「冬キャンプ用にエアマットを新調して試してみたけど底冷えがひどくて眠れなかった」という経験はありませんか?
そんなときは、「R値規格」を採用したサーマレストのエアマットがおすすめです。
サーマレストのエアマットなら、断熱力を数値で示したR値(熱抵抗値)が表記されているので、失敗することなく最適なエアマットを選ぶことができますよ。
そこで今回は、冬の極寒キャンプでも快眠できる最強の断熱力をもった「サーマレストのエアマット」をご紹介!
エアマット選びの重要ポイントになる「R値」についても詳しく解説していきます。
冬のマット選びなら「サーマレスト」の断熱マットがおすすめ!
過酷な環境下でも快適な眠りが得られるスリーピングアイテムを数々展開しているアメリカ・シアトル発アウトドアブランドの「サーマレスト」。
世界最軽量クラスの断熱マットや高機能のシュラフなど、世界中のキャンパーや登山家・クライマーから高い支持を獲得しています。
そんなサーマレストのマットレスの特徴が以下のとおりです。
- 用途に応じた4種類のマットレスシリーズがラインナップ
- エアの注入や放出が素早く快適におこなえる
- ”R値”を採用しているので断熱力を比較しやすい
それぞれ詳しく解説していきます。
用途に応じた4種類のマットレスシリーズがラインナップ!
サーマレストのマットレスには、4つのシリーズがラインナップしています。
- クローズドセル ・・・ 折りたたみ式やロール式のマットレス(銀マット)シリーズ
- TREK & TRAVEL ・・・ 快適さと軽さ・コンパクト性をバランスよく備えたマットレスシリーズ
- FAST & LIGHT ・・・ 軽さとコンパクトを追求したエアー&自動膨張式マットレスシリーズ
- CAMP & COMFORT ・・・ 快適な眠りをもっとも重視したマットレスシリーズ
それぞれ以下のような用途に最適です。
用途 | |
クローズドセル | 登山やキャンプなどさまざまなアウトドアスタイルに |
TREK & TRAVEL | バックパックスタイルのトラベルや登山・キャンプなど |
FAST & LIGHT | 登山やクライミング・キャンプなど |
CAMP & COMFORT | キャンプや車中泊など |
シリーズごとにさまざまなモデルが豊富にラインナップしており、用途に合った最適なマットレスを選ぶことができます。
エアの注入や放出が素早く快適におこなえる
出典:サーマレスト公式サイト
サーマレストのエア注入式や自動膨張式のマットレスには、「ウィングロックバルブ」を搭載しているので、空気を注入しやすく抜きやすいのが特徴です。
空気を注入する際は、バルブに逆止弁が付いているのでロスなく注入することができ、また空気を抜くときもバルブに備わったウィングのようなパーツをひねることで従来モデルより約3倍の早さで空気を素早く放出することができます。
そのため、マットを膨らませている最中に空気が漏れたりエアを抜くのに手間取ったりすることなく快適に使用することが可能です。
「R値」を採用しているので断熱力を比較しやすい
R値(R-value)とは、断熱力を示す数値のこと。
数値が高いほど地面からの冷気が伝わりにくく断熱性能に優れます。
このR値があることで、さまざまな種類の中からマットレスを比較検討する際の大きな目安とすることができ、用途に最適な断熱性能のマットレスを選ぶことが可能です。
特に気温が低く底冷えが厳しい冬キャンプでは、この「R値」選びが快適な眠りを左右する重要なポイントとなります。
「じゃあ、実際冬キャンプではどれくらいのR値を選べばよいの?」と気になりますよね。
そこで次から「R値」について詳しく解説していきます。
R値とは?
R値(R-value)とは、R値規格「ASTM F3340-18」で定められた断熱力を示す数値のこと。
これまで断熱性能を示す基準が各メーカーで異なり統一性に欠けていましたが、2020年からこのR値規格を各メーカーが取り入れたことで同一基準で比較できるようになりました。
現在では、エアマットレスを展開する以下の主要ブランドが、この「R値」を採用しています。
- サーマレスト
- シートゥーサミット
- ニーモ
- エクスペド
- マウンテンイクイップメント
- ビッグアグネス
- クライミット
- モンベル
R値規格をもとに断熱性を算出したブランドのマットレスなら信頼性が高く最低限の担保が保証され、「実際使ってみたけど底冷えがひどくて眠れなかった・・・」という失敗がなく、快適な眠りを得ることができます。
冬キャンプは「R値4〜6」を目安に!
