冬キャンプでは寒さ対策が必要で、暖房器具や冬用シュラフなど必要になりますね。
その中でも冬キャンプに活躍する「薪ストーブ」は、暖房や調理に使える、今では定番のキャンプギアです。
薪ストーブ初心者の筆者が、初めての薪ストーブに「FUTURE FOX 薪ストーブ」を選び、初使用までをレビューいたしました。
当記事のコンテンツ
FUTURE FOXとは
FUTURE FOXは信州にある、無骨なデザインが特徴、ソロキャンプアイテムを中心にリリースするアウトドアメーカーです。
以前ご紹介した同社のパップテント「FOX-BACE」とマッチする薪ストーブということで「FURURE FOX 薪ストーブ」を選びました。
FUTURE FOX「薪ストーブ」
「FUTURE FOX 薪ストーブ」は、黒基調でスチールを使用した精悍なデザイン、3面に耐熱ガラスを採用し、炎のゆらぎも楽しめる薪ストーブです。
サイズ感もソロ~デュオキャンプに丁度良く、価格も手ごろで付属品も揃っていて、初めての薪ストーブでも安心して選べます。
「FUTURE FOX 薪ストーブ」使用レビュー!
1月のソロキャンプ、気温はおよそ5°~-7°の山梨県にあるキャンプ場で初使用しました。
セッティング編
使用したテントは同社の「FOX-BACE」、同社のテントに合わせて作られている薪ストーブなので、抜群の相性の良さです。
はじめての組立て!
画像のパーツが本体とすべての付属品になります。煙突は本体の中に収納して持ち運べるので、車に積む時も余計な気をつかわずに済みました。
高温対策はしっかりと
高熱になる煙突はテント穴に直接、通せないので、一緒に購入した「テントガードプロテクター」と「耐熱ウール」もセットします。
テントガードプロテクターを取付ける箇所に耐熱ウールを巻き付けてワイヤーで固定、燃えにくいTC素材のテントでも、煙突の高温では延焼してしまいます。この製品に限らず、薪ストーブ使用時は断熱をしっかりと行いましょう。
薪ストーブといえば煙突!
「FOX-BACE」で使う時は、煙突穴が横にあるので45°の継手を使います。しっかりはまるので組立ては問題ありませんでしたが、直立と比べると少し不安定になります。
煙突を固定するためのガイドロープを張ります。この製品にはガイドロープを取付ける機能は無かったので、ワイヤーとリングで簡易的に留め具を作り、3点で固定しました。
初めての屋外での組み立て、少し迷うところもありましたが、無事にセッティング完了です!
火入れ編
体感的には焚火台よりも楽に火をつける事ができて、炎も安定しています。テント内に異臭や不快感も無く、快適な冬キャンプになる事を確信しました。
薪ストーブは調理にも!
薪ストーブは暖まるだけではなく、調理にも活躍します!
付属の網での調理や、ストーブ上に鉄板やケトルを置いたり、鍋を置いて煮込んだりもいいですね。
開放感のあるパップテントですが、万が一に備えて「一酸化炭素チェッカー」も用意、換気もまめに行いましょう。
薪ストーブ使用時、こんなところに気をつけよう
初めて使った薪ストーブ、まずはこんなところに気を付けました。
効率よく暖めるために
薪ストーブは、温風ヒーターと違ってテント内の暖気を循環させる機能はありません。
薪ストーブを使用する場合、サーキュレーターと併用して暖気をテント内に広げるようにしましょう。
薪ストーブ用サーキュレーターもFUTUREFOXや各社からリリースされていますが、今回は用意していなかったのでマキタのサーキュレーターを使用しました。
他のユーザー様からアドバイスをいただいたものですが、薪ストーブ内に煤が滞留し、使用後は耐熱ガラスの汚れが目立ちました。
市販のガラスクリーナーで落とせるので、メンテナンス時にあわせてクリーニングしましょう。
使用後の薪ストーブ
撤収時、ほぼ丸一日使い続けた薪ストーブは、灰やガラスの汚れもある程度ついていました。
煙突は熱で変色はしていましたが、しっかりと冷やせばそれほど抜くのに苦労はせず、気になっていた煙突内の煤は思ったほど汚れていませんでした。
FUTURE FOX製品とのマッチングは抜群
「FOX-BACE 薪ストーブ」は、FUTURE FOXのテントにマッチするよう作られています。
もちろん、どんなテントでも使えますが、セットで考えられた使い勝手の良さはおすすめです。
FOX-BACE・FOX-BACE EVO
元祖の「FOX-BACE」、改良版の「FOX-BACE EVO」はどちらもFUTURE FOX製パップテントです。薪ストーブ使用時は、「FOX-BACE」では横の煙突穴から継手を使って煙突を伸ばしますが、「FOX-BACE EVO」では天井に煙突穴を設置、直立で伸ばすことができます。
FOX-PENTA
TC素材のティピタイプテント、FUTURE FOXらしい無骨さと、ユーザーの使い勝手を考えた機能・拡張性を持つワンポールテントです。
初めて薪ストーブを使ってみて
パップテントを使い始めてから、ぜひ冬のキャンプには薪ストーブを!と思い続けて、ようやく薪ストーブデビューをしました。
メンテナンスは必要ですが、換気に注意すれば使いやすく快適で、薪ストーブビギナーといえども楽しむことができました。
今後も長く愛用し、使い方を広げていきたいと思います。