キャンプに軍手は危険!?その理由やおすすめの耐熱グローブをご紹介!

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出典: ブッシュクラフト.jp公式サイト

キャンプやバーベキューで手を保護するために欠かせない影の一軍アイテムがグローブ。

軍手だと100均やコンビニでお安く手軽に入手できるため使っている方が多いかと思いますが、用途によっては危険が伴うためキャンプ用の耐熱グローブが安全でおすすめです。

そこで今回は、「軍手が危険な理由」や「おすすめの耐熱グローブ」をご紹介!

これまで軍手を使って破れたり火傷しそうになったり、またこれからキャンプ用にグローブをお探しの方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

軍手じゃダメ・・・!?キャンプに最適なグローブとは?

出典:写真AC

100均やコンビニでお安く入手できる軍手は手軽に扱え汚れたら使い捨てできるので便利ですが、ナイフや火を扱うキャンプでは怪我のリスクが高く危険です。

その主な理由が以下の通りとなります。

  1. 生地が薄く破れやすいため怪我しやすい
  2. 熱が伝わりやすく火傷しやすい
  3. ツルツルと滑りやすい

綿(コットン)素材を使用した軍手は、テント素材に使われるほど難燃性や通気性に優れているのが特徴ですが、破れやすく熱が伝わりやすいためバトニングでナイフを使ったり火起こししたりするキャンプでは手を保護する役割を果たすことができず危険です。

出典:写真AC

また、手のひらに滑り止めの付いた軍手は作業時にグリップして掴めるので便利ですが、ゴムや樹脂素材が使われているので溶けて皮膚に付着したり引火したりする危険があります。

出典:写真AC

そのため、斧やナイフを使って薪をバトニングしたりフライパンやダッチオーブンなど高温になる調理器具を扱ったりするキャンプでは、丈夫で熱に強い素材を使用した専用のキャンプグローブが安全&快適でおすすめです。

キャンプに最適な耐熱グローブの選び方

出典:ブッシュクラフト.jp公式サイト

丈夫で熱に強いキャンプグローブには、素材や形状などさまざまな種類があり、何を基準に選んでよいか分からず迷ってしまいますよね。

そこでここからは、キャンプに最適なグローブを選ぶときにチェックしたいポイントをご紹介していきます。

ポイント①ナイフを扱う作業用や焚き火調理用など用途に合った「素材」を選ぼう!

出典:DOD公式サイト

キャンプグローブの素材には、主に「牛革」と「アラミド繊維」の2種類があり、それぞれ特徴が異なるので用途に合った素材を選ぶようにしましょう。

以下にそれぞれの特徴を解説していきます。

丈夫な「牛革」はナイフを扱う作業用途に最適

出典:グリップスワニー公式サイト

斧やナイフで薪を小割りにバトニングしたりブッシュクラフトで加工したりする作業用途には、厚みがあり丈夫な「牛革」製が最適です。

うっかり刃先が手に振れても軍手のように簡単に破れたりせず、しっかり手を保護することができます。

また牛革は、使用直後こそ硬く感じますが、使い込むほど手に馴染みフィットしてくるため、グローブを育てるという楽しさも!

インナー付きだと手入れが楽々!

牛革製は洗濯できないのがデメリットとなりますが、インナーが取り外せて洗うことができるグローブを選ぶことで、汚れが気になってもメンテナンスしやすく長年快適に使用することができるでしょう。

耐熱性に優れた「アラミド繊維」は焚き火調理に最適

出典:タラスブルバ公式サイト

耐熱性や強度に優れた「アラミド繊維」は、薪を焚べて焚き火の火力調整をしたり熱くなった調理器具を扱ったりする用途に最適です。

500度もの高温に耐えることができるアラミド繊維は、消防服や防弾衣、また宇宙服に採用されるほど熱や強度に優れているため、火傷のリスクが高い焚き火調理から手を安全に保護することができます。

また生地が比較的薄く伸縮性があるため手にフィットしやすく細かな作業に効果的であり、耐熱性に優れたシリコン製の滑り止めを採用したモデルなら斧やナイフをしっかりグリップできるので安全に作業することが可能です。

さらにアラミド製は洗濯できるので、汚れが気になってもメンテナンスしやすいのが嬉しいポイントとなります。

アラミド製グローブは保管時に注意が必要!

アラミド繊維は、長時間直射日光にさらすと変色しやすく強度劣化を起こす原因となるため、未使用時はテーブルに置きっぱなしにすることなく保管するようにしましょう。

ポイント②手首までガードできれば火の粉が飛んでも安心!

