明になったら、切った割りばしを入れて蝋を馴染ませます。
容器に入れて完成
容器の中に先に割りばしを入れ、そのあとロウソクを流し込みます。
一応ロウソクの芯も入れましたが、すぐに割りばしに点火したので必要なさそうです。ロウソクが固まったら完成です!
材料も身近にあるものでできるし、作り方もわかりづらい部分がなく非常に簡単でした!
焚火ロウソクに点火!おうちで焚火体験
ロウソクが固まって早速点火してみました。焚火ロウソクの様子をご覧ください。
点火直後の様子
真ん中に立てたロウソクの芯に着火しましたが、あっという間に周りの割りばしに火が広がりました。
皆様聞こえますでしょうか?
焚火のように割りばしがパチパチと鳴っている音を!このパチパチ音はしばらく楽しめます。
20分後の様子
20分たつとパチパチ音は落ち着きますが、炎は大きなまま揺らめいています。ちなみに煙臭さなどは全く感じませんでした。
家にあったキャンドルの火と比べてみましたが、炎の大きさが一目瞭然。これはキャンドルではなく、まさしく焚火です!
消火方法
1時間経っても炎の勢いは変わらずでしたが、消火してみることに。
火は酸素を遮ってあげれば消えるので蓋をしてあげてください。専用の蓋がなかったため、ツナ缶を炎の上にそっと置くと一瞬で火が消えました。
消火後は煙があがったり、ロウソクが燃えた後のニオイが強く出るので、しばらく蓋は閉めたままのほうがいいです。
換気は必ずおこなってください!
消火した後再び火を付けると、同じように火がつきました。1時間焚火を続けて蝋が半分に減っていたので、次回も1時間は焚火ロウソクが楽しめそうです。
ツナ缶や紙カップでも焚火ロウソクは作れる!
耐熱のガラス容器が手に入りにくい可能性があるので、家にあったもので代用できないか、違うバージョンでも焚火ロウソクを作ってみました!より手軽に作れるかもしれません。
ツナ缶
ツナ缶の空き容器があったのでこちらを使用してみることに。作り方は同じ手順で容器がツナ缶に変わっただけです。
思いっきり文字が見えていて見た目はあまりかっこよくありません。
ですが、部屋を暗くして火を付けるとツナ缶であることを忘れてしまうほど!
ガラス容器の時と同じようにパチパチ音も大きな炎も楽しめます。
20分ほどするとロウソクが完全に溶けて割りばしが沈み自然に沈下しました。見た目をあまり気にせず、短時間でも焚火気分を味わいたい方はツナ缶焚火もありですね!
紙カップ
キャンドルが紙コップでも作れるという情報を得たため、こちらも家にあったマフィン用の紙カップで作ってみることに。
型をとるのであれば、紙コップやシリコンカップでも同じようにできるので、ぜひ身近にあるもので試してみてください!
ロウソクと割りばしを紙カップに入れて固まったら、紙を取ります。スキレットの上にアルミホイルを敷き、その上に焚火ロウソクを乗せて点火しました。
この焚火ロウソクも他と同様、パチパチ音と大きな炎を楽しめます。
しばらくするとロウソクが溶けてきます。そのためスキレットのように、蝋が流れ出ない耐熱容器の上で使用する必要があります。
30分ほどで火が消えました。割りばしがほとんど残っておらず、1番本物の焚き火に近い感じが味わえました。
満足に感じて片付けようとアルミを取るとまさかのこの状態。言葉を無くしてしまいました。このあとガス火で熱して蝋を溶かして洗いました。300円のスキレットでよかったです。(と言い聞かせます。)
厚手で耐熱のアルミホイルであれば、このようにならなかったかもしれないです。
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気を付けるべき注意点
実際に焚火ロウソクを作り、使ってみて気が付いたことをまとめました。部屋の中で火を使うので細心の注意を払ってください。
- 換気をしながら使用すること。一酸化炭素中毒の危険性があります。窓全開で空気を入れ替えながら楽しんでください。
- 燃えやすいものを近くに置かず、安定した場所で行う。
- ロウソクを溶かす時は、使わない容器を使用する。
- 消火する際は蓋で火を消すこと。水を掛けてしまうと蝋が飛び散って非常に危険です。
- 全ての容器が熱くなると考え、素手で触らないようにする。
- 小さな子どもがいる中で行うのはやはり心配。私も子どもが寝てから大人だけで楽しみました。
まとめ:身近な物で焚火ロウソクを作れる!
今回私が購入したのはロウソクのみで、後は自宅にあるものを活用して焚火ロウソクを作りました。こんなに簡単に作れるのに、本物の焚火を彷彿とさせる炎の揺れや木がはぜる音にはまってしまいそうです。
焚火がしたくてうずうずしているみなさん!
くれぐれも火の扱いには注意して、家でも安全に焚火気分を味わってみてください。