カセットコンロやガスバーナーで使用するCB缶(カセットガスボンベ)。
様々なメーカーから販売されていますが、それぞれ値段が異なりますよね。メーカーによってCB缶には違いがあるのでしょうか?
そこで今回は、CB缶の違いを解説したうえで、CB缶のおすすめ商品を9つ紹介します。
当記事のコンテンツ
そもそもCB缶とは?
CB缶はカセットガスボンベの略
CB缶は「Cassette Gas Bombe(カセットガスボンベ)」の略。細長い円筒状の形状で、カセットコンロやガスバーナーなどでよく用いられます。
ホームセンターやコンビニ、スーパー、100均など、身近な場所で購入できるのが魅力です。
一方、寒さに弱く、冬場のキャンプや高山では使用できないデメリットもあります。
CB缶とOD缶の違い
手軽に購入できて安いのがCB缶なのに対し、高価だけど火力が強く寒さに強いのがOD缶です。
OD缶のODは「OUTDOOR」の略。名前の通り、アウトドア向けの商品です。
火力が強く、寒い場所でも安定して使用できるメリットがありますが、その分価格は高めです。
アウトドアショップやホームセンターなど、限られた店舗でのみ販売されています。
同じCB缶でも違いはあるの?
成分が違う
同じCB缶でも、値段が違うのはなぜでしょうか?それは、中に入っているガスとその配合比率が違うからです。
CD缶やOD缶に使われているガスは、ノルマルブタン・イソブタン・プロパンの3種類で、沸点はそれぞれのガスが気化する温度です。
例えば、ノルマルブタンガスは沸点がー0.5℃なので、寒い場所だと気化しません。つまり、寒いと使えないということです。寒い場所で使うならイソブタンやプロパンの配合比率が高い必要があります。
なお、ノルマルブタン・イソブタンのどちらを使っていても「液体ブタン」としか表記されていない場合や、成分の混合比率が非公開な場合もあるので注意しましょう。
形状は同じ
CB缶の形状はJIS(日本工業規格)によって細かく定められているため、認証を受けた商品の形は全て同じです。
しかし、ガスコンロには同じメーカーのCB缶が推奨されています。それは、商品チェックの際に同じメーカーのCB缶が使用されているからです。
つまり、「形は同じなので使えるが自己責任で」というわけですね。
キャンプにおすすめのCB缶9選
イワタニ「カセットガス(オレンジ)」
CB缶の定番といえばイワタニの「カセットガス(オレンジ)」。
数多くのカセットコンロも販売しており、それらを安心して使えるというのが魅力です。
ガスはノルマルブタンとイソブタンの混合で、外気温約10℃以上での使用が推奨されています。
ほかの商品に比べると高めですが、様々な不安点を取り除きたい方は選んで間違いないでしょう。
カセットガス(オレンジ)の基本情報
定価 | 1,200円(3本) |
ガスの種類 | ノルマルブタン:約70% イソブタン:約30% |
容量 | 250g |
カセットガス(オレンジ)の購入者レビュー
メーカーが安心できます。値段は高いですが商品も良いと思います。
イワタニ「カセットガスパワーゴールド」
イワタニ「カセットガスパワーゴールド」は、イソブタンの比率を高くした低温時対応ガス。
外気温5℃の環境でも着火できると言われています。
オレンジに比べると高価ですが、春先や秋口に使う場合は検討してみてください。
カセットガスパワーゴールドの基本情報
定価 | 1,705円(3本) |
ガスの種類 | ノルマルブタン:約30% イソブタン:約70% |
容量 | 250g |
カセットガスパワーゴールドの購入者レビュー
ノーマルに比べると価格は高いですが、寒い日も火力が安定します。
FORE WINDS「カセットガス FORE WINDS ノルマル・イソ」
イワタニのアウトドアブランドであるFORE WINDS(フォアウインズ)からは、「カセットガス FORE WINDS ノルマル」「カセットガス FORE WINDS イソ」の2種類が販売されています。