出典:スノーピーク公式サイト

キャンプグローブを選ぶときは、用途に合わせて手首の長さをチェックするのもポイントです。

手首までしっかり覆い隠せることができる「ロング」タイプなら、薪を焚べたり焚き火で調理したり火の粉が飛びやすい状況でも火傷のリスクを軽減させることができます。

また、軍手のような「ショート」タイプは着けたり脱いだりしやすく操作性に優れるので、テントの設営・撤収や薪割りなど細かな作業時に最適です。

軍手よりも安全&快適!キャンプグローブおすすめ7選

それではここから、キャンプで安全&快適に使用できるおすすめのキャンプグローブをご紹介していきます。

これまで軍手を使って危険な目に遭ったことがある人や始めてキャンプグローブを購入しようと検討されている方は、ぜひ参考に用途に合ったお気に入りを見つけてみてくださいね。

おすすめ①DOD アツイノイケルシランケド

出典:DOD公式サイト

アラミド繊維を使用し火起こしや薪を焚べるときの安全性を高めたDODの「アツイノイケルシランケド」。

消防服にも採用される特殊な耐熱素材を使用し、500度に最大15秒耐えることができます。

出典:DOD公式サイト

長い袖口を設けているので手首までしっかり熱から守ることができ、遊び心のあるシリコングリップ加工で滑らず持つことが可能。

肌触りのよい綿素材を内側に使用しているので装着感がよく、汚れても洗濯機で洗うことができます。

サイズ フリー
素材 外生地:アラミド
内生地:コットン
耐熱温度 外生地:500度(15秒以内)
シリコングリップ:200度

DOD アツイノイケルシランケドの購入者レビュー

・他社の耐熱グローブはすぐ穴が開きましたが、これは安心して使えています。
・耐熱性は、炭も薪もササッと動かすのは楽勝!長さもあって火傷するリスクは非常に低い。

おすすめ②キャプテンスタッグ ソフトレザーグローブ

出典:キャプテンスタッグ公式サイト

Amazonで圧倒的な人気を誇り初めての焚き火グローブに最適なキャプテンスタッグのソフトレザーグローブ。

柔らか仕上げの牛革を採用し、内側には肌触りの良い綿素材を使用しているので装着感に優れます。

出典:Amazon

汎用性の高いショートタイプで使い勝手がよく、重量わずか190g(Lサイズ)と非常に軽く持ち運ぶことが可能。

S・M・Lの3サイズを展開し、手の小さな女性から大きな男性まで最適なサイズを選ぶことができます。

サイズ S:全長245mm、中指の長さ70mm、手のひら周り200mm
M:全長260mm、中指の長さ75mm、手のひら周り225mm
L:全長260mm、中指の長さ80mm、手のひら周り245mm
素材 牛革
重量 S:約140g
M:約180g
L:約190g

キャプテンスタッグ ソフトレザーグローブの購入者レビュー

・軍手で作業していましたが、とても熱く火が移ったときに危険だなと思いこちらを購入。生地も分厚く火元で作業していても熱さがかなり軽減されました。
・柔らかめの素材でゴワゴワしていないので使いやすい。

おすすめ③ブッシュクラフト 焚き火グローブ

出典:ブッシュクラフト.jp公式サイト

日本で最初のブッシュクラフト専門企業である「ブッシュクラフト.Inc」から発売されている焚き火グローブ。

しなやかなオイルレザー仕上げの床革で作られ、焚き火や調理時に熱から手を守ることができます。

出典:ブッシュクラフト.jp公式サイト

軍手のように脱着しやすいショートタイプで使い勝手がよく、ほどよい厚みで手指が動かしやすく細かな作業にも対応可能

裏地付きで装着感も高く、内縫いになっているので熱により縫い糸が焼き切れることがありません。

サイズ M:全長約23.0cm、中指の長さ約8.6cm、手のひら周り約24.0cm
L:全長約25.0cm、中指の長さ約9.0cm、手のひら周り約26.0cm
素材 牛床革(オイル加工)
重量 約225g/組