サーマレストでは、R値に対応した季節の目安を分かりやすく以下のように表示しています。
出典:サーマレスト公式サイト
これにより、季節に応じた最適なR値の目安を知ることができます。
R値 | 季節 | 用途 |
R1〜2 | 夏 | サマーキャンプ |
R2〜4 | 春・夏・秋 | 春から秋にかけてのキャンプ |
R4〜6 | 冬季を含むオールシーズン | 0℃を下回るような環境でのキャンプ |
R6以上 | 厳冬期 | 厳しい冷え込みが予想される極寒キャンプ |
夜に0℃を下回るような環境での冬キャンプや雪中キャンプでは、R値4〜6を目安に選ぶとよいでしょう。
特に寒さに弱い方は、数値に余裕をもたせることで予想以上に冷え込んでも効果を体感することができます。
R値は”足し算”できる!
R値は、足し算して断熱力を高めることが可能です。
つまり、マットレスの下に銀マットなどをプラスして敷くことでマットレスのR値と銀マットのR値を加算した断熱性能を得ることができ、より地面からの冷気を遮断することができます。
例えば、もっとも汎用性があるマットレス「ネオエアーXライト」の下に、サーマレストの人気クローズドセルマット(銀マット)の「Zライト ソル」を敷くことで、
- Zライト ソル(銀マット)・・・R値2.0
- ネオエアーXライト・・・R値4.2
合計「R値6.2」の断熱性能を得ることができます。
”R値6以上”なら極寒キャンプや厳冬期の登山に効果を発揮!
出典:サーマレスト公式サイト
R値が6.0以上あるマットレスなら、厳しい冷え込みの極寒キャンプや標高の高い厳冬期登山に対応することができます。
サーマレストでは、最高7.0まで対応したR値のマットレスがラインナップ!
高機能である分ひじょうに高額となりますが、R値6.0以上のマットレスがあればどんな厳しい冷え込みでも快適な寝心地を体感することが可能です。
最強の断熱性!R値6.0以上のサーマレストマット5選
それではここから、最強の断熱性能を誇るR値6.0以上のマットレスをご紹介していきます。
極寒の雪中キャンプや厳冬期の登山でも快適な眠りが得られるマットレスをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【R値6.0】サーマレスト ベースキャンプ
出典:サーマレスト公式サイト
快適な眠り心地を重視した「CAMP&COMFORT」シリーズの自動膨張式マットレス。
R値「6.0」でありながら2万円前後で購入することができ、ラインナップ中もっともコストパフォーマンスに優れています。
出典:Amazon
使用時は5cmの厚みがあり、優れた断熱力と快適性を発揮し雪中キャンプでも快眠することが可能。
サイズは、R(レギュラー)・L(ラージ)・XL(エクストララージ)の3サイズを展開しています。
サイズ | 【使用時】R:51×183cm、L:64×196cm、XL:76×196cm 【収納時】R:54×22cm、L:66×23cm、XL:79×23cm |
重量 | R:1,140g、L:1,530g、XL:1,820g |
R値/厚さ | 6.0/5cm |
ベースキャンプの口コミ・レビュー
エアマットの凸凹感が苦手でこちらを購入。横向き寝なので寝返りができるLサイズを選びましたが正解でした。マットの上にタオルケット、下にアルミマットを敷けばもう布団です。
【R値6.0】サーマレスト ラグジュアリーマップ
出典:サーマレスト公式サイト
極寒キャンプで優れた断熱力を発揮するR値「6.0」の4シーズン用マットレス。
圧力がかかりやすい部分のフォーム密度を高め、カラダを適切にサポートすることができ、表地には肌触りのよいストレッチニット素材を採用しているので快適な寝心地を得ることができます。
出典:サーマレスト公式サイト
専用のスタッフサックが標準装備され、コンパクトに収納して持ち運び可能。
R(レギュラー)・L(ラージ)・XL(エクストララージ)の3サイズを展開しています。
サイズ | 【使用時】R:51×183cm、L:64×196cm、XL:76×196cm 【収納時】R:53×24cm、L:66×196cm、XL:76×196cm |
