ノウハウ

2020年6月17日 /

夏の蒸し暑くて寝苦しいテントからおさらば出来るとっておきの方法9選

yusan camp

夏のキャンプでの一番の問題。それは夜の寝苦しさです。

日中の暑さは川や海遊びで紛らわすことができますが、夏の熱帯夜のテント内の暑さはそうはいきません。高音多湿な夏のテント内は蒸し風呂状態になるのです。

一睡もできずに朝を迎えてしまった、疲れが取れずに翌日楽しめなかった、熱中症になりかけた。なんて一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

実は、ちょっとした工夫で

夏の蒸し暑くて寝苦しいテント内を涼しくすることができるのです。

今回はそのとっておきの方法を9つ紹介していきます。

これから夏のキャンプを計画しているみなさん、ぜひ最後まで読んでいって下さい!

夏の夜のテント内は何故寝苦しいのか?

出典:photoAC

キャンプで使用するテントは雨や風を防げる丈夫な材質でできています。そのため通気性が悪く、日中にテント内にこもった熱が夜も逃げずにとどまってしまうからです。

夏の日中に平地のキャンプ場でキャンプをしたところ外気温が35℃で、テント内が40℃になっていたなんて経験も…。

日が落ちてもテント内の温度は30℃前後とさほど変わらず。これではぐっすり眠ることはできませんよね。

夏の蒸し暑くて寝苦しいテントを涼しくする方法

①テントを日光から守るサイト選び

出典:本栖湖キャンプ場

夏のテント内の温度上昇を防ぐには、日光が当たる時間がなるべく少ない日陰の場所を選ぶことが重要になってきます。

林間サイトなどの木陰ができる場所を選び、テントやタープを設営するようにしましょう。平地のキャンプ場でも東側に大きな木がある場所を選ぶなどして少しでも日光を防ぐようにしましょう。

タープを張る位置も工夫しましょう。

②テントの設営は夕方に

出典:photoAC

日が落ちる前の夕方にテントを設営する方法も有効です。日中の日光によるテント内の温度上昇と、設営時に使う体力の消耗を防ぐことができます。

実際に夏のキャンプ場では夕方にチェックインして、テントを設営しているキャンパーが多いです。その日は少しでも涼しく過ごして、翌日に日中レジャーを楽しむなんて方法もありですね。

③テントのベンチレーターとキャノピーを活用しよう

出典:Coleman

キャンプで使用するテントの上部には内部の換気をしてくれる窓、ベンチレーターがついています。テントの下側からの空気が内部の暑い空気を上側に逃がしてくれます。

上部だけではなく、低い位置にもベンチレーターがついているテントもあります。より空気が循環してくれるので夏場にはおすすめです。

夏場のテントはこれだけでも随分涼しくなるので、ベンチレーターは常時開けておくようにしましょう。

出典:Coleman

テント内の暑い空気をさらに逃すために、ベンチレーターを利用するとともにテントの入口の日差しになる部分であるキャノピーを開けて外の空気をテント内に送り込ましょう。

インナーテントとフライシートの間を空気が循環し、テントの温度と湿度を適度に保つことにより結露を防ぐ効果もあります。

就寝時に防犯やプライバシーが心配であれば、下側だけ少し開けてみたり、平気であれば全開にしたりと調整して固定しましょう。

④サーキュレーターや扇風機を利用する

出典:CAPTAIN STAG

平地などのキャンプ場で日陰のサイトを選べなかった場合は、テントのメッシュパネルやベンチレーター、キャノピーも全開にして、さらにサーキュレーターを使用してテントの上側に向かって風を送り、暑い空気を強制的に外に排出するようにしましょう。

サーキュレーターと合わせて扇風機を使うと体の温度を下げてくれるだけではなく、さらに空気の循環が良くなり、湿気も防げます。1台だけではパワー不足の場合は複数台使うとより効果があります。電源サイトやポータブル電源があれば電源式の扇風機やサーキュレーター、無い場合は電池式を使うなど工夫しましょう。

⑤インナーテントを外す

出典:amazon

インナーテントを外して、メッシュパネルを全開。

テントをスクリーンタープのように利用するのも有効です。風の通り道が大きくなるので暑さを紛らわすことができます。

⑥テントの日陰部分に打ち水をする

テントの周辺の日陰部分に打ち水をするのも有効です。夏に家やお店の前や庭先で水をまいているのを見たことがあると思います。同じ原理でキャンプの時でもテント周辺に水をまくと水が蒸発する時に地面の熱を奪って温度を下げてくれます。

⑦テント内の人口密度を減らす

4人用のテントに4人就寝すると隣との間隔が狭くなりますよね。例えばツールームテントならテント内に2人、前室に2人と別れて寝るだけでも間隔が広くなるので随分涼しくなります。前室にはコットを使用して寝るなど工夫しましょう。

ツールームテントではなくても小型のテントを2つ用意するか、スクリーンタープを利用しても良いですね。

⑧コットを利用して風の通り道を作る

出典:snow peak

コットを使うことで就寝時に地面の熱が体に伝わるのを防いでくれるだけでなく、風の通り道ができるので涼しく快適に就寝することができます。ついでに地面にからの虫の侵入も防いでくれるので一石二鳥の方法です。地面からの高さがあるハイコットがおすすめです。

⑨冷感グッズを利用する

出典:Hilander

キャンプや車中泊用のインフレータブルマット用の冷感パッドです。このようなアイテムも合わせて使用するとより涼しさを感じることができます。

出典:LOGOS

画像は水に濡らすだけでひんやりするドライタオルです。首に巻いて使用しましょう。首の付け根付近には太い血管が通っているので、その近くを冷やすと体温を効果的に下げることができます。

出典:amazon

体を拭く冷感系のボディーシートは夏の必須アイテムです。熱帯夜の夜もシートで体を拭くだけでひんやり涼しく過ごすことができます。制汗スプレーや液体のローションタイプでも大丈夫です。結構効果があるのでぜひ試してみて下さい。

暑さ対策をしっかりと行って夏キャンプの熱帯夜を涼しく過ごそう

出典:snow peak

しっかりと暑さ対策を行えば、夏キャンプの暑いテント内を少しでも涼しく快適に過ごすことは可能です。ぐっすり睡眠をとることが出来ればキャンプをより楽しく過ごすことができます。ぜひ参考にしてみて下さい。

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yusan camp

東京都在住のおじさんキャンパーです。愛車のポップアップルーフ付きのデリカD5でアウトドアや釣りや車中泊を楽しんでいます。アウトドアの魅力をたくさん伝えていきたいです。