ブッシュクラフト 焚き火グローブの購入者レビュー

・自然にスッと使える無骨さが最高!耐久性も抜群です。
・着火した薪や炭の移動も問題なかった。

おすすめ④グリップスワニー キャンプグローブ G-70

出典:グリップスワニー公式サイト

170年以上もの歴史を誇りワークグローブの老舗ブランドとして多くのキャンパーに愛用されているアメリカ発「グリップスワニー」の定番キャンプグローブ。

タフに使える1.3mm厚の牛革を使用し、薪割りや火起こし・焚き火調理時に大活躍します。

出典:グリップスワニー公式サイト

SサイズからXLサイズまで幅広くラインナップしているほか、KIDSサイズも展開

ビギナー用キャンプグローブとしておすすめです。

サイズ S:23cm、M:24cm、L:25cm、XL:26cm
素材 牛革100%
タイプ ショート

グリップスワニー キャンプグローブの購入者レビュー

・脱着しやすくアウトドアには最適!厚みもあり熱いものにも対応します。
・まさに使えば使うほど手に馴染む。馴染ませるために無駄に使い倒したい。

おすすめ⑤スノーピーク ファイヤーサイドグローブ

出典:スノーピーク公式サイト

焚き火や調理・後片付けなど幅広い用途に重宝するスノーピークのファイヤーサイドグローブ。

ケブラー糸を使用したスエード革により耐熱性が高く、焚き火の火起こしやダッチオーブン料理に大活躍します。

出典:スノーピーク公式サイト

インナーグローブにも難燃素材を使用し、取り外して洗えるのが嬉しいポイント。

一生物のキャンプグローブをお探しの方におすすめです。

サイズ 全長340mm
素材 アウター:スエード革(ケブラー糸使用)
インナー:ポリエステル・コットン(表地難燃繊維使用)
タイプ ロング

スノーピーク ファイヤーサイドグローブの購入者レビュー

・インナーもついていて、防熱性・質感はさすがスノーピークということでかなり良い。
・当方手が大きい方ですが、しっかり指が入ります。女性には少し大きいかも。二重グローブなので強いですね。

おすすめ⑥ペトロマックス アラミドプロ300グローブ

出典:Amazon

クラシカルなデザイン性の高さが魅力的なドイツ発老舗灯油ランタンメーカー「ペトロマックス」のキャンプグローブ。

耐熱・耐火性や強度に優れたアラミド繊維を使用し、約300度まで耐えることができます。

出典:Amazon

海外仕様でサイズ感に余裕があり、これまでサイズの合うグローブがなく困っていた手の大きな男性におすすめ

薪を焚べたり熱いダッチオーブンを持ったりするなど耐熱性を重視したグローブをお探しの方に最適です。

サイズ フリーサイズ
素材 アラミド繊維
タイプ ロング

ペトロマックス アラミドプロ300グローブの購入者レビュー

・焚き火、BBQ、家庭での鍋つかみ、花火などなどとっても重宝しています。
・写真の見た目よりも長く、安心して使える長さです。少し大きめに作られているようで男性でも余裕があります。

おすすめ⑦タラスブルバ ファイアシールド アラミドニットグローブ

出典:タラスブルバ公式サイト

1976年に誕生し、40年以上もの歴史を誇る日本のアウトドアブランド「タラスブルバ」から発売されているアラミドニットグローブ。

火の粉に強く燃え広がりにくいアラミド繊維を採用し、軍手のようなフィット感を得ることができます。

出典:タラスブルバ公式サイト

手首から約10cmほど長さがあり手首までしっかりガードすることが可能。

手のひら部分にシリコンの滑り止めが施されているので掴みやすく、作業時に高い効果を発揮します。

サイズ フリーサイズ(24〜26cm)
素材 外側:アラミド100%、内側:綿100%
タイプ ロング

コスパ重視ならワークマンのグローブがおすすめ!

出典:ワークマン公式サイト

キャンプデビューを果たした初心者キャンパーにとって、装備品を揃えるにはお金が掛かって悩みもの・・・。

最初はお試しでお安い商品を選びがちですが、すぐ破れたり壊れたりするのも困りものですよね。

そんな初心者キャンパーにおすすめなのが、コスパに優れたワークマンの牛床革手袋

丈夫で熱に強く柔らかい牛床革を使用し、安全に使用できるセミロング丈で洗濯可能と機能満載でありながらお財布に優しい低価格で購入することができ、初めてのキャンプグローブにおすすめです!

出典:ワークマン公式サイト

EXTRAGUARD TAKIBI 牛床革手袋の詳細を、ワークマン公式サイトでチェック!

まとめ

今回は、キャンプで安全&快適に使用できるおすすめのグローブをご紹介してみました。

手軽に入手できる軍手は薄く破れやすいのでナイフを扱うキャンプでは怪我のリスクが高く、熱が伝わりやすいので火傷する危険性があるため、丈夫で耐熱性に優れた牛革やアラミド繊維のグローブがおすすめです。

今回紹介したおすすめ商品を参考に、キャンプグローブを手に入れて安全&快適なキャンプを楽しんでみてくださいね!

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ZEEN

元アウトドアショップスタッフのZEENです。人類が月面着陸した時代に大阪の橋の麓で生まれました。山の魅力にどっぷりハマって早15年。山頂キャンプをこよなく愛し、浅く・広く・ゆる〜く♬アウトドア活動に励んでいます。接客経験や実体験を元に、役立つアウトドア情報を発信していきます!