重量 | R:1,480g、L:1,900g、XL:2,330g |
R値/厚み | 6.0/7.6cm |
ラグジュアリーマップの口コミ・レビュー
断熱性能を示すR値が6.0と高いので真冬のキャンプ用に購入しました。寝心地は固めなので腰が地面に着く心配がありません。
【R値6.9】サーマレスト ネオエアーXサーモ
出典:サーマレスト公式サイト
マットレス内部に4枚の熱反射板を挟み込み、ネオエアーシリーズで最も断熱性が高いR値「6.9」を誇るXサーモマットレス。
地面からの冷気を遮断するとともにカラダから出る熱を反射することができ、極寒キャンプや厳冬期の登山でも快適な眠りが得られます。
出典:サーマレスト公式サイト
表地にはソフトで肌触りがよく滑りにくい素材を採用しているので、エアマットレス特有の寝返りを打ったときのギシギシした生地音を抑制。
500mlペットボトルほどの軽さを誇り、ナルゲン1,000mlボトルとほぼ同じサイズまでコンパクトに収納して持ち運ぶことができます。
サイズ | 【使用時】R:51×183cm、RW:64×183cm、L:64×196cm 【収納時】R:23×10cm、RW:28×11cm、L:28×11cm |
重量 | R:430g、RW:550g、L:570g |
R値/厚さ | 6.9/6.4cm |
ネオエアーXサーモの口コミ・レビュー
とにかくコンパクトで軽い!マイナス5度で使用したがとても温かく大満足です!
【R値6.9】サーマレスト ネオエアーXサーモ マックス
出典:サーマレスト公式サイト
マットレスの角をカットし軽さを追求した「ネオエアーXサーモ」とは違い、従来の四角い形状を採用した「Xサーモ マックス」。
Xサーモと同様、マットレス内部に4枚の熱反射板を内蔵し、ネオエアーシリーズでもっとも高いR値「6.9」を誇ります。
出典:サーマレスト公式サイト
R(レギュラー)サイズの横幅をワイドにしたRW(レギュラーワイド)サイズを展開し、より快適な寝心地が得られるサイズ感を選ぶことが可能。
コンパクトに収納して持ち運べるスタッフサックやポンプサック・リペアキットが標準装備されています。
サイズ | 【使用時】R:51×183cm、RW:64×183cm、L:64×196cm 【収納時】R:23×10cm、RW:28×11cm、L:28×11cm |
重量 | R:490g、RW:610g、L:640g |
R値/厚さ | 6.9/6.4cm |
Xサーモ マックスの口コミ・レビュー
冬用に購入。直に寝てるだけで温かいので冷気の遮断は期待できる。金額は張りますが値段にあった性能です。おまけに荷物も減ったので一石二鳥!
【R値7.0】サーマレスト モンドキング3D
出典:サーマレスト公式サイト
サーマレストのラインナップのなかで、史上最強の断熱性「R値7.0」を誇る「モンドキング3D」。
地面からの冷気を効果的に遮断するフォーム構造を採用し、上面の凹部にカラダから発する熱を溜め込むことができるので、優れた断熱性と保温性を兼ね備えています。
出典:サーマレスト公式サイト
表生地にソフトで肌触りのよいストレッチニット素材を使用し、厚さ11cmもあるのでまるで自宅のベッドのような寝心地を実現。
ツインロックバルブを採用し、ポンプ機能付きスタッフサックが付属しているので設置や撤収を短時間で行なえます。
サイズ | 【使用時】L:64×196cm、XXL:76×203cm 【収納時】L:66×26cm、XXL:79×26cm |
重量 | L:1,990g、XXL:2,500g |
R値/厚さ | 7.0/11cm |
モンドキング3Dの口コミ・レビュー
7cm厚のインフレータブルマットでも背中が冷たくなって眠れないことがあったので雪中キャンプ用にこちらを購入。断熱性能と寝心地ではこれを上回るキャンプマットは無いと思います。
まとめ
今回は、最強の断熱性を誇るR値6.0以上のマットレスをご紹介してみました。
R値とは、地面からの冷気を遮断する断熱力を数値化したものであり、用途にあった最適なマットレスを選ぶときの重要な目安となります。
ぜひ今回紹介したR値の目安やおすすめモデルを参考に、サーマレスのマットレスで快適な極寒キャンプを楽しんでみてくださいね!