ノルマルが通常、イソが低温時対応で、おしゃれなデザインも嬉しいポイントです。
カセットガス(オレンジ)に比べて安く手に入れられることも多いですよ。
カセットガス FORE WINDS ノルマル・イソの基本情報
定価 | OPEN価格 |
ガスの種類 | ノルマルブタン・イソブタン(比率非公開) |
容量 | 250g |
カセットガス FORE WINDS ノルマル・イソの購入者レビュー
コンロがFORE WINDSなので、あわせて購入しました。デザインがお気に入りです。
snow peak「ギガパワーガスCBブタン」
snow peak(スノーピーク)の「ギガパワーガスCBブタン」は、イソブタンとノルマルブタンを混合したCB缶。HOME&CAMP バーナーに対応しています。
デザインがシンプルなのもいいですね。
ギガパワーガスCBブタンの基本情報
定価 | 330円 |
ガスの種類 | ノルマルブタン イソブタン |
容量 | 250g |
ギガパワーガスCBブタンの購入者レビュー
信頼して愛用しています。寒いところでもある程度安定していました。
CAPTAIN STAG「ガスカセットボンベ」
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)の「ガスカセットボンベ」は、ブランドロゴの描かれたおしゃれなデザインが魅力。
定価は約1,500円ですが、ネット通販やホームセンターなどでは安く購入できるという口コミも見られました。
ガスカセットボンベの基本情報
定価 | 1,485円(3本) |
ガスの種類 | 液体ブタン |
容量 | 250g |
ガスカセットボンベの購入者レビュー
CAPTAIN STAGのギアで揃えているので購入しました。ロゴ入りでかっこいいです。
東海「カセットボンベ コン郎」
私が実家でよく見る、東海の「カセットボンベ コン郎」は、キツネのキャラクターが特徴的なCB缶です。
ノルマルブタンを使用している分、寒さには弱いですが安く購入できます。
カセットボンベ コン郎の基本情報
定価 | OPEN価格 |
ガスの種類 | ノルマルブタン |
容量 | 250g |
カセットボンベ コン郎の購入者レビュー
コスパが抜群です。寒いところで使わないなら十分だと思います。
SOTO「パワーガス」
SOTOの「パワーガス」は、プロパンを30%使用しており、寒冷地でも十分に使用できるのが魅力です。
冬にキャンプをする方は用意しておくと良いでしょう。
パワーガスの基本情報
定価 | 1,650円(3本) |
ガスの種類 | 液体ブタン70% 液体プロパン30% |
容量 | 250g |
パワーガスの購入者レビュー
ノーマルと違い、真冬でも火力をしっかり維持できます。
アイリスオーヤマ「カセットボンベ」
数の多くの家具や家電を手掛けるアイリスオーヤマの「カセットボンベ」。黒のデザインがかっこいいですね。
日本製のCB缶を求める方におすすめです。
カセットボンベの基本情報
定価 | 990円(3本) |
ガスの種類 | 可燃性ガス・LPG液化ブタン有臭 |
容量 | 250g |
カセットボンベの購入者レビュー
鍋料理にはかかせません。アイリスオーヤマなので信頼して使えます。
TTS「火子ちゃん」
100均ショップで購入できるTTS(ティーティーエス)の「火子ちゃん」。
他のCB缶に比べてかなり安いですが、価格的にノルマルブタンの比率が多いと考えられるので、寒い時季は注意しましょう。
火子ちゃんの基本情報
定価 | – |
ガスの種類 | 液体ブタン |
容量 | 250g |
火子ちゃんの購入者レビュー
ダイソーで購入しています。容量は他と変わらないようですが、燃焼時間が短い気がします。
商品にあったCB缶が一番安全!他メーカーは自己責任で
CB缶の価格は主にガスの種類によって変わり、缶の形状は同じです。
ただし、ガスコンロにはそれぞれ対応したCB缶が用意されているため、同メーカーで揃えるのが安心でしょう。
ガスの使用は危険を伴うので、十分注意して使ってくださいね。